俺の個性は証明不可能!?   作:俺色妹子

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お久しぶりです!
4話の投稿なんですがいつもより少し短いですが許してください!

今回は何だかんだで初めて原作キャラに関わっていきます。
主人公の過去も少しだけ話すのでお楽しみに
それではどうぞ!


4話 知らない道を通るときってワクワクするよね!

 

 

 

「いやー助かりました!まさか冬美さんとこんなとこで会うとは思ってませんでした。」

 

「買い物の帰りにたまたまあそこを通ったのよ、いつもは通らない道だから会ったのはほんとに偶然ね」

 

迷子になって困ってる時に出くわしたのは焦凍...これから会いに行く友達の姉である冬美さんだ。焦凍の家には何度も行っているので、お互いに顔は知ってるし何回か話したこともある。弟想いのいいお姉さんである。

 

「それで?あんなとこで1人空見上げて何してたの?

 

「あっ、そ、それはですね 恥ずかしながら道に迷ってしまいましてどうしたものかと考えてたとこだったんですよ。」

 

そう疑問を投げかけて来た冬美さんに少し戸惑ってしまったがなんとか誤魔化す。俺は自分の個性は好きなのだが人に話すとなると抵抗してしまう。この個性のことを詳しく知ってるのも師匠とこれから会いに行く彼ぐらいなものだ。

 

「ふーん、そうだったのね。しかしその歳で迷子とは・・・」

 

溜め息をつきながらそう言う冬美さんを見ながら内心で申し訳なく思う。ここで本当のことを言わないのは俺が冬美さんを信用してないのと同様だ。一歩、ほんの一歩踏み出せればいいのだが中々踏み出せずにいる自分がほんとに嫌になってくる。

 

「あ!そう言えば、雄英に受かったんだって?おめでとう。

すごいじゃないか」

 

「ありがとうございます。 焦凍から聞いたんですか?」

 

話題が変わったことに少し安堵しながらも冬美さんにお礼を言う

 

「ええ、高校でも焦凍のことをよろしくね」

 

「いえ、どちらかというとよろしくなのは俺の方なんですけどね、受験勉強まで付き合わせてしまって申し訳ないです。」

 

そう、焦凍は早めに合格が決まったこともあり勉強があまり得意ではない俺の受験勉強を手伝ってくれたのだ、そのおかげでギリギリであるが合格することができた、ほんとに頭が上がらない。

 

「そんなこと・・そんなことないわ。」

 

「え?」

 

冬美さんのその言葉に思わず聞き返してしまった俺。

 

「貴方と出会ってから焦凍は変わったわ。ほんと見違えるくらいにね、学校に行くのも嫌そうじゃなくなったし、前よりも笑う数も増えた、それになにより・・・母さんと向かい合うことができた。これはあなたが焦凍に与えてくれたものよ。」

 

そう言いながら俺の頭を撫でる冬美さん

 

「ありがとね、霊也くん。頭が上がらないのは私達の方よ」

 

そう微笑みながらお礼を言う冬美さん、彼女も弟である焦凍のことをずっと気にかけてきていたのだろう。ほんといいお姉さんである。しかしそのお礼に対し俺は首を横に振りった

 

「・・・それは違いますよ冬美さん。」

 

「え?」

 

今度は俺の言葉に冬美さんが聞き返す

 

「俺は何もしてません。焦凍が変わったのならそれは全て焦凍の力です。学校が嫌じゃなくなったのも笑うようになったのも母親と向き合えたのもそれは全て焦凍が変わりたいと思ったから、それだけですよ。」

 

驚いたように目を丸くしてこちらを見ている冬美さんだったが今度はクスクスと笑いだした、俺何かおかしなこと言っただろうか?

 

「ふふっ、ほんと焦凍の言ったとおりね。でも焦凍から聞いてるわよ、自分のために殴り合いの喧嘩までしてくれたって。」

 

「んぐっ!そ、それは、えーとなんと言いますか、あの時は俺も頭に血が上ったといいますか...あっ!冬美さん、ほら!見えてきましたよ」

 

そう言い指をさした方向にあったのは武家屋敷のような立派な家だ。軽く見ても俺の家の2、3倍の大きさはある。

 

「はあ、まあそういうことにしておくわ。焦凍も待ってると思うし早く行きましょうか。」

 

そう言い歩く速度を少しあげる冬美さん。

俺は少し遅れてその後を追ってくのであった

 

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「よう、霊也遅かったな。...何で姉さんと一緒なんだ?」

 

「え、えーとだなこれには深い理由があってだな」

 

玄関に入ると赤と白の左右対象の髪が特徴のイケメンが迎えにきた。彼の疑問に俺は焦りながらもなんとか誤魔化そうとする。

 

「迷子になってるところをたまたま私と会ってね、それで案内ついでに一緒に来たのよ」

 

グサッ!

