俺の個性は証明不可能!?   作:俺色妹子

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はじめまして俺色妹子です。小説を書くのはこれが初めてなんですね
文章構造はめちゃくちゃで誤字脱字も多いとは思いますが、暖かい目で見てもらえたらなと思います!



プロローグ

 

 

 

「はっはっはっはっ・・・・」

 

早朝 日の光はまだ弱く頰を撫でるような心地よい風が吹いている。

そんななか、街のはずれにある小高い丘、というか山ではランニングウェアを着て走っている1人の少年がいた。

木々が生い茂る道とは到底呼べないような道を少年は器用に走り抜けていく。木の根を飛んで避けたり岩を登ったりと、額に光る汗の量が少年の運動量をものがったっていた。

しばらく少年が走っていると山の中には似つかわしくない一軒の家が見えてくる。

少年はそこまでくると足をとめ、これまでの疲労からか地面に座り汗を拭った。

 

「はぁ……はぁ……やっぱり朝からこのメニューはキツイな」

 

「あら、そうかしら?最初に比べればだいぶマシになってるように思うけれど?」

 

息を切らしながら呟く少年の言葉にどこからか女性の声が聞こえてくる。

 

「おはようイヴ、いつから見てたんだ?」

 

「ふふっ、いつからだと思う?」

 

少年が振り返った先にいたのは、長い青みがかった銀髪にルビーのような紅い瞳が特徴的な女性?であった。なぜ疑問形なのかというと、その彼女が宙に浮いているからである。しかし少年はそんなことを気にもせず悪戯っぽい表情をしている彼女に苦言を呈する。

 

「見てたなら一声かけてくれてもよかったのに……」

 

「ごめんなさいね……集中してたみたいだし、話しかけない方がいいかと思って……それよりこのメニューいつもと違くないかしら?」

 

ジト目で見てくる少年の言葉をヒラリとかわしながら今度は逆に少年に疑問を投げかける

 

今日、彼女が見ていた少年の訓練メニューはいつも見ている時よりも些か量が多かった気がする。声をかけたのもそれを聞くためだ。

 

「聞いてくれよ! 師匠のやつこの前修行中に初めて負けたからって当てつけにこの特訓の量増やしたんだよ!」

 

少年が叫びながら話す内容を聞きながら彼女はこの前の訓練の様子を思い出す。

いつも負けっぱなしだった師匠との模擬戦でハンデがあるとはいえ目の前の彼が初めて勝利をおさめたのだ。それは決してマグレではなく彼の師匠もそのことを褒めていた。

しかし妙なとこで負けず嫌いな彼の師匠は悔しかったのか分からんがどういうわけか朝の訓練メニューを増やしたのである。

簡単に想像できるそんな内容を思い浮かべながら 今日の少年の予定を思い出し彼に声をかけた。

 

「ふふふ、それはご愁傷様でした。

さ、はやく戻りましょ。今日は高校入試?の日じゃなかったかしらら?」

 

そんな彼女の言葉を聞き少年は今日が高校の入試であったことを思い出した。朝の訓練が多くなってしまったため時間はいつもより少し押している。

 

「そういえばそうだ……はやく飯作らないとな入試当日に遅刻なんてシャレにならん。」

 

そう言うと少年は勢いよく立ち上がり家の方へと向かっていく。その時、家の前にある看板が少し曲がっていることに気づきそれを直した。

 

「ったく、師匠ももうちょっとしっかり活動してもいいと思うんだけどね。」

 

看板を直しそう言いながら家の中に入っていく少年。木で出来ている手作り感満載のその看板には少し歪んだペンキの文字でこう書かれていた

 

 

「 プロヒーロー ネイチャーフォース

ヒーロー事務所」

 

ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー

 

 

 

 

「起きろぉ〜!!! このバカ師匠!!!」

 

襖が勢いよく開き、少年の声が部屋に響く。部屋の中には布団をかぶりモゾモゾとうごく

なにかがいた。

 

「う〜ん、朝からうるさいぞ霊也、私は昨日夜遅くまで起きてたから眠いんだ、もうしばらく寝かせてくれ」

 

