俺の個性は証明不可能!?   作:俺色妹子

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3話目投稿です!
今回ちょっと短めです。すいません



3話 合格発表の時ってめちゃくちゃドキドキするよな

 

 

 

 

「.....さて、彼なんですがどうしましょうか?」

 

「そうですね、0ポイントに立ち向かう人は過去に何人かいたけれど、まさかああも簡単にぶっとばしてしまうとは予想外でした。」

 

「敵ポイント、救助ポイント合わせて100を超えたのは、久しぶりじゃないですかね」

 

ここは雄英高校、現在終了した一般入試の結果を教員陣が集まり話し合っている最中だ。

彼らが見ている映像には、0ポイント敵を吹き飛ばす黒髪碧眼の少年が写しだされていた。現在話している議題は言うまでもなく彼の合否のことである。

 

「受験番号 7216 黒精 霊也、実技の試験は文句なしの合格です。というより、実技だけを見れば過去稀に見る実力者だと思います。」

 

「はい、パワーとスピードは共にかなりのものだと思われます。そして混戦の中他の受験生を助けられるほどの視野の広さ、とても中学生とは思えません...」

 

「あれほど迷いなく0ポイント敵に立ち向かうとは、自信からくるものなのかそれとも....」

 

「どっちだっていいじゃねーか!!結局ぶっ飛ばしちまったんだからな!俺はあのリスナー気に入ったぜ!!」

 

「映像を見る限りでは助けた受験生に回復を施してたと見られます。あれだけのパワーに治療もできるとは、とても強力な個性ですね。」

 

会話を聞く限り、色々な意見はあるものの少年の評価はだいぶ高いと思われるのだが話している教員達の顔は何故か優れてはいなかった。

 

「ええ実技の方は全く問題ないんです。問題なのは.....」

 

 

 

 

「「「筆記なんだよなーー」」」

 

「まさか筆記のせいで合格ギリギリとはね、今までにはないパターンね。」

 

「しかし、どうしますかね総合順位で彼ともう1人全く同じポイントになるとは」

 

「実技の成績で決めるわけにはいかないしほんと、どうしようか....」

 

 

「「「「はぁ・・・」」」」

 

重苦しい空気が部屋を包む。これから育てるヒーローの卵達についての議論は、まだまだ続きそうである。

 

 

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試験から1週間が経過したある日、霊也の元には一通の封筒が届いていた。

 

「おお〜、やっと雄英から手紙が届いたのかほれ、早く開けないか!ほれ!早く!!」

 

「落ち着けよ師匠、これでも俺緊張してるんだからな。」

 

封筒を持ちながらも開けるのを渋る霊也、

彼にしてみれば、これからを決める大事なことなのだから心の準備が必要なのだが、師匠は問答無用とばかりに開けるのを急かしてくる。

 

「よ、よし!開けるぞ・・・・・ん?なんだこれ?」

 

心を決め封筒を開けると中からは丸い謎の機械が出てくる。

 

「見たことない機械だな、どうするんだこれ?」

 

そう言いながら中に入っていた機械をいじくる霊也だが一向に反応はない。どうすればと考えていると...

 

『私が投影された!!!』

 

「うわ!オールマイトだ!え?てか、何でオールマイト?」

 

突然映し出されたのは誰もが知っているほどの有名人だった。

 

No.1ヒーロー「オールマイト」

年齢不詳 個性不明 ヒーロー界に颯爽と現れその実力で不動の人気を誇る。彼の登場以降敵発生率は年々低下し、存在そのものが抑止力とされ、名実ともに"平和の象徴"となった男

 

そんな彼がなぜ雄英高校から送られた機械から登場しのか謎なのだがそれよりも霊也は横で一緒に見ていた師匠の言葉に衝撃を受けた。

 

「なんだ、俊典じゃないか。なんで雄英からの手紙で登場するんだ?」

 

「え!?師匠、オールマイトと知り合いなの?てか、え?俊典?」

 

師匠の言葉に驚愕するも投影されたオールマイトが話を続けてるためそちらに集中する。

 

『はじめましてだな!黒精 霊也君!なぜ私が投影されたのかというとだな、それは春から私が雄英に勤めることになったからさ!!』

 

「ま、マジかよ・・」

 

平和の象徴が雄英の教師になるという事実が霊也をさらに驚かせる。

 

『さて、それでは早速結果発表だ!君の結果には皆散々悩まされていたよ!今までにないパターンだったらしくてね!』

 

ついに発表される合否を前に自然と拳を握ってしまう霊也。

 

『結論から言おう!黒精少年 !君は・・・・合格だ!!おめでとう!これで晴れてヒーローの卵となったわけだ!」

 

「よっしゃー!」

 

告げられた言葉は合格。霊也はそれを聞き嬉しくてついガッツポーズをしてしまう。

 

『しかし、実技は取れていても筆記が取れてないとはダメじゃないか。総合得点で君ともう1人の受験生が同じ点数になってしまってね

どちらを取るのか迷ったんだが、どちらも落とすには惜しい存在だった!そこで今回は特例として、君とその受験生2人とも合格となったわけだ!!』

 

「あはは、筆記は自信はなかったけどまさかそこまでだったとは・・・」

 

模試では、勉強のできる彼に教えてもらったこともありそこそこの判定だったのだが、雄英のテストは甘くはなく自己採点でも

かなり低い点数を取ってしまっていた。

 

『まあそれもこれも実技での素晴らしい成績があったからさ!敵ポイントだけでも63pこれだけでも上位の成績なのだが、さらに!

