俺の個性は証明不可能!?   作:俺色妹子

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皆さんお久しぶりです。
更新と話のペースどちらものんびりで申し訳ないです。
今回はあれですがそろそろ主人公の実力や個性について、詳しく書けていけると思います。
それではどうぞ!



5話 入学式とかクラス替えの時とかって緊張するよね!

 

 

 

「おい!この嘘つきやろう!ほんとは個性なんてないくせに嘘ついてんじゃねえよ!!」

 

何人かの少年が1人の少年を取り囲み口々にそう叫んでいる。少年は目に涙を浮かべながらも囲んでいる少年達に反論する。

 

「ちがう!嘘じゃないよ!ほんとに見えるんだもん!!」

 

「だったら証拠みせてみろよ!」

 

「そーだ!そーだ!個性をほんとにもってるなら何かできるだろ!」

 

「うっ...それは.......」

 

彼らの言葉に黒髪碧眼の少年は言葉に詰まってしまう。

 

「ほら見ろ!この無個性が!無個性なのが悔しいからって嘘ついてんじゃねぇよ!!」

 

「「「「うっそつき!うっそつき!」」」」

 

「ちがう...嘘じゃない.........見えるのに......

あいつらはそこにいるのに...」

 

繰り返し叫ばれるその言葉に少年は何も言い返すことができなかった

 

 

 

 

 

ああ.....またこの夢か.....

 

 

 

自分に個性が発動していたと理解したのは確か4歳の時だ。

その時は嬉しくて皆んなに自分の個性のことを話してまわったことを覚えている。

けれど当時の友達も先生も誰一人として俺の個性のことを信じてはくれなかった。

それどころか無個性のくせに嘘をつくなといじめられる始末。挙句の果てには検査をしにいった医者にさえも自分は無個性だという判定を受けた。それでも何度も何度も自分の個性のことを子供ながらに説明しようとしたのを覚えている。

自分の個性を信じてもらえなかったことも辛かったがそれよりも彼らの存在を信じてもらえなかったほうがショックだった....

信じてもらえない悲しさと自分の個性を証明できない悔しさが相まって一時期すごく落ち込んでいた。

そんな時だったな彼女と出会ったのは....

 

「あら?私たちの姿が見えているの?こんな人間初めてだわ。

あなた名前はなんていうの?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「今日は入学式だってのにあまりいい目覚めとは言えないな...」

 

目を覚まし布団から体を起こしながらそう呟く霊也。その額にはじんわりと汗が浮かんでおり着ている服も体に張り付いている。

 

「起きたのね...うなされていたようだけど大丈夫かしら?」

 

「イヴいたのか...ああ俺は大丈夫だよ」

 

声のする方向を見ると心配そうにこちらを見ているイヴがいた、どうやら自分は相当うなされていたらしい。大丈夫なことを伝え朝のトレーニングの準備に入る。今日は雄英高校の初登校日であるため遅刻は絶対にできないため早めに終わらせなければならない。

焦凍と待ち合わせもしてるしな。

朝から憂鬱な気持ちにはなったが切り替えていこう。

 

 

 

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春、それは新たな生活のはじまりだ。

 

 

 

 

 

 

 

「おはよう、焦凍待ったか?」

 

朝の訓練と朝飯を作り終えた俺は焦凍と待ち合わせをしている場所へと向かった。ちなみに師匠は起きなかったので放置してきた。朝飯は作っておいたし大丈夫だろう。

 

「いや、俺も今来たとこだ それよりも霊也が遅れて来ないなんて珍しいな」

 

「お前俺のことなんだと思ってんだよ!」

 

「でも中学はよく遅刻してただろ?」

 

「ぐっ!事実なだけに言い返せない!?」

 

会って早々に焦凍から攻撃を受けた気がするがいつものことだ。俺達は新たな制服に身をつつみ雄英に向かい足を進めはじめた

 

ちなみに焦凍の言うとおり俺は中学の時は遅刻魔だった。まあ理由は色々とあるんだが、遅刻をしていたのは事実だ。どのくらいかと言うと中学校生活の後半には遅刻しても先生から特に何も言われないくらい遅刻してた。決して諦められたわけじゃないぞ、決して

 

「高校では遅刻しないようにしろよ。」

 

「ああ、気をつけるよ」

 

 

 

そんな他愛もない会話をしながら俺たちは雄英に到着した。自分たちのクラスを確認した後そのクラスへと向かう。どうやら俺たちは2人ともA組で同じクラスのようだ。

 

「ここか、しかし2クラスしかないとはいえ同じクラスになれてよかったな。」

 

「ああ、そうだな。」

 

「よし!それじゃあ入りますか!」

 

A組の教室であることを確認した俺たちは扉を開け中に入った。教室内にはちらほらであるがすでに来ていた何人かの生徒が座っている。俺たちは黒板に貼ってある座席表を見てそれぞれの席に移動した。

 

「俺の席はここか・・・」

 

俺の席は扉側から2列目の後ろから3番目の席である。なぜか俺の列の席の数が一つ多く飛び出しているのだが、合格通知の時に言っていた俺ともう1人の合格者のせいでだろう。

特例であったため本来20人であった生徒の数が1人分増えてしまったのである。しかし、席を1つ増やすにしてもなぜこの列なんだよ普通最後の列だろ。違和感ありまくりだわ!

