銀灰の神楽   作:銀鈴

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本日2話目です。前話もあるよ。


あとがき

 

 約4年間にも渡る長い間、ありがとうございました。

 或いはここまで読んでくださった読者の方も、お疲れ様でした。そしてありがとうございました。

 

 というわけで。「銀灰の神楽」はこれにて完結です。

 

 書き始めた理由は正直もう覚えてないです。でも、ガンガンに詠唱をしながら戦うバトル物が書きたかったことだけは覚えています。

 ただあれだけの数、詠唱を考えるのは本当に地獄でした。没案を含めたら多分あと10〜20は増えますので。

 

 して、明らかに作風が変わったエピローグについて。

 感動系でも悲壮な形でもなくてワチャワチャとした形にしたのはわざとです。なにせアヤメちゃん達が目指していたのは、誰もが笑っていられる大団円。楽しい結末こそが彼女達の目的であって、全てを賭けてまで為したい事だったのですから。

 

 さて、思っていた以上に燃え尽きた感が強く書くことが余り思い浮かびません。ので蛇足かとは思いますが、下に色々と書いていこうと思います。

 

 では、またいつか次回作が動き出した頃に。

 


 

【蛇足】

 

 

──調査報告書──

 

○○年 ××月 △△日  

 

 

《登場人物のその後について》

●アヤメ・キリノ

 本名(15歳)余命──人並み

 神剣という完全に超常の現象を経て復活したことで精霊化。ただ何が変わったかといえば、寿命がそれなりの年齢まで生きられる程度に戻った程度。未だに獣耳(右)・両足の膝から下・左腕の肘から先が義体化済み。また右腕の前半部から先は金属骨格に置き換わっているが、内臓機能は復活済み。恐らく遠くないうちに平和の証を刻むことになるだろう。

 過去の世界に帰還後、1ヶ月ほど反省の意味も兼ねて投獄されていた。なおその際、本名は名乗ることが出来ないため「魔剣の精霊:アヤメ・K・ティアードロップ」とアインに合わせる形で苗字を変えて名乗っている。

 ひと騒動が終わった後は冒険者として復帰──しようとしていたが、ミーニャ王女に補足。権力には逆らえない。直属の私兵として編成されることになる。役割としてはスラム街の管理、維持。未来の記憶をもつ者が極めて多いスラム街に於いて、アヤメほど適任のまとめ役はいなかったのだ。

 神剣の能力を駆使し悪魔を殲滅してきたイオリ、ロイド、ティアからはそれぞれ1発拳を貰っている。

 

《保有魔剣・聖剣》

 聖剣:比翼天昇 アイン

 魔剣:Ⅰ型魔剣 :ディフェンダー

    Ⅱ型魔剣 :ユビキタス

          ハボクック

    試作型魔剣:獣王剣ライオンハート

          真魔剣ディーアボロス

          人理剣アーメンテース

          有象無双レギオンα・β

 神剣:なし(至ることは可能と思われる)

 

●アイン・ティアードロップ

 本名(ということにした)(年齢不詳)

 神剣という完全に超常の現象を経て復活したことで精霊化。ただ何が変わったかといえば、寿命がそれなりの年齢まで生きられる程度に戻った程度。

 英雄戦争時の量産型決戦兵器、冒険者型人造人間(エクスプローラー)の後衛型であるType:Nachhut(ナーハフート)の製造ナンバー:00001番(アインス)。言わずもがな20年前の世界に於いては、どうしようもないほどオーバースペックである。ただそれはとは別に人並みに、恐らく遠くないうちに平和の証を刻むことになるだろう。

 過去の世界に帰還後、1ヶ月ほど反省の意味も兼ねて投獄されていた。その際、本名を問われ「魔剣の精霊:アイン・ティアードロップ」と名乗っている。アヤメとの関係を断ち切ることはもう2度とありはしない。

 ひと騒動が終わってからはアヤメ同様冒険者家業を行おうとしていたが、ミーニャ王女に捕獲される。権力に逆らえる後ろ盾はもうないのだ。直属の私兵として、役割はアヤメの補佐。なにも引き離そうと言うわけではないのだ。

