銀灰の神楽   作:銀鈴

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天に叢雲冠るが如く、剣星を祓え誓いの聖剣【08】

「「刃金(はがね)を満たせ、我らが切望──希望の未来(あす)を照らす為!」」

 

 そして、未来で紡いだ奇跡と同じ、明日(みらい)を求める詠唱(いのり)が、たった1つの聖剣を呼び起こさんと共鳴する。

 

「神剣模倣・調律開始」

 

 だけど聖剣は急拵え、正確に入力すべき相手の数値は推定だらけ。この起動はあまりにも不完全だ。だからこそ、私が調律し在るべき姿、夢想に描いた無双の形へ整える。

 

「己が身すらも薪木と焚べて、一切合切を灰燼に帰し、楽土に導く灼熱界(ムスペルヘイム)

 世界が滅びるその日まで、一切合切の偽金を喰らい、楽土に導く極凍界(ニヴルヘイム)

 人の夢を実現し、停滞した現在(いま)を打ち壊す為、壊れ果てた無限炉心(マクスウェル)

 大いなる冬、終末の滅びを踏み超えて、三位一体となり人の繁栄を呼び起せ」

 

 封印を重ね掛けすることで、なんとか保っていた聖剣の均衡。それが詠唱と共に崩壊を始め──

 

回れ回れ歯車よ、神代の(第1リミッター解除を確認、)時代はとうに過ぎた(封印解除を続行)

 

 致命的な崩壊の前に、即座に修正を入れ制御する。その為の三位一体+1の構成だ。身体に走る激痛も、飛びそうになる意識を繋げてくれて丁度いい。

 リィンさんの時間稼ぎもそろそろ限界だ。魔力で編まれた翼はボロボロで、長く伸びた角は片方は完全に切断されてしまっている。長く伸びた尾も鱗はボロボロに荒れ、一度八岐と斬り結ぶたびに衝撃に負け腕から血を吹き出している。

 

「虚無より光は生まれ、光は無限を生み、無限の光は世界を照らす

 艱難辛苦を跳ね除けて、文明の火は未来を灯した

 大洪水を跳ね除け、神威の雷霆を弾き、神の真理を踏み越え、祈りの塔は宇宙(そら)へと至らん」


廻れ廻れ歯車よ、邪悪(第2リミッター解除、)なる樹を討ち砕け(最終セーフティ解除開始)

 

 そうして、遂に聖剣の起動が八岐に気取られた。リィンさんが斬り結ぶこと無く吹き飛ばされ、恐らく隣の艦にまで吹き飛ばされる。ここまで魔力が上昇すれば、阻止しようとしてくるのは当然だ。でもそうやすやすと、何かをさせてやりはしない。

 

「英雄よ恐れるな、汝に罪など有りはしない

 嘆かず、惑わず、高らかに

 彼方の希望へ手を伸ばせ

 輝く未来に祝福を」

周れ周れ歯車よ、我等(リミッター解放Over Drive、)が道行を照らし出せ(システムオールクリア)!」

 

 魔剣の詠唱とは、基本的に担い手の心情を反映するもの。それにこうして後押しされた以上、やれなきゃ嘘だ。

 アインの使っていた幻想世界(グレイプニール)という魔法、あれを解析し技術的に再現。聖剣の調整の傍、何にも頼らない自分の魔法として周囲にばら撒いた。それにより、ギリギリ眼に映る程度にまで遅くなる八岐の動き。剣頭大蛇も聖剣も、打ち合うことすら出来ないけれど。それでも結晶で八岐を蝕み続け、私たちの周りに結晶を生み出し続けることで、徹底的な遅延を行い時間を稼ぐ。

 

「我が身の縛鎖は破却した、刃金の心臓(こころ)で請い願う

 剣の誓い、友の思い、我が切望を今ここに


 たった一輪、世界に咲いた希望の花よ、どうか共に歩ませて欲しい。貴女が何より大切だから!」

「是非もなし。遥かなる未来の果てまで、親愛なるあなたへ希望の花束を」

 

 正直脳が焼き切れそうな情報処理の量に、思わず心の中で悲鳴があがる。だけどそれも、こんなどストレートな告白をされたお陰で気にならない。感じたことのなかった胸の中の温かさと、泣きそうになる心、そして込み上げてくる覚悟。

 青い結晶が作り出した、大樹の(うろ)のようなこの場所で。3振り+1の魔剣から、誓いは聖剣に新生する。

 

