IS EVOL A KAMEN RIDER? 無限の成層圏のウロボロス SI-N   作:サルミアッキ

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惣万「なぁ、戦兎?ここらに置いてあった楽器知らない?」
戦兎「ん?知らないよマスター。てか今あらすじ紹介の時間でしょうが?何無くしたの?」
惣万「バンジョーだ(イラつく顔)」
戦兎「……何か精神がズタズタになったヴィジョンが浮かんだんだけど……」
惣万「気にするな。はてさて前回のあらすじは……って……と、とっ?とんでもないことになってる(おまいう)‼なんで千冬が裸になってんだ、てか赤髪……正直遅めの反抗期がきたとしか……」
???「だぁれぇがぁ……?遅めの反抗期だってぇ……?」
惣万「チ、チフユ……ッサン!?戦兎あらすじ紹介早く終わらせて!?千冬にあれを見せるのは酷だから、はっはやくッ‼︎」
戦兎「わ、分かったマスター……。最近あらすじ紹介できてないなぁ、さてさてどうなる第四十九話‼︎」
千冬「さて惣万ぁ……、アレを見られたからには仕方がない……。責任取って、隣のホテルで朝まで語り明かそうかぁ……」
惣万「………………ハァッ!?」
戦兎「あー………………絶倫そう……頑張れマスター」
惣万「ヤッヤメロー‼うわぁぁぁぁぁぁぁ……」



第四十九話 『その手を取ってビー・ザ・ワン』

 突如アリーナ内に出現した赤い髪の織斑千冬。それを見て誰もが言葉を失う。

 

「なっ……」

「『赤騎士』って……、!?」

 

 そして突如として防衛の為にシャッターが閉まった。が、それは教師の判断によって閉じられたものではない……。

 

『クク、ヴェハハハハ……お膳立てはしてやったぞ。新戦力の増強の役に立ったか?なぁ、スタークぅ?』

 

 

 

 

 

 

 一方の教師たちがいる一室。山田真耶が声も出ない織斑千冬に声をかける。

 

「織斑先生!?アレがVTシステムだった場合、教員が対処した方が……!」

「いや、山田先生……多分教員でも無理だよ。生体データを測定したらアレは、現在の『織斑千冬』そのものだ」

 

 傍にあったキーボードをタイプし、強制的に作動したシャッターのハッキングの解除を行う戦兎は同時進行で赤髪のブリュンヒルデISを解析する。

 

「今の一夏たちが学年で上位の実力を持っていても、分が悪すぎる……!」

 

 苦虫を嚙み潰したように顔を歪ませる戦兎。それを見て事態の深刻さを理解する真耶。

 

「なら……私が出る……!」

「駄目だ織斑センセ、アリーナ内の全てのシステムがハッキングされている。多分ナイトローグの仕業だ……今なお更新され続けて、オレが対処しなければ閉じ込められたままにされる!」

「……ッ!」

 

――――ガッシャァァン‼

 

 思わず近くにあったテーブルに拳を叩きつけ粉々にしてしまう千冬。

 

「解除にどのくらい時間がかかる……!」

「システム的にこちらの命令に優先権があるにしても、三十分はかかるね……!」

「十五分だ……!それまでに何とかしてくれ……、頼む……!」

 

 そう言って千冬は戦兎に向かって頭を下げる。

 

「分かった……、それまでもってくれよ。一夏……」

 

 

 

 

 

 

 

 

 アリーナ内では、圧倒的な暴力が戦況を支配していた。

 

「どうした?織斑一夏……この程度か?」

「がはっ……、強、すぎる……」

 

 首を掴まれ、必死にもがくクローズだが、『赤騎士』の腕の締め付ける力はさらに強くなる。

 

「一夏から……手を放してもらおう!」

「あぁ、良いとも」

 

 『赤騎士』は大きく振りかぶり、接近する箒に向けて砲弾レベルの速度でクローズを投げつける。それを後方に瞬時加速し、クローズのショックを吸収する箒。

 

「ッ箒、済まない…!」

「良し!ラウラやれ‼」

「目標捕捉、座標固定………………ッはぁッッ‼」

 

 だが、飛来する弾丸を冷ややかな目で見る『赤騎士』は、右手に持った『血染雪片』という赤黒い剣を居合の要領で振り抜き、両断する。

 紙切れの如く細切れに裁断される銃撃。思わず顔を顰めずにはいられない。

 

「っち、やはり足止めにもならないか……ッ」

「さて、厄介なのはAICか……?では……」

 

