銀灰の神楽   作:銀鈴

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本日2話目


3章 登場人物紹介

『アヤメ・キリノ』

 本名(15歳)余命2ヶ月と11日。

 現時点で獣耳(右)両足の膝から下、左腕の肘から先が無い。耳と脚は既に義体化済みで、次に目覚めた時は左腕もそうする。

 思ったよりも健全にアインと結婚した。が、あくまで法律上の婚姻関係を結ぶことは不可能なので形式上でしかない。本人たちは満足そう。

 育ての親であるリュート、レーナ両名を失ったことで、結果的に正気に戻っている。しかしそれは、もう砕ける程の心が存在しないことと同義でもある。砕け散り踏み躙られ続けた心は、平な0に均された。

 それでもきっと、アインが隣にいる限り。彼女が倒れることはないだろう。大罪の取り立て、何するものぞ。黒い影の予兆は、命と心を代償に遠ざかった。

 

『アヤ・ティアードロップ』

 主人公の偽名(獣人)

 故人扱いだけどまだ利用出来る筈と利用した結果、なんだかんだの末に再び使えるようになった。特に意味はない。

 

『アイリス・エターナル』

 主人公の偽名(魔族)

 アヤ・ティアードロップと瓜二つな容姿でとてもよく似た魔法と武器を使う謎の人物。獣王剣を直したなのでほぼ国賓。そう扱う国民は残ってないが。

 

『アイン・ナーハフート』

 主人公をヒロインにした。余命2ヶ月と24日。

 英雄戦争時の量産型決戦兵器、冒険者型人造人間(エクスプローラー)の後衛型であるType:Nachhut(ナーハフート)の製造ナンバー:00001番(アインス)

 結婚した。後ついでに過去の記憶を取り戻し、戦闘力や知識も古き英雄並みに蘇っている。お陰で肉体年齢は10代中盤なのに、精神年齢は20代近くになっているとかいないとか。正直特に差異はない。

 アヤメを幸せにする、その誓いは死が二人を分つまで。ただ聖剣と身体の酷使により、人体を代替している魔剣に極めて強い負荷が掛かっている。いつ死んでもおかしくないが、そもそもそうなので気にしてはいない。

 

『アルブレヒト・スノードロップ』

 かつてのアインの名前。抹消された英雄アグレッサー。

 強かったらしく、アヤメと同じような扱いを受けていた。

 

『リィン・M・D・ラーグルフリョゥトリムルン』

 稼働年数:6年 精神年齢:15 肉体年齢:10の冒険者型人造人間。万能型のType:High-End、製造ナンバー:00000番。獣人界との国交が再開されたことで、正真正銘魔王となった。

 八岐の剣技を一部ではあるが再現できるようになっていることが判明したが、相手が悪く目立った戦果はなし。主に王として裏側で働いていた。

 きっともう、数週間前にはあった幸せが戻ってくることはない。しかしそれは、生き残った全員が等しく思うもの。だから小さな幸せを言祝ごうと、やることをやった義姉義弟夫婦を見守っている。

 

『魔剣ニードヘッグ』

 回収されていた。

 

『その他魔界組』

 政治的な問題の解決に奔走していたため、表立った活躍はなし。最大の危機である玉兎の催眠に於いては、後悔の塊のような人が多く集まっているせいで動くことが出来なかった。全ては、幸せな、夢の底。

 

『ミーニャ・S・ニライカナイ』

 正史に於いてはサトウ・N・ミーニャ、こちらでも本名はそうだが名乗る名前は変えている。IFの歴史における差異といって問題ないだろう。

 かつてはアルビノ特有の病弱、力の無さが目を引く深窓の令嬢出会ったが、戦争を経て成長。自力のみで物理限界に迫り、魔剣を込みにすると物理の極限を打ち破る女傑となった。普段の振る舞いはかつての名残、力を示しても権威を優先した獣に対するアピールでしかない。

