注意!これは私が学校の文化祭様に部活で書き上げた小説になります。







あらすじ・・・思いつきませんでしたw

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ある街の裏通りで軍服を着た男たちが話していた。

「なぁ、知ってるか?あの話」

「あぁ、大佐の娘さんの誘拐事件だろ?2週間前の」

「そう!あの事件どこの舞台だか知らないけど、解決したらしいぜ?それもたった4人で!」

「マジかよ!そりゃすげぇ!多分礼金の方もすげぇんだろうな!」

「だろうなぁ・・・知り合いだったら何かおごってもらいたかったぜ・・・」

二人の男はそんな話をしながら裏通りを歩いて行った。

その会話を物陰からこっそり聞いている人物が一人。

「(ふ~ん・・・やっぱり軍の手柄になんだ)」

物陰から姿を現したのは赤いロングヘアーを腰のあたりで一つに纏めた14歳ぐらいの少女だった。

「いやになっちゃうな~、あの事件解決したの私たちなのに」

先程の男たちが聞いたらとても驚きそうな事をつぶやきながら、少女は自身の仕事場兼家である「ZERO」と書かれた看板のある建物を地下へと降りて行った。

少女が扉の前にたどり着き、開けようしたところで、

ダンッ!ダンッ!

と2発の銃声が響き渡った。

「あ、誰か使ってるのかぁ・・・ちょうどいいはしわたしもやろっと♪」

少女に驚いた様子はなかった。

少女は自分の服の決して小さくない胸元に手を入れ一丁の拳銃  ドイツ H&K社製「H(ヘッケラー)&K(コッホ)USPマッチ」の45口径モデルを取り出した。

「さて、誰がやってるのかな~」

そう言って少女は元気よく扉を開けた。

部屋の中には人の形をした的(マンターゲット)がある射撃レーンが3つ存在していた。

その真ん中のレーンでメガネをかけた一人の青年

が、ドイツ ワルサー社製「ワルサーP99」の9mmモデルを的に向けていた。

青年は少女に気付き拳銃を懐に戻した。

「おや、最香様おかえりなさいませ」

青年は少女・・・天皇(てんおう)最香(さいか)にそう挨拶をした。

「な~んだ、誰かと思ったらトーナだったんだね。お兄ちゃんは?」

最香は青年・・・トーナ・グリールドにそう聞いた。

「リーダーですか?リーダーなら少し前にカルナ様とお出かけになられましたよ?」

「もう帰ってきたよー」

扉の方からそんな声が聞こえた。

「おや、カルナ様おかえりなさいませ」

「はいはいただいま~っと」

扉から入ってきたのはオレンジ色の髪を後ろで一つにまとめた女性・・・カルナ・レイナーリアだった。

「カルナ姉~お兄ちゃんと何処行ってたの~?」

光のない眼で最香はカルナにそう尋ねた。

「い、いやだな~最ちゃん・・・あたいはリーダーと鉛玉と食材買いにいってただけよ~」

「ふーん?ならいいけど・・・お兄ちゃんは?」

「リーダーなら今着替えに行ってるよ」

「なら私は紅茶でも入れておきましょう」

トーナはそういうと席を立った。

「あ、私アールグレイ」

「あたいはダージリンで」

二人はすかさず自分の分も注文した。

「かしこまりました」

二人の注文を聞いたトーナは部屋を出て行った。

カルナはおもむろに立ち上がり射撃レーンの前に立った。

「さてと、あたいも撃っておこうかね」

懐から赤黒く塗られた大きな拳銃 イスラエルとアメリカが作り出したハンドガン マグナム・リサーチ社製「デザートイーグル50AE」を二丁取り出し的に向けた。

・・・ドドドドドンッ!ドドドンッ!

数秒の沈黙の後。8発の銃声が2回に分けて轟いた。あろうことかカルナは大人の男でも撃ちづらい反動を持つDE(デザートイーグル)を両手で、それも二丁同時に撃ったのだ。

