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それでもよろしければ、本編の方をお楽しみください――――
――――そう、それはとても綺麗な
燃え盛る炎の中で、たった一人救われた子供が抱いた夢。
だが、それを『夢』とするには、あまりにも醜悪な決意と焦燥が邪魔をする。
それは自らの内より出でたものではなく、ただその時救われたことが――その救った男こそが――返って救われているかのようで。
それが、とても……綺麗だと感じた。
だから憧れた。
だからこそ求めた。
その、偽りの
仮に、誰かに救われたのなら、そのために生きなくてはならない。
誰かに助けられたのならば、簡単には死ぬことなど出来はしない。
――生きなくてはいけない、救われたのなら、その義務がある。
そんな機械じみた、破綻した思想。
どこまでも滑稽なまでに愚直な、歪な夢。
それこそが、彼の始まりに他ならない。
そんな、何もかもが焼かれた炎と、静寂で綺麗な月の下で、彼は〝生まれた〟のだから。
――そう、英霊となる『衛宮士郎』は、いつだってこの伽藍堂――心を一度殺した、虚無の中から始まる。
その身は剣。
流れる血潮は滾る鉄、磨耗した心は傷だらけの硝子。
幾多の戦いの中でも、諦めることはせず。
即ちそこには勝利も敗北もなく、逃げ出すことなどありはしない。
その在り方故に、錬鉄の丘にただ一人。
日々を超え、擦り切れながら、剣を鍛え続ける。
それに意味はなく、また意味を求めることなどはしない。
けれど、その生涯に支えるものが居る時。
常に共にあった、尊い様な黄金の輝きが。
気高く、凛々しく美しい宝石の様な赤が。
穏やかに、淑やかに隣に居てくれた花が。
雪の様に清廉なまでの無垢で支えた姉が。
嘗て、それだけのものを経て、彼はその道を進む。
大切なものを守るためには、自分自身を失うことがあってはならないという不変の法則と決意を胸にして――。
『シロウ――――貴方を、愛している』
たった一つ、欲しいと。
愛していると、言ってくれた。
『シロウを真人間にして、最高にハッピーにするのが、私の野望なんだから!』
どこまでも、幸せにしてみせる。
自分の大切にすることを教えてくれた。
『――約束の日を迎えるために、永く種を蒔き続ける。償いの花。私の罪が赦されるまで、ここで春を待ちましょう』
いつまでも、そこで待つ。
日常の象徴として、待ち続けると。
『ううん。言ったよね、兄貴は妹を守るもんなんだって。
……ええ。私はお姉ちゃんだもん。なら、弟を守らなくっちゃ』
包むように。
家族だからこそ、守ると。
そういってくれた人たちがいた。
……あぁ、これがどれだけ幸せなことか。
だからこそ、ここまで来れた。決して、忘れることなく。
彼女たちのくれた、その愛が。
荒野しかないはずの少年の心を癒し、失われない道標になる。
赤い荒野は炎だけではなく、師の紅玉の光を残して。
彼の目指す先は、最果ての理想に眠る黄金の輝きが。
思い返すのは、そこにあった幸せの象徴は春の色で。
そこには、雪の様に清廉で温かな無償の慈愛の心が。
いつまでも、この心は消えない。
どんな時でも、きっとこの想いは彼を支え続ける。
少年は、いつまでも大切な美しさを忘れない。
誰かを大切にし、自分も大切にする。
それが出来て、それを理解して、誰かを助けた時――それは救いになる。
己にとっても、相手にとっても。
――そんな、答えを貰ってきた筈の少年は、もう一つの始まりに至る。
それは、『衛宮士郎』が誕生するであろう、もう一つの可能性。
『士郎』と言う名の少年が一度死に、再び生を受ける可能性。
抑止が欲しがる、錬鉄の英雄が生まれるかもしれない、その場に。
彼は引き込まれ、二度目の生を得てしまう。
醜悪で、苛烈で、残酷な、彼自身真には見知ることはなかった――――始まりの戦いへ。
――――ここに、始まりを越える物語が幕を開けた。
――はい。
と、大袈裟な見出しを切ってみました駄作者こと形右でございます。
ひっさしぶりにコチラへ投稿しますので、かなりテンション上がってますが、勝手に浮かれてるだけなので大丈夫です(笑)。
Pixivの方で完結した記念且つ、此方とPixivで新シリーズをマルチ投稿する記念で、こちらのシリーズを投稿するといった感じでございます。
なお、新シリーズの方は三、四話書き溜めが済んだら始めようかなと思ってます。
……ただ、凄まじく誤字が多いタイプなので、全部ちゃんと終えてからシリーズを始められるかは正直不安です。気を配ってはいますが、それでもまだ見落としがありましたら作者の方にお教えいただけると幸いです。
とまあ、気づけば弱音ばっかりですが、とりあえずこの作品のコンセプトについて書いておきます。
開始当初のコンセプトとしては、〝ヒロインたちの助言や支えを受けて、自分をないがしろにしない、自分の命を換算に入れた上での正義の味方、理想とする英霊に至れた士郎が、第四次でもう一つの終わり方をしそうになった『○○士郎』に憑依してしまう〟というものでした。
その関係で、英霊になった士郎の姿は彼の理想形であるリミゼロの姿をイメージしてます。
そうして、託されてしまった身体をもって、士郎が第四次に参戦してしまうという感じです。
何というか、妄想全開な内容でな上に、終わりになってくると色々暴走気味だったりするので、完全に初心を守り抜けたかについては、書いてた自分自身が疑問を抱いてたりするんですけども。
特に自分、アンケートを取るのが好きな人間なので、連載当時各話ごとに大体アンケート在りましたから(汗)。
まあ、そんなグダグダ作者の妄想ですが、
・そんな妄想でも読んでやるぜ!
・妄想全開? ハッ、てめえの方がついてこい。
・寧ろこういうの好物です。
・受け止めてやる、お前が俺の翼だァ!
という方は、此処から先もお読みいただければ幸いです。
お気に召さない方は、ブラウザバックして記憶から忘却してください。
感想なども頂けるのでしたら幸いですが、荒らし等はご遠慮ください。
まだまだ未熟者ですので、拙い部分は有りますが、よろしくお願いします。