「「禊祓え誓いの聖剣、我らの未来を紡ぐため

   限界突破(コンプリート)ー」」

 

 完全な起動が成った聖剣が、私たちを繋ぐ不可視の導線(ライン)に無尽蔵のエネルギーを供給し始める。爆発的に流し込まれる暴力のような力を素材に、未来を穿つ銀弾を描き出す。

 斬り崩された結晶樹の洞から、手と手を取り合い駆け出した。そんな私たちを狙って八岐の斬撃が放たれるが、もう遅い。

 

 分子運動を加速させる魔剣と、停止させる魔剣、そしてエネルギーのベクトルを操作する魔剣。その3振りを無垢だった義足(まけん)で制御したこの聖剣の能力は、まさしく『運動力の制御』に他ならないのだから。

 

 斬撃が止まる。次元が固定される。運動のベクトルが異常をきたす。義足から供給されるエネルギーを、絶焦剣ムスペルヘイムと、絶凍剣ニヴルヘイム、2つの試作型魔剣の性質を引き継ぎながら、無限炉心(マクスウェル)が増幅しベクトル操作の能力を解放する。

 

 結果、停止する物体の運動。本来なら発生し得た熱量を徴収、代価として支払い空間に凍りついたように斬撃が凍結した。敵対者がいる限り働き続ける無限駆動、Ⅱ型魔剣としての特徴を利用しながら、命を削ることなく試作型魔剣の能力を無制限に行使する。

 

 だがそれでも足りない。星は本来、人の手に収まるものではないのだから。……そう、だから、星を手の届く場所まで引き摺り下ろす。展開するのは運動力制御の空間。必要とされる演算能力が高過ぎて完全制御は不可能だけど、それでも青い波導が行なっていた停滞紛いの法則展開はできる。そんな、██(誰か)の祈りを科学・魔法的に再現し、星を引き摺り下ろす圧倒的な無茶で暴挙。そこまでして漸く、流星のような煌めきをみせる()()・八岐に手が届く。

 

 だがそれでも足りない。英雄とは、人を超越した化物達のことを指す言葉だから。同じ土俵に立たせたとしても、その力に常人は抗えない。そんな八岐(へび)の暴威に抗い、未来の光を掴み取るべく、私達は禁断の果実に手を伸ばすのだ。

 

「「偽・天地失墜(Fallendown)──希望の花を照らせ無限の光(Ayame Bloom)共に新たな道を選ぶ為に(Ain Soph Aur)!」」

 

 無垢なる時間は過ぎ去って、罪を抱いて堕天する。生きれた筈の未来(じかん)を代価に、生きる時間(みらい)を創出するための、矛盾に満ちた楽園追放(パラダイス・ロスト)が始まった。

 

「……なんだ、その魔剣は」

 

 驚愕に満ちた八岐の声に、明確に、けれど何かはわからない歯車が嵌る音を聞いた。そして、まるで()()()()()()()()()()というかのように、何かしらの機構に接続されたような違和感。どこかで正しく、別の運命の歯車が回り出した音がする。

 それが間違いなく、最悪の結末を描き出すことが容易に想像出来て──けれど、やることは変わらない。変えられない。八岐と相対するには、この一点だけは変えられないから。

 

「「私(当方)達の、聖剣だ!」」

 

 不安の影を散らすように、大切な人の温もりを感じながら咆哮した。刹那、轟く雷鳴にも似た撃音。その発生元はアインが右手で構える聖剣本体、リボルビングライフル。そこから3連射で放たれた銃弾ならぬ魔弾が、あり得ない速度と軌跡で八岐に向けて飛翔した。

 

 1つは最速最短で一直線に。空気抵抗、空気中に満ちる魔力の抵抗、銃弾自体が持つ熱、磁気の影響などを含んだ全ての運動力を、加速というベクトル変化へ割り振り速度に変えて加速する。

 1つは運動力を速度ではなく熱量に変換して、抉りこむような弧を描き飛翔する。

 最後の1つは、デタラメ極まるジグザグの軌道を描いて八岐に向かう。

 

「容易いな、今更銃弾など。期待外れも甚だしい」

 

 落胆と赫怒。八岐の声から伝わってきたのは、その2つの感情のみだった。落胆しているのだろう。なにせ3発放った弾丸のうち、墜星に届いたのは最速の1発のみ。そしてその1発も、墜星の防具を貫きはしたものの、貫通せずそこで止まってしまったのだから。