放たれた8発の50AE(フィフティーアクションエクスプレス)弾は、頭部に3発、両肩に2発ずつ、最後に左胸に1発。

確実に対象を殺すための銃撃だった。

「・・・・・・相変わらずすごい力だね。DEを片手で撃つなんて」

最香は苦笑しながらそう言った。

「まぁ、あたいの『異常』は『異常な怪力』だからね」

異常・・・それは他人とは決定的に違う能力・・・身体能力であったり、才能だったり人それぞれだ。

そして、現在この建物の中にいる全員が異常を持っている。

「いいなぁ~ 繊細でか弱い私にはそんなの撃てないわ~」

最香はからかう様な態度でそう言った。

「まぁあたいも最初は軽い銃撃とうとしたんだけどさ・・・いかんせん軽すぎて当たんなかったのよね~」

「あぁ~、だから反動強いDE使ってるんだね。私てっきり威力重視かと」

二人がそんな会話をしていると扉が開き、

「お二人とも紅茶が入りましたよ」

ティーポットと4つのティーカップを空中に浮かせたトーナが入ってきた。

「まぁ、あたいよりトーナの以上の方がよっぽど便利だけどね」

「でも、そこまでいいものでもありませんよ?そもそも私は銃撃戦の方が好みですし」

カルナのそんな言葉にトーナは苦笑しながらそう返した。

なお、トーナの異常は『異常な視力』と『異常な超能力』である。

「よぉ・・・こんな時間に全員そろうなんざ珍しいな」

その時トーナの後ろから、右の眼の下から顎のあたりまで入った一筋の傷を持った銀髪の男が入ってきた。

「おや、リーダーお帰りなさいませ、アッサムですどうぞ」

トーナは男・・・リーダーこと朝霧(あさぎり)九月(くつき)に紅茶を渡した。

「おうサンキュー、トーナ・・・ふぅ・・やっぱりお前の入れる紅茶はうめぇわ」

「ありがとうございます」

九月は素直な感想を述べ、トーナは礼を言った。

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「そういえばさぁ~何か軍兵たちが話してるのきいたよ~?」

最香は九月の膝の上に座りながらそう言った。

ちなみに、最香の身長は138cmと小柄だ。

なので身長186cmの九月の膝の上に座ると、兄弟というより親子である。

「ん?何をだ?」

九月は最香の話に興味を持ったらしく話を聞くことにした。

「ほら2週間前のあの奪還作戦!あれやったの軍の一部隊がやったことにされてるみたいなんだよ~!やったの私たちなのに~!」

まるで玩具(おもちゃ)を買ってもらえず駄々をこねる子供のような癇癪(かんしゃく)を起こす最香に対して九月は溜息を吐いた。

「しかたねぇよ・・・もとより俺たちはそういうチームだ。・・・俺たちみたいなはみ出し者は、さながら影のごとく裏方に徹するのが一番なんだよ。何より」

「『俺たち0番(コード)部隊(:0)に表舞台は似合わない』だろ?リーダー」

九月の言葉を遮ったのはカルナだった。

カルナの言った0番部隊とは一体どういうものなのか説明しておこう。

「0番部隊」それは、軍、民間などといったもの一切関係なく『異常』を持った者だけで構成される戦闘兼何でも屋「名(ネーム)も無き(レス)要塞(フォートレス)」と呼ばれる組織の中枢を担う「番号(コード)部隊(ナンバー)」と呼ばれるもの達の中でも最も強いチームに与えられる番号であり、云わば「最強」を示す名前である。

以上が0番部隊の説明である。

そんなチームのリーダーが、

「むぅ・・・カルナ、人のセリフを取らないでくれ」

セリフをカルナに取られ若干不貞腐れているこの男、朝霧九月である。

「にししっ 悪かったねリーダー、さすがに口癖のように言ってるもの何を言うのか分かっちまったのさ」

カルナは悪戯が成功した子供のような笑みを浮かべそう言った。

「むぅ・・・でもやっぱり納得できないよ~」

九月の話を聞いても納得できていない最香。

「しかたありませんよ・・・例え私たちの名前を出せたとしても返ってくるのは罵倒や暴言ばかりですよ。」

そう言ったのは、紅茶のカップを洗い終えて戻ってきたトーナだった。

「・・・そういえばトーナって特殊部隊出身だったっけ?」

最香がそんな事を言った時、九月のスマートフォンに着信があった。

「すまん、ちょっと出る・・・続けてくれ」

九月はそう言って部屋を出た。

「では、改めて・・・最香様の言うとおり私はフランスのGIGN(ジェイジェン)で狙撃手をしていました。ですが私の『異常な視力』が見つかり、嫉妬の視線や訓練の妨害などに会い、最終的には除隊処分を食らいました」

トーナは最香の質問に自らの過去を隠すことなく語った。

「そうなんだ・・・ごめんね?つらいこと聞いちゃって」

「いえ、お気になさらず・・・もう過去のことですから」

最香は申し訳なさそうに謝り、トーナは過去の事と割り切った。

「まぁ、正直仕方ないっちゃ仕方ないよね」

そんな言葉を発したのはカルナだった。

「それってどういうこと?」

最香はカルナの言った言葉の意味を質問した。

「人間ってのは自分たちと決定的に違うものをきらうからねぇ」

「え~っと・・・つまり?」

「あたいらはのけものってことさ」

いまいちよくわかっていない最香に対してカルナは至極簡潔に説明した。

「そんなのけものの本部から依頼が来たぜ~」

そんな気だるげな声と共に九月が戻ってきた。

「ほぅ?本部からの依頼とは珍しいねぇ」

そんな疑問を口にするカルナ。

「確かにな・・・さて、全員作戦ブリーフィング・・始めるぞ」

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「12時間前、以前本部に向けてミサイルぶっ放した阿呆どもの拠点を発見。3番(コード)部隊(3)が殲滅に当たるが圧倒的な敵の数に押され敗北、撤退した」

