Fate/Ultimate Fleet 運命の舵輪は廻る   作:大極光

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こんばんは皆様、大極光です。

まだレーベは再軍備中です。

人物紹介

初春翔

読み方ははつはるかける、姓名ともによく読み間違えられる。
容姿は所謂イケメンであり、クラスのみならず学校全体で人気が高い。
なお、妬みの対象にもなる。
本ssの一成枠でレーベとも仲が良い。


第8話 初陣

ルビー「新生カレイドルビー プリズマイリヤ!! 爆誕!」

 

イリヤ「なにこれ!? ホントに魔法少女なの!?

恥ずかしいし、なんかすごくみっともない!」

 

おまけに外に出ちゃってるし!

 

ルビー「いえいえキマってますよ! やはり魔法少女はローティーンがベストマッチですね!

どこぞの年増魔法少女もどきとは大違いです!」

 

???「誰が年増だって? 」

 

だ、誰!?

 

ルビー「おや誰かと思えば凛さん、生きてたんですね~」

 

振り向くとそこにはお兄ちゃんより少し年上くらいの女の人がいた。

 

凛「ええおかげ様でね… 本当に生きてるのが不思議なくらいだわ…」

 

な、何があったの…

 

凛「こっちへ来なさいルビー!

誰があんたのマスターなのかみっちり教えてあげるわ!」

 

ルビー「わたしのマスターですか?

そんなの教えられるまでもありませんよ。

こちらにおわすイリヤさんこそがわたしの新しいマスターです!」

 

凛「はぁ!? ちょっとあんた…?」

 

イリヤ「ち、違います! 詐欺です! 騙されたんです!」

 

望んでこうなったわけじゃないし!

 

凛「あー、だいたい分かったわ… とりあえずそれ返してくれる?

ろくでもないものだけどわたしには必要なのよ」

 

イリヤ「は、はぁ… どうぞ」

 

良かった、これで丸く…

 

凛「…ん? 」

 

あ、あれ!?

手が離れない!

 

ルビー「無駄ですよお二人さん。 既にマスター情報は更新済みです。

本人の意思に関わらずわたしが許可しない限りマスター変更は不可能です!」

 

収まらなかったー!?

 

凛「へぇ… 随分な真似してくれるじゃない…

それなら今すぐマスター変更したくなるようにしてあげるわ…」

 

ルビー「相変わらずですね…

そんなにあの服が恋しいのですか? 」

 

凛「恋しいわけあるか!!

あんなもの人に見られたら自殺ものよ!」

 

わたし今自殺ものの状況なのかな!?

 

ルビー「しょうがないですね…

イリヤさん、このやろーと思いながらわたしを凛さんに向けて振ってください」

 

え? えーと…

このやろー?

 

凛「ぎゃぁぁぁ!? 」

 

イリヤ「きゃぁぁぁ!? なんか出た!? 」

 

ルビー「イリヤさんの返答はこうです。

『ステッキはわたさねぇ… 国へ帰りな年増ツインテール』」

 

言ってない! 言ってないよそんなこと!

 

凛「何すんだコラーッ!」

 

うわぁ!? なんか撃ってきた!?

あ、あれ…?

当たったのに何ともない…?

 

ルビー「お忘れですか凛さん? カレイドルビーにはAランクの魔術障壁、物理保護、治癒促進(リジェネレーション)、身体能力強化などが常にかかっています。

人間如きが敵うはずありません!」

 

ちょっと勝手に煽らないで!

 

凛「はぁ… やれやれね…」

 

え?

 

ピカッ!

 

な、何も見えないよ!?

 

ルビー「爆発!? いえこれは…閃光弾! イリヤさん下がってください!」

 

な、何!?

 

凛「ごめん、少し眠っててね」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

同時刻

 

地下室 レーベのラボ

 

少佐『ん? 』

 

レーベ「どうした少佐? 」

 

少佐『いえ、気のせいかもしれませんが外で爆発のような音が…』

 

マックス『そうか? 何も聞こえなかったぜ? 』

 

レーベ「それにここに聞こえる程度の爆発ならセラさん当たりが呼びに来ると思うし、多分気のせいだよ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

再び場所は戻り…

 

凛「ほらイリヤ起きて、手加減したんだし怪我してないはずよ? 」

 

イリヤ「あ…う…? 」

 

うわ裸に戻ってる…

 

凛「とりあえず話をしましょう、家に上げてもらえる? 」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

数分後…

 

イリヤの部屋

 

で、どうにかセラやお兄ちゃんを誤魔化して部屋まで来れた…

 

