勇者の記録(完結)   作:白井最強

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勇者の慈悲#1

 5月の名古屋レース場、天気は晴れ、この日入場者数は過去の最多記録を更新していた。パドック前には多くの観客が一目見ようと押し寄せ、陽気のせいも在って熱気に包まれていた。

 

 入場者数の過去最高記録の更新はダートプライドによる地方への関心の高まり、愛知ウマ娘協会の経営努力の等もあるが、最も大きな要因は今日のメインレースにある。

 観客の目的は今日のメインレースはハンデGⅢかきつばた記念であった。ダート距離1400メートル、6月の頭に行われるGIダート1600メートルかしわ記念の前哨戦として好メンバーが集まった。

 

 4番人気はGIのJBCスプリントに勝利したノボジャック、3番人気はJBCスプリントとGIかしわ記念に勝利したスターリングローズ、2番人気は東京大賞典2着、フェブラリーステークス2着のビワシンセイキ、早々たるメンバーだが大半の観客の目的はこのウマ娘では無かった。

 

「1番人気、中央ウマ娘協会所属アグネスデジタル選手」

 

 パドックからアグネスデジタルが現れた瞬間割れんばかりの歓声が響き渡り、一斉に携帯電話やカメラを取り出し写真を撮っていき、昼間ながらフラッシュの光が辺りを眩しく照らす。その様子に少し戸惑いながらもランウェイを歩いていく。

 

 約1年3か月ぶりのレース出走である。

 

 ダートプライドでのトリップ走法における過剰な脳内麻薬分泌はデジタルの脳と体を蝕んでいた。このままデトックスせずレースを走り続ければ日常生活にまで支障をきたすと、医者から今後一切のトリップ走法の禁止と半年間の休養を命じられた。

 トレーナーはその提案を了承したがデジタルは断固として反対した。このままではエイシンプレストンと香港で走れない。とりあえず香港に走ってから休むと梃でも動かなかった。

 トレーナーとデジタルの言い争いは何日も続く。人生は現役を引退した後の方が遥かに長い。

 極力は本人の希望を尊重するつもりだが、日常生活に支障をきたす病気を背負わせるわけにはいかない。2人の主張は平行線を辿るなか、終止符を打ったのはプレストンだった。

 香港で走りたいけど、親友が日常生活に支障をきたす病気になってまで走りたいとは思わない。暮れの香港で走ろうと説得され、デジタルは渋々と納得し休養に入った。

 

 そして半年の休養期間で長年のトリップ走法でたまった麻薬物質をデトックスし、最大目標を香港カップに設定し、大井でトレーニングを再開するのだがそこで新たな問題が発生する。

 デジタルの筋肉が固くなったことによる右足痛を患ってしまった。じん帯を痛め骨にひびが入っている等の重傷ではないのだが、このままトレーニングすれば重症を負うことは目に見え、トレーニングの強度を上げられなかった。

 さらに筋肉の硬さは他の箇所にも及び調整は遅れていく。トレーナーも様々な治療方法やトレーニングの試行錯誤を重ねるのだが、大井に所属しているデジタルの様子を逐一見ることができず対応が遅れる。

 結局暮れの香港でプレストンと走ることは叶わなず、そこからレースに走れる状態になるまでさらに5カ月を要した。

 

「キャー!本物だ!カワイイ!」

「こっちむいて!」

「今日のレースは圧勝してください!」

 

 デジタルに熱狂的な声が飛ぶ。客の大半はデジタル目当てで初めてレース場に来た観客達によるものだった。

 デジタルの知名度はダートプライドに勝利したことで飛躍的に上がった。連日TV番組に出演し、休養期間も精力的に自身のツイッターやメディアに露出した。

 レースを1人でも多くの人を見てもらうために、1人でも多くの人に地方やダートに目を向けてもらうために。ダートプライドで走ったウマ娘達の想いに感化されたのか、願いを叶える為に積極的に広報活動していた。