九月は本部から送られた情報を告げた。

「質問!なんで3番部隊の次が2番(コード)部隊(2)や1番(コード)部隊(1)じゃないの?」

「回答。2番部隊は現在イタリアで諜報活動中、1番部隊はアメリカでFBIに潜入中で動けないからだ」

最香の質問に九月は素早く返した。

「他に質問は・・・ないな・・・今回3番部隊が持ち帰った情報によれば的に異常持ちが数人いるらしい。それと敵の数が多いから今回は百番(ハンドレッド)衆(チーム)との共闘になる」

「あれ?百番衆ってあんまり強くないよね?」

話にでた百番衆とは、名も無き要塞の中では比較的弱い異常を持った者たちで構成される別働隊である。

「たしかに百番衆は戦闘に関しては弱い。だけど、それは異常対異常の場合だ」

最香の疑問に九月は答えるが、

「・・・?え~っと?ようするに?」

最香は分かっていないようだった。

「いくら弱くても異常もってに奴らよりは強いってことさね」

「ああ!なるほど!」

カルナのフォローでようやくわかったようだ。

「それで場所はどこですか?」

トーナが目標の場所を聞く。

「エジプトだ」

「エジプトねぇ・・・んで?何で行くんだい?」

なんの気なしに移動手段を聞くカルナだったが、

「何を考えたかは分からんが空港からVTOL(ブイトール)出すってよ」

九月が移動手段を言った瞬間、紅茶を飲みながら返答を待っていたカルナの動きが止まった。

その顔は青ざめており、飲みきれなかった紅茶が首元に垂れてしみを作ってしまっている。

なにをかくそう彼女は重度の高所恐怖症である。

「それでいつ出発しますか?」

そんなカルナをしり目にトーナが質問する。

「あぁ・・・2時間後にガルーダ使って空港まで行って移動だ」

ガルーダ=本部製のBMWX5Mの改造車。耐衝撃性に優れた防弾車。

「ねぇお兄ちゃん?今回は何積んでいくの?」

最香が使用する銃器を聞いてくる。

「ん?あぁSMG(サブマシンガン)のH&KMP5KA4を二丁、AR(アサルトライフル)はファマスF1を一丁とM16A2を一丁、SR(スナイパーライフル)はM24一丁とサコTRG-21を一丁、MG(マシンガン)はM249ミニミの計七丁だ。ちなみに弾薬の方はVTOLに積んであるとさ」