 ふいに『赤騎士』の姿が消えた。否、それは違う。ラウラの顔の目の前に深紅のISが移動していた。

 

「ッ!?……止まれっ!」

「遅い」

 

 停止結界を作動させるも、それよりも先にAICの範囲外へ後退し、慣性を無視したかのような軌道を描きラウラ・ボーデヴィッヒの背後にまわる『赤騎士』。

 

「なっ!?しまっ……ガハァ!」

 

 そしてレーゲンのレールカノンが根元からバッサリと斬り落とされた。

 

「ボーデヴィッヒ!」

 

 腹部に蹴りを入れられたラウラを、蒼炎をまとったクローズが空中でギリギリ受け止めた。

 

「大丈夫か!?」

「シールドエネルギーはまだ半分程度ある……だが、攻撃の手段がさらに減ったのは痛いな……」

 

 箒も合流し、余裕そうに剣を肩に担ぐ『赤騎士』を注意深く観察する三人。

 

「クッ……、同じ篠ノ之流だと言うのに、これほどとは。恐るべしだな、ブリュンヒルデ……」

「ふん……(これ)だけでは味気ないな、そうだ……」

 

 突然左手にライフル銃が出現し、クローズに向けて無慈悲に引き金が引かれた。

 

「ッぐぅ!?銃も使うのか……!」

 

 幾らか被弾しながらも高速で避けるクローズは……その正確無比な狙いを見てハタと思い至る。剣や銃火器の扱い方を教えてくれた人物たちの言葉が蘇る。

 

 

 

――――いいか一夏、刀は振るう物だ。振られるようでは、剣術とは言わない。重いだろ?それが、人の命を絶つ武器の重さだ

 

――――いいか一夏、銃ってな引き金を引くだけのモンだ。そこに矜持も思いもない。軽いだろ?それが人の命を絶つ武器の軽さだ

 

 

 

――――『『だがら、力に使われるな、力を正しく使える人間になれ』』

 

 

 

 二人の声が、重なった。

 

 

 

「どうした仮面ライダー……貴様の力は、その程度か?ISの私を凌駕する力を持っているのではなかったか?」

「………ッ、そうだよ、力って言うのは、そう言うのじゃないんだ……千冬姉や、惣万にぃの言ったように……!」

「ん?」

 

 クローズはゆっくりと立ち上がる。

 

「『赤騎士』!お前の様な……、他人の破滅の為力を振るうヤツに、負けるわけにはいかねぇんだよ!」

 

 ビートクローザーを正眼に構えると、『赤騎士』の口元はニヤリと歪み、分かりやすく指先で挑発する。

 

「かかって来い……」

「ハァァ………ッ」

 

【ヒッパレー!】

 

 クローズはグリップエンドスターターを、たった…――――されど一回引き、青い光を発生させる。そして両者向き合い、同時に駆け出した。

 

「「ぜやぁぁぁぁぁッッ‼」」

 

 

 

 だが、丁度互いの剣がぶつかり合おうか、という時だった。

 

 

 

「「……ッ?」」

 

 上空から接近してくる二機の影によって、クローズと『赤騎士』は身を翻す。直後、土煙を上げて金髪と水色の髪の少女たちが墜落してきた。

 

「クゥッ……!」

「うぁ……!」

 

 苦し気な表情を浮かべる二国の代表候補生。

 

「……!?オルコットに簪!?どうした…」

「あらあら、こんなものですか?ちょろいもんですわね」

 

 クローズや箒、ラウラは顔を上げた。そこにいた者に目を見開く。目の前で倒れている少女と同じ声、同じ豊かな金髪……だが、彼女のISとは対照的な鮮血の様なアーマー……。

 

「今度は……オルコットの偽物か……!」

 

 深紅のバスターソードを構え、周囲にビット兵器を従わせてやって来た血の様に赤い二機目の機体が、アリーナへと降り立った。

 

「偽物?違いますわ、ホウキ・シノノノ……。わたくしたちはISから生まれ変わったのです。新たな生命体として……」

「新たな……生命体……?」

 

 疑問の声を上げるラウラを無視して、うやうやしくお辞儀を同胞にするセシリアの姿の生命体。

 

「初めまして、『赤騎士』さん?わたくしは『血の雫(ブラッド・ティアーズ)』ですわ」

「……そうか、ファウストが生み出した人型ISの先達とはお前のことか」

「生まれは多少異なりますがね……さて」

 

 

――――ブンッ……!

