東方扇仙詩   作:サイドカー

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ゴールデンウイークだしゼロは何も言ってくれないしもう止まらねぇぜ!

それでは参りましょう

タイガー&ドラゴン(デデン!)


第四十七話 「慢心しなけりゃ王は勝つ」

 第二ラウンド、開幕。

 

『王様だーれだっ!』

 

「フッ、オレだ」

 見事勝ち取った王の証を見せつけてニヒルに気取る。

「あちゃ、取られた」

「私たちに何をさせる気かしら」

「いやらしいことだったら説教ですからね」

「オメーらはオレを何だと思ってんだ……」

 死神が「あーあ」と残念がり、ろくろ首がヒソヒソと内緒話をするみてぇにジト目でぼやく。

 仙人サマに至ってはさっきのがまだ尾を引いているのか、むっとした顔で牽制してきやがった。オレへの評価が辛辣過ぎる件について。

「で、どんな命令にするの?」

 カジュアルなファッションの女神サマがニコニコと笑顔を浮かべながら問う。

 ついでに彼女の後ろにある小上がりでは、和服姿の女将が火照った体を鎮めている。壁に寄りかかって揃えた足を崩した座り方も相まってどことなく煽情的だった。あまり凝視しないでおこう。また華扇がへそを曲げると面倒くせぇし。

 さて、いざ命令権を得たもののどうしたもんか。この辺で一つマウントを取って悦に浸るのも一興だろう。が、かといってマジになってがっつくのもダサい。夜を生きる男にあるまじき無様ともいえる。やはりダンディかつハードボイルドな命令こそがオレに相応しい。

 ふいに、ちょうど目の前にあった徳利が視界に入る。閃いた。

 

「じゃ、四番はオレにお酌しろ」

「あら。ふふ、呼ばれちゃった」

 

 ヘカーティア・ラピスラズリが「4」と記された棒切れを全員に見せる。

 仮にも女神とあろう者が命令される立場に堕ちるとは。そのわりには嫌がる素振りがない。むしろ楽しんでいる節さえある。

 オレのすぐ右側に座っているしそのままでも実行できそうだ。ちなみに左側は華扇である。

「それじゃあ……よいしょっ、と」

「ちょ待てや」

「ん、なぁに?」

「いや何じゃねーだろ」

 ところが何を思ったのか、イカした柄Tシャツの女神はわざわざ椅子ごとオレに近付いてきた。二人掛けシートの如く隙間なくピッタリくっつけられる。

 それだけじゃ飽き足らず、露出した肩をオレに傾けてしな垂れかかってくる。今や肩どころか腕から足まで互いの半身が密着し、柔らかい肌の温もりが鮮明に伝わっちまう。

 誰もここまでやれとは言ってねぇ。キャバクラかよ。立ち振る舞いが妙に様になってんのが逆にスゲーわ。

 周りが、というより華扇がピシリと硬直した。周囲の反応など気にせず赤髪セミロングの女が整った顔立ちを寄せる。不覚にもこの前去り際に祝福のキスとやらをされた記憶がチラついた。つい彼女の小さな唇に目が行ってしまう。

 

「はい将也くん。一献どうぞ」

「……おう」

 

 何食わぬ顔でヘカーティアが律儀に命令をこなしてくる。離れろと突っ撥ねるタイミングも逃し、されるがままお酌を受けるしかない。

「……っふぅ」

 表面張力ギリギリまで注がれた日本酒を零さぬうちに一息で飲み干す。よく冷えて呑みやすく、その清涼感もあってアルコールは感じにくい。調子に乗って飲み過ぎると悲惨なパターンだ。

 男らしく一気飲みをキメたのがお気に召したらしい。しな垂れかかったままヘカーティアが歓声を上げる。

「きゃあカッコいい♪ もう一ついかが?」

 いかが?とか言いつつすでに徳利の注ぎ口を向けている。こちらも無言で空になったお猪口を差し出す。おだてられて悪い気はしない。

 ただでさえ狭い――というか無に等しい間隔をもっと詰めて、すかさず次の一杯が注がれる。わざとか、わざとなのか。ぶっちゃけデカい双丘も当たっている。

「おっと」

 危うく溢れそうになり咄嗟に口をつけた。が、そもそも利き腕がある側に密着されたんじゃ飲み難くてしゃーねぇ。そのせいで口の端から一筋垂らしてしまった。

「あぁ勿体ない」

「ちょま――」

 オレが手の甲で拭うよりも早く、女神サマの人差し指がこちらに伸びる。つう、と顎を逆撫でするように日本酒の雫を掬い取って、あろうことか女は湿った指先を自らの舌でペロリと舐めた。