「意外と多いね。本部は貸してくれないの?」

「あぁそのことだけど・・・

最香の質問に対し九月は本部からの言葉を伝える。

「標的(ターゲット)の部下の一部がこっちにいるらしいからみつけたら自分たちの武器で消せとさ」

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2時間後

彼ら4人の乗った車は空港へと続く道を走っていた。

「にしても、うしろのあれどうにかならないかい?」

ガルーダを運転しているカルナがバックミラー越しに見える黒い車2台を見てつぶやいた。

「相手が撃ってくるまでは一般か敵か分らんから撃つわけにはいかねぇからな」

助手席に座る九月がそうつぶやいた瞬間

1発の弾丸がガルーダのドアミラーに命中し吹き飛ばした。続けざまに数発の弾丸がガルーダのボディを叩く。

「はいはい来ましたよぉ!トーナ!M24使って運転手を狙撃!最香はファマスで敵のタイヤを撃ちぬけ!カルナ!運転任せた!」

九月から三名への指示が飛び攻撃を担当する二人は指示された武器を手に取った。

「!何かにつかまりな!」

カルナのそんな声が聞こえた次の瞬間、ガルーダは急カーブをもうスピードで曲がり切った。

カルナは、その急カーブをハンドル操作だけで曲がり切ったのだから驚きだ。

これが、カルナの二つ目の異常

「異常な運転技術」である。

「さすがの運転技術だな」

「そりゃあたいの異常だからね」

九月は称賛し、カルナは少し嬉しそうに答える。

「お兄ちゃん!2台とも防弾タイヤでパンクさせられない!」

「ガラスも防弾です!割れません!」

車のパンクを指示されていた最香と運転手の狙撃を指示されていたトーナが声を上げた。

「ずいぶんと金のある組織だなおい!作戦変更!トーナ!ボンネットごとエンジン貫け!最香!サコ使って顔出した奴をやれ!」

「「了解!」」

九月は素早く作戦を変え、二人に指示を出した。

その時、黒い車から一人の男が顔を出した。

「!おいおい!RPGじゃねぇか!」

その男の手にRPG7が存在することを確認し九月は驚いた声を上げた。

男の指が引き金を引く瞬間

ダァン!と一発の銃声が響いた。

放たれた弾丸はRPGを持った男の眉間に風穴を開けた。

一発で絶命した男の体から力が抜けRPGが車内に落ち、爆発した。

男を打ち抜いたのは最香だった。アジトに居た時とはまるで違う目つきでスコープを覗いていた。

「さすがですね最香様」

「別に・・・今のはただの偶然みたいなものだよ」

称賛するトーナに口調の変わった最香が答える。

余談だが、最香は何故かスナイパーライフルを持った時だけ口調が変わってしまう。

「トーナ!もう1台はどうしたぁ!」

九月の声が聞こえたと同時にトーナは車に向かってM24の引き金を引いた。

だが、放たれた弾丸はボンネットに当たり、穴を開けるものの爆発する気配はなかった。

「!改造車です!恐らくエンジンは後方にあるかと!」

トーナは経験か ら改造車と判断し、声を上げた。

「Shit!ホントに金の多い組織さね!」

カルナは改造車を易々(やすやす)と作り出す敵に対して悪態をついた。

「こうなったら!最香!M249使って穴だらけにしてやれ!トーナ!最香を守れ!」

「「了解!」

九月はあ3つ目の作戦を指示した。

トーナは再び射撃体勢に戻り、M24を構えなおした。

最香はM249を取り出し、後部座席を倒した後シートベルトで体を固定した。

「準備OKだよ!お兄ちゃん!」

「よし開けるぞ!3.2.1.0!」さいかが解放される。

それと同時に最香はM249の引き金を引いた。

バララララッ!という轟音と共に無数の5.56mm×45弾が放たれた。

弾丸は改造車へと向かい防弾性の装甲やフロントガラスに無数の皹(ひび)を入れた。

「そこっ!」

皹が入ってもろくなったフロントガラスに向けてトーナはM24の引き金を引いた。

撃ちだされた7.62×51弾はフロントガラスを貫き、運転手に命中。

皹だらけのフロントガラスに赤い飛沫(しぶき)が飛び散った。

運転手を失った車はコントロールを失い壁に激突。

爆発炎上した。

「脅威(きょうい)を排除!お疲れさん!」

運転に集中していたカルナが、集中を解きそう言った。

30分後、空港に着いた4人はVTOLに乗ってきた技術班に傷ついたガルーダの修理を依頼。

荷物を積み込んだ後、嫌がるカルナを無理やり乗せ空港を飛び立った。

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「落ちない落ちない落ちない落ちない落ちない落ちない落ちない落ちない落ちない落ちない落ちない落ちない落ちない落ちない落ちない落ちない落ちない落ちない落ちない落ちない落ちない」

「お前のそれは治りそうにないな・・・」

九月は青ざめた顔で呪詛(じゅそ)のように「落ちない」とずっと連呼するカルナを見ながら呆れた様な顔でそう言った。

「仕方ありませんよ。カルナ様のこれは呪いのようなものですし」

九月の言葉にトーナは苦笑しながらそう言った。

「ホント何でそんなことになったの?」

最香はカルナの様子を見て疑問に思った事を告げた。

「いやね・・・小さい頃、かなり高い橋からバンジージャンプをやったんだけどね・・・落下中にゴムが外れて川に落っこちたのさ・・・それからどうも・・・ね」

最香の疑問にカルナは青い顔のまま過去の出来事を話した。

「そ・・・そっか・・・」

そんな過去の話に苦笑しながらそう言った。

「0番部隊の皆様!お話し中申し訳ありませんがそろそろ作戦エリア近くの仮設キャンプに到着しますよ!」

「了解!運転ありがとな!」

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「仮設キャンプにしてはやけにしっかりした作りだね」

地上に下りたことで体調とテンションが元に戻ったカルナがそう言った。

「それはそうでやがります。仮設とはいえ作戦本部のようなものでやがりますから」

カルナに返答しながら現れたのは、緑髪のショートヘアのメイド服を着た女性だった。

「ハーツか・・・久しいな」

九月は女性・・・ハーツ・ローレライにそう言った。

「お久し振りでやがります。ご主人様」

「ご主人様はやめてくれと言っているだろう。でもどうして」

「なんでハーツがここに居るの?」

最香が九月の言葉を遮りながらも代弁した。

するとハーツは、スカートの裾を持ちあげ頭を下げた。

「改めまして、先月より百番衆の頭領に就任しちまったハーツ・ローレライです。今後もよろしくしやがれです」

「ほぉ・・・お前さんが後任かい・・・」

カルナはハーツの言葉に驚いたようにそう言った。

「それでは作戦ミーティングを始めてぇので中に行きやがりますよ。ついてきやがってください」

そういってハーツは歩きだし、4人はそれについて行った。

 