 なおアヤメ共々、聖霊としての存在の核が己の聖剣であるため生身で魔剣の能力の行使が可能。単体戦力ではイオリ、ロイド、ティアを除き最高峰である。

 

●リィン・M・D・ラーグルフリョゥトリムルン

 稼働年数:6年 精神年齢:15 肉体年齢:10の冒険者型人造人間。万能型のType:High-End、製造ナンバー:00000番。

 言うまでもなく20年前の時代においては全てがオーバースペックである。ひっそりと削れていた寿命も、上記の2人と同様に聖霊化を伴い復活している。また、神の写し身である事実もその際消滅した。

 過去の世界に帰還後、1ヶ月ほど反省の意味も兼ねて投獄されていた。その際、本名を問われ「龍の精霊:リィン・M・D・ラーグルフリョゥトリムルン」と名乗っている。彼女にとって名前は恥じるものではない、胸を張って示す自らの足跡(そくせき)であった。

 ひと騒動が終わってからは良くない予感を感じ脱走を試みたが、かつての力を急速に取り戻し始めたミーニャ王女に捕獲される。もう2度と書類の山は見たくない……そんな彼女の夢を打ち破るように、今日も机の上には書類が山のように貯まっていく。最近、なんだか書類整理が気持ち良くなってきた。

 本来の役割はミーニャ王女の護衛。この時代に於いて精霊と契約出来ていなかった彼女の精霊として、それなりに楽しくやっている。書類は来るが。書類はいや、嫌なのだ。余はもう書類整理は──

 

●ミーニャ・S・ニライカナイ

 正史に於いてはサトウ・N・ミーニャ、こちらでも本名はそうだが名乗る名前は変えている。IFの歴史における差異といって問題ないだろう。

 計りごとの果てに3人を麾下に、アヒムとは協力体制を築き、暴風貪団も手元に於いた。弱冠9歳において表にも裏にも通用する力を得た。未来の記憶も継いでいる為、彼女達が存在する限り世界は安泰だろう。

 

●アヒム・ロイス

 ケラウノスの名前は絶滅剣を手にしていない時期のため存在しない。

 故に、最強の素養はありながらも最強ではなく至ることもない。だがそれはそれとして、元から強さが尋常ではなく未来の記憶も継いでいるため、別ベクトルで最強の頂きに至るだろう。

 

●ボレアス・セプテントリオ

 北風貪団首領にして、いずれ獣人軍元少将に至る者。魔族と獣人のハーフで魔剣ハボクックの初代所有者。大罪スキルは持っていない時期だが、アヤメからハボクックは返還された。故に未来時間と比べても、ほぼその実力は変わっていない。

 彼の目的であった世界も、間接的に実現したことで僅かに丸くなっている──かと思いきやそんなことはない。戦乱の時間はまだ終わらない、一度吹き荒れた風は止まらない。

 

●その他ユ=グ=エッダ組について

 気がつけば過去の時間軸に戻っていたことにより、悪魔という明確な害意は存在しないものの政治の世界に飛び込むことになった。艦長たちが万全であった為、特に問題はなく国交は樹立。

 もう生きていたくないと自殺を図るもの、記憶の齟齬に耐えきれなかったものなども居たが、概ね平和に第4の大陸における国家として成長を始めている。現状はもっぱら、3国間を飛び回る輸送艦業を安定させるために動いているようだ。

 

●その他獣人界組について

 リュート・カンザキ

 レーナ・カンザキ

 ジーク・カンザキ

 ──未来の記憶はない。未来を生きた彼は戻らない。

 

 冒険者連中

 ──未来の記憶を持つ者は多いが、懐かしい時代の空気を楽しんでいる。力は増していたり関係性が複雑化しているが、彼らの陽気にそれ以上の変化はない。

 

 スラム街連中

 ──事情も理解しており認めていたアヤメがトップとなったことで、また裏側の世界に戻った。世を退いて関わりを絶った者たちなのだ、こちらから踏み込まない限り何も起きることはないだろう。

 それはそれとしてご禁制の薬の質などは跳ね上がったとかなんとか。

 