腰のあたりまで伸ばした少しクセのある黒髪が特徴的なその女性はほとんど開けてない瞳を霊也と呼んだ少年へとむけムクリと起き上がるも不機嫌な声で彼へ起きたくない意思を示す。

 

「てなわけで、寝る。おやすみ。」

 

「ざっけんな!! いいから起きろー!」

 

「な、なにをする!二度寝という私の至高の

楽しみを邪魔する気か!」

 

だがそんなことを許す少年ではない、問答無用と布団を引っぺがす。その際にダメ人間がダメなことを言っているがいちいち気にしてたら切りがないのを彼は分かっているため無視して布団を片付ける。

 

「うぅ〜引き取った時はあんなに可愛かった霊也がこんな真面目に成長してしまうなんて私は悲しいぞ〜」

 

「あのな師匠、そこは普通よろこぶところだからな……」

 

師匠の言葉にため息をつきながら霊也と呼ばれた少年は彼女と初めて出会った時を思い出す。

 

(はぁ、普段がこうじゃなかったら普通にすごい人なんだけどな……)

 

「ほら、師匠もう朝飯できてるから早く起きてご飯にしよ……」

 

「何故それを早く言わないんだバカ弟子!

早く行くぞ!!!」

 

少年の言葉を遮り勢いよく部屋から飛び出す

師匠。彼は呆気にとられるもいつものことかと苦笑いをしながら部屋を出て行くのであった。

 

 

ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー

 

「はぁー、毎日毎日少しは自分で起きてく

れよ師匠」

 

「仕方ないだろ、昨日の夜はほんとに寝るの

が遅かったんだからな」

「それは師匠が、俺の高校入試の前祝いとか意味わかんないこと言って飲みまくったのが原因だろ!」

 

「おぉー、そういえば今日が入試であったな

力のストックは大丈夫なのか?」

 

「ああ、朝の特訓の前にやっておいたよ

体調の方も問題ない。」

 

少年、霊也が作った朝ごはんを食べながらたわいもない話をする2人。はたから見れば仲の良い親子にしか見えないのだが会話の内容的には親と子が完全に逆転してる。

 

「そうか……なら大丈夫だな、それはともかく中学の先生には驚かれたんじゃないか?雄英に行くなんて」

 

「まあね、中学では俺無個性ってことになってるし説得が大変だったよ」

 

「ハァ……お前の周りも相変わらずだな。こうなったら私が一度出向いてやらないと……」

 

「俺は大丈夫だよ、それに信じてくれたやつもいるからさ……」

 

そう言いながら思い出すのは中学でできた初めての友人のことだ。誰も信じてくれなかった自分の個性を師匠以外で俺の個性を信じてくれた数少ない人物であり一悶着はあったが霊也にとって現在唯一友人と呼べる存在である。

 

「そういえば師匠、力のコントロールも大分安定してきたしそろそろ次の段階へいこうと思うんだけどいいかな?」

 

「ん?なんだ?今日が受験だっていうのに随分と余裕じゃないか」

 

霊也のそんな言葉にニヤニヤした表情を見せながらそう返す師匠に彼は言葉を詰まらせる。

 

「い、いやそういうわけでは……」

 

「ほぉ〜〜」

 

未だに笑みを崩さない師匠に抗議の目を向けるが一向に止める気配はない。どうやら無駄なようだ。

 

「まあ、訓練の話はともかくとしてだな霊也

今日の受験だが力は今あるストック分だけで受けてこい」

 

「……は?」

 

唐突な師匠の言葉に思わず間抜けな声を上げてしまう霊也。それもそのはず彼がこれから受けるのはそんじょそこらの高校受験とは訳が違う。それをこの師匠は今なんと言った?あろうことか力の制限を加えようというのだ思わずそんな声を上げたくもなる。

 

「いや、師匠流石にそれは厳しいんじゃ……」

 

「なに!お前なら大丈夫だ!それくらいのハンデがあっても問題はない!それともなんだ?自信がないのか?」

 

何故か自信満々な師匠に霊也は何故自分から合格する確率を下げなければならないのかとため息をつく。

 

「ハァ……あのな〜師匠、落ちる気はさらさらないが倍率300倍は伊達じゃないぞ。」

 

