『Fate / stay night』と『宇宙刑事シリーズ』のクロスです。
Fateのキャラ達が、宇宙刑事の世界観の中で戦う話です。
宇宙刑事シリーズのキャラは一切出てきません。
『Fate / stay night』(一部『Fate / Zero』)のキャラクターで、宇宙刑事シリーズの活劇をやらせました。
ギャグというわけではないですが、ちょっとぶっ飛んだ話です。
軽いノリでお読み下さい。
聖杯……
どんな願いでも叶えてくれる万能の願望機。
本来それは、生命体では無いため意思等は持たぬ物であった。
しかし、無限の宇宙で果てしなく続く“聖杯戦争”によって聖杯は汚染され、邪悪な意思を持つ強大な“悪”と化してしまう。
そうして自分の星を滅ぼしてしまった暗黒聖杯“アンリマユ”は、その魔の手を宇宙全体に広げていった。
その無限に近い魔力を使い、暗黒帝国“セイドウ”を組織し、次々と星々を滅ぼしていった。
だが、その強大な悪に対抗する者達も現れた。
逆に聖なる意思により擬人化した聖杯“アイリスフィール”を中心に、セイドウから星々を救うための組織、“マドウ”が結成された。
太陽系第三惑星地球。
今、この星にセイドウの魔の手が迫る。
それを阻止すべく、マドウの誇る“聖杯騎士”が地球に降り立つ。
その騎士の名は……
地球に、一隻の宇宙船がやって来た。
セイドウの侵略から地球を守るため、マドウから派遣された超次元戦闘母艦“ヘラクレス”であった。
ヘラクレスの心臓部には、聖なる大聖杯“アイリスフィール”の端末である、小聖杯の“イリヤスフィール”が内蔵されている。
そして、マドウのエージェントである三名の戦士、セイバー、シロウ、リンが乗り込んでいた。
「あれが地球なの?イリヤ?」
ブリッジから目の前にある蒼い星を見て、赤いパイロットスーツを着たリンが問い掛ける。
『そうよ、リン。』
母艦の頭脳体でもある、イリヤスフィールが答える。
「俺達の、故郷に良く似ている……」
緑のパイロットスーツを着た、シロウが言う。
「シロウ……リン……あなた達の故郷の星は……」
言いかけて、青いパイロットスーツを着たセイバーは口籠る。
シロウとリンの故郷は、セイドウによって十年前に滅ぼされてしまっていた。
その時に死にかけた二人は、マドウの総司令官であるキリツグ長官に助けられ、マドウの一員となったのだ。
『この星を、シロウ達の星の二の舞にしちゃいけない。私達の力で、必ず守るのよ!』
「はいっ!」
「ああ!」
「当然よっ!」
イリヤスフィールの言葉に、セイバー、シロウ、リンは決意を固めるのだった。
異次元空間内に浮遊する、セイドウの本拠地“コトミネ城”。
その中心部の礼拝堂に、セイドウの幹部と兵士達が終結している。
彼らの前面の壁には、地球の全景が投影されていた。
「ふふ……我らの故郷に似た、生命に満ち溢れた豊かな星のようだ。」
地球を見詰め、冷静に分析をするセイドウの大幹部、神官キレイ。
「一気に攻め滅ぼすのですか?」
その横に立つ。紫のローブに身を包んだ、魔女メディアが問う。
「それでは面白みが無い。この星の生きとし生ける者の心を闇に染め、呪いに満ちた星と化してから滅するのだ。」
それを聞き、メディアは自分達の背後の祭壇に祀られている、歪な杯を模した巨像に歩み寄って行く。
「暗黒聖杯アンリマユ様、新たな英霊獣に命をお吹き込み下さい。」
そう言って、メディアは魔力を高める。メディアと巨像の間に、巨大な魔力の塊が出来上がって行く。
『■■■■■■!』