 

「それはどうですかね?」

「聖剣などと宣った以上警戒していたが、これでは……なに?」

 

 当然、すぐに傷の再生が始まる──()()()()()。象撃ち銃よりも大口径で、音の壁を突き破った銃弾は、撃ち砕いた八岐の左脚を癒すことなく存在感を放っている。

 

 先程突き止め、たった今この一射で確定させたクリフォトから八岐に接続されている魔力のライン。その魔力の流れという、魔法分野の運動量を停止させた。一時的に滝の流れを堰き止めているような物であるせいで、残念ながら逆流させることは出来ないが……これで、不死身の再生機能は停止に陥る。

 同様と驚愕でもぎ取った先制攻撃。それで最初の想定通り、利き脚ではないが機能不全に追い込んだ。

 

「BANG!」

「エネルギー操作の異能。なるほど確かに、聖剣と言うだけはあるか」

 

 だがその程度で油断は出来ない。右手を銃のような形にして構え、どうせ効かないことを承知で聖剣を駆動。目眩しの煙幕代わりのプラズマ化した炎、それと共存する絶対零度の凍結、そしてその2つを目眩しに、阿吽の呼吸でアインが放つ3発の弾丸が飛来する。

 

「だが、まだ未熟だな。タネさえ割れてしまえば、こうなる」

「対不死身の維持お願いします!」

「認識した!」

 

 それらを当たり前のように斬撃で8当分に斬り裂きながら、私達に向け八岐が突撃してきた。

 対応すべく拳を握りしめ前に出るが、生憎私は魔剣を封じられた徒手空拳。これでも一応免許皆伝、それなりには戦える自信はある。だがそのことや聖剣の加護を受けていることを踏まえてなお、分が悪いとしか言いようがない。

 

「ッ、はぁぁっ!!」

 

 超高温の炎熱を纏わせた四肢を駆使し、八岐の左腕から繰り出される斬撃と7つの剣頭大蛇たちの刺突を受け流す。接触時に生まれる衝撃も、体術と補助的に聖剣の能力も使い完璧に受け流すが……

 

「足りんな、まるで足りていない。世界を救うには、知恵も、力も、知識も、実力があまりにも不足している」

 

 それだけだ。アインの援護射撃を含めて、初手以外で明確なダメージを与えられていない。それは単純な力量の問題。こうして間近で相手取ってこそ分かる、数百年は積み重ねたような剣の重み。それを相手にたった1人、十数年しか生きていない私のような小娘が張り合えていること自体が異常なのだ。

 

「一体貴方は何なんですか! 勝手にそんな都合を押し付けて、勝手に私に期待して、失望して、そして殺して……」

 

 だからこそ、思わず問い掛けてしまう。私なんかより、世界を救えと貴方が言う私なんかより、圧倒的に強く重い貴方がどうして。どうしてそんな、絶望と諦観に翳った目をしているのか。

 

「世界を救うって、一体何なんですか!? 答えてください、人王アルディート・ガラント!」

「文字通りの意味だ」

 

 私の疑問に対する返答は、そんな無機質な答えと再構成された左腕の巨剣による一撃だった。急激に変わった重さの一撃に、運動エネルギーの操作が間に合わずに体勢が崩れる。

 当然、追撃で振るわれる右手の聖剣。その動きに何処かパパの、かつての剣聖の太刀筋を幻視して──

 

「シッ!」

 

 予想通り、よく知っている太刀筋のまま迫る刃を左腕で弾いた。代償に、深く斬り裂かれる私の腕と腕甲。追加の成果として、八岐に撃ち込まれる2発目の弾丸。腹部を崩壊させたそれは、銀の弾丸にはならずとも大きな一歩だ。

 千切れかけている腕を抑え繋げつつ下がるが、しかし案の定間に合わない。再度分解され7頭の大蛇に戻った巨剣が牽制しながら、聖剣による必殺の一撃が振り下ろされる。その瞬間に、

 

偽装駆動(Imitation)──氷天の航路に影はなく、(ノースアモネイ・)旅路を行け鋼の先導者(ハボクック)!」

偽装駆動(Imitation)──血で染まりし紅頭巾、(フェルカーモルト・)殺戮するは我にあり(レッドキャップ)!」

 

 アインと2人、正真正銘の切り札を切った。

 