●イオリ・キリノ

●ロイド・キリノ

 七英雄、主人公の両親そして神剣の主。

 アヤメによる世界の逆行を最も間近で受けたことで、神剣を持ちながら過去の世界に飛んだ。そう、つまりこの世界には『神であるキリノ夫妻』と『人であるキリノ夫妻』の両方が存在している。当人達にとっては特に問題ではないようだ。

 過去に飛んできた直後から、不倶戴天の敵である【悪魔】の所在を神側が調査。アヤメ達の所在を人側が調査。アヤメ達の転移が確認できなかった為、そのまま【悪魔】の世界に転移。1年の時間をかけて徹底的に、那由多を越える数の【悪魔】を残らず殲滅した。

 愛娘と義理息子の不始末を片付けて帰ってくれば、何やら楽しそうにしている2人がいたので全力で殴った。それ以外は関係良好らしい。

 

墜星・泡影(ティア・クラフト)

 七英雄、主人公の義母。

 当然未来での記憶は受け継いでいる。だが彼女から何かを語ることはないだろう。あくまで彼女は、優しいお義母さんだった。それだけで満足しているのだから。

 

墜星・八岐(アルディート・ガラント)

 七英雄。今日も剣の研鑽を欠かすことはない。

 未来の記憶は既にない。平和な世界に、墜ちた星の居場所はない。

 

墜星・玉兎(クラネル・レイカー)

 七英雄。今日も酒を飲んで呑まれている。

 未来の記憶は既にない。平和な世界に、墜ちた星の居場所はない。

 

墜星・金烏(右)(メリッサ・ガラント)

 七英雄。今日も愛鳥がかわいい。

 未来の記憶は既にない。平和な世界に、墜ちた星の居場所はない。

 

墜星・金烏(左)(柊 鈴華)

 七英雄ではない。名もなき転生者。

 未来の記憶は既にない。平和な世界に、墜ちた星の居場所はない。

 地球で勇者とともに世界中を巡る旅へ出ている。

 運命的な何かを感じる銀髪の少女と再会を果たし、幸せな生活を続けている。

 

墜星・勇者(タクミ・テンジョウイン)

 七英雄。勇者

 未来の記憶は引き継いでいる。平和な世界に、墜ちた星の居場所はないが、その程度で勇者が止まることはないのだ。

 地球で金烏とともに世界中を巡る旅へ出ている。

 第三次世界大戦を止めることはできなかった。だが今度こそ、大切な愛娘を守ることはできた。【悪魔】もいない世界でなら、きっと。

 

天上院(てんじょういん) 愛理(あいり)

 厳密には登場人物ではないかもしれないが結末を

 未来と同じく天上院 匠と柊 鈴華が戦地で出会い、義理の娘として養子に取った。血筋的には北欧系、ヨーロッパ育ちで最終的には日本の国籍を得ている。容姿は淡麗、天然の銀髪と碧眼を持った地球の少女。

 第三次世界大戦における動乱の中、天上院 匠の手によって助けられる。その後は世界各地を転々としながら、最終的には日本へ落ち着いた。そこまでは何も変わらない。

 未来において人生の契機となった『英雄戦争』が起きないため、きっと彼女は動乱の時代ながらも優しく育つだろう。

 

 

ーその他元魔剣保有者ついてー

●アマル/アウル

 Ⅱ型魔剣ユメウツツの保有者だった

 最終決戦において登場した、銀狼族最期の生き残りだった兄妹。

 20年前の世界では生まれていない。未来の記憶を受け継ぐこともない。だがきっと、何かは心に残るかもしれない。

 

●クハク・ノクカーバン

 Ⅱ型魔剣チョークの保有者だった

 20年前の世界ではまだ歪んでおらず、【悪魔】がいない世界では歪むこともない。未来の記憶はなく、ただの子供好きなお姉さんになるだろう。

 

●アナベル・ソリドゥス

 Ⅱ型魔剣コドクの保有者だった

 未来の記憶はなく、まだ少年である為何も起きることはない

 

●クリム・ティーク

 Ⅱ型魔剣レッドキャップの保有者だった

 20年前の世界ではまだ生まれていない。未来の記憶を受け継ぐこともなく、多少性癖が歪む程度で済むだろう。

 

●名もなき記者

 Ⅱ型魔剣ルンペルシュテルツヒェンの保有者だった

 未来の記憶を書籍化、不謹慎さゆえに大爆死してひっそりと人生を修了した。監獄の飯はまずい。

 