ちなみに焦凍は俺の左後ろである。

 

「しかし、まだあんまり人が来てないな

少し来るのが早かったかな?」

 

荷物を置き後ろを向きながら焦凍に話しかける。俺が言った通りまだ全体の半分も生徒は来ていなかった。

 

「ああ、霊也が遅刻すると思ったから早めの集合時間にしたからな、こんなもんだろ。」

 

「お前のそのたまに俺をディスってくるスタイルはなんなんだよ!」

 

「??」

 

「クソッ!この天然め」

 

俺と焦凍がそんな話をしていると、前の席に座っていた赤髪の生徒が話しかけてきた。

 

「なんだお前ら、知り合いなのか?」

 

「ん?」

 

「悪いな急に話しかけちまって、俺の名前は切島 鋭児郎よろしくな!!」

 

「おう!よろしくな!俺の名前は黒精 霊也。そんでこっちが・・」

 

「轟 焦凍だ....」

 

「黒精と轟だな!そんでお前ら2人は同じ中学かなんかか?」

 

「ああ、俺たちは同じ中学だよ。凝山中学ってとこなんだが」

 

「やっぱりな!会話が聞こえてきてそうじゃないかと思ったんだ、ともかくこれからよろしくな!黒精 !轟!」

 

「ああ!」

 

「おう。」

 

逆立てた赤髪が特徴的な少年 切島は明るい性格なのだろう。話し始めるとすぐに打ち解けてしまった。そのまま話していると、今度はどこかで見たことのある眼鏡の少年が話しかけてきた。

 

「ん?君は受験の説明の時にプレゼント・マイクに返事をしていた人ではないか!君も受かっていたんだな」

 

話しかけてきてくれたのは、受験会場で俺のことを注意してくれた眼鏡君だった。まさか彼も受かっているとはな......

 

「ああ!あの時の...あの時はすまなかったな、周りのことも考えずに。」

 

「いや!確かに折角プレゼント・マイクが呼びかけてくれたことに対して無視は良くないという君の意見も一理ある!俺も考えが甘かったすまなかったな!」

 

「受験会場でなにしたんだお前?」

 

「あはは・・・まあちょっとね」

 

焦凍が疑問を口にするが、口を濁してしまう

ちょっと恥ずかしいからな。

 

「俺の名前は飯田 天哉だ!これから共にヒーローを目指すもの同士よろしくな!」

 

「ああ、よろしくな 飯田 俺の名前は黒精 霊也だ、そんでこっちの2人が・・」

 

「轟 焦凍だ、よろしくな飯田。」

 

「俺は切島 鋭児郎だ!なんか知らねーがお前らなんか熱いな!いいぜそういうの!」

 

その後そのまま4人で話していると、飯田が前の方に座っている態度の悪い少年を注意しに行ってしまった。やはり真面目なのだろう

俺たちは時間も迫ってきたのでそれぞれの席に座っていた。

 

飯田と金髪の生徒が言い争いをしているなかで、受験の時に見かけたモジャモジャ頭の少年が入ってくるのが見えた。

 

「おい、イヴあの少年」

 

「やっと話しかけてくれた。暇だったのよ、わたし」

 

俺の呼びかけに登校中にあまり話さなかったことを拗ねているのか少しむくれた表情をしながらイヴが答える。

 

「悪かったって、それであの少年なんだが」

 

「ええ、覚えてるわ。でもあの時とは違うみたいね。」

 

どうやらイヴも覚えているようだ、まあ俺が見えるほどのエネルギーを持っているのだ忘れるという方が難しいか...

 

「ああ、挙動不審なのは変わらないみたいだけどな、まさかあいつも同じクラスとはな」

 

あいも変わらずオロオロとしている彼だったが、前見た時よりも明らかに内包されてるオーラは安定していた。まだ完全とは言えないがそれでも受験の時よりは、はるかにマシになっていた。

 

「どうかしたのか 黒精?」

 

「ん?ああ、なんでもないよ。」

 

小声で話していたつもりだったがどうやら俺の声が聞こえてしまっていたらしい。

前の席の切島が話しかけてきたが、なんでもないと返す。

 

(まあ、あんま気にしてもしょうがないか)

 

モジャモジャ髪の少年はまだ入り口で話している。何処かフワフワした女子と話してたみたいだが、今は飯田と喋っている。

そういえばあいつも飯田に受験会場で注意されてたっけな。

 

「お友達ごっこがしたいなら他所へ行け。ここはヒーロー科だぞ。」

 

不意にそんな声が聞こえた。声のした方を見てみると、寝袋があった。なぜ寝袋?と思っているとジッパーが開き中から1人の男性が出てくる。清潔とはとても言えないような、ボサボサの髪と無精髭が特徴の男性は、ダラダラと歩きながら教壇にたった。

 

「ハイ、静かになるまで8秒かかりました。

 時間は有限、君たちは合理性に欠けるね」

 

なんだこの人・・・

クラスの殆どの人間がそう思うなか男性の次の言葉にみんなの心は確実に1つとなった。

 

「担任の相澤 消太だ。よろしくね」

 

((((((((((((担任!?)))))))))))))

 

初見でこの先生が担任だと思える人はそうはいないだろう。しかし彼らにこれからくる理不尽を彼らはまだ知らなかった。

 

「早速だがコレ着てグラウンドにでろ」

 

「体操着?」

 

 

彼らにとってはじめての試練が始まる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




ちなみにですが主人公の幼少時代の時、主人公の両親は彼の個性のことを信じています。
今回は半端な感じで書きましたが主人公の過去のエピソードも考えているので詳しいことはその時に書きたいと思います!
それではまた次回!
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