 

 

 空気が消し飛ぶ音がした。ブラッド・ティアーズを名乗る存在は横なぎにバスターソードを振るい、クローズを箒達がいる場所へと吹き飛ばす。

 

「ガハァッ……!?」

「この程度、ですか?仮面ライダーも大した事ありませんわねぇ?」

 

 小馬鹿にするように言葉を紡ぎ、止めと言わんばかりにバスターソード『スターデストロイア』を上段に構える『血の雫(ブラッド・ティアーズ)』……だが。

 

「……!」

「……ハァ!」

 

 一度、銃声が鳴った。小首をかしげるように避けた赤いISの金髪を、青いビット兵器から発されたレーザーが焼き焦がす。

 

「……。攻撃をしないでいただけますでしょうか」

「わたくしの……セリフですわ……!」

「はぁ……この死に損ないが。見苦しいですわよ?」

 

 ボロボロながらも、鋭い意志で自身の顔を持つISを睨むセシリア。そしてそれを上品な笑いで嘲る『血の雫(ブラッド・ティアーズ)』。

 

「疾く失せなさい……この世から」

 

 標的をセシリアに変更した『血の雫(ブラッド・ティアーズ)』が、ビット兵器を伴いながら瞬時加速で接近する。

 

「さぁ、奏でましょう……鎮魂歌(レクイエム)を!Good bye、ですわねぇ‼」

「……ッくぅ…!」

「「……!セシリアァッ‼」」」

 

 誰もが危ない、と思った時だった。セシリアの前に、青い人影が立ちふさがる。

 

「う……ぐっ……オォォォォォォ‼」

「チッ……‼」

「……一夏ァッ!?」

 

 クローズが自分の身を盾にして、その一撃を受け止めたのだった。だが、その捨て身の防御も、『血の雫(ブラッド・ティアーズ)』には意味をなさない。

 

「ハァァッ‼」

「うっぐゥゥゥッッッ……‼」

 

 勢いよく動かされたバスターソードの斬撃によって弾き飛ばされ、地面を何回も転がり……変身が解除された。

 

「……ガハッ……」

「一夏さん……!」

 

 慌てて駆け寄る代表候補生たち。それを見てIS二機はゆっくりとハイエナのように近寄って来る。

 

「はぁ…なんて無意味な。やはり人間と言うモノは理解できませんわね……。このような知的生命体に使われるなど、他のISはどうなっているのやら……」

 

 頭をおさえながらセシリアの顔を持つISはやれやれと首を振る。その傍に浮遊するブリュンヒルデのコピー……『赤騎士』。

 

「『血の雫(ブラッド・ティアーズ)』、終わりにしよう。時間の無駄だ……」

「そうですわね……では……」

 

 二人の剣が、太陽の光を受けて歪に光る。

 

「まだ……終わってねぇぞ……」

 

 か細い声で一夏は言う。そしてIS学園の制服に付いた土や血の跡を手で掃うと、小さいながらも心の底から決意を吐き出す。

 

「絶対に死なせない!誰一人泣かせはしない……!」

 

 そう言って一夏は懐からレンチのついたドライバーを取り出した。

 

「駄目だ!それを使っては……制御できずに死ぬぞ、一夏!やめてくれ……!」

 

 箒は因幡野戦兎に言った事を思い出し、一夏の片腕を掴む。

 

「そうはいくかよ……!前に言っただろ、俺はお前のことを愛してる……。たとえ力が及ばなくても……俺は、お前に笑っていて欲しいんだ……」

 

 その時だった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「祭りの場所は……ここかァ?」

 

【スクラップフィニッシュ!】

 

 

 弾けるアリーナのエネルギーシールド。それを易とも容易く突き破り、雷鳴が如き金色が太陽と共に降り注ぐ。

 IS学園の生徒と、ファウストのISたちの間に金色の流星が落ちてきた。黒いエネルギー状の翼が折りたたまれ、冷徹な声音が響き渡る……。

 

「…………お前ェ、ブリュンヒルデのコピーらしいな。強いのか?」

「オイオイ、またお前か…!?」

「このタイミングで……グリスだと?」

 

 ラウラが、「最悪だ」と言うように眉をひそめた。誰も彼も、最悪の三つ巴になってしまった、という考えが頭の中を埋め尽くす。

 だが、突然グリスは声を上げた。

 

「お前等……そこのちんちくりん連れてこっち来い」

「ちょ……ちんちくりんって何よ!」

 

 するといつの間に控えていたのだろうか、三羽烏が鈴音の傍らに立っている。彼女らは小柄な彼女を守るように…――――。

 