およそ人のものとは思われない叫びと共に、巨像から無数の闇が触手のように放たれ、魔力の塊を包み込む。それは一瞬収縮したかと思うと、一気に膨張して爆ぜる。
「グゥアアアアアアアアアアッ!!」
闇が弾けた跡には、漆黒の鎧に体を包まれ、全身から闇のオーラを溢れ出させた騎士の姿があった。
「英霊獣、ランスロット降臨です。」
「うむ……クズキ将軍!英霊獣ランスロットを率いて、あの星の者共を深い呪いの闇に落とし込むのだ!」
「ははっ!」
キレイの指令を受け、クズキ将軍とその配下が、地球侵略を開始した。
日本の冬木市にある穂群原学園。
セイドウは、まずこの学園に目を付けた。
穂群原学園内の弓道場。
夕暮れに、一組の男女が口論をしていた。
「どういう事だ?美綴?」
「どうもこうも無い。間桐……もう皆、お前には付いて行けないという事さ。」
「僕抜きで、大会を勝ち抜けると思っているのか?」
「部活動は、勝利が全てじゃ無い……お前の除名は、部員皆の総意だ。」
そう言って、美綴綾子は弓道場を後にする。
一人残された間桐慎二は、その場に跪き、更に両手を床について震えていた。
「く……くそっ!馬鹿にしやがって!こ……このままで済むと思うなよ!」
「……ならば……思い知らせてやるがいい……」
突然の声に、驚いて顔を上げ、振り向く慎二。
声の先には、スーツ姿の一人の男性が立っていた。
「新任の……葛木?」
セイドウの暗躍を嗅ぎつけたシロウ達も、穂群原学園に潜入していた。
シロウとリンは、“衛宮士郎”、“遠坂凛”と名乗って、転入生として学園内に潜り込んだ。
セイバーは、学園の外に待機して、動向を伺っていた。
翌日の昼休み、シロウとリンは屋上でお互いの調査状況を確認し合う。
「既に、学園全体が結界に包まれているわ。いつ発動されてもおかしくない状況よ。そして発動されれば、ものの数十分で皆生気を魔力として吸い取られて、死んでしまうわ。」
「何故、そんな結界を張ったんだ?そんな事をしなくても、暗黒聖杯には無限に近い魔力があるだろう?」
「おそらく、魔力を吸い取る事が目的じゃ無いわ。この学園の生徒を唆して、そいつに結界を発動させる気よ。地球人同士で憎み合い、殺し合わせようとしている……」
「何て奴らだ!」
「その仕掛人として、セイドウの手先が学園内に忍び込んでいる筈よ。怪しい人物は、リストアップできた?」
「ああ。新任教師の葛木宗一郎、こいつが怪しい。」
その時、突然校舎が大きく揺れ出し、校舎内、校庭、至る所から赤い帯のようなオーラが発せられ、学校全体をドームの様に包み込んでしまう。
「こ……これは?」
「結界が発動してる?」
一階の化学室。
間桐慎二が、葛木から渡された結界発生装置を握り締め、狂気の叫びを上げている。
「へ……へへへ……死んじゃえよ……みんな……僕を馬鹿にした奴らなんか、皆死んじまえっ!」
「い…いけない!直ぐに止めさせるんだ!」
シロウとリンは、急いで校舎内に入る。中は、一面血のような赤だった。空気までも赤く染まり、息をするだけで普通の人間は昏睡してしまうだろう。
魔術師ならば、体内で魔力を生成できるからそう影響は受けない。マドウの戦士であり魔術師でもある二人は、直ぐさま魔術回路のスイッチを入れた。
まず四階の、階段に一番近い教室に飛び込む。
「……」
一瞬、二人は足を止めて、その惨状に踏み入るのを躊躇した。
そこは、地獄のような光景だった。どの生徒も、衰弱し、苦しみ、倒れている。
シロウは、倒れている生徒に寄って行き、顔に耳を近づける。
「息はある。まだ、間に合わない訳じゃ無い。とにかく、急いで結界を解かないと!」
「結界の基点は……一階よ!」
「よし!急ぐぞっ!」