凛「じゃあ説明と行きましょうか。

まずわたしは遠坂凛、魔術師よ、まあまあ魔法使いって思ってくれて良いわ」

 

イリヤ「まほーつかい…?」

 

いまいちよくわからない…

 

凛「まあ一般人に理解しろっていう方が無茶なのかもしれないけど…

これでも一応ロンドンの『時計塔』じゃ首席候補なんだから」

 

イリヤ「えーと時計塔ってのは…?」

 

まあ新しい単語が…

 

凛「魔術を研究する、いわば大学みたいなところよ、表向きは留学扱いで去年からそこに通っていたわけ。

で、戻って来た理由だけど…」

 

なんでメガネ…

 

凛「結論から言うと私たちは時計塔からの要請でこれを回収しにきたの」

 

なんかタロットカードの様なものを差し出された。

 

イリヤ「アーチャー? 何も書いてないんじゃ遊べないよ? 」

 

凛「そういうカードじゃないから!」

 

え? 違うの?

 

凛「それはおもちゃじゃないの、極めて高度な魔術理論で作られたものよ。

悪用すれば街ひとつ消し飛ばせるくらいのね。

そんな危険物がこの街に眠っているのよ」

 

イリヤ「そっか、つまり…」

 

こういう事だよね?

 

イリヤ「凛さんは町に仕掛けられた爆弾を秘密裏に解体する闇の爆弾処理班みたいな感じなんだね!? 」

 

凛「いや、まあ… だいたいあってるわ。

で、その爆弾を処理するのに生身じゃきついから、貸し出されたのがこのバカステッキってわけ。

本当ならわたしがやるはずなんだけどこのバカが言うこと聞かないから、代わりに戦って貰うわ。

覚悟しておくように!」

 

え…?

えぇぇぇぇ!?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

翌日

 

学校に行く途中

 

イリヤ「ふぁ… あふぅ…」

 

眠い、昨日あまり寝れなかったからなぁ…

 

レーベ「眠たそうだね、ゲームでもしすぎた? 」

 

イリヤ「ううん、ただあまり寝れなかっただけ…」

 

ああ…

せっかくお兄ちゃんがそばにいるのに会話すらきつい…

 

レーベ「そうなのか、まあ何かあったら僕に相談してね、力になるからさ」

 

イリヤ「うん!」

 

やっぱりお兄ちゃん頼りになるな〜

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

注)ここから先、時々三人称視点の文章が入ります、ご容赦ください。

 

数時間後…

 

校庭

 

凛「お、ちゃんと来たわね」

 

そりゃあんな脅迫状出されたら…

 

凛「さて、じゃあ始めるわよ、準備は良い?」

 

イリヤ「う、うん!」

 

凛「カードの位置は既に特定してあるわ、校庭のほぼ中央、歪みはそこから観測されてる」

 

え、でも…

 

イリヤ「何も無いよ? 」

 

凛「ここにはないわ、カードがあるのはこっちの世界じゃない、ルビー」

 

ルビー「はいはーい、それじゃあ行きますよ!」

 

な、何!?

 

ルビー「半径2mで反射路形成! 鏡界回廊一部反転します!」

 

イリヤ「な、何するの!? 」

 

凛「カードがある世界に飛ぶのよ」

 

床の光がおさまるとさっきと同じ場所だが、雰囲気がまるで違っていた。

 

凛「鏡面界 そう呼ばれる世界にカードはあるの、詳しく説明してる暇はないわ! 来るわよ!」

 

何が!?

 

イリヤがそう思っていると、校庭からナニカが出現し、襲い掛かって来た。

 

イリヤ「何あれ!? 」

 

凛「報告どおり実体化した!」

 

ズドン!

 

わわっ!?

 

凛「Anfang(セット)! 爆炎弾三連!」

 

凛が石のような物を投げると着弾と同時に爆発する。

だが…

 

凛「無傷か… やっぱ魔術は効かないか…」

 

凛も目くらましくらいにしか考えていなかった。

 

凛「じゃ後任せた!」

 

イリヤ「ええっ!? 投げっぱなし!? 」

 

まさかの丸投げである。

だが敵は待ってくれない、すぐに二撃目がくる。

だがイリヤはそれを間一髪で交わす。

 

イリヤ「かすった!今かすったよ!」

 

ルビー「接近戦は危険です! まずは距離を取ってください!」

 

キョリね! そうね取りましょうキョリ!