 

「遅いぜ0番部隊」

ついていった先に居たのは左足に包帯を巻き車椅子に座った茶髪のセミロングの女性がいた。

「ディアドロ!お前なんで!?ってか生きてたのか!」

「オレは死んでねぇよ!それより名字で呼ぶな!名前で呼べよ!」

九月は3番部隊のリーダー『サン・ディアドロ』がいることに驚いていた。

一方サンは名字で呼ばれたことにツッコミを入れていた。

「あとオレがここに居るのは、3番部隊のリーダーとして後続に情報を渡すためだ。ちなみにオレ以外のメンバーは俺より重症でな・・・み~んな入院中だよ」

サンがここに居る理由・・・それは交戦した敵の情報を後続である0番部隊と百番衆に渡す為だった。

「それじゃまぁ・・・作戦ブリーフィングやりますか」

サンはそう言ってにやりと笑った

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「百番衆、0番部隊全員揃ったな。まずオレは3番部隊リーダーのサン・ディアドロだ。それじゃ、今回の作戦ブリーフィングを始めるぜ」

百番衆、0番部隊総勢104名の前でサンは堂々と言い放った。

「まず、敵の人数だが少なくとも150は居るな。

その内4人が異常持ちだ」

サンの言葉に一部のメンバーがざわつく。

「静かに!・・・異常持ちは0番部隊に担当してもらう」

ざわいていたメンバーは、サンの一言で静かになった。

「さて、今回の作戦の大まかな説明だ。百番衆は敵の部隊と交戦、殲滅(せんめつ)を担当する。その間に0番部隊は敵拠点に侵入、内部に居ると思われる異常持ちと戦闘、殲滅を担当だ・・・何か質問は?」

バッ!と最香の手が挙がる。

「敵の使用銃器は何?」

「AK47が多いが・・・FNCを持っているやつもいたぜ・・・他は?」

サンは次の質問を要求する。

スッと静かに九月の手が挙がった。

「敵の異常で分かっているのは何だ?」

「あぁそれか・・・超能力が一人いる程度しか分からなかった・・・すまん」

九月の質問に対しサンは申し訳なさそうに答えた。

「他は?」

今度はゆっくりとトーナの手が挙がった。

「主犯は分かっていますか?」

「あぁ・・・ついさっき「貴方(ユア)の影(シャドウ)」から情報が送られてきた」

普通だったら知っているはずのない情報にサンは笑って答えた。

「主犯は元「名(ネーム)無し(レス)の(・)要塞(フォートレス)」所属の「ジル・インガード」だ。ミッション中の必要以上の殺人、チームメンバーへの暴行及び傷害などで6年前に除隊処分を受けた狂ったおっさんだ。本部に残ってた情報によると、二つ名は『不死身』所有している異常は・・・」

そこまでいってサンの言葉が止まった。

「どうしやがりましたか?脳が腐って思考が停止しましたか?」

そんなサンに対して容赦なく毒を吐くハーツ。

「いやさすがにそれはないだろ・・・で?一体どうしたんだい?」

ハーツにツッコミを入れつつカルナはサンに話しかけた。

「いや・・・ちょっと所持している異常が厄介そうだっただけだ・・・改めて所持している異常は・・・」

サンは一度言葉を切り・・・言い放った。

「<異常な生命力>だ」

 

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エジプト郊外、サハラ砂漠近郊で小さな戦いが起きていた。

ザシュッ!

