妖怪のヒーローアカデミア   作:座右の銘は天衣無縫

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お待たせ。

あややのヒーローネーム考えてたら意外と思いつかなくて遅くなりました。
募集したいけど、匿名投稿だから出来ないとかいう自業自得。


表彰式

 

試合が終わり、大の字に倒れた射命丸を心配して担架ロボが来たが、それを見た射命丸が弾みをつけて起き上がり、観客全員から『立てるんかい!!』とツッコミを入れられる等の事はあったが、無事に全種目が終わり、表彰式へと移る。

 

「それではこれより、表彰式に移ります!」

 

ミッドナイトのアナウンスでそう告げられ、表彰台の上に立つ四人にスポットライトが当てられる。

 

三位、轟焦凍及び常闇踏影。

二位、爆豪勝己

そして優勝、射命丸文。

 

轟と常闇はしっかりと前を向き、爆豪は舌打ちしてからズボンのポケットに手を突っ込んでそっぽを向き、射命丸は会場中に笑顔で手を振っている。

 

射命丸文。

自分の立てた計画はキッチリと最後までやり通すタイプである。

 

なお、後日マスコミや知らない人から声をかけられることも予想済みである。

アフターフォローも忘れない。

 

「メダル授与よ! 今年、一年生にメダルを贈呈する人はもちろんこの人!!」

 

「私が! メダルを持って「我らがヒーロー、オールマイトォ!!」持ってきたんだけ…ど……なぁ。」

 

メダル授与の為に登場したオールマイトと司会をしていたミッドナイトの台詞が完全に被ってしまい、落ち込むナンバーワンヒーロー。

それにミッドナイトが手を合わせて謝る。

 

「ま、まあ気を取り直して…………メダル授与だ!! では第三位! まずは常闇少年!」

 

同率三位の片方、常闇の前に行き、銅メダルを常闇の首にかける。

 

「実に良い健闘っぷりだったが、弱点対策も忘れずにね。 弱点を突かれてヒーローが立ち往生なんて笑い話にもならないぞ。」

 

「無論、これからも懸命に励む所存。」

 

「うむ! 頑張りなよ! 続いて同率三位! 轟少年!!」

 

同じ様に轟の首に銅メダルをかけた。

 

「憑き物が落ちたような顔じゃ無いか! 今の君なら多くの人を救えるヒーローになれるだろう。」

 

「いや、まだ色々とやらなきゃいけない事があるんです。 それを全部終わらせたら…………その時こそ今の言葉が分かる気がする。」

 

「そうか。 だが、今の気持ちは決して忘れずにね。 それはとても大事なものだ。 気張れよ! そして第二位、爆豪少年!」

 

一段上がって爆豪の前に立つオールマイト。

銀メダルを首にかけようとすると爆豪はそれを手で弾いた。

 

「いらねぇよ。」

 

「ム! 何でだい!? 十分に立派な結果じゃないか!」

 

「オールマイト、俺が欲しいのはトップだけだ。 それ以外なんざ世間が認めようが俺が認めねぇ。 そんなモン、ゴミと同然なんだよ。」

 

「わお、超ストイック。」

 

「るっせぇ! 黙れクソカス死ね!」

 

「なるほど。 ならば、これは君が今回の悔しさを忘れない為に持っておきなよ!」

 

「いらねぇって言ってんだろ!」

 

「HAHAHA!! いらなくても押し付けるさ! 受け取りたくないなら家に送っておこう!」

 

「…………チッ」

 

どう考えても、押し付けられる事を察した爆豪は銀メダルを奪い取り、さっさとポケットに入れた。

 

「ウム! そして、優勝!! 射命丸少女!!」

 

「はいっ!」

 

「正直に言って君の今の実力は既にプロでも通用するレベルだと思う! けれど、ヒーローを目指すからには慢心せずに更に上を目指して欲しい。」

 

「Plus Ultraですか。」

 

「その通り! Plus Ultraだ。 是非とも頑張ってくれ!」

 

そう言って射命丸に金メダルをかけ、肩を叩くとカメラの方へと振り返った。

 

「皆さん! この大会で彼らが示した通り、次の世代の優秀な金の卵達は着々とその力を伸ばしています! そして、彼らを見て、また新たな金の卵達が産まれる! 次世代の芽は常に何処かで育っているのです! それでは最後に一言! 皆さんご唱和下さい! せーの!」

 

「「「「プルス『お疲れ様でした!』ウル……………えっ!?」」」」

 

「そこはPlus Ultraでしょ!? オールマイト!」

 

「ああいや、疲れただろうなと思って。 それに開会式で射命丸少女がやってたし。 被るかなぁって。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ピッ

 

薄暗い部屋の中、数少ない光源だったテレビが消され、部屋が更に暗くなった。

 

「………あの糞ガキ生きてたのかよ。 その上、雄英体育祭優勝だと……!? あー、あー、あー、あーー! ムカつくなぁ。」

 

ソファに寝っ転がりながら首を掻くのは先の雄英高校襲撃事件の首謀者、死柄木弔。

 

「ふむ、あれが弔の言っていた生徒か。 惜しいねぇ。」

 

そして、モニターに映るコードのような物を沢山繋がれた人影。

 

「惜しいって何がだよ、先生。」

 

「あの娘の目はね、歪んでいた人間の眼だよ。 もう少し早く会えていれば確実にこちら側に引きずり込めたんだろうが。 いやはや、やっぱり努力は惜しむものでは無いねぇ。 だが、後悔しても仕方無い。 さて、ヒーローの卵があれほどアピールしていたんだ。 君も負けるわけにはいかないだろう?」

 

「………ああ、そうだな。 あっちがあんだけ派手にやったんだ。 こっちだってど派手にやんなきゃな。」

 

「ふふ、その通りさ。 舞台と道具はこちらで準備しよう。 魅せてくれよ、次世代のヴィラン君。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「たっだいまー!!」

 

群がるマスコミを『今日は疲れてるんで』ですり抜け、帰宅した射命丸。

 

玄関のドアを開ければ既に漂ってくる酒の匂い。

 

その匂いに苦笑いしつつ中へと入って行った。

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