倍率300倍。それがこれから霊也が受ける高校の例年の倍率である。

それだけでもどれだけ難しいかが分かるだろう。

 

「まあ、確かにあそこは一筋なわでは入れないような場所だ。しかしな……」

 

そんな霊也の言葉に先程までおちゃらけてた目をしていた師匠の目が急に鋭いものへと変わる

 

「それでもお前がこれまでしてきたことは決して生半可なものではなかった。それこそそこら辺の中学生なんか比べものにならんくらいな、それは私が保証する。だからな霊也……"自信を持て"お前はそれだけのことをしてきたよ」

 

「………………」

 

急にまじめに喋りだす師匠の言葉を受け呆然としてしまう少年。

 

「それに、お前は私の自慢の弟子だからな」

 

ニヤリとしながら話しを続ける師匠。

 

「ご、ごちそうさま!!!!」

 

霊也は勢いよく立ち上がり食べ終わった自分の食器を急いで片付ける。

 

「ん?なんだ?照れてるのか?ははは!

まだまだ可愛いとこあるじゃないか」

 

「う、うるさい!俺はもう行くから洗い物はやっといてくれよ!」

 

図星を突かれたのか少年は叫びながら部屋を飛び出すように出ていった。

 

部屋に残された女性はいまだに口角をあげたまま霊也が出ていった扉を見つめていた。

 

 

ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー

 

 

「全く、不意にまじめになるから困るんだよな、師匠は」

 

部屋に戻った霊也は制服に着替えながら、師匠の文句をたれていた。

 

「彼女も相変わらずね。どうする?消す?

消しちゃう?」

 

「お前はなんでいつも師匠に対してのあたりが強いんだよ!! てかそんことしてみろ逆に消されるわ!いや、消されるよりもひどいことされそう……」

 

「あら?今のあなたなら案外いけるかもしれないわよ?」

 

クスクスという笑い声が聞こえそうな声が聞こえるが、霊也は自分がどうなるのか想像したのか震えている。

 

「はあ、冗談はさておきお前は今日は付いてくるのか?聞いてたから知ってると思うがお前の出番、今日はもうないぞ?」

 

「心外ね、あなたの晴れ舞台なんだから付いて行くに決まってるでしょう」

 

「わるいわるい。そんな怖い顔すんなって。よし!じゃあそろそろ行きますか!」

 

「? まだ少し早いようだけど?」

 

「道中なにがあるか分からないからな、早いことに越したことはないだろ?」

 

「まあ、あなたの場合どんなにはやくても関係ないものね」

 

「うっ!そう言うなって、そもそも困ってる人がいればって あっ!忘れるとこだった」

 

彼はそう言うと部屋にある仏壇の前に座り手を合わせる。そこには写真が置いてあり仲の良さそうな男と女の人が写っていた。

 

「見ててくれよ父さん、母さん、今日が俺のヒーローへの道第一歩だ!」

 

彼はそう言うと立ち上がり玄関へと歩みを進める。

 

途中部屋で洗い物をしてる師匠に声をかける

 

「行ってくるよ!師匠!」

 

「ああ行ってこい!他の受験生の度肝を抜いてやれ!」

 

洗い物をしながら言う師匠の言葉をうけ

内心で度肝を抜く相手は試験管なのではと思いつつ、りょーかいと言いながら部屋を通りすぎてく。

 

玄関につき扉を開けると先程とは違い強い日の光が少年を照らす。

 

「いい天気だな……」

 

その光に思わず目を細ながら少年は呟く。

 

 

 

 

「待ってろよ!雄英高校!!俺は絶対ヒーローになってやる!!!」

 

 

 

 

これは1人の少年がヒーローをめざす物語

 

 

 

 

 

そして原作とは別のもう一つの師弟の物語

 

 

 

 

 

そして……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ガッッッッシャーーーーーーン!!!!!!

 

「れ、霊也!!さ、皿が割れてしまった!!

た、助けてくれ〜!!」

 

 

「……ハァ」

 

 

 

 

そして一つの家族の物語

 

 

 

 

 




なんか色々あやふやだけどプロローグってことで許してください笑
ではでは感想など良ければ書いてくださるとありがたいです。
それではまた次回お会いしましょう。
バイバイ!
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