 焼き鏝のように赤熱化した剣頭大蛇を、聖剣を、極低温の絶氷を纏った脚撃で迎撃する。脳内に描くのは私の同類であり、けれど決定的に思想が異なる半魔の男性。あの研ぎ澄まされた脚撃を、魔剣を用いた戦闘スタイルを、自分の身体で使う様に再構成(デチューン)する。

 同時にアインが描いたのは、銃の魔剣としては最高峰の能力を誇る殺戮の力。自動拳銃とリボルバー、本来2つで1つの魔剣のうち、共通するリボルバーが保有していた能力がここに顕現する。自動追尾による概念的必中の弱点狙撃。この状況において、最も頼もしい強化だった。

 

「まだだ。まだ、貴様らでは届かない」

 

 私の脚撃は大蛇の剣頭をいくつか砕きつつも、こちらから攻勢に転じられる程には届かない。アインの放った必殺必中の弾丸も、まるで未来でも見ているかの様に全て両断される。

 まるで覚醒や切り札のイタチごっこだ。八岐を超えようと全力を振り絞れば、知っているとばかりに超えられる。更に次の切り札を投入しても次の、更に次の、次の次のと限度がない。

 

「だがそれでも、知りたいのならば教えてやろう」

 

 そうしてついに、今まで刻んできたはずの無数の傷が全て一気に再生した。傷口からクリフォト結晶が湧き出し、砕け、次の瞬間には無傷の身体が再生している。

 驚愕とともに理解した。()()()()()()()()()()()()。身体から発せられる魔力量を4割ほどにまで大きく減退させながらも、八岐は再誕する。ああ、ああ、どうしてそこまで考えが回らなかった。あくまでクリフォトとの接続は外付けの補助、魔力という燃料さえあれば自前で修復すら可能だと。

 

「我々墜星の目的は、今も変わらず世界を救うこと。理由はただ1つ、貴様らが生きるこの世界は間も無く滅亡するからだ」

 

 気が付けば振り下ろされていた聖剣を、両腕をクロスしてガードする。同様にアインには巨剣が振り下ろされている。不味い、わざと鍔迫り合いに持ち込まれた。

 

「かつて英雄戦争の末期、地球にもクリフォトと同類である結晶樹セフィロトが作られた。アイツ自身故郷には思うことがあったのだろうな、周囲の異世界が悪魔どもに食い荒らされる中、いつか誰かが自分を超えることを信じ、地球を停滞の底に封じ守った」

 

 聖剣で運動エネルギーを受け流せない様、一瞬ずつに力の込められ方がズレていく。意味のわからない技術に、ジリジリと刃が押し込まれてくる。

 

「だが、地球はダメだった。何もかもが停滞した。誰1人としてセフィロトを超克することなく、結晶樹は枯れ落ち砕け、世界はバラバラに砕け散った。

 このままでは俺たちの世界、アヴルムもまた滅亡する。周囲の異世界ごと悪魔どもに食い荒らされ、最後に残ったこの世界も限界はすぐそこだ」

 

 同時に八岐の口から開帳される未知の話。ママの故郷であり、大多数の転生者の故郷である異世界の滅亡までの話。悪魔? 地球? セフィロト? 滅亡? ……まさか。

 

「クリフォトはもう保たない。███・███と███・███が……貴様らの██が世界に施した延命は、もう間も無く砕け散る。その時までに誰かが、新たな世界を拓かねばならないのだ!」

 

 会話と思考にノイズが混じる。耳がその音を聞き取れない。その世界を延命した誰かが、私達にどんな関係があるのかも分からない。けれどパズルのピースが組み合わさるように、脳内で世界が陥っている図が補完されて行く。

 

「であるなら、貴様達だけでやっているがいい。当方達は、残された時間を幸せに生きぬきたいだけなのだから!」

「出来るものなら、我々の失敗は我々の手で解決していた!」

 

 遂に力の均衡が崩れ、アインとともに吹き飛ばされる。

 

「我々では、死者では、既に法則に取り込まれた者では……何があろうと、彼女の停滞から逃れられない。ああ、だからこそ期待していたのだがな」

 

 吹き飛ばされた私たちを見る八岐の目が、深く暗い失望に彩られる。

 

「残念だアヤメ・キリノ、アイン・ナーハフート。生存能力は一級、格闘と魔法も申し分ない。だが他者に影響を及ぼし、時に害してでも危機を超える力。その点がまるでなっていない。所詮は停滞の法則に絡め取られた輩と変わらない。