●リヨン

 Ⅱ型魔剣マンチニールの保有者だった

 未来の記憶を受け継ぐことはなく、不条理な実験を受けることもない。だからきっと彼女は、もうシンデレラにはなり得ない。

 

●バルト

 Ⅱ型魔剣ペルケレの保有者だった

 未来の記憶を受け継いでいる。現在はアウトローではなく、獣王国の軍としてセプテントリオの指揮下にある。

 

●魔剣ニードヘッグ

 何も知らない竜に戻った。

 

●タツミヤ・クリマクス

 転生者2世。戦争からの出戻り組。あと魔界第3首都ユ=グ=エッダの艦長。魔剣アトラク=ナチャの担い手だった。

 上記「魔界組」の通り。未来から転送され、彼に関する物語はもう一度描かれ始めた。

 

●アナリューゼ・アインス

 本名アカネ・ブラウ・スカイフォレスト

 魔剣ユビキタスの暴走魔剣体(現在進行形)だが、正気である為ユ=グ=エッダ運行システムそのモノだったりもする。当然の様に魔剣がまだその手に残っている。オーバースペックな戦闘力であり、防衛にも一役買っているらしい。

 

●スマイヤー・ラプティス

 魔剣も失い、闘争も失い、最近は艦の縁に座って糸を海面に垂らしている。草臥れたおっさんと化した。が、いざ闘争の時間が始まれば何よりも苛烈なかつての姿を取り戻すだろう。

 

●フォーアフート・アインス

 本名 : アサルティア・ジレ・チェイシス

 Ⅱ型魔剣オネイロイの保有者だった。

 20年前の世界でも生まれている人物だが、フォーアフートに至る未来はない。

 

●ズーへ・アインス

 本名:オブザーブ・シスル・アズライト

 Ⅱ型魔剣アムネシアの保有者だった。

 20年前の世界でも生まれている人物だが、ズーへに至る未来はない。

 

●ドラッヘ・イグニスタ

●メディウム・レクイエスタ

 血縁上はリィンの両親。20年前の世界では存命だが、未来の記憶を受け継いでることはない。リィン自身も何も思っていない。

 絶焦剣ムスペルヘイム

 絶凍剣ニヴルヘイム の保有者だった。

 

●イリス・チュテレール・ビフレスト

 実質的なリィンの母親。

 未来からそのまま転送されてきているが魔剣は失っている。代わりにその身体は完全に再生されており、かつての母としての姿を完全に取り戻した。

 護虹剣ビフレストの保有者だった。

 

ー魔剣についてー

 獣人界の魔剣

 あくまでベースは剣

 形状変化は特になし

 元ネタは伝承・伝説・神話

 

 魔界の魔剣

 能力発動時に消失

 何かを具象化する

 元ネタは魔獣・神獣・魔物

 

 人間界の魔剣

 能力発動時に融合

 融合した肉体を変質させる

 元ネタは人造物

 

 守れていた設定かは不明。また、Ⅱ型魔剣の詠唱に共通設定はないが、試作型魔剣には存在する。

 詠唱のラストを

 ①剣の誓いを今ここに

 ②宣誓       

 ③能力名が〜〜為に

 となっていることの2つがルールだった。

 

ー聖剣についてー

 

【聖剣の特徴一覧】

 ◆◆◆◆◆

 八岐

 八岐大蛇とアーサー王伝説(日本 英国)

 黙示録の四騎士 赤

 ◆◆◆◆◆

 金烏

 八咫烏と不死鳥でフギンムニン(日本 エジプト・北欧)

 黙示録の四騎士 黒

 ◆◆◆◆◆

 玉兎

 ミスラ(ギリシア・ローマ)

 ドリームランド(クトゥルフ)

 黙示録の四騎士 蒼白

 ◆◆◆◆◆

 勇者

 アヴェスター(ゾロアスター)

