おまけというか、ちょっとした言い訳タイムみたいな感じです(笑)。
『
―――
―――
―――
―――
―――
―――
―――
―――
――――
士郎本来の『宝具』たる、ありとあらゆる武器を複製し貯蔵する『固有結界』。
ただし、その光景はただの荒野ではなく――
焼け、枯れた大地には、ある少女たちのくれたモノが刻まれている。
故に、意味を求めずに進むのでもなく。
理解されない事を受け入れるだけでもない。
ここに在るものは、理想。
何よりも美しいもので、大切なもの。
全てを出来ない事を受け入れた上で、全てを望み続けた夢の結晶。
枯れた大地に緑が芽生え、緋色の空は青く。
けれど、その傷を忘れる事だけはせず――己の本質である剣をこの中に。
歯車を伴う剣の丘。
赤き剣の荒野。
雪月の墓場。
――――それらに続く、もう一つの『剣の世界』である。
『
『――――
この詠唱をトリガーとして、以下の詠唱で以て発動する『宝具』。
〝――
〝――
〝――
〝――
〝――
〝――
〝――
〝――
〝
〝――――
〝――――――
イメージコンセプトは『鶴翼三連』と『都牟刈村正』の二つ。
詠唱の形を組み合わせて、効果や絶対の一撃であるというといった士郎(と村正)の象徴的な宝具に並び立つものにしてみようと考えた結果、あんな感じになりました。
性質はそんな感じで、なんだかそれっぽい説明にしてみると以下の様になります。
士郎の持つ固有結界を一つに集めた、究極の一撃。
分類は『対界宝具』で、その一閃は敵の『世界』を断ち、絶つ。
が、それはただ滅ぼすためのモノではなく――
これまでの生を、大切な人々を護りたいと願い続けたが為の一撃であるが故に、断ち切るのは命に非ず。
剣が捌くは募る柵、刃が別つは怨嗟への路。
平和を求め、溢れる涙を憂い、優しい世界を夢見て来た正義の味方たちの
それらを束ねた、最果て想いを馳せた『劔』である。
と、こんな感じでしょうか。
でも一応、『都牟刈』は〝造り続けた結果〟のものですが、どちらかというとこっちは〝歩みの総括〟みたいなイメージで書きました。なので、一時の幕を引くものですが、まだその先に旅路が在る――終わりなき夢を追う士郎の在り方を鑑みて、こうしてみました。
あと、リミゼロの宝具として考えたので〝『無限の剣製』を集約させる〟という基本は絶対に残しておきたかったので、外側は他の二つで出来てますが、宝具名には結構そのあたりを自分なりに考えてみた部分が結構あります。
例えば、振るうのは『刀』ですけど、集めているのは『剣』なので旧字体の『劔』にして両方を合わせたイメージにしてみたり……あとは、最後の〝夢幻〟は〝無限〟との音あわせみたいな感じですね。
ちなみに、そのままの読み方は最後の『劔』だけ読み手の好みで読んでいただければと思ってます。「けん」と読めばエクスカリバ―のそれと近く感じますし、「つるぎ」と読めば士郎の詠唱の方に近い感じがすると思います。