「「えっさ!ほいさ!えっさ!ほいさ!」」

 

 訂正、お神輿のように担いで一夏たちの元に運ばれた。

 

「ちょ、はーなーしーなーさーい!」

 

 駄々っ子のように扱われる鈴に、ベレー帽の少女が頭を下げる。

 

「ホントごめんなさい……」

「あ、や、ドンマイ……?」

 

 その中間管理職的な哀愁漂う立ち振る舞いに、とっさに謝ってしまう鈴。

 

「そう言ってもらえると、救われ゛ま゛ず……」

「ガチ泣き!?」

 

 ブルがベレー帽で目元をおさえながら涙ぐむ。彼女、不遇なんだろうなぁ……。

 

「さぁてっと……」

 

 だが、突然シリアスな雰囲気をグリスはまとう。そしてドライバーにセットされたゼリーをツインブレイカーにセットした。

 

【シングル!】

 

「…………なぁ織斑一夏()よ、てめぇは何の為に戦う」

「そんなことを聞いて……どうする……?」

「いいから答えろ、でなきゃ……」

 

【ツイン!】

 

 こうだ、とばかりに青いスマホのレリーフがあるボトルを続けざまに装填する。

 

「……ッ、お前みたいな、戦闘狂には分からねぇだろうがよ……!」

 

 言いながら一夏も同型のドライバーを腰に押し当てた。

 

【スクラッシュドライバー!】

 

「俺は……こんな奴らの所為で、オルコットが……鈴が、ボーデヴィッヒが……そして箒が涙を流すのを見たくない……!目の前で理不尽に泣いていてほしくない…!無力で無意味かもしれない!でも…だから、俺は“戦う”んだ……‼」

「……そうかよ」

 

 その『戦う』という言葉に含まれている全てを、シャルル・デュノアは懐かしく思った。あぁ、残念だと思いながら…――――。

 彼の言葉を聞き届けると、グリスは腕を横なぎに払い、何発もの光弾を撃ち出した。

 

【ツインフィニッシュ!】

 

「……ッ!?」

「あら……ッ!?」

 

 ……――――ただし、その光弾が被弾したのは一夏たちではなく、ファウストのISの二人だった。それに驚くIS学園の生徒たち。

 

「お前……ッ何で?」

「あぁ?」

 

 不機嫌そうに一夏を見るグリス。仕方なさそうに頭を掻きながらぼやく。

 

「簡単だ……――――。見たところ奴らは……――――」

 

 そして視線を動かした先には、ISから火花を散らす銀髪の少女の姿があった。

 

 

 

「くーたんのそっくりさんを傷つけた、それだけで理由は十分だゴラァァァァァァァァァッ‼」

「「「「え゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛!?」」」」」

 

 

 

 その言葉を聞いて、思わずずっこけてしまう全員。さらには『赤騎士』と『血の雫(ブラッド・ティアーズ)』すらも体勢を崩してしまっていた。グリスェ…。

 

「……それとついでに、ほんの少しだが。織斑一夏ァ……――――お前は俺の心火に魂の叫びをくべた……」

 

 そっぽを向きながら、付け足すように静かに言う金色のライダー。

 

「織斑一夏、お前の心に燃える炎を絶やすな、お前が守るべきものの為に戦え……」

 

 そう言い切るとIS学園の生徒と共に、赤いIS二機と、面と向かって対峙する。

 

「え……つまり、どういう事だ?」

 

 あまりの急展開に、一夏の頭は追い付いていない。だが、聡い数名の女子は彼の言わんとしていることを察知した。

 

「もしかして……、助けてくれるのか…?」

「……アニメでは、ベターな王道展開だけど……?」

 

 ラウラや簪がハッとした顔でグリスを見る。そしてようやっと一夏にも彼のいう事が理解できた。

 

「お前……、そうなのか……?」

 

 そう聞く一夏に溜息一つ、グリスは首を回しながらダルそうに答えた。

 

「言わなきゃ分かんねーのか?そーだよ。手を貸す、っつってんだ……三馬鹿のボトルの借り、ここで返すぞゴラァ、お前と戦えないのは残念ながらなァ」

 

 その言葉で、仮面ライダー部の部員たちは喜ばし気に顔を輝かせる。

 

「さっさと変身しろ、エビ。勝手に暴走でもしたらぶん殴って止めるからな」

「……フン、うっせぇよイモ」

 

【ドラゴンゼリー!】

 

 スクラッシュドライバーに銀色のパウチ容器を装填した一夏は、力強くレンチを叩き落とす。

 