「あはっ、美味しい」

 まるで悪戯が上手くいったと言わんばかりに、ヘカーティアが目を細める。

 大人びた容姿にお茶目な表情が合わさって、絶妙なバランスを成り立たせていた。しかも肉付きのイイ肢体もあってそこに色っぽさも上乗せされる。

 だからこそ――

 

「んもぉおおおおおおおおッ!!」

「んぐぇっ!?」

 

 我慢の限界に達した華扇が怒りの咆哮とともにマジギレした。

 またしても首根っこを鷲掴みにして強引に引き剥がされる。お前コレ二度目やぞ。

 

「言ってる傍から!! どうしてそうなるんですか!? そうやっていやらしいことばかり繰り返すからいつもいっつも碌な目に遭わないんですッ!!」

「バッ……首絞めながら怒んな……ッ!」

「うるっさい!! 口答えなど言語道断! もう許しません!」

 どうにも今宵は仙人サマがいつにも増して怒りっぽかった。というか早く首から手ェ離せよ! 窒息するわ!

 暴走中の華扇を止めようとする勇者は誰もおらず。やがてオレの顔色が青くなり始めたあたりで、やっと小野塚小町が慌てて止めに入った。死神に命を救われるとは世も末である。

 

 

 気を取り直して、第三試合――

 

「あ、私だ。それじゃ一番は全員に一杯ずつ奢ること」

「またオレじゃねーか!?」

 赤蛮奇の命令に迷いはなかった。オレの財布が甚大な被害を受けた。泣けるぜ。

 

 

 第四回戦。

 

「ぃよっし! あたいが王様だ。いやぁハハハ、参っちゃうねぇ」

「白々しい。嬉しそうに何を言いますか」

 ヘラヘラとおどける小野塚小町を華扇が半目になってあしらう。つーか、真っ先に「ぃよいっし!」とか抜かしてただろうが。

 先端が赤く染まった割り箸を指揮棒の如く振りながら、怠惰な死神女がムダに勿体つけて他のメンツを見渡した。口元を弓なりに曲げてムフフ笑いでオレたちを煽る。

 なんつーか、コイツ挑発だけはやたら上手いな。見習いたくねぇけど。

「早くしてください」

「それな」

「いやだねぇ。我慢のきかないカップルは長続きしないよ」

「は……はぁああ!? だだ、誰がカップルですってぇ!?」

「ったく、どーでもいいところに食いつくなよ。余計遅くなんだろーが」

「…………ドウデモ、イイ?」

「オイ待てなしてそこでオレを見る。やめろその感情のない目つきをこっち向けんな怖ぇえよ!」

 さながら深淵を思わせる光彩を失った瞳の仙人サマがうわ言のように呟いて振り返る。謎の恐怖感に思わず慄いてしまった。怒って説教されるよりこっちのがシャレにならんかった。

 

「そんじゃー、一番はあたいにご奉仕しとくれ」

「……ハァ、私じゃないですか」

 

 うげ、と言いたげな苦渋のツラで華扇が名乗り出る。通常モードの仙人サマに戻ったのを確かめて安堵の溜息が出た。幸か不幸か、いっそ清々しいくらいに空気の読まなさっぷりを発揮してくれた小野塚小町に感謝を。

 桃色ミディアムヘアの仙人サマが嫌そうなのに対し、赤髪二つ結びの死神は勝ち誇って口角を上げる。普段の付き合いを考えれば、なかなかイイ具合に罰ゲームになっていることだろう。

 

「ほうほう、こりゃいいね」

「なってしまったものは仕方ありません。それで私は一体何をすれば?」

「むぅ……そうだね。とりあえず膝枕で寛がせて」

 

 小上がりを指さして怠惰な女王陛下が宣う。常日頃からサボって惰眠を貪るヤツらしい命令であった。ちなみに先に小上がりに居た女将も顔色が大分マシになっている。今も少しだけ和服がはだけてしまっているけど。

 オレと目が合うと彼女は衣装の襟元をさっと締めた。女性陣の視線が痛い。誤解だ。

 まず華扇が土足を脱いで小上がりに移って正座し、そこに小野塚小町が遠慮なく後頭部を載せる。傍から見ても天晴れな領域で寛ぐ。

「おー、快適快適。これならお金取れるんじゃないかい?」

「そのような商売はお断りします」

 呵々と笑う小野塚小町を華扇が呆れた口調で一蹴する。

 口うるさい腐れ縁を好き勝手にパシれてご満悦そうだった。ついには寝そべったままツマミを食べさせてもらう始末。「あー」と大きく口を開けて食い物を待つダラけた恰好に他の連中も苦笑い。

 どこのキャバクラだ(既視感)

