ガンバライダーロード Ep.戦姫絶唱シンフォギア   作:覇王ライダー

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第1話

-特異災害対策機動部二課-

この世界に存在し人間に害を成す「ノイズ」と戦うべく結成された部隊である。

しかし、彼女たちに今回課せられた任務はノイズではなかった。

突然の非常事態に鳴り響くサイレンの中、彼はいた。

-風鳴源十郎-二課の責任者であり、ここを守る要でもある

「一課から通達!!今回の一件はこちらで対処せよとのこと。」

「なんだと!?」

妙な話だった。二課にノイズの一件しか任せなかった一課が今回のこの一件をこちらに託そうというのだ。

どういうつもりなのか源十郎にも見当がつかない。

「立花くんたちは?」

「現在いる場所で各所戦闘体制です。」

「よし、住民を避難させつつ戦闘開始!こちらもカバーするぞ!」

源十郎の指示に皆が動いていく。源十郎を心配そうにモニターを眺めた。

これがこれから始まる戦いの序章など誰も知る由はなかった。

 

各所で戦っていた戦士たちは徐々に集まり一つに纏まっていた。

「なんだ…コイツら。」

「ノイズじゃない…。」

-シンフォギア-を纏う少女たちの前に一人の男が堂々と歩いてくる。彼女たちにもその男が相当のクラスにいることは一瞬で判断できた。

「悪いがこの世界は大ショッカーがいただく。その為には君たちがちと邪魔のようでね。」

「誰から知らないが」

「そんなことさせないデス!!」

シンフォギア装者である風鳴と暁が武器を構えるとそれぞれの武器を構えた。

「まあ、君たちが邪魔なのだから戦闘態勢になってもらえると助かるよ。」

男のベルトは発光し、一瞬でその姿を銀色の鎧へと変えた。

「我ら大ショッカーの英雄"シャドームーン"が相手しよう。」

シャドームーンが手を挙げると後ろにいた怪人たちが一斉に走り出した。それに合わせて装者たちはより一層強く武器を握った。

「絶対にここで食い止めましょう!!」

「えぇ。そうね!」

マリアがそう答えて剣を振るうと、その攻撃で敵は吹き飛んでいく。それに続くように立花はまっすぐな拳を振るった。

「貴様の相手は私だ!!」

「っ!!」

立花の拳はシャドームーンによって止められ、そのまま前に突き飛ばされた。

「何が目的なんですか!?」

「君のような知性の低い存在には到底理解できないよ。」

「なっ・・・。」

「立花!!」

立花の拳は一瞬止まると、風鳴からの檄が飛ぶ。

「今はそんなことを気にしている場合じゃない!先に奴を叩くぞ!!」

「分かってます!!バカは生まれつきなので!」

その考えはいささか疑問ではあるのだが・・・。少しの不安を抱えながら風鳴は離れていった。

戦場ではそれぞれの装者の歌が響き渡り、それぞれのメロディーが奏でられていく。

「調!!」

「いこう切ちゃん。」

暁と月読は見事な連携でショッカーの怪人たちを切り刻んでいく。

「雪音!」

「何だ!?」

「こいつらは一体なんだ!?」

「知ってりゃ答えてんだろ!!」

雪音が風鳴の質問にそう答えると雪音はガトリングを撃ち鳴らすと敵は一気に風穴とともに吹き飛んでいく。

「しかしこれだけの数を一気に呼び出せるとは……ショッカーとやらは只者ではなさそうだな。」

そう風鳴が呟くと彼女の剣が鞘から抜かれ、一気に切り裂いていく。

「っ!!」

「なっ!?」

その刹那、雪音の放ったミサイルが敵に届かぬまま目にも留まらぬ速さで爆破していく。その爆風で二人は後ろへと退けた。

「何だ・・・?」

「っ!!雪音!!」

雪音を突き飛ばした押した風鳴は殴り飛ばされ、そのまま地面に這いつくばった。

「どうなってんだ?」

「俺のクロックアップについてこれるものなどいない。」

雪音もその声が聞こえた瞬間、殴り飛ばされてそのまま地面に倒れこんだ。

「っ・・・!!」

雪音が目を向けるとそこには黄色の鎧を纏い、黒い複眼が光る戦士がそこにいた。

「これでトドメといこうか。」

"Clock up"

Clock over"

一瞬で近づくと、雪音の首元に一本の針を近づけた。

"ライダー スティング"

「雪音!!」

ほぼゼロ距離で逃げても相手に追う手段がある為避けられるはずがない。

終わりだ。戦士はそうほくそ笑み、終わりを悟った雪音が目を瞑ったその時だった。

"Clock up"

「ったく、諦めちゃ何も見えなくなるぜ?」

"Clock over"

刹那、雪音の喉元へと近づいた針は見えず、黒い複眼の戦士はそのまま地を這うように強く地面を握りしめた。

「こいつは・・・?」

「あなたは・・・?」

彼女たちの目の前にいたのは赤い鎧を纏い、彼とはまた違った輝きを放つ目をしていた。

「貴様は・・・」

「俺たちはガンバライダー 。ショッカーを狩りに来た。」

 

「街にもショッカーは向かっている。征服も時間の問題だな!!」

「っ!!」

立花はその瞬間シャドームーンを押し切り、街の方へと目を向けた。

「未来が危ない・・・!!」

向かおうとした瞬間、ショッカーの怪人たちが壁のように立ちはだかった。

「どおおおおおおおけええええええええ!!」

アームの力は増していき、怪人たちを吹き飛ばしていく。

「待て!!」

追おうとするシャドームーンへとマリアが剣を向けた。

「あなたの相手は私よ?」

「ちっ・・・。ならばよろしい。」

シャドームーンは舌打ちをするもマリアへと赤い剣を向けた。

街に着くと、そこには怪人と逃げ惑う人々がごちゃごちゃになっていた。

「こんな・・・。」

ボロボロにされていく街を見て立花は少しばかり呆然とした。だが、すぐに自分のするべきことを思い出した。

「未来!!」

足のエンジンを点火させると怪人たちを突き飛ばしながら一気に駆け抜けていく。

立花はふと気配を感じ取り、後ろを向いた。どこかで彼女の叫んだ声がしたような気がするのだ。

立花はさらに加速してスピードを高めて行く。

河原に着くとそこに彼女はいた。

「未来!!」

既に囲まれており、彼女を救うには自分一人では対処は不可能という判断はできた。

だが、そんなことを気にしている場合ではない。自分の大切な親友が危機に迫っているのだ。立花は一気に点火させて走り抜けると、小日向の手を掴んだ。

「未来!!もう大丈夫だからね!」

「うん!・・・でも」

助けたはいいものの彼女たちにここから脱出という手段を許してはくれそうにない。

「響・・・」

小日向の強く握りしめた手の感覚が伝わってくる。彼女も怖い。でも自分がなんとかしないと。

そう駆け抜けようとしたその時だった。

「まだ諦めない姿勢。僕は嫌いじゃないな!」

赤く光る流星が立花たちの周囲を回り、瞬く間に怪人たちを爆発四散させた。

「あなたは・・・?」

赤い鎧を纏い、緑色に輝く目をした戦士は立花たちに手を差し伸ばした。

「僕はガンバライダー "ロード"。今は味方と思ってもらって構わない。」

「は・・・はい。」

立花はロードは握手を交わしてそのままロードの手に引かれたまま戦地へと赴くのだった。

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