という音と共に一人の兵士の喉元がナイフで切り裂かれた。

「ふぅこれで10人目ってんですか・・・ホント多くて嫌になっちまいます・・・」

そうつぶやいたのはハーツだった。来ているメイド服は返り血で赤く染まっている。

「お前ら!気合入れやがってください!私たちがここでこいつら殲滅しねぇと0番部隊に迷惑がかかっちまいます!」

ハーツは赤い戦闘服を着た百番衆のメンバーに大声を張り上げた。

「「「我等は百の名を背負うもの!先の道を切り開かん!」」」

ハーツのその言葉に対して部隊訓を叫ぶ百番衆。「(ホント頼むってんですよ・・・ご主人様)」

ハーツはナイフの地を払いながらそう思った。

一方その頃0番部隊は・・・

「チッ・・・やっと一人目か・・・」

一人目の異常持ちと出会っていた。

「ここまで来るたぁヒマなのかお前ぇら・・・まぁおっさんに侵入者は殺していいって言われてっし・・・さっそくやるかぁ?」

男は右手に水球を浮かべ笑った。

「なるほど水ですか・・・恐らくサン様の仰っていた奴でしょうね・・・同じ超能力の異常・・・私がやります。皆様は先へ」

トーナが懐からワルサーP99を取り出してそう言った。

「そうか…なら任せた」

九月はそう言って二人を連れて先へと進んだ。

「なんだぁ?自分が犠牲になって仲間を先に進ませたのかぁ?」

男が下品な笑みを浮かべそう言った。

「いえ・・・別にそういう訳ではありませんよ。ただ・・・貴方程度私一人で十分だということです」

トーナはそう言ってワルサーP99の引き金を引いた。

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「なんかあやしいねぇ・・・」

トーナが戦闘を始めた頃3人は次の部屋へ向かう途中の廊下で止まっていた。

「ちょっと待ってろ・・・」

九月はそういうと自身の拳銃・・・チェコのセスカ・ジョロボヨフカ社製「CZ75」から一発の9mmルガー弾を取り出して

「よっと・・・」めをひらいた

それを廊下の先に向かって放り投げた。

ジュッ!

と音がして投げられた9mmルガー弾はあとかたも無く消滅した。

「やっぱりレーザーが仕掛けてあったか・・・まぁここは」

「お兄ちゃんの出番だね!」

そう言って最香は九月に飛びついた。

「まかせとけって・・・」

九月はそう言って目を閉じた。

「・・・・ッ!」

数秒の沈黙の後、九月は目を開いた。

その目は黒く染まっていた。

次の瞬間、

バチバチッ!

と廊下全体に紫電が走った。

そして紫電が通り抜けた所から順に、

ボボンッ!と小さな爆発が連続して発生した。

「相変わらず機械に対しては桁が違うねぇ・・・」

「だがこれは俺の異常の副産物だがな」

少し呆れたように言うカルナに対し、九月は歩きながらそう言った。

 

 

