声を失った少年の物語   作:風根三波

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書くことないな...


3.お父様との稽古

 

 

お父様の元へ行くと丁度お昼時だったのでまず食事を取るとのこと、

 

お父様と一緒に食堂へと向かった。

 

 

 

_______________________________________________________________________

 

 

 

食事を済ませしばらく経った後、

 

 

 

「クロックそろそろ稽古を始めようか。」

 

 

 

「はい、お父様。」

 

 

 

お父様から呼ばれたので杖を持ち庭へと向かう。

 

 

 

「さぁ、まずは剣術からだ。」

 

 

 

そういうとお父様は長剣を手渡してきた。

 

木剣ではない、本物の剣だ。

 

 

 

少し重いな、けど稽古を休まず頑張ってきたおかげで扱えないことは無い。

 

私は、少し離れ剣を振ってみる。

 

 

 

うんいい感じだ。

 

 

 

「今日は私に好きな形で向かって来い。」

 

 

 

「わ、分かりました。」

 

 

 

どんなに頑張っても私にお父様を傷つけるような実力は無い、

 

だけど期待には出来るだけ答えたいと思う。

 

 

 

「行きますッ!」

 

 

 

 

 

剣を構えお父様に斬りかかる。

 

 

 

だが、案の定軽く避けられた。そうしたらお父様の方からも斬りかかってくる。

 

 

 

 

 

「ぐッ!」

 

 

 

 

 

防いでも防いでもすぐに斬りかかってくるのに対し防戦一方で反撃に出られない。

 

 

 

「防いでるだけでは、自分の身は守れないぞッ!」

 

 

 

このままじゃ埒が明かない、無理をしてでも反撃に出てみようか。

 

 

 

お父様の剣を防いだ後、再度攻撃が来るまでの僅かな時間を狙い

 

横側からお父様めがけ斬りかかった。

 

 

 

がしかし、それもまた防がれてしまった。

 

 

 

「今の反応は良かった、もう少しだけやって休憩にしよう。」

 

 

 

 

 

それから数十分剣を交え続けた。

 

 

 

 

 

「よし、それまで一度休憩をして次は魔法の稽古だ。」

 

 

 

「はぁはぁ…」

 

 

 

疲れた…木剣じゃない分負担が大きい。

 

 

 

ドアが開く音が聞こえ目をやるとメイドの方が水を持って来た。

 

 

 

「クラウス様、クロック様お水でございます。」

 

 

 

「あぁ、ありがとう。」

 

 

 

「ありがとうございます。」

 

 

 

メイドさんに礼を言い水を受け取る。

 

 

 

飲み終えたあたりでメイドさんがお父様に話しかけた

 

 

 

「クラウス様もうすぐ王都からの使いの者がいらっしゃるお時間です。」

 

 

 

「今日だったか、いけないなすぐ準備する。

 

 クロックすまないな今日の稽古はここまでだ。」

 

 

 

「分かりましたお父様。

 

 私は疲れましたので部屋に戻り休んでおきます。」

 

 

 

そういいお父様は広間へ、私は部屋へ戻った。

 

 

 

 

 

「汗をかいたし、まずは汗を拭くか。」

 

 

 

部屋に戻る際に持って来たタオルで体を拭き、その後新しい服へと着替え

 

ベッドへともたれかかった。

 

 

 

「お父様の剣は木剣の時とは比べ物にならなかったな…。」

 

 

 

そう思っているとだんだん瞼が重くなってきた。

 

 

 

「眠いなひと眠りするか。」

 

 

 

そう思い、眠りについた。

 

◇◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇

 

 

 

私は体のだるさから目が覚めた。

 

頭もすごく痛い。

 

 

 

視界がぐらぐらしながらも、体を起こし周りを見る。

 

 

 

少し横になったつもりがいつの間にか夜になっていたようだ。

 

 

 

家に薬はあっただろうか…ベッドから立ち上がろうとしたがバランスを崩し

 

その場に倒れてしまった。

 

 

 

これはまずいな、薬も取りに行けない。

 

 

 

そうしているとドアがノックされメイドが入ってきた。

 

 

 

「クロック様どうなされたのですか!」

 

 

 

驚いた様子で近づいてきて、体が熱っぽい事から額に手をあてられた。

 

 

 

「ひどい熱です、手をお貸ししますのでベッドへ。」

 

 

 

メイドの方を借り多少ふらつきながらもベッドへ戻る事が出来た。

 

 

 

「少しの間待っていてください、他のメイドとご主人様方をお連れいたします。」

 

 

 

そうすると慌ただしくメイドがかけて行った。

 

 

 

こんな事は生まれてから一回も無かった、至って健康な毎日だった。

 

 

 

しばらくするとお父様とお母様そしてメイドたちがやってきた。

 

 

 

「クロック大丈夫か!?」

 

 

 

お父様が心配してくださっている。

 

 

 

「っ!」

 

 

 

心配してくださいありがとうございますと言おうとしたが声が出ない。

 

 

 

「どうしたクロック。」

 

 

 

お父様が不安げに聞いてくる。

 

私は何度も声を出そうとするが肝心の声が出ない。

 

 

 

ベッドの近くの机の上に昼倉庫から持って来た紙があった。

 

体を少しだけ傾け紙とペンを手に取る。

 

 

 

字体は視界が安定していないので、ぐらぐらだが読み取れないことは無い。

 

 

 

それをお父様に見せたら、お父様は一気に青ざめた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




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