 

「迷子?あー、大方誰かを助けてたら道に迷ったってとこか、まあいつものことだな。」

 

グサグサッ!

 

痛い、2人の言葉が何故だか痛い。まあこの年になって迷子になった俺も悪いんだが、いつものことって、いつものことって・・・

 

「しょ、焦凍、もう少し言い方があるだろ、俺は別にいつも迷子になっているわけじゃないぞ。」

 

「?」

 

俺の言葉に首を横に傾げる焦凍

 

「いやそんな何言ってんのこいつみたいな顔されても困るんだが・・」

 

「だって事実だろ?」

 

グサグサグサッ!

 

焦凍の言葉が更に俺の心を抉ってくる。悪気が全くないのが余計にタチが悪い、この天然め。

 

「さあ、玄関で話すのもなんだから中に入りましょうか。ほら霊也君もはやく」

 

「は、はいお邪魔します。」

 

冬美さんに促されながら家に上がる俺、ふと横を見てみると笑いながらこちらを見ているイヴがいた。ちくしょう、後で覚えとけよ。

 

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轟 焦凍

 

彼と初めて会ったのは中学3年生の時だ。中学から一緒だったのだが

1、2年は同じクラスにはならなかった、しかしそんな俺でも噂に聞いたことがあるくらい焦凍は有名であった。

No.2ヒーロー"エンデヴァー"

事件解決数史上最多の異名を持つ燃焼系ヒーローであり焦凍の父親である。オールマイトに次ぐ有名ヒーローであるためその息子である焦凍も学校では当然注目される。

初めて見た時の印象は悲しいやつだった。初対面で失礼だと思うだろうがそれが俺の焦凍への第一印象だ。友達のいなかった俺が言えたことではないけどな。

しかし話してみると面白いやつだった。話をしたきっかけはあまり覚えていない、まあ同じクラスの初めなんてそんなものだろう?

 

焦凍も親しいと呼べる友人はいなかったので、俺のことを知らなかったのだろう。俺が周りからどう呼ばれていたのか...

まあ知っていたとしても普通に話してくれたと思うけどな

そこからはお互いに雄英志望だったこともありよく話をするようになった。焦凍は推薦だったけどな、まあそんな感じだ。

その後に一度焦凍の両親との関係のことで揉めたことがあった。

まあ勝手に俺が首を突っ込んだんだけどな...後悔はしてない。

だけどそれがあったから彼とは仲良くなれた気がする。

彼から名前呼びをされた時はかなり嬉しかったのを覚えてる。

他に友達のいなかった俺だが、今では親友だと呼べるような相手だ。

 

 

 

 

 

 

 

 

「いやー、焦凍の部屋に遊びに来るのも久しぶりだな。」

 

「そうか?この前も来てたじゃねえか」

 

「あれは勉強しにだろ?遊びで来たのは久しぶりだ」

 

案内されたのは焦凍の部屋だ。日本家屋なので彼の部屋も勿論和室である。受験勉強期間はここか、俺の家のどちらかで放課後に勉強を教えてもらっていた。まあ俺の家は師匠の趣味により山の中にあるので圧倒的に焦凍の家の方が多かったけどな

 

「おし!、じゃあ早速焦凍と俺の雄英合格祝いを始めますか!」

 

俺はコンビニで買ってきた飲み物や菓子やらを広げながら焦凍に呼びかける。

 

「なになに、これからパーティーでもやるの?」

 

そこに飲み物を運んできてくれた冬美さんが部屋に入ってくる。

 

「ええ、冬美さんも一緒にどうですかね」

 

「ああ、俺こういうのはあまりやった事ないが人数いる方がいいだろ」

 

「それじゃあご一緒させてもらおうかな」

 

俺と焦凍の誘いにのる冬美さん。3人でのささやかな合格祝いが開かれた

 

「それじゃあ、焦凍と俺の雄英合格を祝って カンパーイ!!」

 

「カンパーイ!!」

 

「か、カンパーイ...」

 

その日、行われたパーティーは日が暮れるまで行われ、結局俺は轟家で夕飯をご馳走になることになったのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「まあ、俺は推薦での合格だけどな」

 

「いや、お前雄英だと推薦での合格の方が難しいだろ・・・」




緑谷ごめん。体育祭でのお前の役を奪っちまった...
まあ是非もないよね笑
ちなみに轟くんと主人公が喧嘩したのは推薦入試の後って設定になってます。いつ試験だったかは知らないんですがそこんとこは目をつむって貰えるとありがたいです。
それではまた質問があればどんどん聞いてきてください
また次回!
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