俺の個性は証明不可能!?   作:俺色妹子

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時間があったので投稿させてもらいます!
できればこのままのペースでいきたい...


2話 いざ!紐なしバンジー!え?それはただの落下だって?

 

 

ヒュュュュューーーーーーーーーーー

 

 

 

 

 

 

やあ、はじめまして俺の名前は黒精 霊也。え?もう知ってるって?

まあ例え名前を知ってたとしても挨拶ってのは大事なことだからな。

ん?じゃあなんで唐突に挨拶から始まったのかって?

そもそも雄英の入試受けてるんじゃないのかって?

まあ最もな疑問だと思う。入試、入試ねー うん。まあ入試はついさっき終わったみたいなんだけどね。それよりも、うん なんというか俺の今の状況がよろしくない、非常によろしくない。

どうよろしくないのかというと、簡単に言ってしまえば落下中である

敢えてもう一度言おう。落下中である。

 

うん やばいね。マジでやばい。

 

いやね俺もまさかこんなことになるとは思ってなかったよ...

 

ハァ.,.これだったら着地のこと考えて力を少し残しておくんだった。

 

 

また師匠にどやされる...

 

 

 

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「ここが演習会場か、てか相変わらず

めちゃくちゃ広いな。これもう町だろ。」

 

プレゼントマイクの入試説明が終わり、バスで演習会場に着くと、そこには学校の敷地とは思えないほど広い市街地があった。

 

「とりあえず、準備運動でもしながら待ってるかな。」

 

(それにしてもさすが雄英ヒーロー科の受験生だな、誰もかれも強そうな個性を持ってる。)

 

同会場の他の受験生を見ながらそんなことを考えていると、先程から自分の周りを浮かんでいた彼女が声をかけてきた。

 

「ふふ いよいよね、まあ貴方なら問題ないでしょうけど」

 

「ハァ..今朝までの俺ならそう言えたかもしんないんだけどな...

分かってると思うけど試験中の手助けはなしで頼むぞ。」

 

「ええ..もちろん分かってるわ。」

 

「お前の顔を見るにとても分かってるように見えないんだけど」

 

俺の周りをフヨフヨと浮きながら、ニヤニヤしてるイヴを見て不安になりながらも、体をほぐすのを続ける。

 

「ほんとに頼むぞ、バレたら師匠に何されるか分かったもんじゃない。」

 

「全くあの女も物好きよね。試験中に力を補充することを禁止するなんて、お陰で霊也がピンチになった時に私が颯爽と助けるという狙いが無駄になったわ。」

 

「お前そんなこと考えてたのかよ!

まあ、師匠も結局は俺のために言ってくれてんだし大目にみてくれよ。それにお前達の力を使うんだ、それくらいのハンデがなければバチが当たるってもんさ」

 

「ハァ...貴方の頑固さも相変わらずね。これは貴方の力でもあるといつも言ってるのに...」

 

俺の言葉を聞きため息をつくイヴ。

しかし、俺も自分の考えを曲げるつもりはない。そもそもの話この力は俺のものではない。個性でもなければ個性を応用したものでもない。これは正真正銘彼女達の力だ。俺はそれを与えてもらってるだけである。それでも誰かの為になるのなら彼女達の力を借りてでもヒーローになるのだと決めたのだ。

しかし、力を使う上で自分の力でないということを常に意識している

というよりそこの認識を間違ってはいけないと思う。これは俺が力を借りると決めた時に誓ったことだ。今更変えるつもりもないし変えちゃいけない。

 

「まあいいわ、私達はそんな貴方だから力を与えているのだしね

それよりそろそろ試験が始まるんじゃない?」

 

彼女の言葉を聞きハッとする。今が試験直前だということに気づき今一度気持ちを引き締める。

 

「しかし、これいつスタートするんだ?ついてからだいぶ経った気がするんだけど」

 

ふと、そんなことを呟くと、唐突にアナウンスがはいりプレゼントマイクから合図が下された。

 

 

「はい、スタート」

 

 

ダッッ!!!!

 

 

まさかの合図に一瞬驚くもすぐに走り出す。すぐに反応することが出来たのはスタートのことを考えていたこともあるが、師匠との特訓の成果でもある。師匠との特訓ではこんな不意打ち当たり前におこる。ていうか、それ以上のことが常に起こってるのだが今は割愛させてもらう。

周りをみても人がいないのでここのグループでは反応できたのは俺だけのようだ。

 

「どうしたぁ!? 実戦じゃカウントなんざねえんだよ!! 走れ走れぇ!! 賽は投げられてんぞ!!?」

 

プレゼントマイクの声を聞き他の受験生も慌てて走り出す。

 

市街地を先頭で走っていると前方から嫌な音をたてながらやってくる仮想敵が3機。

 

「標的確認!!」

「ブッ殺す!!」

「バラバラにしてるよ!!」

 

(なんつー物騒なこと言ってんだよ。まあ何言ってようが関係ないけどな!!)