 黙示録の四騎士 白

 ◆◆◆◆◆

 墜神

 モチーフなし

 イオリ/ロイド

 ◆◆◆◆◆

 間違っていなければモチーフはこの通りであり、対応している大罪と元徳については魔剣目録にある通り。前作から当て嵌まっているだけで、モチーフ元とは何ら関係がない。

 また聖剣の詠唱は

 ①初句

 ②還元解除

 ③墓碑銘

 ④後悔について

 ⑤剱の誓約を今此処に

 ⑥モチーフ1(元ネタ)

 ⑦モチーフ2(大罪と元徳)

 ⑧章タイトル

 ⑨モチーフ3

 って形になっているはずです(一部順不同)

 

ー正史から本作というIFへの分岐点ー

 簡潔にたった1つ。

 前作にあたるロリスミ(略称)の5章辺りで、主人公であるイオリはロリTS転生した姿で地球へと帰る展開があります。その際、遭遇した姉が姉ぢから全開で投稿してある本編では、イオリが自らの弟であることを一目で見抜き話しかけます。

 しかし本作のIFに分岐する場合、遭遇した姉の姉ぢからが足りず、第一声が「誰?」になります。それによってイオリ自身が僅かに歪み、トゥルーではなくグッドエンドに分岐します。グッドエンドの場合、銀灰世界線に移行するわけです。

 なお本作エピローグは、前作トゥルー世界線となります。

 

ー悪魔についてー

 

 便宜上イオリが呼んでいたが、いつのまにか周囲へ、世界へと広まった名称。

 『英雄戦争』時に果ての島から無限に湧き出して、戦いを繰り返した生物の総称。今でこそ数は減ったが、それでも尚脅威を振るう生物。その姿と強さから、級が分けられている。

 その正体は、別次元の人類。世界大戦で滅び行く世界で、自らに改造を施して生存して来た生物。世界を移動して、その世界を言語が通じない故仕方なく滅ぼしながら、永住先を探している。

 本来は言語を解する悪魔はいたが、既に正気の言語を解する悪魔はほぼいない。

 

《レッサー級》

 最下級であり、旧表記Bランク相当の強さを持っている。

 真っ黒な体表、縦に裂けた口からは人のような歯が生えている。目と鼻は退化し、耳は名残のような突起だけが残っている。人の成人男性ほどの胴と足はあるが腕はなく、両肩と同じ高さの胸・背の部分から鋭い爪の生えた触手が生えている。骨と関節はあるが、グネグネと自在に動くため非常に気持ち悪い。

 数の限度は、億を優に超えるため実質無限。

 

《ソルジャー級》

 蠍のような形の平た君6つの足を持った胴に、レッサー級の頭部が付いているような形をしている。

 魔法こそ使ってこないが、戦場で奪った武器防具を装備していることもあり、強さはAランク冒険者と同程度とされている。背の触手が非常に厄介。

 レッサー級に次いで人間の探知能力が高く、シェルターに逃げ込んでも安全とは言えない。レッサー級同様数は無限に近く、3m程の大きさ。

 

《ビースト級》

 大きく裂けた様な口のみが存在する頭部、大型肉食獣のような胴体、数本の触手が編み込まれて作られた長い尾。4m程の大きさで、全種類の内最も機動力が高く、四肢の爪と牙、尾の刃での攻撃力は極めて高い。ミスリル程度の硬度であれば容易く破壊できる。

 数はかなり多く、Aランク上位ほどの強さと言われている。

 

《レイ級》

 逆雫型の胴体に、動かない鳥の翼のような機関が装着された5m程の悪魔。高高度を飛行し、黒い光線や疫病の元となる排泄物を撒き散らし、最後には翼を折りたたみ、自分自身を質量砲弾として投下してくる。

 上空にとどまるその性質と魔法が効き難い性質から、Sランク相当の強さとされている。

人間の探知能力も高く、かつては数千単位で移動し街を見つけては滅亡させていた。かつての英雄たちが殺しに殺した為、現在その数は激減している。

 

《メイジ級》

 巨大化した蜘蛛の背面に無数の棘を生やし、口を人間と同等のものに変えたような、10m級の異形。

 識別名通り多種多様な魔法を使うが、こちらからの魔法は『質量のある実体を持つもの』以外効果がない。また、最低でもユニーク武器でなければ傷つけることが不可能なほど強靭。

 英雄たちの活躍により大きく数を減らしたものの未だ健在で、Sランク冒険者が複数人集まってようやく殺せるほどの強さは持つ。

 

