妖怪のヒーローアカデミア   作:座右の銘は天衣無縫

12 / 20
普通、騎馬戦って団体戦だった気がするんですが、気のせい? アッ、ハイ。

 

『Heyイレイザー! 寝てる場合じゃないぜ! 騎馬が組み終わった!』

 

『ん、ああ…………なるほどな。 結構面白いチーム分けになったじゃないか。』

 

射命丸チーム 射命丸、緑谷、麗日、常闇

所持ポイント 10000510ポイント

 

爆豪チーム 爆豪、切島、芦田、瀬呂

所持ポイント 645ポイント

 

轟チーム  轟、飯田、八百万、上鳴

所持ポイント 595ポイント

 

葉隠チーム 葉隠、耳郎、砂藤、口田

所持ポイント 370ポイント

 

峰田チーム 峰田、蛙吹、障子

所持ポイント 405ポイント

 

物間チーム 物間、円場、回原、黒色

所持ポイント 285ポイント

 

鉄哲チーム 鉄哲、骨抜、泡瀬、塩崎

所持ポイント 690ポイント

 

拳藤チーム 拳藤、柳、小森、取蔭

所持ポイント 205ポイント

 

小大チーム 小大、凡戸、吹出

所持ポイント 150ポイント

 

角取チーム 角取、鎌切、宍戸、鱗

所持ポイント 175ポイント

 

心操チーム 心操、尾白、床田、発目

所持ポイント 290ポイント

 

こうして作られた騎馬は十一騎。

全員が騎馬を組み終えた事を確認したマイクが騎馬戦開始のカウントダウンを始める。

 

『さァ! てめぇら準備は出来てるな!? 出来てなくても知ったこっちゃねェ! 始めるぜ、十五分のバトルロワイヤル! カウントダウン! 3! 2! 1! スターート!!』

 

開幕と同時に数騎が射命丸チームに向かって来る。

 

「ひい、ふう、みい…………いやー、人気者っていうのも辛いもんですね。」

 

「そんな事言ってる場合!? 後ろからも来とるんよ!?」

 

「ええ、知ってますとも。 囲まれると面倒なので逃げましょうか。」

 

「わ、分かった。 けど、良いの?」

 

「ええ、最後の十秒で掻っ攫いますから。」

 

と、会話もそこそこに段々狭まる包囲網から逃げるために走り始めようとするが、そこは流石のヒーロー科。

すぐさまB組の骨抜が個性で地面を沼のように柔らかくし、射命丸チームの動きを止める。

 

「あやや、早速ですか。 麗日さん。」

 

「OK! 全員触ったよ!」

 

麗日の個性で麗日自身以外の重さを無くす。

 

「それじゃあ…………よいしょぉ!!」

 

気合いのこもった声と共に翼を広げて騎馬を地面から引っ張り上げる。

周りのチームはそれを見る事しか出来ない。

 

『Wow!! 射命丸チーム飛んだー!! 因みにコレ、ルール的にアリか!? ミッドナイト!』

 

「アリよ! ルール違反はしてないわ!」

 

『このまま上空待機が最も合理的だが…………無理だな。』

 

麗日のキャパ的な問題と観客からのブーイングの問題で、と心の中で続ける相澤。

 

『それに、飛べるのは射命丸だけじゃねぇしな。』

 

「クソナードにカラス女ァ!! その1000万、寄越せやぁ!!」

 

『爆豪も飛んだー!! 射命丸チーム目掛けて一直線!』

 

「かっちゃん!?」

 

両手の汗を爆発させ空を飛んで射命丸チームに迫る爆豪。

 

「常闇さん、ガード! 数秒耐えれば取り敢えずは戻るはずなので!」

 

「了解した!」

 

射命丸が指示を出し、常闇がダークシャドウで爆豪の妨害をする。

 

『イタイヨ!』

 

「チッ。」

 

ダークシャドウが目に涙を浮かべながら爆豪の爆破をガードする。

 

「そのまま落ちちゃって下さいね。 風符『天狗道の開風』」

 

「!?」

 

爆豪の動きが止まった瞬間、射命丸は風を操り、爆豪を真下に吹き飛ばす。

 

「舐めんなァ!!」

 

このまま地面に叩き付けられるかと思いきや、両手の爆破で体勢を立て直し、減速する。

 

「カウント、残り5!」

 

「やべっ! 爆豪!」

 

ミッドナイトのカウントに慌てて瀬呂がテープで爆豪を騎馬の上に戻す。

 

「13、14、セーフ! 爆豪チーム、セーフよ! それと、射命丸チームの射命丸さんの妨害も騎馬を崩すためのものでは無いのでセーフ!」

 

「危ねーー!! マジでギリギリじゃねぇか! おい、爆豪! 次からは行くときはちゃんと合図しろよ!」

 

「るっせぇ!! 俺に指図すんな! テメェ等が俺に合わせろ!」

 

切島が爆豪に抗議するも爆豪は聞く耳を持たない。

 

「あややや、あのまま落ちてポイント没収されてれば楽だったんですが。 そう上手くは行きませんか。」

 