 やることがいちいちオッサンくせぇよ。

 それからもヤツは待ちに待った王様気分を思う存分堪能しておった。ますます調子に乗った女がオレにしたり顔でおちょくってくる。

「なぁ、お前さんも羨ましいだろう? この膝ときたらかなり心地良いんだけどさ。代わってやれないのが申し訳ないねぇ」

「フン、わざわざ感想言わんでもとっくに知ってるっつの」

「え」

 オレが鼻息を飛ばして言い返すと、からかい上手の小町さんが固まった。あ、ヤベ。

 驚愕した表情を変えずに華扇を見上げる。視線が重なった瞬間、仙人サマがさっと顔ごと背けた。あからさまに不自然な態度で邪推されてもおかしくない。誤魔化すの下手くそかよ。

 

「あーぁ、妬けちゃうなぁ」

「……ねぇ。さっきから気になってるんだけど、もしかして彼狙いなわけ?」

「うん? うふふ、さぁ。あなたはどっちだと思う?」

 

 ヘカーティアと赤蛮奇が何やら喋っていたが運悪く聞き逃した。ま、どうせ大した話じゃないだろ。気にするまでもなし。

 小野塚小町が気まずそうな面持ちで華扇の太腿から頭を上げる。ゆっくりと起き上がった彼女からは罪悪感がこれでもかと滲み出ている。

 ポリポリと頬を掻きながら、死神が言葉を零した。

「あー……ごめん。すでにお前さんのモノだったとは知らずに」

 オレは何も言わずに耳を塞いだ。この後の展開は何度も身をもって知っている。

 直後、激情で沸騰した臣下が王様を怒鳴りつけた。

 

 

 その後も、熾烈な戦いは幾度となく繰り返して行われた。

 そして、ついにその時が廻ってきた。

 

 

「あ、私です」

 茨華仙が王の座に君臨した瞬間である。何気にくじ運がないのかこれが初物だったりする。

「うむむ、どうしましょう……」

 しかしながらこの女、普段のマジメさが仇となってすぐに命令が思いつかない。それどころか必要以上に悩んでしまう。番号だと誰に当たるかもわからんのも拍車をかけているのかもしれない。

「えっと、じゃあ四番と五番が握手――」

「ここにきてつまんない命令で白けさせるのは無しだと思わないかい?」

「ぐっ……!?」

 無難に流そうとしたところを小野塚小町が割り込んだ。キャンセル技をくらって華扇が悔しげに唇を噛む。

 些か意地が悪いと思わなくもねぇが、かと言ってわからんでもない。せっかく盛り上がっていた空気に水を差すのも無粋であろう。そんなことはあの女だってよくわかっているハズだ。

 困惑して弱弱しいヘタレ顔でこっちを見てくる仙人サマに嘆息する。さすがに見兼ねたのでざっくばらんにアドバイスしてやった。

「んなモン深く考えんなよ。テキトーにやっとけ」

「ですが……」

 適当、というのが特に苦手そうな女がますますドツボにハマる。そんな仙人サマに新たな助け舟が入った。満を持して復活を遂げた和服の少女が微笑む。

 ミスティアが華扇の耳元に口を寄せて、彼女にだけ聞こえるようにコソコソと囁いた。

 

「仙人様。いいこと教えてあげる」

「いいこと、ですか?」

「うん。さっきチラッと見えたんだけどね、お客さんが持ってるの三番みたいなの」

「え……」

 

 華扇が驚いて目を丸くする。よっぽど意外なコトでも言われたのだろうか。夜雀は中華衣装の仙人に「頑張って」とあざとく声援を送ってそっと離れた。

 あの女将はどんなアドバイスをしたのやら。当然ながらオレには知る由もなし。なのだが、心なしか二人ともこっちを見ているような気がしないでもなかった。なに見とんのや。

「すぅ……はぁー」

 仙人サマが大きく深呼吸をひとつして。そして、決意した顔で口を開く。

 

「命令します。三番は、私と――」

 

「おぉーい、そろそろ店じまいにするぞー」

『………………』

 

 諸行無常、お約束なオチが待っていた。どうしようもねぇなオイ。

 何も知らない店主のオヤジがのっそり顔を出す。間髪入れず、ブーイングと批判の眼差しのオンパレードが奴さんに浴びせられた。悲しきかな、慈悲はない。

 

「大将……さすがにそれはないわ」

「ねー」

「こりゃちょっと酷いんじゃないかい?」

「華扇さん可哀そう」

 

