ロックマンゼロ ~紅き英雄の帰還と再び動き出す因縁~   作:M・M

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どうも。(気が付いたら9月が)もう始まってる!
これからは学校があるのでまた投稿ペースが落ちしまうと思いますがちゃんと書き続けますので待って頂けると幸いです。

今回はタイトル通りヴァン編、そして一旦皆で集まってお話。

では、どうぞ。


-VSバイル軍 ヴァン編 再び降り注ぐ戦火-

Sideヴァン

MISSION;人工島のダッカン

 

大体皆と同じタイミングで任務開始(ミッションスタート)したヴァンであったが、かなり島の構造が複雑であり途中何度もイレギュラー達との戦闘を重ねながらもようやく島の中心部に辿り着いた所である。

 

ヴァン「随分時間が掛かってしまったな……」

これから恐らく強敵が待ち受けているだろうに違いないが、随分O.I.S(オーバードライブ・インヴォーク・システム)を使ってしまったので長期戦となると少々キツイかもしれない。

 

M・M「O.I.Sとは、単なるエネルギーと考えて貰えば良いのではないでしょうか。細かく言うならばエネルギーを使って潜在能力を発揮させるというのが正解みたいですけど」

 

そんな事を考えていたその時。

ヴァン(……来るッ!)

 

咄嗟にその場から離れるとついさっき自分が居た場所に光線が当たり焼けた。

ヴァン「な、何だ今のは……!?」

 

???「ちょっと、避けるとかマジで面倒なんですけどー。とっとと当たってくれない?」

ヴァン「お前か、ここの占拠主は」

声がした方向を振り向くと、巨大な蝶が飛んでいた。如何にも派手な装飾が目立つ。

 

ソル・ティターニャン(以後ソル)「一応自己紹介だけしといてあげる。私はソル・ティターニャンよ、まぁ自己紹介した所でアンタはここで死ぬんだけどね」

ヴァン「……」(今の光線、当たったらタダじゃ済まないな)

 

 

戦闘が始まり、早速空中からドンドン光線を撃ち込んでくるティターニャンであるが、

ヴァン(光線自体の速度はそこまで速くない……避ける事自体はそんなに苦じゃないけど、さっき地面が焼けていた事からして威力は高そうだ)

 

すると、通信が入った。避けながら聞き流す。

先輩のゼロだった。

ゼロ「面倒な奴と戦ってるな……お前も察しているだろうがあの光線は威力が高い。俺達のアーマーでもかなりのダメージが入るだろう。だがそこら辺にあるコンテナに隠れる等は止めておけ、普通に貫通して来る筈だ」

ヴァン「はい」

 

ゼロの言う通り自分の近くにあったコンテナが軽々と貫通してそこら中が燃えていた。

ヴァン(相手が撃って来てから後隙を取るだけじゃ遅い……ここは相手が光線を撃つ瞬間を逆に狙うんだ)

ここは自分の勘を信じて好機を伺う。

 

当然相手も自分が動き回っている以上適当に撃っておけば当たるとは思っていないだろう。

 

 

ヴァン(どうせ焼けてしまうけど……このコンテナ達を利用すれば)

モデルPXにダブルロックオン。お得意の高速移動で気配を完全に消す。

 

ソル「ちょっと隠れないでくれる?そこら辺焼け野原にしちゃうわよ?」

素早い動きでヴァンを見失ってしまった様だ。

 

ソル(……どうせ一気に近付いて攻撃する気だろうけど、甘いわね)

気配が消えても、この自分の触覚は少しの動きや衝撃にも反応出来る。

ソル(右下!バレバレなのよ!)

その反応は正しく、隙を伺って出て来たヴァンが居た。即座にそこに光線を撃ち込むと、しっかりと当たった。

 

だが、

ソル(何かしら、何か違和感。当たったけど何か違う様な……ッ!?)

