BLEACH〜空座町の死神代行少女と多重世界〜   作:桂ヒナギク

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第05話:観音寺、再び

 綾崎とナギが階段から転がり落ちた。

「痛……!」

「う……!」

 綾崎とナギが起き上がる。

「も、戻ってる」

 と、ナギは言って気を失った。

「ナギ!」

 と、鷺ノ宮。

「体調不良なのに無理させちゃったのね」

「お嬢様……」

 綾崎がナギを抱えて歩き出す。

「お嬢様を部屋まで運びます」

 綾崎はナギを部屋まで運んで行った。

「帰りましょうか、鷺ノ宮さん」

「にゃー」

 猫のような鳴き声。振り向いた先には——。

「ホワイトタイガー!?」

「まあ、タマ」

「タマ? それ猫なの?」

「いいえ、白虎です」

「猫にしてはでかいわよね」

 ……。

「いやいや、ホワイトタイガーは危ないでしょ!」

「大丈夫よ」

 タマという虎は、鷺ノ宮に(なつ)いていた。

「ていうか、虎がにゃーと鳴くなんて」

「普段は猫に扮してるからな」

 タマが言った。

「虎が喋ったああああ!?」

「あ!」

 タマが慌てて口を塞いだ。

「もう遅いわよ、タマ」

 と、鷺ノ宮。

「俺が喋れるのは執事以外には内緒だぜ?」

 タマはそう言うと、去っていった。

「鷺ノ宮さん、あの虎って何者なの?」

「ナギが外国で拾ったのよ」

 ナギも何者なんだ。

「そんなことより、用も済んだから、帰りましょう?」

 と、鷺ノ宮。

「あ……うん」

 私たちは屋敷を後にした。

「ピギャアアアア!」

 虚が現れる。

 鷺ノ宮がお(ふだ)を飛ばして虚を粉砕する。

「死神さんは、いつもこんなのと?」

「ええ、まあ」

「大変ね」

「もう慣れたわ」

 鷺ノ宮と別れ、帰路に就く。

 と、そこへ「ボハハハハハ!」という聞き覚えのある笑い声。

 探ってみると、観音寺の撮影が行われていた。

「げ! 観音寺!?」

 観音寺がこちらに気付く。

 撮影を中止させ、近付いてくる。

「Youはあのときの!」

 2話ご参照

「な、なんのことでしょうか?」

 関わりたくない。

「あのときの死神ではないか」

「バレた?」

「お前さんの霊圧はすでに既知だからな」

「あんたは撮影か?」

「おうよ!」

「にしては、虚もプラスもいないね」

「そうなんだ。番組のやらせさ。編集で霊を合成させるみたいでな。私は断ったんだが、どうしてもってな」

「そうなんだ」

「Youは何をしてる?」

「知人宅からの帰宅途中だけど」

「頼む! 死神になってあいつらのカメラを破壊してくれ!」

「人のものを壊すのは犯罪だよ?」

「魂魄に法は適用外さ」

 その時、クルーたちのカメラが次々に破壊された。

 なんと、ウルキオラが破壊していた。

 手回しのいいことで。

「あやつは?」

「私のカレよ」

「そうか。しかしあの胸の孔は?」

「そりゃ虚だからね。意思のある」

「それじゃ悪霊か!」

「ウルキオラに手出したら殺すからね?」

 笑顔で言う。

「こ、怖い」

 一方でクルーたちはなにが起こっているのかわかっていなかった。

 

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