「なぁ、あんちゃん。こいつぁひょっとしたら何か悪いことしちまったのかい……?」

「ま、強いて言えばタイミングが悪かったわな」

 女たちの集中砲火にオッサンもタジタジ。なぜかボロクソ言われたのだから唖然とするしかない。

 なお、華扇は命令を言いかけたポーズのまま顔を赤くしてプルプルと肩を震わしておった。こっちもこっちでどんまいとしか言えんわ。

 結局、ここでお開きとなり現地解散した。

 

 

 酒場を出ると思い思いに帰路につく。

 オレと華扇は二人並んで夜道を歩いていた。人里全体はすっかり寝静まって、二人分の足音と話し声しか聞こえてこない。もっとも、暗い夜道もオレからすればいつもの光景だ。

「せっかくラストで王サマに当たったってぇのに残念だったな」

「別にいいです……ただの遊びなんですから」

 口ではそう言うわりに未練タラタラで華扇が唇を尖らせる。変に気を回さないでさっさと命令していれば間に合っただろうに。マジメさ故に損をして勿体ねぇこって。

 とはいえ、そのマジメさがコイツの取柄でもあり個性でもあるワケで。

「ちなみにあの時の三番はオレだ」

「そうですか」

 反応が素っ気ない。だからどうしたと言いたげな投げやりな感じであった。不貞腐れているようでいて、わりとガチで気持ちが沈んでいるのもバレバレだ。

 だが、コイツが自分で言ったようにアレはただの遊び。所詮、飲み会の余興でしかない。

 負け惜しみも屁理屈も御託もいくらでも並べられる。わざわざ慰めるほどのことでもなく、いっそ笑い飛ばしてやるぐらいが丁度いい。

 嗚呼、だというのに。

 どうにも釈然としない。我ながらどういう心境の変化だろうか。この女が落ち込んでいる顔はあまり見たくなかった。

「…………」

 俯き気味の華扇を横目で見ながら、こうなりゃ勢いに任せて言い切っちまえと、密かに己を鼓舞する。柄じゃねぇのは百も承知。けれどこのまま終わらせるのも癪だ。

 彼女とは反対方向の軒並みを眺めるフリをして、さり気ない一言を述べた。

 

「今度、二人で食べ歩きでもするか。奢ってやる」

「…………え?」

 

「ま、何だ。やっと勝ち取った権利を目の前ではく奪されたらそら面白くねぇわな。こんなんで代わりになるたぁ思わねぇけどよ、一日ぐらいなら好きなだけ付き合ってやる。三番のくじ持ってたのはオレだしな。とりあえずそれで機嫌直せ」

 華扇が立ち止まったのが気配で伝わった。あえてオレはそのまま歩みを進める。あたかも気付いていない素振りをして、まるで普段通りに見せかける。

 あーくそ、何やってんだオレ。やっぱキャラに合わねぇことすんじゃなかった。

 内心とてつもなくむず痒いことになってんのをおくびにも出さず、仏頂面で表情筋を固める。イロイロと堪えながらそそくさと早歩きで――

 

「綿間部!」

 

 後ろから名前を呼ばれる。澄んだ声音が夜によく弾んでいた。

 華扇が駆け足になって再びオレの隣に並び、手を取ってそのまま腕に抱きついた。満面の笑みでふくよかな胸部を押し当てられる。おま、だから無防備だと何度言えば(言ってない)

 お互いの腕を絡ませて、赤みがかった瞳が上目遣いでオレを見つめる。ほんのり潤んでいるようにも映って、見入ってしまう。

「あの、食べ歩きだけじゃなくてもいいですか? 例えば……小物や飾り物のお店を覗いたり、人形遣いのお芝居を一緒に観に行ったり、とか」

「おぉイイぜ。王サマが満足するまでお供したらぁ」

「はい♪ 約束ですよ。嘘ついたら針千本飲ませますからね?」

「お前がいうとジョーダンに聞こえねぇからヤメロ」

 いつものように表情をころころと変えながら華扇が言葉を紡ぐ。あれだけ鈍かった足取りもすっかり軽くなっていた。やれやれ、現金なこって。

 あそこに行きたいだのあれが食べたいだのと、やりたいことを次から次へと口にする。どんだけ楽しみなんだよ。

「綿間部」

「ん」

「その、ありがとうございます。えへへ」

「……フッ、まーな」

 彼女の眩い笑顔を目の当たりにして、オレも口元が緩んだ。

 そんじゃ、来たるべき日に備えて一稼ぎしておきますかね。このままじゃ幾ら飛ぶかもわかりゃしない。だが悪い気もしない。

 

 夜は更けて、されど夜明けは遠く。さりとて日向のような温もりがオレの傍に寄り添っていた。

 

つづく

 




女キャラ五人に囲まれて和気藹々とかサクラ大戦かよ
って書き終わってから思った
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