 さらに昨年末のワールドレーシングアワードにおいて、日本のレースとしては初のワールドベストレースの勝者としてその名を知らしめていた。

 中央ウマ娘協会もこのネームバリューを利用しない手は無いとデジタルが大井から中央に戻ってきてから、広告塔として積極的に活用し今ではちょっとした時の人になっていた。

 

「よう、久々のレースで緊張してるのか?」

 

 パドックが終わりコースに向かおうとした時に後ろから声を掛けられる。

 スターリングローズ、過去にデジタルとレースを走った事があり、プレストンとは同じチームに所属している。

 

「少しね」

「それはそうだよな。でもしっかり走ってくれよ。アンタは非公式ながらダート世界一になったウマ娘だ。観客達は長期明けもなんのその、ダート世界一ウマ娘による圧巻の勝利ってシナリオを望んでいるかもしれないが知った事じゃない。アタシは引き立て役じゃないし、その首をとって名を上げたいってウズウズしてんだ」

「確かに、アタシがダメダメだったら勝ったウマ娘ちゃんの勝利の価値が下がるからね」

「分かってんじゃねえか」

 

 スターリングローズは軽く背中を叩き、悠然とした足取りでコースに向かって行く。その様子を他のウマ娘も観察するように視線を向けている。

 一部のウマ娘は憧れの視線を向けているが、中央のウマ娘達はスターリングローズと同じように闘志を剝き出しにしている。

 

「どうや、緊張してるか?」

 

 トレーナーがスターリングローズと同じようにデジタルの後ろから声をかける。その表情にはまたレースを走る喜びと長期休養明けでの出走に対する不安が有った。

 

「スターリングローズちゃんに話しかけられて大分緊張が解けた。しかし良いよね。トレセン学園で遠くから見たり、一緒にトレーニングして感じるのもいいけど、レース場で見て感じるウマ娘ちゃんは格別」

「それは良かった。それで作戦だがとりあえず前目につけて後は好きにせえ」

「了解、アタシもそうするつもりだったし」

「後は無理すんなよ。例え勝っても無理して怪我しましたなんてことになったら目も当てられんわ」

「でも周りはそうは思ってないみたい」

 

 デジタルはトレーナーに耳打ちする。すぐそこにはTV局のカメラマンで自分達の様子を撮っている。

 そして観客からは長期休み明けでも勝ってくれる。世界一のウマ娘なら勝てるはずだ。今までの1番人気の時とは違う重苦しい異様な期待感をヒシヒシと感じていた。

 

「別に連勝記録がかかっとるわけやないし、前哨戦なんやから負けたってええ、そこまで期待しとらんし気楽に走ってこい」

「期待してないってさあ、そこは嘘でも期待してるって言うべきじゃない」

「オレは嘘が嫌いな人間でな」

「分かったよ。じゃあ気楽に好き勝手走ってくるから期待しないで待っててね」

 

 デジタルは軽口を叩きながらコースに向かって行く。

 

 ───

 

『さあ最終コーナーを迎え各ウマ娘一斉に広がる!名古屋の直線は日本で一番短いぞ!先頭はノボジャック、そのすぐ後ろにアグネスデジタル、外からスターリングローズ、そしてビワシンセイキ、ビワシンセイキ、スターリングローズ、ビワシンセイキが差し切った』

 

 レースは直線に入ってデジタルが先頭に並びかけるがそこから足が止まり、外から来た2着のスターリングローズと1着のビワシンセイキに差され、さらに船橋ウマ娘協会所属のブラウンシャトレーにも差され4着に終わった。

 デジタルがゴール板を通り過ぎた瞬間観客から大きなため息が漏れる。その声には落胆と諦念が帯びていた。

 

「お疲れさん、こんなもんやろ」

 