すると当たったヴァン、だった何か(・・・・・)は消えた。

ソル「ちょっ!?」

更に、自分の真下からモデルHXとなり空中ジャンプしたヴァンが背後に迫って来ていた。

 

ヴァン「悪いな、分身だッ!」

特に難しい事はしていない。あの時裏で分身を作り配置させておき自分はティターニャンの真下辺りに静かに動いていた。

 

ヴァン「その鬱陶しい羽、貰うぞッ!」

ヴァンのソニックスライスにより両羽を斬り裂いた。羽に剣を突き立てながら共に落下する。

 

地面に落下した所で、ティターニャンは羽を捨てて地面の上に立った。

ソル「分身とかマジ訳分かんないんですけど。そういうの超ウザイ!」

ヴァン「強がりをッ!」

当然ここを追撃するが、

 

ソル「フレイムファン!」

赤と緑のブーメランを放ち、それぞれ軌道が違う。仕方なくこれを避けて距離を取る。

 

ソル「避けてばっかりウザイんですけどー?」

ブーメランは帰って来てまた自分に向かって来る。更にそこにティターニャン自身が放つ火炎放射が加わり、中々弾幕が濃くなって来た。

ヴァン(ここは……素直にモデルZXで)

 

無難にモデルZXにダブルロックオン。セイバーでブーメランを叩き落とし、チャージバスターで炎をかき消す。

 

ソル「おぉ全部消されるとかマジで?やるじゃん……でも時間稼ぎは成功したから結局ドンマイだね」

ヴァン「時間稼ぎ……?」

 

ソル「アタシの新兵器、見せてあげるわ!」

すると、太陽から何かを集めていたのであろう背中の機会が輝き出し、斬った筈の羽が生えた。

ヴァン「は、羽が……生えた!?」

ソル「ここの技術を応用して製造したソーラーシステムよ。この羽は実体では無くて自分で溜めた光エネルギーを様々な物に具現化させただけ。先程までの行動は全てただの時間稼ぎよ?まさかチャンスとでも思ってた?だとしたら超ウケるんですけど?」

ヴァン(……ずっと思ってたけど、この口調ウザイな。それよりまた上空を取られるのは面倒だ)

 

案の定飛んだが、思ったよりかは高度が低い。これならZX状態でも届きそうだ。

 

だが、今までより更に攻撃手段が増えて火力は上がり結果的に戦いづらくなった。

ソル「行くよ?燃えちゃえ!」

ヴァン「なっ!?」

 

頭上で元気玉巨大な炎球を作り出し、ヴァンに投げ付ける。

ヴァン「暑ッ!」

これを避けるが、思ったより爆発範囲が大きく着弾後の分裂した炎に被弾する。

 

更に例の光線も再び撃って来て、ブーメラン、火炎放射とひたすら回避に精一杯になっていた。

 

ヴァン(マズい……このままだと押し切られる)

自分もかなり体力もO.I.Sを消費してしまっているので戦い続けると負ける。

ヴァン(それに対し奴はエネルギー源を太陽から得られるから、あの羽も太陽がある限り出し続けられるし……ん?太陽がある限り、か)

 

ここは世界中から太陽パネルが送り込まれていて電力を発電している。つまり天気等が崩れると世界全体に影響が出る筈だ。

ヴァン(そうなると困るから……もしかしたら天気を変える装置があるかもしれない)

 

モデルHXになりジャンプして辺り一帯を見渡す。

すると遠くの方であるがそれらしき建物が見つかった。レーダーやら色々複雑そうな機械が沢山あるから間違いないだろう。

 

ヴァン(……一瞬の時間稼ぎだけで良い)「斬り裂け、エアブレイド!」

ソル「そんな物!フレイムタング!」

ヴァン(引っ掛かった!)「とんずらッ!」

自分の出した弾幕を相手が炎でかき消したのを見て残り少ないO.I.Sを使って追い風を起こし目的地まで一気に飛ぶ。

ソル「あっ!?ちょっとアンタ待ちなさいよ!」

 

 

相手も勿論追い掛けてくるが、飛行速度なら自分の方が上だ。

例の建物に辿り着いたら、早速機械を動かす。幸い簡単な機械であった為に天候が晴れに設定になっていたのをすぐに曇り設定にした。

 

ソル「ア、アンタ!もしかして……!」

外に出た所でようやくティターニャンが追い付いて来た。だがもう既に遅い。

 

自分の狙い通りすぐに太陽に雲が差し出し、陽の光を遮断した。

ソル「マズいッ!」

咄嗟に地面に逃げる。当然だ、羽が無くなるだろうから落下するだろう。

 

 

落下ダメージは計り知れないので命が助かるにはそれしか無かったが、残念ながらそれさえも命取りとなってしまった。

ソル「……!!!!!」

地面に何とか着地したティターニャンであったが、まだ命の危機を感じ辺りを見渡すが、もう遅い。既に、ヴァンが迫って来ていたのだから。

 

ヴァン「終わりだ!でやぁッ!」

着地硬直を狙い上空からモデルZXのチャージ斬り。チャージ斬りで背中の機械を壊して、

ヴァン「ライジングファング!」

自分お得意の斬り上げで後ろから真っ二つにした。まさかこうなるとは思ってはいなかったティターニャンは、

 