 

『リュート・カンザキ』

 最後の転生者。約束を果たして散った。それ以上に語ることはない。

 

『レーナ・カンザキ』

 転生者の最後を見届けた優しい光となった。

 

『ジーク・カンザキ』

 泥に変ずることはなかったが、親の死に目に会うことは出来なかった。最悪な点は、もし彼が目を覚ましてあの場にいたとして、邪魔以外の何者でもなかったことだろう。

 彼に、物語を持てる程の何かはない。その未来は既に閉じてしまった。

 

『アヒム・ロイス・ケラウノス』

 獣人軍総大将にして、試作型魔剣である絶滅剣ティタノマキアの初代所有者。最上位の精霊と契約しているが、かつての戦争で力を大幅に減退させていることが判明した。

 勇気と覚悟、それのみで突き進んできた怪物。支えるべき相手とミーニャを判断したことで、技量のみは全盛期に復帰してきている。

 

『ボレアス・セプテントリオ』

 北風貪団首領にして、かつての獣人軍元少将。魔族と獣人のハーフで魔剣ハボクックの初代所有者。大罪スキル傲慢/残影を所持している。

 あくまでその根幹にあるのは平和への祈り。子供が平和に暮らせる世界への回帰。子供の味方である。現在はアヤメに雇われた形となっている。

 

『その他獣人界勢』

 冒険者達はほぼ全員が無事に生き残っている。ただ、寝起きに等しい状態で悪魔との戦闘を行なった結果、命を散らした存在も少なくない。古き獣人界の気風は、最早甦ることはないだろう。

 

『イオリ・キリノ』

 七英雄、主人公の母。喋った。

 

『ロイド・キリノ』

 七英雄、主人公の父。作品開始以来初めて喋った。

 

墜星・泡影(ティア・クラフト)

 七英雄、主人公の義母。またちょっとだけ出た。

 

墜星・八岐(アルディート・ガラント)

 七英雄。生前の姿が出た。

 

『メリッサ・ガラント』

 七英雄。前作続投、死亡済み。

 

『タクミ・テンジョウイン』

 七英雄。前作続投、死亡済み。

 

墜星・玉兎(クラネル・レイカー)

 七英雄。主人である███・███と███・███の権能により、死んだ後に時間を遡行させ続けている死に続けている生者。身体は死者のそれを現世に留めるための聖剣の権能で変質しており、全身がひび割れている。

 そして、晶樹接続・還元解除により聖剣を解放した場合、急速に時間の停滞は解除され死へと突き進むことになる。だが聖剣の性質上、数度衛星砲撃をしない限り、かなりの時間活動が可能である。

 墜星として持つ不死身、聖剣による現実改変、元来持つ幻想世界の3重の不死身を持っていた。その異常なまでの不死身も、全ては愛弟子に殺されるそのためだけのもの。どこまでもやりたい放題に、好き勝手に、そして自分の願いだけはしっかりと果たして消滅した。

 

 聖剣は、かつての世界で猛威を振るった『色欲』の大罪と『慈愛』の元徳が結晶したもの。飛翔した獣人界の主砲として、済度の時を待っている。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【旧世界の情報にアクセスしますか?】

【Y/N】

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【Y/█】

 

【聖剣情報の閲覧を開始します】

 

 システム正常作動を確認

 天地失墜を確認

 フェイルオーバーシステムの作動を確認

 個体名:クラネル・レイカーの消滅を確認

 保有魔力・魂・記録のクリフォトへの帰還を確認

 晶樹接続・還元解除

 本システムは自動的に待機モードへ移行します

 ███・███の魂復元率・・・52%

 ███・███の魂復元率・・・54%

 意識の回復は見込めません

 意識の回復は見込めません

 意識の回復は見込めません

 擬似世界展開・固定回復式セフィロトは崩壊しています

 擬似世界展開・回復固定式クリフォトの稼働率は55%まで低下しています

 世界停滞法則『幻想世界・戦乱の剣』は以前展開中です

 世界分別法則『幻想世界・████』は以前展開中です

 文明保存術式『プロメテウスの灯火』は正常稼働中です

 時空間隔離法則『果ての蒼穹』の稼働率は79%まで低下しています

 ██封印式『新世界秩序』の稼働率は85%で以前稼働中です

 聖剣:神境偏在モチヅキよりアクセス開始

 