 レースを終えたデジタルをトレーナーが出迎える。言葉と裏腹に表情は明るかった。

 今日はトップハンデの+3キロ、約3バ身差のハンデだ。長期休養明けで絞り切れず明らかに太目残りだった。

 これだけの不安要素があればもっと酷いレース内容だと思っていたが、道中は逃げたノボジャックにしっかり付いていき、見せ場も作れた。充分合格の内容である。

 

「どうやった久々のレースは?」

「レース前にレース前のウマ娘ちゃんは良いって言ったけど、レース中のウマ娘ちゃんはさらに格別だね」

「そういうこと聞いとんのやない、レースを走っての感想を聞いとんのや」

「そっちね。仕掛けどころが遅れたし、身体も動かなかった。くぅ~、もっとスターリングローズちゃんとビワシンセイキちゃんの追い比べを近くで見たかったのに」

 

 デジタルは残念そうに悔しがる。仕掛けの遅れは長期休養明けによる勝負勘の欠如、身体が動かなかったのも休み明けによるもの、敗因はトレーナーの分析と同じものだった。

 これで一叩きして調子は上向くだろう。そしていつの間にここまで分析できるようになったのか、デジタルの自己分析力に感心していた。

 

「さてと、疲れてるところ悪いが一仕事してもらうぞ」

「はいはい、さっさと終わらせて皆のライブを見る準備しよ」

 

 2人が見る先には多くのマスコミが近づいてきていた。デジタルはめんどくさそうな表情を浮かべながら、すぐにマスコミ用の表情に作り替えた。

 

「お疲れ様でしたアグネスデジタル選手、ダート世界一ながら地方のGⅢで4着、しかも地方のウマ娘にも先着されるという結果で終わってしまいましたが、心境は如何ですか?」

「1着を狙いましたが力及びませんでした。次のレースはこれを糧にして頑張りたいと思います」

「やはりこのような結果になってしまったのは『デスレース』による影響でしょうか?」

 

──デスレース

 

 これはファンやマスコミから呼ばれているダートプライドの別称である。ダートプライドを走ったウマ娘達のその後は芳しくなかった。

 

 ティズナウはダートプライド出走後に現役を引退する。

 サキーはダートプライド後に体調を崩し、ドバイワールドカップとキングジョージを回避、凱旋門賞に向けての復帰戦GⅢ芝2000のゴントービロン賞でまさかの2着、その後レースを走ることなく現役を引退する。

 ストリートクライもダートプライド後にサキーと同じように体調を崩しドバイワールドカップを回避、そして復帰戦のGIダート1800のホイットニーハンデで差をつけられての4着と完敗、ブリーダーズカップクラシックに向けて調整中に古傷を痛めて現役を引退する。

 ヒガシノコウテイもダートプライド後から暫くして衰えから現役を引退する。

 セイシンフブキは現役として走り続けているが、苦戦を強いられダートプライド以降勝利をあげていない。

 

 出走したウマ娘はレースで全ての力を使い果たしたように現役を引退し精彩を欠いている。その不吉な末路を見ていつしかデスレースと呼んでいた。

 デジタルもダートプライドに出走しているので、他のウマ娘のように力を使い果たして衰えているのかもしれない。

 しかし不調が続き最後の引退レースに勝利したオグリキャップのように、1年間の長期休養明けで有マ記念に勝利したトウカイテイオーのように常識外れの奇跡を見せてくれるかもしれない。

 ファン達は一縷の望みを期待しレースを見に来たが結果は4着、ファンからの諦念はデスレースの呪縛には抗えず衰えてしまったという諦めだった。

 

 デジタルはその言葉を聞くと表情を崩し感情をむき出しにする。己の地位や名誉やプライドを全て賭けて走った最高のレース、そのレースについて悪く言われると思い出が穢されるようで非常に嫌っていた。

 

「今日は長期休養明けでトップハンデ、さらに出走メンバーはビワシンセイキ等の強豪揃いでした。今日の結果とダートプライドを走った事への因果関係は存在せず、仮に皆様が考える衰えが無くとも勝てなかったかもしれません」

