俺の個性は証明不可能!?   作:俺色妹子

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お久しぶりです!!なんかすごい時間での投稿になりました笑
最近学校が始まり忙しく投稿の頻度が少なくなってしまうかもしんないです。なるべく早く投稿できるよう頑張るので待ってもらえるとありがたいです。

それではどうぞ!


12話 刑事ドラマって役者で犯人分かっちゃうよね!

 

 

「何を言ってるんだい黒精少年、私は見ての通り無理なんかしてないぞ!」

 

突然放たれた霊也の言葉を受けるもオールマイトはいつもの調子で話しながら右の腕で力こぶをつくり笑っている。

しかしそんなオールマイトの姿を見ても霊也はその真剣な表情を崩すことはない。

 

・・・・・

 

一向に話さずただこちらを見ている霊也に少したじろいでしまうオールマイト

お互いに話さないまま時間だけが過ぎていく

先に口を開いたのはオールマイトだった。

 

「…なぜそう思ったんだい?」

 

そう真面目なトーンで話すオールマイトの言葉を聞き霊也は今までの表情を崩し少し申し訳なさそうに答える

 

「ごめんなさい、別にオールマイトのことをどうこうしようとかそんなんじゃないんです

自分の個性のことは知っていますか?」

 

「ああ、昨日相澤くんから聞いたよ。確か精霊を見ることができる個性だったかな」

 

オールマイトは先程からの緊張感を解くことなく昨日相澤から聞いたことを話す。

霊也の個性については昨日のうちに相澤から職員全員に話がされている。個人的にはどうかは知らないが職員一同霊也の個性を信じるという方針をとることが決まった。

ちなみにオールマイトは信じてる側である。

 

「なら話が早いですね、だけどその前に今も纏ってる力を解除してください。」

 

「……」

 

霊也のそんな言葉にオールマイトは黙って彼を見つめながらもある確信を持った。

(彼は本当に私の体について知っている..)

 

NO.1ヒーロー"オールマイト"

平和の象徴と謳われている彼にも秘密がある。その秘密は今の日本の社会を脅かすほどのものである。そのためその秘密を知る人間も極一部となっている。しかし、目の前にいる少年は少し関わっただけでその秘密に迫りうるあるのだ警戒しないはずがない。

だがオールマイトの考えは目の前にいる少年を見た瞬間に打ち消された。

 

(こんな真っ直ぐな目をしてる少年を前にして疑うとは私も落ちたものだな…)

 

「分かった、だが場所を変えよう。ここだと誰が聞いているか分からないからね」

 

そのオールマイトの言葉を聞き霊也は一瞬安堵の表情を見せるがすぐに真面目な表情に戻し大きく頷くのであった。

 

==============================

 

 

「さて、ここならば大丈夫だろう!早速だか黒精少年…っとその前に力の解除だったね」

 

職員室前の廊下から人気のない場所まで移動をした俺とオールマイト。オールマイトは周りに人がいないことを確認しいつもの調子で話し始めた。そんな彼にほんの少し安心を覚えながらもオールマイトの力の解除を待つ。

 

「……え?」

 

次の瞬間俺は思わずそんな声を上げてしまった。オールマイトの纏っていたオーラが消えたと思ったら煙が彼を包み込んだオーラを消した反動だろう。だが煙の中から出てきたのは俺の知るオールマイトではなかった。

 

「HAHAHA!何を驚いているんだい黒精少年!君が解除しろと言ったんじゃないか!

まあ言われなくても活動限かゴホォッッ!!

 

「大丈夫ですか!?オールマイト!!」

 

オールマイトである。外見は全く違うが声に喋り方、俺の知ってるオールマイトである。

しかし目の前にいるのはいつものマッチョマンではなくガリガリである。いつもの姿の見る影もない今も笑ってたと思ったら血を吐く始末である。

 

「心配はいらないさ黒精少年。すまないね、これが今の私の現状さ。失望させてしまっかな?」

 

「い、いえそんなことは!オーラが弱いとは思ってましたがまさかこれ程とは…」

 

「オーラ?それが私のこの状態に気づいたのと関係があるんだね?」

 

霊也は頷きながら改めてオールマイト姿を確認する。纏っていたオーラは消え残っているのは今にも消えてしまいそうなほどしかない

別に霊也は軽はずみにオールマイトのことを聞いたわけではない、むしろ覚悟をもって踏み込んだ。そして、自分の想像以上の事態にも関わらず話してくれたオールマイトに感謝をし改めて覚悟を決め彼に話し始める。

 

「精霊を見ることができる個性、それは決して精霊だけを見ることができるって訳じゃないんです。」

 

「??」

 

俺の言葉に首をかしげるオールマイト、俺は構わず話を進める。

 

「そもそも精霊っていうのはエネルギーの集合体?みたいなものなんですよね。それを知覚できる俺の目は精霊だけではなく人の持つエネルギーを見ることができます」

 

「!!」

 

オールマイトは俺の言葉の意味を理解したのだろうその顔は驚愕の表情を浮かべている

 

「で、では黒精少年の個性は精霊を見る個性ではなく実際はエネルギーを見ることができる個性ってことなのかい!?」

 

「いえ、それは少し違います。そもそも人の持つ自然エネルギーって精霊に比べてめちゃくちゃ少ないんです。なので普通の人のオーラを俺は見ることが出来ません。」

 

「!な、なるほど…つまり私のオーラは黒精少年が見えるほどに大きなオーラだったというわけか…」

 

流石オールマイトだ、理解が早い。

 

「そうですね。精霊レベルのエネルギー体で自分はやっと見ることができます。これまでに俺が出会ってきた人達でエネルギーが見えたのはオールマイトを含めて4()()だけです。」