廊下に飛び出し、階段に向かう二人。
そこに、セイドウの骨ゴーレム達が襲い掛かる。床や壁の中から、無数にゴーレムが湧き出して来た。
「くそっ!やっぱり出やがったか!」
シロウとリンは穂群原学園の制服を脱ぎ捨て、パイロットスーツ姿に変化する。
「トレース・オン!」
シロウは戦闘用の夫婦剣、“干将・莫邪”を投影する。
「どけええええええっ!」
双剣で、ゴーレム達を蹴散らして行く。
「ガンド・バスター!」
リンは魔力を増幅する銃を使い、ガンドを撃ってゴーレムを撃退する。
一方、結界の外では、セイバーが応援に駆け付けようと奮闘していた。
パイロットスーツ姿に変化して、戦闘用の剣“カリバーン”で結界を破ろうとしていた。
「くっ……駄目か?」
しかし、結界は容易には突破できなかった。
次々とゴーレムを倒して、結界の基点を目指すシロウとリン。
そんな二人の行く手に、今度は葛木が立ちはだかった。
「く……葛木貴様……」
「衛宮と遠坂……転入生のお前達が、マドウの戦士だったとはな。」
「そう言う貴様は、セイドウの手先か?」
「セイドウ帝国……戦闘指揮官、クズキ将軍だ!」
葛木の体から、妖しい闇が溢れ出す。その闇は葛木の全身を覆い、深く暗い緑の甲冑となってクズキ将軍を包み込んだ。
「先手必勝!」
リンは、ガンド・バスターでクズキを攻撃する。しかし、クズキは素早い動きで攻撃を悉く躱し、あっという間に間合いを詰めて来た。クズキの正拳が、リンを襲う。
「リン!危ないっ!」
とっさにシロウが間に入り、干渉・莫多でクズキの拳を弾く。
「し……シロウ!」
「リン!ここは任せろ!お前は、結界を解くんだ!」
「分かったわっ!」
クズキはシロウに任せ、リンは結界の基点に急ぐ。
ようやく一階に辿り着き、基点の化学室に飛び込む。
「?!」
リンの目に映ったのは、およそ正気とは思えない形相で、結界発生装置を握り締め笑っている間桐慎二の姿だった。
「何をやっているの?貴方!……止めなさい!直ぐに結界を解くのよ!」
リンは、慎二に飛び掛かっていく。
「な……何だお前は?邪魔するな!僕を馬鹿にした奴らを、皆殺しにしてやるんだから……」
縺れ合う二人。だが、慎二は頑として装置を渡さない。
「ごめん!」
仕方無く、リンは慎二の鳩尾に一撃を入れる。
「うぐっ!」
慎二は崩れ落ち、リンは慎二から結界発生装置を奪い取る。即座にそれを壁に投げ付け、ガンド・バスターで破壊した。
装置が破壊されたため、結界は消え、辺りは元の空間に戻る。
そんな中、校庭ではシロウとクズキの戦いが続いていた。二人は、戦いの流れで廊下から校庭に飛び出して来ていた。
「むんっ!」
クズキの正拳に、シロウの剣が砕かれてしまう。
「しまった!」
その一瞬の隙を、クズキは見逃さない。蛇のようにしなる右腕が、シロウの首を厳しく掴む。
「うぐっ!」
クズキは、そのままシロウを吊り上げてしまう。
「ぐぅあああああああっ!」
苦しむシロウ。絶体絶命というその時……
「シロウ!」
セイバーが、クズキに斬り掛かって来た。
クズキは、シロウをセイバーに投げ付けて後退する。セイバーは、とっさにシロウを受け止める。
「大丈夫ですか?シロウ!」
「あ……ああ……助かった、セイバー……」
クズキは、何かの指示を出すように右手を上げる。すると、校庭のあちこちから、無数の骨ゴーレムが湧き出して来る。
「シロウ、戦えますか?」
「当然だ!全部蹴散らすぞ!」
シロウは、再び干渉・莫耶を投影してゴーレムを迎え撃つ。セイバーと二人で戦うが、如何せん数が多い。そこに……
「ガンド・バスター!」