「ウグッ……変ッ身ッ……!」

 

 一瞬青い電気が一夏の身体を走るが……無事ビーカーの様な容器が彼の周囲に出現し、青い液体で中を満たす。

 

【潰れる!流れる!溢れ出る!】

 

 銀色の素体となった後、頭部から水色のゲルを噴出すると、その姿が仮面ライダーに変化する。

 

【ドラゴンインクローズチャージ!ブラァァァ!】

 

 水色の頭部を持ち、クローズの面影を残した仮面ライダー、クローズチャージがグリスの隣に立っていた。

 

「……ッ!しゃぁ‼鈴!」

「え、何?」

 

 有無を言わさずに鈴を近寄らせ、あるフルボトルを取り出した。

 

【ライト!】

【ディスチャージボトル!潰れな~い!ディスチャージクラッシュ!】

 

 そんな電子音が聞こえた後、クローズチャージの手から青白い電気エネルギーが鈴のISに吸収されていく。

 

「少なくとも、ISは動くようになっただろ」

「……逃げろなんて言わないわよね?」

「フッ、そうでなくちゃな!」

 

 

 ここに、二人の仮面ライダーと、五人の戦乙女たちが……血に塗れた兵器と対峙する。

 

「ゲームスタート……」

「貴様等を、排除する……それが『人間を守る』軍人としての私の使命だ!」

「アンタたちの運命(さだめ)は、アタシたちが決める!」

「踊りなさい、わたくしと青の雫(ブルー・ティアーズ)が奏でる円舞曲(ワルツ)で!」

「篠ノ之箒、いざ参る……ここからは、私たちの花道だ!」

 

 そして彼女らの中心に、二人の仮面ライダーが立った。

 

「心の火……心火だ、心火を燃やしてぶっ潰す!」

「今の俺達は……負ける気がしねぇ‼」

「……おーいお前等聞いたかー?んじゃ負けたらお前罰ゲームな、俺と戦え」

 

 すかさずクローズチャージに茶々を入れるグリス。シリアスどこ行った?

 

「おい?お前何勝手に決めてんだよ!つかそもそも何でお前が仕切ってる訳?」

「うっせぇお前が頼りないのがわりーんだろ。それとも何だ負ける気がするのか、ぁあ?」

「……上等だよ、やってやらぁ!」

「おーう直情バカ」

「馬鹿って何だよ馬鹿って、筋肉付けろよ筋肉!」

 

 グリスの首元を掴み前後に揺さぶるクローズチャージ。それを見て、ISをまとった少女たちは笑みを浮かべ……そして気を引き締めた。血塗れのISの傍に、ブラッドスタークが並び立つ。

 

『さぁ、もういいか?』

 

 ブラッドスタークのその言葉を皮切りに、全員が武器を構える。

 

「おいイモ、準備は良いか……」

「うるせぇエビ。出来てるよ……、行くぞゴラァァァァァァァァァッ‼」

 

 そして仮面ライダーのその掛け声で、血塗れの戦士たちとの戦闘が開闢を告げた…――――。




惣万「ち……ふゆ……。ご……、めんて……、ほんとご……めんって」
千冬「ワスレロワスレロワスレロワスレロワスレロワスレロワスレロワスレロワスレロワスレロワスレロワスレロワスレロワスレロワスレロワスレロワスレロワスレロワスレロワスレロワスレロワスレロワスレロワスレロワスレロワスレロワスレロワスレロワスレロワスレロワスレロワスレロワスレロワスレロワスレロワスレロワスレロワスレロワスレロワスレロワスレロワスレロワスレロワスレロワスレロワスレロワスレロワスレロ」
戦兎「……なんか昔の恐怖のゲームバグみたいになってる……。はぁ、次回こそちゃんとあらすじ予告できるのかなぁ?」
惣万「……オイそこの、事後じゃないからな、断じてッッッ‼」
千冬「そぉまぁ……何なら搾り取ってやっても良いんだぞぉ……?」
惣万「ピィッッ!?キャラ変わりすぎィ!?」
千冬「だって行き遅れとか言われたんだもん‼好きで独り身なんじゃないもん‼早く結婚したーいッッッ‼」
戦兎「コレが世界最強って……」


あらすじ提供元:ウルト兎様、ありがとうございます!


※2020/12/21
 一部修正

今後の進め方の優先事項

  • 瞬瞬必生(本編のみを突っ走れ)
  • 夏未完(消え失せた夏休み編の復旧)
  • ちょいちょい見にくい部分を修正と推敲
  • 全部
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