 

「4人だけ…なるほどそれで私が無理をしていると分かったのか」

 

「まあ、それだけではないんですよね。」

 

「まだあるのか!!」

 

そう叫ぶオールマイトに俺は若干苦笑いを浮かべながらも話を続ける。

 

「オーラが見える4人、オールマイトを抜くと3人ですがその中にオールマイトととても似ているオーラを持った人がいました」

 

「!?」

 

オールマイトの表情が強張るのを確認する。

だが、覚悟を決めた以上話さなければならない。

 

「緑谷 出久 彼のオーラとオールマイトのオーラは俺の見た感じ殆ど同じ物だと思いました

最初は2人が親子か何かと思いましたよ。今日オールマイトが教室に入ってきた時めっちゃビックリしたんですから」

 

「……」

 

そう言いながら笑う俺をオールマイトは真剣な表情で見ている。俺は今までの状況から考えついたことを話し始める

 

「でもそれは違うと思いました。勿論似てないっていうのもあるんですけど、確信を持ったのはそこじゃありません。俺が初めて彼を見たのは入試当日です。その時のオーラは驚くほど彼の体に合ってなかったんです。

少なくとも10年間扱ってきた個性が使いこなせはしなくても体に合っていないなんてあり得ないんです。」

 

俺は間髪入れずに話を続ける。

 

「次に彼を見たのは昨日です。入試の日と比べて大分オーラが体に馴染んでいました。

そして体力測定で彼が個性を使った時に気づいたんです。彼は俺と同じように誰かから力を貸してもらったのではないかって。まあこの想像すぐ違うって分かったんですけどね。

そうそれは今日、先程も言った通りオールマイトが教室に入ってきた時……」

 

「オールマイト貴方達の個性は個性を引き継ぐことの出来る個性なんじゃないですか?」

 

「!!!」

 

今日何度目か分からないオールマイトの驚愕の表情だが今回は今までにない程に動揺していた。俺は真っ直ぐオールマイトの目を見て続きを話す。

 

「オールマイトと緑谷、2人のオーラはまるで何人もの人達のオーラが合わさっているいや重なっているような感じがするんです…

個性は未だに謎が多い個性を他人に与えることが出来る個性があっても何ら不思議じゃないと思いました。」

 

「そうであれば緑谷のオーラが体に合わなかったことやオールマイトのオーラが異様に少ない理由も納得がいきます。オールマイトは何かの理由で個性を緑谷に託したってね。

どう…ですかねオールマイト?」

 

そこまで話やっとオールマイトに話を振る

彼は少しの間黙っていたがやがて意を決したように口を開いた。

 

「君のいう通りだよ、黒精少年。まさかそこまで分かっているとは本当に恐れ入ったよ。

頭はあんま良くないと思ってたんだがとんだ思い違いだったかな?」

 

そう笑うオールマイトだがどこか暗い雰囲気を漂わせている。

 

「すいません、あんま人の個性について触れるべきじゃないってのは分かってるんですけど…」

 

「いいや構わないさ、オーラを見ることが出来るとは全く予想できなかった。ワンフォーオールのことをここまで見破られるとはね」

 

「"ワンフォーオール"それがオールマイトの個性の名前ですか?」

 

「ああ、君には全てを話そう。ここまで知られてしまった以上仕方がない。しかしこの事は他言無用だそれだけは守ってほしい。」

 

俺はオールマイトの言葉に力強く頷いた。

 

そこからは驚愕の連続であった。

 

オールマイトの怪我に活動限界があること

個性は緑谷に譲渡したため自分に個性はもう宿っていないこと

ワンフォーオールを持つもの達の宿命のこと

 

他にも緑谷との出会いの話などをしてもらい

彼が何故緑谷のことを認めているのかも知った。緑谷の知らないとこなのでちょっと罪悪感があるが…

 

一通りの話が終わる頃には結構な時間が経ってしまっていた。焦凍を待たせてることをすっかり忘れていた俺は最後にオールマイトに話しかけた。

 

「オールマイト!俺オールマイトの力になりたいと思っています!!」

 

これは俺の本心である。平和の象徴オールマイトその秘密を知った以上いやたとえ話してもらえなかったとしても俺はこの話をオールマイトにしただろう。

 

「烏滸がましいとは思ってます。けど、今まで俺たちはオールマイト...平和の象徴に助けられてきたいや助けられ過ぎてきたと思うんです。貴方1人を先頭に立たせるんじゃなくて貴方と共に戦える貴方を助けられるヒーローに俺はなってみせます!!」

 

そう叫ぶ俺を見てオールマイトは僅かに目を見開くと直ぐに俺の頭を叩き始めた。何故かマッスルの方で…

 

「HAHAHA!!言うじゃないか黒精少年!!

うん!君が私の隣に立てる時を楽しみにしてるぜ!!」

 

「いたい!オールマイト痛いですって!」

 

そう高笑いしながら叩くオールマイトを見て俺はまた目指すべきものが増えた事に対しやる気に燃えるのであった。

 

 

 

 

 

 

 

 

「そういえばオールマイト、なんで簡単に俺の個性のこと信じてくれたんすか?」

 

「ああ、実は知り合いに君に似た個性の人がいてね!黒精少年の個性も充分あり得ると思ったのさ!!」

 

「あ、あははは、そうだったんですね…」

 

(うん、ぜってー師匠のことだよね。これ!)




なんか犯人を追い詰めてる探偵みたいになっちゃいました笑笑
上手く自分の書きたいことが伝わってるか不安です。
まあ文才ないんである程度は仕方ないんですけどね笑笑

それでは感想評価のほどよろしくお願いします

また次回!!
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