「おぉ?来た?来た。キターー!」

部屋に入ると、中に居たのは金髪の男だった。

「ドーモ!おれヴイっていーます!さっそくだけど戦う相手決めていいっすか!いいっすよね!んじゃそこのオレンジ色の髪の子でお願いしまっす!」

男・・・ヴイはカルナを指差し口早にそう言った。

「はぁ・・・あたいか・・・二人は先に行っといて・・・倒しておくからさ」

カルナは少しうんざりした顔をしながらそう言った。

「任せた・・・最香行くぞ!」

「うん!カルナ姉も頑張ってね!」

九月と最香はそう言って部屋を出て行った。

「んじゃ二人っきりになったことだしはじめましょー!」

そう言うとヴイは右腕の裾(すそ)からオーストラリア、グロック社製「グロック36」を取り出した。

「あいにく・・・あたいの好みは九月でねぇ」

カルナはそう言いながら太もものホルスターから2丁のDEを取り出し

「悪いけどさっさと進ませてもらうよ!」

そう言いながら引き金を引いた。

□■□■□■□■□■□

「これで3人目・・・つぎは私が行くね!」

最香はそう言って胸元から「H&KUSPマッチ」

とナイフを取り出した。

次の部屋に居たのはローブを被った人物だった。

「最香・・・任せたぞ」

九月はそう言い残し部屋を出て行った。

「あ、あの!すいません・・・俺イクスって言います。し、仕事なんで・・・殺させてもらいます!」

ローブの人物イクスは最香にそう言った。

「ん~・・・いいよ?」

「・・・え?」

最香の返答が予想外だったのかイクスは疑問の声を上げた。

「だけど仕事で殺されるんならさ・・・私も仕事だから気にを殺すね」

そう言うが早いか最香はイクスに向かって飛びかかった。

□■□■□■□■□■□

「やっと見つけたぜ・・・ジル・インガードさんよ」

九月は最後の部屋にたどり着き、椅子に座る人物

ジル・インガードに声をかけた。

「ふん・・・名無しの犬めが・・・愚かだな・・・死にに来たか」

九月に対してジルは強気にそう言い放った。

「どうだかな・・・ただ2つ断言できる・・・俺は負けねぇし、死ぬのは貴様だ面汚し」

九月がCZ75を向けると同時にジルもロシア ツーラー造兵廠製「トカレフTT33」を九月に向けた。

「あまりわしをなめるなよ・・・若造が!」

「てめぇこそ・・・さっさとくたばれ老害が!」

二人の強者の戦いの幕は2発の銃声と共に切って落とされた。

□■□■□■□■□■□

「ふぅ・・・あぶねぇあぶねぇ・・・水の展開が少し遅けりゃ死んでたな」

トーナの放った9mm×19弾は男の前に出現した水球に阻まれていた。

「ふむ・・・サン様が負けるわけですね・・・あの人は炎の超能力ですしね・・・ですが・・・」

次の瞬間、男の前の水球が吹き飛んだ。

「私にとってはイイ鴨だ」

「なっ!?・・・てめぇ・・・このアデル様の能力を・・・」

男・・・アデルは自分の異常を突破してきたトーナに少なからず脅威を感じた。

「さっさときたらどうですか?」

トーナは挑発するような笑みをアデルに向けた。

「ッ!?テメェ死ねやぁ!!」

アデルは水で小さな針を無数に生成し、トーナに向けて打ち出した。

「だから私にとってはイイ鴨なんですよ」

だが、打ち出された水の針はトーナの前で地面に落下し水たまりになってしまった。

「な・・・なんで・・・何できかねぇンだ!?」

アデルは自身の異常が効かず酷く狼狽していた。

「教えて差し上げましょう・・・私の『異常な超能力』・・・その中の念(サイコ)動力(キネシス)です」

狼狽するアデルに対してトーナは自分の異常を開かした。

「ふざけるな・・・ふざけるなふざけるなぁ!!俺は・・・俺は最強なんだよぉぉ!!」

アデルは正気を失ったのか水をナイフ状にしてトーナに襲いかかったが、

ガゴン・・ガラガラッ!!

そんな轟音と共に天井が崩落し、アデルの体の大半を押しつぶした。

「だから今言ったばかりでしょう?私の異常は念動力だと・・・天井の1つや2つ落とすのは簡単なんですよ」

トーナは天井に押しつぶされて身動きの取れないアデルの頭にワルサーP99を突き付け、

「それでは・・・あの世でいい夢を」

引き金を引いた。

撃ち出された弾丸は、アデルの頭部に風穴を開けた。

「さて・・・皆様を追いかけないといけませんね」

トーナは懐にワルサーP99をしまうと、廊下を走り始めた。

□■□■□■□■□■□

「ゴハッ・・・痛ぇ・・」

ヴイは壁に叩きつけられ、口の端から血を流した。

「だからあたいには勝てないよ・・・弱すぎるのさあんたはね」

ヴイとカルナの戦いは終始カルナの優勢だった。

「あんた・・・ホント強いねぇ・・・だけどこれならどうだ!?」

そう言うとヴイは壁についていたスイッチを押した。

次の瞬間、ガゴッっという音と共に天井の一部が外れ落下した。

「!?危なっ!」

カルナは咄嗟に飛び退き落下してきた天井をかわした。

「チッ!外れたか・・・だがこの部屋には俺の『異常な作成能力』で作った罠が無数の仕掛けがある!あんたに勝ち目は「あのさぁ・・・」は?」

ヴイが自信ありげに説明を始めるがそれをカルナが遮った。

「は?」

ヴイはカルナの持ち上げているものを見て疑問の声を上げた。

カルナが持っているもの・・・それは、

「あたいもさぁ・・・さっさとリーダーの所に行きたいのさ・・・だからもう・・・終わらせようか!」

先程落下してきた天井だった。

「とっとと・・・潰れろ!」

カルナは持ち上げた天井をヴイに向かって全力で投げつけた。

「あぶねぇぇぇぇぇ!!!」

ヴイは投げられた天井をギリギリで回避したが、

「あたいの勝ちだ」

ダダァン!

と2発の弾丸がほぼノータイムでカルナの持つ2丁のDEから放たれた。

ヴイはカルナの言葉に疑問の声を上げるヒマもなく、弾丸に貫かれその命を散らした。

「さて・・・さっさとリーダーを追いかけないとな」

カルナは太もものホルスターにDEを戻し、少し嬉しそうに最香と九月の後を追った。

□■□■□■□■□■□

「ほらほら!そんなんじゃ当たんないよ!」

「な、何でこの弾丸の雨をよけれるんですか!?」

 