リンも応援に駆け付ける。これにより、シロウ達の方が圧し気味になっていく。
「ランスロット!」
これを見た、クズキが叫ぶ。
その直後、凄まじい稲光が校庭に落ちる。激しい爆煙が吹き上がり、その中から英霊獣ランスロットが現れた。
「グゥアアアアアアアアアアッ!!」
今度は、シロウがセイバーに向かって叫ぶ。
「セイバー!黒化だ!」
「はいっ!」
ランンスロットが、セイバーに向けてオーラを放つ。それは、無数の矢に形を変え、雨のようにセイバーに降り注いだ。
「黒化!!」
直後、セイバーが立っていた場所は大爆発を起こす。
が、その爆炎の中からひとつの黒い球体が飛び出す。
それは周りに居る骨ゴーレム達を悉く弾き飛ばし、校舎の屋上まで登って行く。
そしてそこで、一人の騎士に姿を変える。
重厚な黒い鎧に身を包み、黒いバイザーで目を覆い、風王結界を施した不可視の剣を持つブロンドの髪の女騎士に。
「聖杯騎士!セイバー!」
その騎士は、見上げるクズキ達に向かって名乗りを上げる。
聖杯騎士セイバーは、僅か一ミリ秒で黒化装着を完了する。
では、黒化プロセスをもう一度見てみよう。
『黒化!!』
ヘラクレスの心臓部の、小聖杯イリヤスフィールの魔術回路が、セイバーの精神とシンクロしてスパークする。
増幅された超魔力は、黒いオルタアーマーに変換され、セイバーに黒化装着されるのだ。
「はああああああっ!」
セイバーは、再び黒い球体となって校舎の屋上から、骨ゴーレムの大群の中に舞い降りる。
「抹殺!」
クズキの指令で、ゴーレム達は一斉にセイバーに襲い掛かる。セイバーは、見えない剣で次々とゴーレムを薙ぎ払っていく。
「グゥアアアアアアアアアアッ!!」
ランスロットもセイバーに襲い掛かる。
激しい剣戟が交わされるが、セイバーの方がランスロットを圧倒していた。
異次元空間内のコトミネ城。
戦況を見詰めるキレイが叫ぶ。
「セイドウ界に引き込むのだ!」
キレイの指令に、メディアは水晶玉に念を込める。
「セイドウ界……発生!」
そこに、アンリマユの巨像から再び闇が放たれ、水晶玉は激しく輝く。
突如、穂群原学園上空を暗雲が包み込む。更にセイバーの目の前に巨大な時空の歪が発生し、英霊獣や骨ゴーレム達諸共、その時空の歪の中に吸い込まれていく。
「ベルレホーク!」
セイバーの叫びに呼応して、ヘラクレスから一台のマシンが発進する。それはすかさずセイバーの元に駆け付け、セイバーはベルレホークに跨ってセイドウ界に突入する。
セイドウ界とは、一種の固有結界である。
アンリマユの強大な魔力によって作られたこの空間の中では、英霊獣は通常の四倍の戦闘力を発揮できるのだ。
「ベルレホーク・レーザー!」
セイバーは、ベルレホークに装備されたレーザーで骨ゴーレムを一掃する。
更には、ランスロットにもダメージを与える。
「グゥアアアアアアアアアアッ!!」
ランスロットは、両手を広げて天に翳す。
すると、暗雲に包まれた空から、闇の触手に憑りつかれた三機の戦闘機が現れる。
戦闘機はミサイルを放ち、ベルレホークを攻撃する。
無数の爆炎が立ち昇り、ベルレホークごとセイバーも吹き飛ばされてしまう。
しかし、セイバーは空中で体勢を立て直して着地し、自分も天に向かって叫ぶ。
「ヘラクレス!」
セイバーの叫びに呼応して、今度は超次元戦闘母艦ヘラクレスが、その名の如く次元の壁を越えてセイドウ界に現れる。
「バーサーカー・フォーメーション!」
その言葉で、ヘラクレスは変形を始める。戦闘母艦は、見る見る内に巨大ロボット体型に変わっていく。
「ヘラクレス・アタック!」
飛んで来る戦闘機を、その巨大な腕が打ち落す。