 

 トレーナーは助け船を出すように質問に答える。今の状態では感情的な言葉を発し、マスコミにネタを提供してしまうだろう。

 

「ですがダートプライド覇者としては納得できない結果では?」

「言い訳に聞こえるかもしれませんが、この名古屋の1400という舞台ならばビワシンセイキ等のメンバーが当時のヒガシノコウテイ達と走っても勝ち負けだと思います。それほどまでに今のダートはレベルが向上しています」

 

 自分の評価を守る為に勝者を賞賛する。傍から見たら卑しい行為に見えるかもしれないが、実際に今日のメンバーは日本有数のダートスプリンターであり、ベストのデジタルでも勝てるという保証はない。それほどまでにレベルが高いメンバーだ。

 記者たちはトレーナーの言葉を記録していく。専門誌の記者であれば長期休み明けで勝つ難しさ、前哨戦においての勝利の重要性の低さを理解しているだろう。

 だが一般のマスコミはそのことについて理解しておらず、センセーショナルな見出しの記事やニュースを報道するのは予想できる。

 

「それでは何故今日のレースを走ったのですか?春の目標が安田記念で有れば同じ東京レース場の芝1400のGⅡ京王杯SC、または同じ距離のマイラーズカップや香港のGIチャンピオンズマイルもありましたが?」

 

 一般紙の記者が含みのある質問する。海外GIや芝の重賞で負ければまだ恰好がつくが、地方のダート重賞で負けた事で価値が下がってしまった。それについてどう思うか?トレーナーは質問をそう解釈する。

 

「デジタルの長期休み明けですので、足にダメージが少ないダートを選択しました」

 

 トレーナーは平静を保ち返答する。デジタルにとって最善を選んだ結果がかきつばた記念への出走だ。他者や世間の価値の為にレース選択するわけがない。

 かきつばた記念への出走を決めた理由は2つ、1つは言葉通り復帰戦ということを考慮して足にダメージが少ないからである。ダートと芝では体にかかる負荷は芝のほうが大きく、ダートで走れるレースがかきつばた記念しか無かったので、出走しただけのことである。

 

 もう1つはかしわ記念を見据えてのことだった。

 デジタルは安田記念とかしわ記念のどちらに走ろうか迷っていた。普通は目標のレースを決めて逆算しながら計画を立てるのだが、決めかねていた。

 安田記念もかしわ記念も1600mのレースで有り、1400のかきつばた記念は叩きのレースとして丁度良かった。

 

 それから暫くインタビューは続き、聞きたい事を聞き終えたのかマスコミ達は切り上げていく。

 

「まったく、話聞くならビワシンセイキちゃんからが筋でしょう。あんな素敵なウマ娘ちゃんが居るのに節穴?」

「まあそういうな。人気がある話題になりそうな者の話を聞くのが仕事や、オペラオー曰く主役としての責任やな」

「まあ、そう思って我慢するよ」

 

 デジタルは外向け用の表情を崩し率直に不平不満を露わにする。今日のマスコミは専門誌の者以外も居たせいか、ピントが外れた質問や失言を引き出そうという意図が見える質問もあった。その中で上手くボロを出さず冷静に処理したのは褒められるべきである。

 

 デジタル達はレース後のウイニングライブを鑑賞した後宿舎に向かう。

 

「どないした?」

 

 トレーナーは思わず尋ねる。宿舎に帰る為に送迎車に乗ろうと車寄せに向かっていたがその間デジタルは何やら落ち着かない様子でソワソワしていた。

 

「いや、サインとか出待ちのファンが居るからめんどくさいなって思ってたけど、そういうのは全然いなくて拍子抜けというかなんというか」

「なんやいっちょ前にスター気取りか?なんならマネージャーみたいにサインは勘弁してくださいって小芝居したろか、そこでサインを書けば好感度爆上がりやぞ」

「笑い事じゃない。この髪色と耳だから目立って、ちょっと外に出ると他の人に見つかって囲まれて大変なんだよ」

 