 ああ、そうだ。及第点程度では、彼女の停滞は破れない。新たな世界を拓けない。世界を救えないのだ。故にさらばだ。次の貴様らに期待しよう」

 

 そうして、力のチャージが終わった八岐の剣が振り抜かれた。次の私達という言葉に違和感を感じつつも、その妨害は間に合わない。私達の聖剣の干渉を超え、次元ごと斬り裂く斬撃の大渦(ヴォルテックス)。それがこのアルフレイムという数キロはある航空戦艦を刻もうとして──

 

「ふむ、大凡事情は把握した。ならば余が2人の剣となろう。三位一体と言うのであれば、それで漸く数が揃うであろう?」

 

 呪海を征く楽園の船を、呪に掛かる虹霓が優しく包み込んだ。

 




アヤメ 残り98日
アイン 残り98日

《比翼転昇 アイン》
 蛇の様に鎖が巻きつく意匠が施された、リボルビングライフル型の魔剣。装填可能な銃弾は、実際の弾やそこら辺の鉄釘に始まり、当然魔力弾の生成も可能。
 ということが表に出ている建前。その本体はストック内部に仕込まれた、炎の様な赤と氷の様な青い無数の歯車が互いに絡み合い、組み合わさり、無数の細い鎖とベルトを回し続けエネルギーを生み出す集合体的構造物である。
 3本の魔剣を束ね、1本の魔剣と同調していることによる超出力を制御する為に、体内へと埋め込まれた全身の魔剣と完全に機能を同調、制御されている。2人で1つの魔剣として起動する、
 所有者 : アイン・ナーハフート及びアヤメ・キリノ

【能力】
 基準値 : A 限界値 : EX
 照準 : C 範囲 : EX 操作 : EX
 維持 : E 強度 : D
【詠唱】
 刃金(はがね)を満たせ、我らが切望──希望の未来(あす)を照らす為
 神剣模倣・調律開始
 己が身すらも薪木と焚べて、一切合切を灰燼に帰し、楽土に導く灼熱界(ムスペルへイム)
 世界が滅びるその日まで、一切合切の偽金を喰らい、楽土に導く極凍界(ニヴルヘイム)
 人の夢を実現し、停滞した現在(いま)を打ち壊す為、壊れ果てた無限炉心(マクスウェル)
 大いなる冬、終末の滅び踏みを超えて、三位一体となり人の繁栄を呼び起せ
 回れ回れ歯車よ、神代の(第1リミッター解除を確認、)時代はとうに過ぎた(封印解除を続行)
 虚無より光は生まれ、光は無限を生み、無限の光は世界を照らす
 艱難辛苦を跳ね除けて、文明の火は未来を灯した
 大洪水を跳ね除け、神威の雷霆を弾き、神の真理を踏み越え、祈りの塔は宇宙(そら)へと至らん
 廻れ廻れ歯車よ、邪悪(第2リミッター解除、)なる樹を討ち砕け(最終セーフティ解除開始)
 英雄よ恐れるな、汝に罪など有りはしない
 嘆かず、惑わず、高らかに
 彼方の希望へ手を伸ばせ
 輝く未来に祝福を
 周れ周れ歯車よ、我等(リミッター解放Over Drive)が道行を照らし出せ(システムオールクリア)
 我が身の縛鎖は破却した、刃金の心臓(こころ)で請い願う
 剣の誓い、友の思い、我が切望を今ここに
 たった一輪、世界に咲いた希望の花よ、どうか共に歩ませて欲しい。貴女が何より大切だから!
 是非もなし。遥かなる未来の果てまで、親愛なるあなたへ希望の花束を
 禊祓え誓いの聖剣、我らの未来を紡ぐため
 ー限界突破(コンプリート)
 偽・天地失墜(Fallendown)──希望の花を照らせ無限の光(Ayame Bloom)共に新たな道を選ぶ為に(Ain Soph Aur)
【効果】
 ①通常駆動
 ・自身のステータス上昇700%
 ・生物特効700%
 ・悪魔特効900%
 ・軽度の温度操作
 ・ベクトル制御
 ②限界駆動
 ・運動力(エネルギー)完全制御

 分子運動を操作する炎熱・凍結
 運動エネルギー自体を操作する衝撃操作
 エネルギーの動きを操作するベクトル操作
 魔力の流れや循環を操作することによる、擬似的な魔法精製や発動妨害などetc etc……制御力次第でやれることは多岐にわたる。その場で最適な手段を絞り込むことができないほどに。

 
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