イクスはM2ブローニングと自身の『異常な遠隔操作』で操ったM249を最香にむかって連射するが、最香はそのすべてを見て避けていた。

最香は3つの異常を持つ珍しい存在だ。

1つ目は、『異常な動体視力』最香はこの異常で弾丸を捉えていた。

2つ目は、『異常な空間把握能力』これにより周りを見なくともある程度把握することができる。

最後は、他の2つの異常と合わさることで最香の弾丸よけを可能とする『異常なスピード』である。

「さて・・・そろそろ終わらせようか!」

そう言うが早いか最香はそのスピードでイクスの後ろに回り込んだ。

そしてイクスが後ろに振り返る前にナイフを振るいイクスの首を切り裂いた。

「ガァァ!!」

突然首を切り裂かれた痛みで崩れ落ちるイクス。

「ふぅ・・これでおしまいだね・・・バイバイ♪」

最香はそう言ってイクスのこめかみに「H&KUSPマッチ」を押し付け、引き金を引いた。

零距離で放たれた45口径弾丸は、イクスのこめかみを易々(やすやす)と貫き、紅い血の花を一輪咲かせた。

「さて・・・カルナ姉もトーナも負けないだろうし・・・急いでお兄ちゃんの所いこっと♪」

最香は胸元にH&KUSPマッチとナイフをしまうと、先へと進んでいった。

□■□■□■□■□■□

放たれた2発の銃弾・・・ジルはダガーナイフで切り落とし、九月は紙一重でかわした。

「ふむ・・・やるな」

「てめぇもな・・・」

二人は不敵に笑った。

次の瞬間、ジルはナイフを構え九月に飛びかかり、九月は腰元からコンバットナイフを抜き出しジルの左胸めがけて投擲(とうてき)した。

「甘いわ!!」

だが投擲されたナイフはジルのナイフに叩き落とされた。

「甘いのはテメェだ!」

九月はジルがナイフを叩き落とした一瞬の隙を逃さずCZ75の引き金を引いた。

ダンッ!という音が響き、放たれた9mmルガー弾がジルの右肩を貫いた。

「ぐおっ!?」

右肩を貫かれた痛みでナイフを落とすジル。

「そらっ!」

その隙を逃さず九月はナイフを拾いジルの心臓めがけて投擲した。

「ガハッ!」

投擲されたナイフは左胸に突き刺さりジルは崩れ落ちた。

「・・・・・おい・・・さっさと立てや・・・まだ死んでねぇだろ・・・」

しかし九月は警戒を緩めずそう呟いた。

「・・・ククク・・・ハハハハハッ!!」

突然そんな笑い声を上げてジルが立ち上がり、左胸に突き刺さったナイフを引き抜いた。

「やっぱり生きてたか・・・ホント厄介な異常だぜ」

九月は苦虫を噛み潰した表情でそう言った。

「ふん・・・わしの『異常な生命力』は一度じゃ死なんわい」

ジルはナイフを投げ捨てそう言った。

「だったら一瞬で・・・殺してやるよ!」

そういうより早く九月は風のようなスピードでジルに接近した。

「ふんっ!!」

ジルはそれを見抜き予備のナイフを九月に突き出した。

「甘い!」

だが九月はそのナイフを紙一重でかわし、その腕を捕った。

「せいやぁぁぁ!!」

そのまま足を払い腕を引っ張り地面にたたきつけた。

柔道の一本背負いだった。

「ぐぅっ!」

背中を強打しジルの動きが一瞬止まった。

その隙を逃さずCZ75の引き金を引いた。

ダダダンッ!という音と共に3発の弾丸が放たれた。

「ぐぁぁ!!」

ジルの左胸を3発の弾丸が貫いたが、異常な生命力の力でまだ死んでいなかった。

「チェックメイトだ!」

九月はCZ75を投げ捨て左腰のホルスターから

イタリア ベレッタ社製「ベレッタM92F」をジルの頭部目掛けてフルオートで射撃した。

頭部に15発もの弾丸を受けたジルは・・・不死身と呼ばれた男はその生涯に幕を閉じた。

「ふぅ・・・そういえば言ってなかったな俺が負けない理由は・・・」

九月は一瞬言葉を切り、

「俺の『異常な戦闘能力』と『異常な勝率』のせいだ・・・ってもう聞こえてないか」

九月はそう言って苦笑しながらそう言って部屋を出て行った。

 

 

□■□■□■□■□■□

「はぁ~やっぱりここが一番落ち着くな~」

最香はソファーに寝転がりながら幸せそうな顔でそう呟いた。

2日後0番部隊のメンバーは自分たちのアジトへと戻ってきていた。

「今回の一件も意外と大変でしたね」

トーナが紅茶を入れながらそう言った。

「まぁこういう裏方の仕事は大変でなんぼだしね。あたいらにはぴったりだよ」

カルナはそう言って笑った。

ちょうどそのとき電話が鳴り、カルナが受話器を取ろうとしたが、それよりも早く九月が受話器を取った。

「はい、こちら0番部隊です。ご用件は何でしょうか?」

依頼内容を聞いた九月はにやりと笑って3人に言った。

「さぁ・・・始めようか!」

 




以上、私が学校の文化祭様に作った小説「CODE:0」でした。
ここまで読んでいただきありがとうございました!

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