 

力を全身に巡らせ、勢いよく踏み込み一気に仮想敵の懐へと飛び込む。

 

「まずは1機目!!」

 

掛け声とともに拳をふるい仮想敵を大破させる。そこから先ほどと同じように跳躍し、残りの仮想敵も殴って破壊する。

 

「よし!この調子でガンガンいくぜ!」

 

霊也は次の仮装敵の元に目掛けて力を使い更にスピードをあげ

勢いよく走り出した。

 

=============================================

 

 

 

 

 

「ふぅ〜、結構ポイント稼げたかな?」

 

その後も次々と襲いかかる仮想敵を強化した体を使い破壊しまくった霊也。最初のスタートダッシュで成功したこともありかなりの好ペースでポイントを稼いでいた。

 

(しかし、ここら辺にはもう敵はいないな。

そろそろ場所移動するかな)

 

そう思い、場所を移動すると、多くのロボットと受験生が戦っておる広場に着いた。見た感じかなりの混戦状態となっている。

 

「ここら辺はもう人が多いか、別の場所に移動した方がっっ!」

 

場所を移動しようと考えていると1人の受験生が目に入った。

その受験生は仮想敵の攻撃を受けたのか倒れており、血を流している。意識はあるようだが立てないようだ。

しかし、そこに仮想敵がさらに攻撃を加えようと腕を振り上げている

 

「この混戦状態で誰も気づいていないのか!クソっ!」

 

すぐさま力を巡らせその仮想敵の元に飛び出し破壊する。

 

「ふぅ、なんとか間に合った。大丈夫?」

 

すぐさま受験生を抱えて戦闘の起こっていない場所へと移動させおろし声をかける。

 

「え?あ、はい!ありがとうございます!」

 

助けた受験生の女の子は助けられたことに気づいたのか攻撃を受けたと思われる頭を押さえながらお礼を言った。意識もありしっかりと喋れているので本人の言う通り傷は大したことないらしい。

 

「ならよかった。試験だからって怪我しちゃ元も子もないからな。気をつけて。あと...」

 

そういうと霊也は受験生の頭に手を置いた。

 

「え!あ、あの!なにを?」

 

突然のことで驚いている彼女だがふと触られてるところがだんだんと暖かくなっていくのを感じる。

 

「これでよし!まあ完全には治せないんだけど、治りはかなり早くなると思うよ!ここなら敵も来ないと思うけど気をつけてね。」

 

そう言って頭から手を離しその場から立ち去ろうとする霊也。それを見て助けられた受験生は咄嗟に声をかける。

 

「あ、あの!どうしてそこまでして...キャッ!」

 

彼女がそう言葉を続けようとしたその時、突然とてつもない揺れが地面から伝わってきた。

慌ててあたりを見渡すと.....

圧倒的な"脅威"がそこにはいた!

轟音と共に現れたそれは、ビルを容易く壊し市街地の中心へと近づいてきている。

 

「あ、あれが説明の時言ってた0ポイント敵

いくらなんでも大きすぎでしょ!!!」

 

助けた受験生の女の子が思わず叫んでしまうほどの大きさのそれは入試説明の時にも言っていた0ポイント敵なのだろう。しかしその大きさはとてつもなく大きく尚もビルを破壊しながら進んでくる。

 

先程まで仮想敵と戦闘していた他の受験生も我先にと逃げ出している

 

「わ、私も早く逃げなきゃ!あなたも早く逃げましょう!!」

 

逃げようとする彼女は0ポイント敵を見上げている霊也に向けて逃げるよう促す。しかし、返ってきたのは彼女の思いもよらぬものだった。

 

「うん、君は早く逃げて。近くにいると瓦礫に巻き込まれる危険がある。傷が心配だけどごめん、俺は行かなきゃいけないから。悪いけど一人で行ってくれ。」

 

「な、な、何言ってんですが!?あなたも逃げるんですよ!あれ見て分かんないんですかあんな巨大なものどうしようもないです!