ソル「有り得ない……何でなのよーッ!」

そう言って破壊された。

 

 

ヴァン「ふぅ……結構危なかったな」

天気を変える装置の事に気が付かなければあの危険な状態で戦わなければならなかったのだから。

 

ヴァン「こちらヴァン、奪還にとりあえず成功したけど……ごめん。結構破壊してしまった」

プレリー「主要な機械が破壊されてなければ大丈夫よ。多少は目を瞑るわ」

ヴァン「分かった。帰還する」

 

 

 

~ガーディアンベース~

艦長室にて、ヴァンが帰って来た。

ヴァン「俺が1番最後だったか」

エール「随分苦戦してたね」

ヴァン「アレは仕方ないだろ」

グレイ「とにかく勝てたから良かったじゃないですか。でもまさか天候ごと変えるとは思いませんでした」

ヴァン「咄嗟に頭に回った考えだったけど、相手にとって致命傷となったみたいで助かった」

アッシュ「流石先輩♪まぁアタシは最初からそうするのが1番だと思ってたけどね」

ヴァン「……本当か?」

グレイ「まぁ、確かにそうは言ってましたけど」

 

プレリー「皆色々話したい事はあるだろうけど、一旦休んだらどう?」

ゼロ「夜に集まれば良いだろう」

ヴァン「そうですね。俺も疲れましたからしばらく寝ときます」

 

全員自分の部屋に戻り休む事となった。

 

プレリー「皆が倒した敵のデータから新しい何かが生み出せるかもしれないわね……それとゼロの装備、何か出来ていないかしら」

 

 

 

数時間後。

夕方位になって休憩室に再び6人が集まっていた。1番遅かったのはやはり1番疲れたであろうヴァンだった(勿論1番はゼロ)。

 

プレリー「さて、とりあえず一周は終わったわ。無事ゼロ、エール、アッシュ、ヴァンが主要な所を抑えてくれたお陰でかなりガーディアンとしても動きやすくなったわね」

アッシュ「ん?グレイは?」

グレイ「僕はガーディアンベースを襲撃して来た四天王の1人と戦ってた」

ヴァン「俺達が居ない間に四天王が来てたのか」

エール「誰だったの?」

ゼロ「四天王の内の闘将、ファーブニルだ」

アッシュ「何だ、そっちもそっちで大変だったみたいね」

グレイ「でも、結局ゼロさんに助けて貰ったし……皆と比べると今回僕が仕事してないよ」

プレリー「この艦自体を守ったのは事実よ。ゼロが帰って来るまで貴方1人で抑えてくれたじゃない」

ゼロ「そうだ。お前もお前で重要な役割を果たしたのだから気にするな」

グレイ「……はい」

 

プレリー「皆が倒した敵のデータから色々な事が出来るわ。例えば武器を作ったり、ゼロで言ったらヘルメットに、ヴァン達で言うならモデル達に組み込めんで新しい技を生み出したりと色々ね」

ゼロ「成程、それは凄いな」

エール「流石プレリー。そして流石ガーディアンの技術力」

 

プレリー「さて、皆が眠っている間に大きな動きがあったわ。モニターを見て」

 

モニターに映し出されたのは、例の黒幕。

ゼロ「バイル……!」

 

バイル「えー世界の諸君、毎日どんな気分で生きているのか是非教えて頂きたいものだ。それはさておき、残念ながらガーディアンが無駄な足掻きをしている為に我々の悩みの種となっている」

ヴァン「無駄な足掻きだと……!」

バイル「日々我々の手札、バイルナンバーズは増え続けている。幾らガーディアンが頑張ろうと無駄なのだよ」

 

エール「あんなのが日々増え続けてるって……」

アッシュ「ちょっと冗談キツイわね」

グレイ「一斉攻撃とかされたら?」

プレリー「負けるわね。戦力的に」

グレイ「冷静に分析してる場合じゃ!?」

ゼロ「奴がいつも大量に戦力を配備してるのはいつもの事だ。だから俺はいつも真正面から挑んじゃいない」

ヴァン「ゼロさんはラグナロク決戦の時も本拠地に突っ込んで終わらせたんですよね」

ゼロ「あぁ、まともに戦うとなると無理がある。だからとっとと本拠地を炙り出して終わらした方が良いだろう……というより俺達にはそれ位しか無いだろうしな」

 

