Fate/Ultimate Fleet 運命の舵輪は廻る 作:大極光
遅くなりました(課題殺しとISの方で手一杯でした…)
三人称side
敵の宝具を何とか軌道をずらすことに成功したレーベだったが…
マックス『同志!? くそ! 少佐! 何とかならんのか!? 』
その際、軌道改変の要因になったレーベは超重力電磁防壁のキャパシティを上回るエネルギーをその身に受け、意識不明だった。
少佐『今ハボクックを
傷はいずれ癒えるはずです! しかし…』
ハボクックの
マックス『それまでやつが待ってくれるわけないか…』
だが敵がはいそうですか、と待ってくれるはずがない。
迎撃しようにも美遊は放心状態になっていた。
無理もない、レーベがビットを使い、威力を減衰させたにも関わらず、地面は裂け、凛達が隠れていた橋は真っ二つに割られていた。
その事に衝撃を受けているのだ。
凛とルヴィアも美遊と同じく固まっており、イリヤは…
イリヤ「お兄ちゃん…?
いや… いやだよ… ねぇ、目を開けてよ…」
自身の兄が倒されたことにより、完全に戦意を喪失していた。
マックス『ええい! どうすんだこれ!? イリヤ達は固まってるし、同志は起きないし!』
少佐『とにかく、生きているビットで防壁を張るしかありません!
…ん? 』
マックス『? どうした少佐? 』
少佐『おかしいです、大佐殿の意識の存在が確認出来ません!』
マックス『はあ!? 意識がないならまだしも存在が確認出来ないって… 何がどうなってんだよ!? 』
少佐『(前にもこんなことがあったはず… まさかとは思うが姉さんが? )』
レーベside
同時刻
レーベ「あ… ああ… ここは? 」
僕が目を覚ますと見慣れた光景、少佐の作成した空間が広がっていた。
だがそこに少佐やマックスはおらず、中央のテーブルには…
???「久しぶりね、パパ」
僕が初めて超兵器の能力を使った日に会った、僕をパパと呼ぶ銀髪の少女が座っていた。
レーベ「そうだね、でも悪いけど今はそんな事に構っている余裕は無いんだ、早く意識を戻してくれないか…
超兵器グロース・シュトラール? 」
グロース「ありゃ、バレてた? 」
レーベ「パパって言葉が設計者を意味するなら、僕が設計・開発を任された兵器の中で唯一自我を持ちそうなのが君くらいだったからね」
超兵器、本当に謎が多い、まさかとは思ったが意識を持っていたとはね…
グロース「やっぱりパパには隠し通せるわけないか、まぁいいけど。
あと私の事はシロって呼んでね」
良いのかよ… まぁいい、そんな事より今はあの敵を倒すことが先決だ。
シロが僕をここに呼び出したって事は現状を打開する何かがあるのだろう。
レーベ「分かったよシロ。
それで、君はこの非常時に僕を呼び出して、一体何がしたいんだい? 」
シロ「そうね、私が聞きたいのは逆になんでそんな非常時になってるのかってことかな?
パパは超兵器の力を行使できるんでしょ? 」
レーベ「出来るけどそれが? 圧倒的な防御力を誇る超兵器はないよ? 」
あったら苦労しないよ…
シロ「はあ… 違うよパパ、私が言いたいのはなんで超兵器の能力を攻撃に使わないの?
今パパ達が使っている継続回復や武器転送なんて超兵器機関の副産物よ?
超兵器の本質は特殊な能力じゃなく『破壊』、この2文字に尽きるわ、なのにパパは超兵器を攻撃に使わな…
まさかとは思うけどやり方知らない? 」
シロは僕にそう聞いてくる。
レーベ「知らないね。
あるの? 超兵器を攻撃に使える方法が? 」
シロ「(あの子が伝えてなかったのね、心配性だこと)うん、あるよ、でもパパが知らないんじゃ仕方ないね、私が一緒に戦ってあげる」
そう言いつつ立ち上がり、僕に近づいてきた。
シロ「行きましょ、この世界の超兵器の指揮官たるパパをこんな目に合わせた奴に、引導を渡しに」
シロはそう言って僕を抱きしめる。
レーベ「う… あ…」
またこれかよ、何回こうやって目覚めればいいんだよ…
イリヤ「お兄ちゃん!」
おっと。
僕はイリヤが抱きついて来たので受け止める。
イリヤ「大丈夫…なの…? 」
レーベ「うん、そっちこそ怪我はない? 」
もしこれで怪我でもされてたら僕の苦労が無駄になるしね…
イリヤ「うん! 大丈夫! ありがとうお兄ちゃん」
なら良い…
少佐『大佐殿! 今までどちらに!? 』
勝てるカードを取りに行ってた。
マックス『ほう? で、そのカードっのは…』
シロ『へぇー、なかなか居心地いいね、ここ』
マックス『はぁ!? 誰だお前!? 』
シロ『そういうのってまず自分から名乗るものじゃないの?
まあ、それは置いといて…
パパ、動ける? 』
うん、どうやら少佐がハボクックで治療してくれていたようだ。
動けるよ。
シロ『分かった、じゃあパパ、行くよ!』
了解!
っとその前に…
レーベ「イリヤ、下がってて、ちょっと行ってくる」
イリヤ「え!? だ、ダメだよ! 勝てっこないよ!」
イリヤが涙目でそう言ってくる。
たしかに逃げるのが最善の選択肢なのかも知れない。
だが…
レーベ「大丈夫、勝算はあるよ」
イリヤをこんな目に合わせたあの騎士様に引導を渡してやる!