はやく逃げましょう!!」

 

「それはできない。あの巨大ロボに巻き込まれてる人がいるかもしれない。それに...」

 

「どんな時でも困ってる人がいれば立ち向かうそれがヒーローだろ」

 

笑いながらいう彼を見て説得を試みようと思っていた彼女だが言葉を失ってしまう。

 

「まあ見ててよ、あの敵俺がぶっとばしてくるからさ」

 

その瞬間、轟音と共に彼の姿が消える。

慌てて0ポイント敵の方向を見ると、一瞬でそこまで飛んだのか、空中を移動してる彼がいた。

 

 

「さて、ああ言った手前かっこ悪いとこは見せられないよな。」

 

そう呟きながら、残った力を全て右腕に集中させ、霊也は0ポイント敵に殴りかかる。

 

「こ れ で も くらいやがれーーー!!!」

 

ドッッッッゴーーーーーーーン!!!!!

 

その瞬間、とてつもない音と共に0ポイント敵の巨体が宙に舞った

 

「あ、あの巨体を吹っ飛ばしやがった!!」

「おお〜!す、すげーー!!」

「なんつー破壊力だよ!」

 

逃げていた受験生達がその光景を見て次々と驚愕の声をうかべる。

 

「す、すごい・・・これがヒーロー」

 

先程、彼を止めようとしていた彼女もあまりの光景に尻餅をついてしまう。

 

「 終了〜〜〜〜〜〜!!!!」

 

プレゼントマイクによる終了の合図がされたのはそれとほぼ同時であった。

 

==============================

 

 

 

 

 

しかし話は冒頭へと遡る。

 

 

やばい!やばい!やばい!

めっちゃ地面近づいてきてる!

このままだとマジで死ぬ!

 

力を全て使ってしまったため、着地の手段が全くない霊也。だんだんと近づいてくる地面に恐怖しながら必死に着地の方法がないか考える。

 

どうする?今からまた力ためなおすか?

いやそんな時間はない。

そうだ!イヴに着地を頼めばいい!

なんだ簡単なことじゃないか!

 

方針は決まったらしく落ちながら近くにいるであろう彼女に呼びかける。

 

「イ、イヴ!もう力が残ってないんだ。

お前の力使って着地させてくれ!」

 

 

 

 

 

・・・・・・

 

 

「お、おーい、イヴ?いるんだろ?返事してくれって、おーい!」

 

彼の言葉にいつもなら反応してくれる声が

なぜか今は聞こえない。

 

「イヴさん?イヴ様?もしもーし!もしかして試験で力借りなかったことちょっと怒ってる?

嘘だよね?このままじゃ俺ほんと死んじゃうから!なんでもしますから助けてください!お願いします!」

 

彼は落ちながらも懸命に叫ぶが返事はなく虚しくも地面との距離はものすごいスピードで縮まってる。もうダメだと思い目をつむる霊也、しかし覚悟してた衝撃はいつまでたってもこなかった。

 

 

 

 

 

 

「バカね、私があなたを助けないわけないでしょ。

それと無闇に"なんでも"なんて言わないようになさい。」

 

彼が目を開けると目の前には地面がありギリギリのとこで体が浮いていた。

 

「全く、後先考えず力使うからそうなるのよ。」

 

「あはは、面目無い・・・」

 

スッっと優しく体が地面に降ろされる。それと同時になんとも言えないダルさが体を襲う。

 

「なあ、イヴ・・・」

 

「何かしら?」

 

体を起こしながら声をかけてくる霊也に、

首をかしげながら答えるイヴ。

 

「ありがとな、いつも助けてくれて」

 

笑顔でそう言う霊也、一瞬固まってしまうイヴだが、ハッっとすると勢いよく顔を背けてしまった。

 

「べ、別に今更お礼を言われるような関係じゃないわよ!気にしないでいいわ!」

 

背を向けながらもそんなことを答えるイヴに

内心で相変わらず素直じゃないなと考えながら微笑む彼。

 

「さて、とりあえず実技試験は無事なんとか終われたかな。」

 

空を見上げながら呟く彼の顔はどこか達成感を感じさせていた。

 

 

黒精 霊也

実技試験 結果 敵ポイント 63p

 

 

 

 

 




てなわけで入試まで終わりました。まだまだ先は長いけど頑張って書いていけたらと思います。
ちなみに助けた受験生の女の子は特に本編とは関係ない子です。
悪しからず。

それではまた次回!評価と感想のほどよろしければお願いします。
主人公の個性のことについてでもOKです!
まあ核心については触れられないですけどね
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