グレイ「確かに。戦争が泥沼化したら僕達が負けるのは目に見えてる」

プレリー「一刻も速く見つけ出さなければならない……でも今は戦うしかないわ」

エール「それに、四天王も居るし……」

 

ゼロ「……まだ何かあるみたいだぞ」

バイル「我々に歯向かうガーディアンに宣戦布告と行こうじゃないか。明日の正午から再び大都市カンナを襲撃する」

アッシュ「何ですって……!?」

 

バイル「恐怖に怯えて待っているが良い……では諸君、また会おう」

 

そこで通信は切れた。

プレリー「と、いう事なのよ」

グレイ「何でまた……?」

エール「あの場所がやはり大都市だからかな……あの場所が占拠されたら確かにかなりマズい状態になるのは間違いないだろうけど」

アッシュ「……それが表で、実は何か特別な目的があるのかも」

ゼロ「特別な目的?」

アッシュ「前行った時も思ったんだけど、何か怪しいんだよね」

グレイ「何が?」

アッシュ「カンナには、ゼロさんみたいな世紀の大発見になる様な事が眠ってる。そしてバイルはそれを知っていて狙ってる」

ヴァン「根拠は?」

アッシュ「冒険家の勘!」

ヴァン「えぇ……」

グレイ「すぐこれだよ……」

ゼロ「……俺はアッシュを信じよう」

アッシュ「おっ、ゼロさん」

エール「ゼロさんもそう思うんですか?」

ゼロ「俺も根拠は無いが……何かを感じる。アッシュの言う通り世紀の大発見とは良く分からんが、俺達にとっても重要な事である事は確かだ」

 

プレリー「ゼロがそこまで言うのなら……調べてみる価値はありそうね」

ヴァン「それよりもまずは、カンナを俺たちの手で守らないとな」

グレイ「そこからですね」

プレリー「今日は皆もう休んでくれて良いわ。明日の戦いは凄まじい激しさが予想される。だからしっかりと休んで頂戴」

5人「了解」

 

 

 

ゼロ達を乗せたガーディアンベースはカンナに再び航路を向け、進んでいく。

 

 

 

皆が休んでいる中、場面は寝ているゼロの精神世界に。

 

ゼロ「……エックスか」

エックス「大変な事になっちゃったね」

ゼロ「あぁ。だが俺が復活した以上、奴もしぶとく生きているだろうとは心の中で思ってはいた」

エックス「どうしてあそこまで、バイルは世界を壊したいんだろうね。理由は知ってるけど……バイルはもうそれこそが自分の生きる意味と化してる気がするんだ」

ゼロ「確かにな。アイツの執念は毎度ながら反吐が出る程だ、その執念を別に向けてくればきっと……世界は変わったのかもしれない」

エックス「僕もそう思うよ……ゲイトといいバイルといい、どうして天才科学者っていうのは(ことごと)く悪の科学者と化してしまうのだろうね」

ゼロ「ゲイトか……懐かしい名前が出たな」

エックス「ゼロ、君はもう分かってると思うけど……明日は四天王が集合するよ」

ゼロ「あぁ」

エックス「でもゼロ、君達なら大丈夫」

ゼロ「言われなくとも……俺達は勝つ」

エックス「きっと次の戦いの後、君に良い事がある筈だ。だから諦めずに頑張って欲しい」

ゼロ「だから言っただろ、言われなくとも……敵であるなら倒すまでだ」

 

 

 

 

次の日。

プレリー「そろそろ着くわね」

グレイ「……居るだろうな、四天王」

ヴァン「絶対居るな」

エール「私達で勝てるのかな……」

アッシュ「弱気発言はナシナシ!どーんと構えないと舐められるよ」

ゼロ「……大丈夫だ。俺達なら勝てる」

 

ゼロの言葉に4人とも驚く。

ゼロ「……何だ?」

アッシュ「ゼロさん嬉しい事言ってくれるじゃないですかー、このこの」

ゼロ「俺は事実を言ったまでだ……自分達を信じろ。それだけだ」

4人とも頷いた。

 

プレリー「皆、見えて来たわよ」

 

前と同じ惨劇を起こさない為にも。第2次となる今度は防衛戦が始まろうとしていた。




ソル・ティターニャンはゼロ4の中でも1番印象に残ったキャラでした。初見の時あの口調は驚きましたね。
それはともかく再び新たな戦火が迫ろうとしている中でのエックスとの会話。

次回、カンナでの防衛戦。戦いがどう運ばれていくのかはゼロ達次第。
では、また次回で(^q^)/
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