「ヘラクレス・カノン!」
更に、口から強力な光線を発射し、残った戦闘機群を全て撃ち落した。
残るはランスロットだけだ。
再び、セイバーとランスロットの激しい剣戟が展開する。
そして、遂にセイバーは奥の手を出す。
「エクス……カリバアアアアアッ!」
風王結界が解け、黄金に輝く聖剣がその姿を現す。
「はあああああああああっ!」
拮抗していた剣戟は、途端にセイバーが圧倒し始める。
ランスロットに聖剣の斬撃が何発も炸裂し、その度に激しい火花が飛ぶ。
最後に、セイバーは聖剣を上段に振りかぶって、必殺の一撃を放つ。
「セイバアアアッ!クラアアアアッシュ!!」
「ギィエエエエエエエエエエエッ!」
斬撃はランスロットを真っ二つに斬り裂き、激しい爆発を引き起こしてランスロットを噴き飛ばした。
ランスロットの消滅と共に、セイドウ界も消え去り、誰も居ない校庭に颯爽と聖剣を構えるセイバーの姿が戻った。
学園を襲った結界は消え、クズキも退却した。
穂群原学園には救急隊員が駆け付け、衰弱した生徒や教師達を病院に運んでいる。
学園から少し離れたところで、セイバー達はその様子を見守っていた。
リンが、確認した状況を説明する。
「程度の酷い人でも、三日も安静にすれば回復するそうよ。」
「結界を発動させてしまった生徒は?」
「半ば洗脳状態になっていたみたいだけど、もう正気に戻ったわ。これから、ちょっと心のケアが必要かもしれないけど……」
「まずは、一件落着ですね。」
最後にそうまとめるセイバーを見て、シロウは悪戯っぽく言う。
「さて、一仕事終えて、さぞお腹が空いただろうセイバー?」
「な……何を言い出すのですか?シロウ!私は別に……」
そう言いかけた途中、セイバーのお腹がいきなり大きな悲鳴を上げた。
「……っ?!」
思わず、セイバーは赤面して俯いてしまう。
「ふふっ、お腹は正直ね?」
「良し、じゃあ今夜は腕によりを掛けて、御馳走を用意するか?」
「オッケー!早速買い出しに行きましょう!」
そう言って、シロウとリンは駆け出して行く。
「あ……待って下さい!シロウ!リン!」
セイバーも慌てて二人の後を追う。
セイバー達の活躍で、穂群原学園には平和が戻った。
だが、セイドウの暗躍はまだ始まったばかりだ。
これからも頼むぞ!シロウ!リン!
黒化せよ!聖杯騎士セイバー!!
またも、悪ノリして書いてしまいました。
そもそも、何でこんな話を書いたかというと“黒化(こくか)”という響きが何となく“赤射(せきしゃ)”に似てると感じたからというだけです。
元々“黒化”は悪のイメージなんですが、それを逆に正義の変身にしてしまいました。
“セイドウ”、“マドウ”ってのは判ってると思いますが、“聖堂教会”、“魔術協会”を捩ってます。“マジュツ”じゃゴロが悪いので“マドウ”にしました。シャリバンの敵の“マドー”みたいですが、正義の組織です。
シロウ、リン、セイバーは共にマドウの戦士であって、マスターとサーヴァントという関係はありません。一応、セイバーが一番新米で、三人の中のリーダーがシロウになります。
ヘラクレス(バーサーカー)を母艦にしてしまったので、敵の怪人役をわざわざZeroからランスロットに出張ってもらいました。
アーチャーとランサーはいい配役が思いつかなかったので出番無しです。
ライダーもお休みですが、ベルレフォーンだけ流用しました。
桜、大河も出番無し。
アサシン(佐々木小次郎)なんて、全くこの話に合わないので出しようが無いです。
ギルはキャラが強すぎるんで、第一話的なこの話には向かないので、やはり今回は遠慮してもらいました。