マックス『殺ってやるぜ!』
少佐『さあ、第2ラウンドです!』
シロ『行くよパパ! さっき教えたからやり方は分かるよね!? 』
もちろん!
レーベ「
僕がそう言うと、
敵確認 解析完了
クラス セイバー
真名 アルトリア・ペンドラゴン
宝具
さっきの攻撃の正体はこれだな、対抗戦術を作成開始
現有戦力での撃破… 可能
よし!
少佐、こちらの損害は?
少佐『大佐殿が敵の攻撃を弾く時に使った6機が大破、修理は不能と思われます。
加えてビームマグナムが蒸発しました』
なかなか酷いな…
まぁいい、少佐、ビットは予備を投入、36機を少佐の指揮下に回す、僕には6機を回してくれ。
少佐『了解です、手持ちの武器はどうしますか? 』
これで行く。
僕は白衣のポケットにしまってあったルガーP08とワルサーP38を取り出す。
少佐『正気ですか!? ビームマグナムすら減衰してあのバイザーを破壊するのがやっとでしたよ! 』
十分正気だよ、まあ見ててよ。
シロ、照準補正よろしく。
シロ『あいあいさー!』
三人称side
レーベ「ビット6機、照準」
レーベがそう言うとビットはレーベの前で六角形を作るように展開する。
普通ならビット程度の火力では敵の魔力の霧を突破することは出来ないが…
レーベ「βレーザー、γレーザー、発射!」
ビットから飛び出したのはこれまでとは桁違いの出力を誇るレーザーだった。
6機中3機からは菱形を半分にわったような形を描く3本のレーザーが、残りの3機からは8本のレーザーが放射状に発射され、33本が敵に殺到する。
そして…
ビューン!
魔力の霧をものともせず、全てのレーザーが敵に突き刺さる。
美遊「す、すごい…」
離れたところでそれを見ていた美遊はそう呟く。
凛「あの出力… もはや魔術の域ではないわね…」
サファイア「はい、未知の科学技術と思われます」
その会話の間も、戦闘は続く。
レーベはビットで敵を攻撃する。
レーベ「沈め!」
レーベが撃った拳銃のレーザーは誘導荷電粒子砲となって敵に襲いかかる。
しかしそれは敵の魔力の霧によって阻まれる。
だが失敗では無かった。
ビューン!
直後、敵の背後から12門のβレーザーが突き刺さる。
少佐麾下のビット12機である。
少佐『まだ倒れませんか…』
敵もお返しとばかりに斬撃を飛ばすが、装甲白衣の強化された超重力電磁防壁で難なく弾かれる。
マックス『すげぇ…』
シロ『ホントはこんなに強くはないんだけど…
さすがパパ、基本性能がすごいよ』
少佐『こちらの攻撃は易々と貫通し、敵の攻撃は絶対防御…
決まりましたn… !?
も、目標に高エネルギー反応! 先程の高出力攻撃と思われます!』
少佐がいい感じにフラグをたてると、敵は2度目の宝具使用に踏み切る。
レーベ「少佐、予備のビームマグナムを転送してくれ」
少佐『は、はい!』
レーベはポケットに拳銃をしまい、少佐から送られてきたビームマグナムを構える。
レーベ「シロ、準備は良い? 」
シロ『いつでも!』
レーベはそれを聞くと…
レーベ「超兵器機関 出力制限
すると、レーベから紫色のオーラのようなものが出現する。
同時に…
「
敵の宝具が放たれる。
しかし…
レーベ「
レーベはビームマグナムの引き金を引く。
その攻撃はレーベが放った光の奔流とぶつかり、僅かに拮抗する。
本来ならば光学兵器とはいえ、現代兵器が勝てるはずが無かった。
しかし、超兵器ともなれば話は別だろう。
超兵器が作り上げた神話は今も尚、たとえそれが別世界であったとしても…
ピシッ…
衰えることは無かった。
ドォーン!!
敵が放った攻撃はレーベの攻撃にかき消され、そのまま敵を焼き払った。
その時の爆風は凄まじく、周りはさながらクレーターのようになっていた。
同時に紫色のオーラが消え、全ての兵器がレーベが作り上げた当時の姿に戻る。
ちなみに爆風は少佐が防いだのでイリヤ達に影響は無い。
マックス『ん? 同志、なんか飛んできたぜ? 』
マックスの示した方向を見ると、爆風に飛ばされてきたであろうカードが降ってきた。
レーベはそれを捕まえ、まじまじと眺める。
レーベ「これがあるって事は、状況終了で良いのかな? 」
シロ『うん! お疲れ様、パパ』
マックス『完全勝利UC』
少佐『いや違いますよ!? 』
レーベの脳内でそんな会話が繰り広げられていると…
イリヤ「お兄ちゃん! ここ崩れるから戻ろうよ! 」
レーベ「はいよ」
こうして、レーベの初出撃は幕を閉じる。
レーベ「作者が2体目の星五をゲットしたらしいよ」
マックス「ほう? で、どいつなんだ? 」
レーベ「確かカルナだったかな? 」
マックス「またランサーかよ、あいつアーチャーに恨みでも…」
レ・マ「「あ、あった、ついでに僕(俺)達も」」
少佐「…あなた方、ギル氏へのヘイト高すぎませんか…? 」
私のヘイトはFGOの乱数にすら干渉するようです。
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