追加しなければならないものがある!!」

 

『先の入試!見ていたのは敵ポイントのみにはあらず!!審査制での救助ポイント!!我々が見ていたもう一つの基礎能力!

他の受験生を助け治療まで施す優しさ、0ポイント敵に臆さず立ち向かう勇気!君の行動を我々は映像越しにしっかりと見ていた!』

 

(流石雄英、まさかそんな隠されたポイント制度があるとは思わなかった)

内心で感心する霊也、まさかそんなポイントがあるとは夢にも思わなかった。

 

『よって、救助ポイントとして40pが追加される!合計103pだ!実技だけを見れば二位との差を圧倒的に開いての一位だ!おめでとう

さて、結構長くなってしまったが改めて言わせてもらおう黒精少年!!合格だ!!来いよ!ここが君のヒーローアカデミアだ!!!』

 

手が差し伸べられる。今まで何人もの人を救ってきた偉大な手は、とても大きく感じられた。それと同時に投影された映像が消える。

 

「よかったなー!霊也!私は嬉しいぞー!」

 

映像が終わった途端に横から急に抱きついてくる師匠。その顔は涙でぐちゃぐちゃになっていた。

 

「うわ!師匠、何泣いてんだよ!てか汚い!

鼻水をこすりつけるんじゃない!!」

 

慌てて師匠を引き離そうとするが、抱きつく力は強く離れない。

 

「ちょっと、なに霊也に抱きついてるのかしら?消されたいの?」

 

そこに、とてつもなく冷徹な目をしている

イヴの言葉がかけられるが師匠は一向にやめない、声は聞こえてないので当たり前なのだが・・

 

「師匠!色々とまずいから早く離れろ!

イヴ!ちょっとタンマ!分かったからその目をやめてくれ、いややめてください!!」

 

そんないつもと変わらぬやりとりに冷や汗を浮かべながらも霊也は思う。

 

(やっと俺もヒーローへの道を歩き出せた)

 

思い出されるのは今は亡き両親の顔

例え個性が無くても自分のことを命をかけて守ってくれた両親は彼にとって感謝しても仕切れない存在である。

 

(俺も誰かを守れるような人になってみせる)

 

「やっぱり、貴方はここで消した方が良さそうなようね」

 

「師匠として嬉しいぞ〜!やっぱりお前は、自慢の弟子だな〜」

 

決意を新たにする霊也だが、自分を巻き込みすらするかもしれない目の前の状態に気づきため息をはく

 

(とりあえず、今は自分の身を守らないといけなそうだな)

 

その後、家の中から彼の叫び声が聞こえたのはまた別のお話。

 

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合格発表から3日後、まだ冬の寒さが残っているのか少し肌寒い気温のなかで霊也は1人歩いていた。その手にはコンビニの袋を持っており、中には飲み物や菓子などが入っている

 

「全く、人を助けておいて本人が困ってちゃ元も子もないわね。」

 

「あははは・・・面目無い。」

 

否、正確には1人ではないのだが他の人には姿も見えなければ声も聞こえないのでそれはおいておこう。

 

さて、彼が何に困っているのかと言うと只今絶賛迷子中なのである。この春から高校生だと言うのに迷子とは本人からしてみれば情けない限りなのだが、何も霊也は別に方向音痴というわけではない。むしろ一度通った道ならば問題なく覚えられる。

ではなぜ彼が迷子になっているのかというとイヴの言う通り人助けをしていたからである

 

これから霊也の現在唯一の友人と高校の合格祝いをしようとその友達の家に行こうとしたのだが、途中怪我をして泣いている子供がいたので声をかけると、どうやら転んで足を怪我してしまい痛みで歩けなくなってしまったらしい、霊也は少女の足に治療をし、少女を家まで送ったのだが、道中少女を慰めるために声をかけながら歩いてた霊也は道を覚えておらず、見事、迷子になってしまったのである。

 

「なあ、イヴ悪いんだけど空からあいつの家探してくれないか?あれだけでかい家だしすぐ見つかると思うからさ」

 

友人である彼の家はかなり大きい、それはビックリするくらい。

距離的にもそこまで離れてはいないと思うので空を飛べるイヴに上から探して欲しいと頼む。

 

「はぁ、しょうがないわね。少し待ってなさい、探してくるから。」

 

「悪い、助かるよ。」

 

イヴは空へと飛んでいくとあたりをキョロキョロ見渡している。

 

(連絡してもよかったんだけど迷子になったって言うのは流石に恥ずかしいよな)

 

飛んでるイヴを見ながらそんなことを考えていると、不意に後ろから声をかけられた。

 

「あれ?霊也くん?・・・・」

 

「あっ・・・」

 

霊也の迷子は思わぬ形での解決となった。

 




8月の予定が立て込んでいてやばい。
てなわけでお気に入り登録してくれた方々ありがとうございます!
相変わらずのガバガバ設定でやってますので何か質問などがあれば
聞いてください。
それではまた次回!
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