《デストロイ級》

 極めて発達した2対4本の剛腕と、鋭い牙の生えた口のみがある頭部。それらを支える筋肉質の人型胴体から、鱗を持つ蛇体が接続されている。

 高さは20kmを超え、魔法はメイジ級と同じくほぼ無効、全身にある6つの心臓を潰さなければ死ぬことはない。

 現在では魔界に死骸があることと人間界で目撃される程度で、人間探知能力はそこまで高くはない。その体表は、達人が振るうユニーク武器でもない限り傷つけることはできない。腕は更に硬く、魔剣以外で傷つけることは不可能。

 

《ドラコー級》

 【終末】状況下においてのみ発生するデストロイ級と同格の悪魔。

 燃え落ちたような漆黒の甲殻を身に纏い、深紅1色の双眸で眼下に城を収めて飛ぶ生物を。6翼を羽ばたかせ、6足を蠢かし、節くれだった身体を持った数十メートルサイズのドラゴン。劣化『獣』

 

《結晶憑き》

 クリフォト出現後から現れ始めた特殊な魔物の総称。特徴は

 ・元となる魔物がいること

 ・元となった生物のどこかに、クリフォトと同質の結晶が存在すること。

 ・極めて高い食人性を持つこと。

 ・一定の数人を殺すと空気に溶けて消えること。

 ・魔法・飛び道具の一切が、まるで停滞したかのように体表付近で止まるため効かないこと。

 ・死んだ人族・獣人族・魔族の何れかが必要なこと

 

 本来は墜星側の眷属として設定を用意していた。が、墜星側が作者の想定を超えて強くなりすぎた為、死に設定となってしまった。

 一応、アヤメ達が敗北していた場合は何かアクションがあったかもしれない。

 

 

 

 さて、ここからはボツネタも兼ねて供養。

 

 過去の拙作を書いていたときにも似たような感じだったのですが、やはり銀灰の神楽にも本編以外の√が想定されてたりしました。一番しっくり来る形というか、書きたかたった本編は『グランド√』とでも言うべきでしょう。

 と言うことで、ほかルートの妄想だけご紹介を

 

『ジーク√』

 最初に予定していたルート。メインは獣人界であり、前作主人公の娘と前作登場キャラの息子という、ある種の王道カップリング。

 流れとしては、

・魔剣回収の旅

→セプテントリオらと遭遇

→対アヒム戦

→魔界ではなく獣人界へ帰還

→魔王国との国交問題開始

→国交樹立

→墜星・金烏が襲来

→3章へ移行。玉兎がラスボスになります。(聖剣は生まれない)

 その為、一歩間違えると最終決戦で見えた悪魔に飲み込まれるバッドエンドに変わります。グッドエンドなら……平和な日常が続いていく感じですかね。

 

『セプテントリオ√』

 次に予定していたルート。メインは魔界であり、戦闘能力最強コンビの無双ルート。多分年齢制限は、Gの方面でしかかからない。

 流れとしては、1章までは『0と1の関係』を抜いてほぼ同一。ただし、

→対アヒム戦で共闘

→魔界へ避難(ボレアスごと)

→リィンと合流

→暴走魔剣群を薙ぎ倒しながらユ=グ=エッダと合流

→墜星・八岐が襲来

→3章へ移行。ただ殺伐とした雰囲気へ

→墜星・玉兎戦(聖剣が誕生。核は絶凍剣ニヴルヘイム)

→4章へ移行(ただし挿章はなし)

→墜星・金烏&勇者戦

→最終決戦へ移行

→墜神を普通に撃破するも、世界は救えずバッドエンドとなる。

 

 バッドエンド√になります。ただ、多分一番爽快だし本編中のアヤメちゃんに心労がない。

 

『アイン√』

 本編とほぼ何も変わりません。

 ただ聖剣の核が絶焦剣ムスペルヘイムだけとなり、最終決戦では復活したティア(お義母さん)と両親が最終決戦フェーズに移行。力を託して戦闘には割り込めない形になります。

 

 

まあ、そんな背景ガン無視で一番書いてて気持ちの良かったグランド√書いたのですが! ですが!

 

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