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【禁呪について】

 基本的に使えば死ぬような技術、自他問わず魂に手を加えるような技術のことを指す。

 凡そこの世界で魔法を学び始めた者が、いつしか学ばざるを得ない事柄であり、初めは使ってはいけない術として学び、次に研究対象として構成を学び、凡そ1つは体得することになる禁忌の術。

 基本的には、地球でいうカードゲームの禁止制限のような扱いと認定の仕方をされている。指定されるものもあれば、緩和されるものもあり、禁呪として作られるものもある。

 現状判明している禁呪は

神殺しの槍(フェンリル)》《魂魄燃焼(バーンアウト)

現実改変(ヒューム・リライト)》《人身御供(サクリファイス・クロッシング)

 の計4つ。当然もっと沢山ある。

 

【遺失魔法《幻想世界(ファンタズマ)》について】

 自身を魔法の核として、自身の強い想いを世界というキャンバスに投影。絵を塗り潰すように自分の世界を展開する、旧時代の魔法における奥義。深奥。最終到達点。

 長く展開すればするほど己が世界の版図は広がり、幻想の法則を強く敷くさせることができる。

 また複数の《幻想世界》が衝突した場合には相剋が起き、正攻法での対抗手段はこれのみとなる。

 そして『全員で生きたい』という祈りと『全員で死にたい』という祈りがどうあっても共存できないように、双方が双方を己の念に染め上げようと殺し合う。それは『生きたい』と『全員で生きたい』という同系統の心でも同じであり、1つの空間には1つの祈りしか収まらない。

 

 ……そして、アヤメが気が付いたこの魔法の真実は以下の通り。

 この秘奥魔法が行き着く先にあるものはただ1つ

 神へと昇ること、神なんて存在へ成り果てること。人という存在を、自らの法則を描くだけの存在に書き換えることにある。

 それは新たな宇宙、言うなれば新世界を創造する為の生贄にするに等しい暴挙だ。

 この世界の魔法が行き着く最後の姿がソレだ、なんて現実をアヤメは受け入れたくなかった。しかし現実として目の前に存在する以上、破壊以外の受け入れ方がなかったという話である。

 

 

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 聖剣:戴雨神剣アマノムラクモは応答していません

 聖剣:神威抜刀フツノミタマへのアクセスが拒否されました

 聖剣:永劫聖衰ヤマトテンジョウへのアクセスが拒否されました

 

 以降の情報閲覧は不可能です

 

 擬似世界展開・回復固定式クリフォトは応答していません

 

 擬似世界展開・回復固定式クリフォトは応答していません

 

 擬似世界展開・回復固定式クリフォトは応答していません

 

 擬似世界展開・回復固定式クリフォトは応答していません

 

 擬似世界展開・回復固定式クリフォトは応答していません

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ██封印式『新世界秩序』より通達

 

 進行段階(フェーズ)終末(アティエル)に移行しました

 

 進行段階(フェーズ)終末(アティエル)に移行しました

 

 進行段階(フェーズ)終末(アティエル)に移行しました

 

 光を! 光を! 絶えることなき無限の光を!

 

 闇を! 闇を! 続くことなき永劫の停滞を!

 

 警告、警告、警告、警告

 

 獣の眷属が、世界に満ち溢れます

 

 警告、警告、警告、警告

 

 ──██封印式『新世界秩序』の接続を拒絶

 

 接続を終了します。

 

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