 

イリヤ「キョリィィィィィ!!!」

 

そう叫びながら脱兎のごとく走るイリヤ。

凛曰く「逃げ足だけは最強」とのこと。

距離を取ったイリヤはルビーに言われたとおり、ステッキを横にふる。

すると斬撃の様なものが出現し、校庭の一部ごと敵を薙ぎ払う。

 

イリヤ「スゴッ!? なにこれ!? 」

 

ルビー「いきなり大斬撃とはやりますね!」

 

敵はなお健在であったが無視出来ないダメージが入ったのも確かだろう。

 

凛「効いてるわよ! 間髪入れずに次!」

 

イリヤ「たぁ!」

 

イリヤ怒涛の連続射撃。

だが敵は機動力に物を言わせて躱す。

 

ルビー「砲撃タイプでは追いきれませんね、散弾に切り替えましょう」

 

散弾…って前にお兄ちゃんがテレビ見ながら教えてくれたあれ?

 

ルビー「イメージ出来ますか? 」

 

イリヤ「やって見る! 特大の… 散弾!」

 

先程の斬撃よりもさらに広範囲に攻撃が及び、校庭は爆煙でさながら海のようになっていた。

 

イリヤ「や…やった? 」

 

ルビー「イリヤさん! フラグですそれ!」

 

凛「範囲を広げすぎよ! 一発あたりの威力が落ちてるわ!

反撃に気をつけ…っ!」

 

爆煙がはれ、見えてきたのは魔法陣の様なものを正面に展開した敵だった。

 

凛「宝具を使う気よ! 逃げて!」

 

凛がそう叫ぶがイリヤは咄嗟の事で反応が出来ず、脱出のチャンスを逃す。

そのため凛が一か八かで防壁を張る。

そして敵の宝具が発動されようとしたその時…

 

???「クラスカード『ランサー』限定展開(インクルード)

刺し穿つ死棘の槍(ゲイボルグ)!!」

 

背後からやってきた増援? により、敵は消滅する。

 

???「『ランサー』接続解除(アンインクルード)、対象撃破。

クラスカード『ライダー』 回収完了」

 

イリヤ「だ、だれ……? 」

 

 




イリヤ「お兄ちゃん? どうしたの? 呼んでるって聞いたけど…」
パンパンパンッ!(クラッカー)
一同「イリヤちゃん、お誕生日おめでとう!」
イリヤ「えっ!? な、何!? 」
レーベ「作者がさ『イリヤちゃんの誕生会やらない?』って声掛けてきたからさ、色々巻き込んで誕生会ってわけさ」
イリヤ「そうなんだ、ありがとうお兄ちゃん!」
レーベ「ぐはっ!(なんて純真無垢な笑顔… 核なみだぞこれは…)」
少佐「喜んで貰えたようで何よりですね、大佐殿」
大極光「準備した甲斐がありますね」
レーベ「ああ、全くだ」
イリヤ「えーとお兄ちゃん、この人達は? 」
レーベ「ああそうか、イリヤはまだ知らなかったね。 みんな悪いけど自己紹介してもらえる? 」
マックス「分かった、はじめましてだな、
俺はマックスだ、よろしく頼むぜ」
少佐「同じくはじめましてイリヤスフィール嬢、
大佐殿のサポートをさせて頂いている者です、少佐とお呼びください」
大極光「作者の大極光と申します、はじめまして」
レーベ「みんなこの日の準備を手伝ってくれたんだよ、飾りは作者だし、料理はマックスと少佐、ああ後僕はこれだね。
はい、プレゼント(無難にペンダントにしておいた)」
イリヤ「ありがとうお兄ちゃん! 開けて良い? 」
レーベ「もちろん!」
イリヤ「わぁー! 綺麗! 大切にするね!」
レーベ「喜んでもらえてなによりだよ、さてそろそろ食べようか、マックスと少佐がせっかく作ってくれたのが冷めちゃもったいない」
マックス「ああ… 同志、言うの遅れたが俺今回盛り付けしかしてないぜ…? 」
レーベ「はい!? 」
マックス「いやだって少佐が『久々に本気出しますか…』って言って千手観音を幻視するくらいの手さばきで作っていったんだぜ?
バースデーケーキも少佐の手作りだし…」
少佐「大佐殿の妹さんに不味いものは食べさせられませんからね」
大極光「なんで君はそんなに有能なの…」
少佐「私にも分かりかねます」
レ・マ・大「……」
イリヤ「(パクッ)うん! 美味しい!」
少佐「そう言って頂けて何よりです」

美遊より少佐の方が完璧超人な件について…

誤字や脱字、アドバイス、質問、おかしな表現などがありましたら教えてください、お待ちしております。


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