 トレーナーが茶化すとデジタルは眉を吊り上げる。知名度が上がったせいで外に出る際は変装しなければならなかった。自意識過剰で恥ずかしいのだが、そうしなければすぐに囲まれて碌に行動できない。

 

「まあ、今日の結果を考えればこの反応も妥当やろ」

 

 トレーナーの言葉にデジタルは首を傾げる。それを見て補足を入れて説明する。

 

「ワールドレーシングアワードにおいて、日本のレースとしては初のワールドベストレースの勝者、非公式ながらダート世界一、ダートプライドを通して多くの幻想を抱かせた。それはある意味3冠ウマ娘が与える幻想を超えているかもしれん」

「それはいくら何でも言いすぎでしょ。アタシよりミスターシービーちゃんやシンボリルドルフちゃんやナリタブライアンちゃんのほうが素敵で魅力的でしょう」

「お前がどう思っとるか知らんが、世間にとってはとんでもない偉業なんや。そしてファンや周囲は幻想を求める」

「どういうこと?」

「自分が想像する理想を押し付ける。GIにとっても3冠ウマ娘なら勝って当然、負けたら勝手に幻滅して離れていく。幻滅するだけならまだマシ、下手したらアンチになるかもしれん。そしてGIどころか地方のGⅢに負けるなんて世間のファンにとっては論外、幻想が砕け離れたってことや」

 

 メディアに取り上げられた事で存在を知りファンになった者は勝利を期待しただろう。だがまさかの4着、その結果に大いに落胆し抱いた幻想は砕け散っただろう。

 その気持ちは理解できる。かつて幼き頃期待していたウマ娘が思った通りの結果を出さないことに落胆し怒りを覚えたことがある。

 

 今日ルは明らかに太目残りで、勝利を目指すならトレーニング量を増やしてもっと絞るべきだった。3冠ウマ娘並の期待を背負うウマ娘を指導しているトレーナーの責任として、体を絞り勝利を目指すべきという意見もあるだろう。

 その意見に同意するところもあるが優先すべきはウマ娘である。もし王者の責任として負けるわけにはいかないと言うなら体を絞っただろう。

 だがデジタルはそういったウマ娘ではない。オペラオー達に影響を受け王者としての責任を果たすという意識はあるが本質的には自分本位だ。

 前哨戦で目一杯仕上げて本番で力を発揮できないことのほうが、世間から今日のレースで負けたことで落胆されるより余程つらいはずだ。

 

「ちょっと勝手過ぎない。勝手に期待して勝手に幻滅してさ、それにファンなら勝っても負けてもありのままの姿の推しを応援して愛でるべきじゃない」

「それはごもっともや」

 

 トレーナーはデジタルの言葉に苦笑する。まさにその通りだ。

 

「それだったら負けて良かったかも」

「中々の過激発言やな。マスコミが聞いていたら吊るし上げられるぞ」

「だって勝てば勝つほど勝手に幻想を抱いて期待するんでしょう。そんなの重すぎて耐えられないよ。その点サキーちゃんは凄いよ」

 

 デジタルは1人うんうんと頷く。サキーが目指した業界のアイコンとはその幻想を最も抱かれる立場だ。幻想を壊さず勝ち続け振る舞い続ける。

 残念な事にその夢は破れたが、もしダートプライドに勝ち、世界4大GIに勝ち連勝記録を作ってもその期待という重荷を背負い続けただろう。似たような立場になって改めて尊敬する。

 

 そうして話し込んでいるうちに送迎車がやってくる。乗り込もうとする際にデジタルは反射的に後ろを振り向く。

 何か今強い感情をぶつけられた気がする。怒り悲しみ落胆、詳しくは分からないが負の感情だ。これが期待を裏切った負の感情か、これからこういった感情を受けるのかと少しだけ気を滅入りながら車に乗った。


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