「射命丸、策士か。」

 

「空中戦で負けるわけにはいきませんからね〜。 それに今ので私に対して空中戦をしようとするのなんて爆豪さん以外は居なくなるでしょうし。 その爆豪さんもハチマキ、B組の人に取られたっぽいですし、暫くは大丈夫でしょう。 さて、そろそろ一回下りましょうか。 ブーイング飛んでくるのもイヤですし。」

 

「と、なればあの辺りが良いんじゃないかな。」

 

緑谷の目線の先には余り騎馬がおらず、空白地帯になっている。

 

「分かりました。 周囲の警戒お願いしますね。」

 

そう言って高度を落とし始める。

それを見た他の騎馬達も慎重に進み始めた。

先程の爆豪の撃退を見て、下手に行動に出たら返り討ちにあうだけだと思い、暫くは様子見に徹する事にしたのだ。

 

だが、その中で一騎だけ近付いてきた。

 

「…………こんな序盤から仕掛けてきますか、轟さん。」

 

「まあな。 お前の事だ、どうせ最後の最後で機動力活かしてハチマキ持ってくつもりだろ。」

 

轟チームだ。

 

「ええ。 ま、好都合ですね。 A組の騎手の中ではあなたと爆豪さんは私の速度に反応できる可能性がありましたからね。」

 

「そうだな。 そろそろやるか。 その1000万、貰うぞ。」

 

「どうぞどうぞ。 取れるものなら、ですけどね。」

 

轟は冷気を発し、射命丸の周りには風が吹き始める。

現時点、A組最強クラスの二人のバトルが始まろうとしていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

一方、爆豪チームは射命丸に撃退され、騎馬の上に戻った爆豪は死角に潜んでいたB組の物間にハチマキを奪われていた。

 

「単純なんだよ、A組。」

 

「あ゛あ゛!? んだテメェ! 返せクソが!」

 

気付いたときには時既に遅し。

ポイントを奪われた爆豪チームの持ちポイントはゼロになった。

 

「おや、確か君、『ヘドロ事件』の被害者だったよね? 有名人じゃないかぁ。 今度、参考までに聞かせてよ。 年に一度ヴィランに襲われる気持ちってのをさ。」

 

そして物間が爆豪を煽る。

怒らせる事で判断力や思考力を奪おうという作戦だ。

そして人一倍沸点の低い爆豪はキレた。

 

「切島ぁ、予定変更だ。 カラス女とデクの前にこいつら全員……殺すぞ…!」

 

「いや、待て爆豪! 落ち着け! ヒーロー志望が人を殺そうとするなよ! 冷静になれ!」

 

「あ゛? 今の俺はすこぶる冷静だ。 進め切島ぁ!! アイツ等全員ブッ殺ス!!」

 

「それの何処が冷静なんだよ!」

 

切島がツッコミを入れるも完全にブチ切れた爆豪の目には物間しか映っていない。

 

「ああ! もう仕方ねぇな! 俺等でサポートするしかねぇ! 頼むぞ、瀬呂、芦戸!」

 

それを見た切島は爆豪の説得を諦め、ハチマキを物間チームから奪い返す事にした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

氷が壁を作り、風がそれを穿つ。

粉々になった氷は風に舞い上げられ、キラキラと太陽の光を反射しながら消えていった。

 

射命丸と轟の個性のぶつかり合いである。

 

「麗日さん。 限界まであと、どれ位ですかね?」

 

「えっとぉ、さっきと同じ位飛んでるなら二回かな。」

 

「二人だけを浮かせる場合には?」

 

「なら、三………ううん、四回イケる!」

 

射命丸が目の前の轟チームから目を離さないまま麗日に質問する。

返ってきた答えを聞いて悩む。

 

(四回ですか。 ならもう少し粘って中盤になったら一度離脱しましょうか。 出来ればハチマキ取っちゃいましょう。)

 

「ちょっと厳しいですが、攻めます。 轟チームのハチマキを取るか、残り八分位になったら離脱します。 基本はダークシャドウと私による中距離からの奇襲で。 氷結と放電対策で余り近付かないようにお願いします。」

 

「分かった。」

「うん!」

「了解だ。」

 

「氷結と放電を喰らった時は私は上に逃げます。 放電なら暫くすれば治りますが、氷結の場合はダークシャドウが氷を壊して動けるようにして下さい。 出来れば15カウント以内で。」

 

「ワカッタ!」

 

射命丸が基本方針を伝え、臨戦態勢を取る。

 

 

「基本は騎馬戦開始前に伝えた通りだ。 兎に角、射命丸の機動力を奪う。 その為にも頼むぞ。」

 

「ああ。」

「分かりましたわ。」

「分かっているとも。」

 

既に方針は伝えてあった轟チームも臨戦態勢となる。

 

 

「それじゃあ、いざ尋常に…………勝負!!」

 

射命丸の声と共に二つのチームが動き始めた。




ヒロアカの映画見に行きたいのに忙しくて行けそうに無い。

劇場版ですが、内容次第では書こうと思ってます。
まあ、あんまり期待せずに待ってて下さい。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。