ロックマンゼロ ~紅き英雄の帰還と再び動き出す因縁~   作:M・M

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どうも。
エアコン付け忘れて家で熱中症になりかけたM・Mです。熱中症には気を付けよう!(唐突)

少し遅れ目&短めですみません。とりあえず新たなる存在の兆しとゼロの装備が戻ってきて、更に色々……。

では、どうぞ。


-敵艦への侵入 大きなゼロの変化-

ミッションが始まり敵艦へと飛び移ったゼロ達であったが、甲板にて即座に大量のイレギュラー達に囲まれてしまう。

 

ゼロ「仕方無い……押し通る!」

ゼロのがセイバーを構えると、それに続く様に4人もZXになる。どうやら皆ZXが1番使いやすい様だ。

 

確かに凡庸性に関してはZXが1番だろう。

 

ヴァン達は、

ヴァン&エール「ダブルロックオン!」

グレイ&アッシュ「トランスオン!」

 

状況に応じて自分の能力を使いこなしている。

 

それに対し、

ゼロ「せいやッ!」

 

自分にも様々な能力はあるが、アーマーやヘルメットの機能が破損している以上ひたすらに撃って斬っていくしかない。

 

まぁ別に困る訳でも無いし問題無いが。

 

 

それから少し戦い続け、ようやくの事で甲板に居るイレギュラー達を掃討した。

 

ヴァン「とりあえずはここに居る奴等は何とかなったけど、ここからが始まりだな」

エール「艦の中に戻っていく奴も見えた。だからまだまだ潜んでいると見るのが普通かな」

グレイ「結構な数を倒したな……というかガーディアンベースから見た時思ったけど、本当に大きいねこの艦」

アッシュ「このレベルの大きさの艦は私でも中々見ないわよ、気になるわね」

ゼロ「俺達の任務はひとまずこの艦を止める事だ。早急に行くぞ」

 

グレイ「でも入口が沢山あるな……どれに入れば良いんだろう?」

ゼロ「……こちらゼロ。プレリー、とりあえずは甲板に居た連中は倒した。任務を始めるが何処から行けば良い?」

プレリー「そう言うと思ってちゃんと私達の方でマップデータをハッキングしたわ。今すぐにGATに送るから確認して」

 

ゼロ「GAT……?」

エール「ゼロさん、昨日貰って右腕に付けたやつですよ」

ゼロ「あぁ、これか……」

 

GAT(ガット)。今のガーディアンの最先端の技術を使って作られている小型端末の事で、Guardian Advanced Terminalの略称である。

 

ゼロ(基本的に俺達ガーディアンの任務のサポートを主に作られた物だが日常生活でも様々な場面で使える便利な道具だ。ヴァン達は普通に使いこなしているが俺はまだ良く分からんな)

 

通話とかメールとか目覚ましとかメモ帳にとか。

 

 

言われた通り地図を確認すると、改めて5人はこの艦の広さを理解した。

ゼロ「確かに広いな……」

プレリー「けど恐らく艦長室を制圧すれば止める事は出来る筈よ。だから艦長室へ向かって」

 

5人「了解」

 

グレイ「艦長室は……1番右下か」

ヴァン「面白い造りをしているな、この艦」

アッシュ「丁度私達が立っている場所の結構真下の方だね、だったらもう破壊して……」

エール「駄目。そんな事したらこの艦自体が落ちてしまうわよ」

グレイ「破壊じゃなくて止める事だってさっきゼロさんも言ってただろ」

アッシュ「わ、分かってるわよ……」

 

ゼロ「話すのはその辺にしておけ、プレリーとルートを今決めた。各自確認してみてくれ」

 

各自見てみると、マップに自分達が進むルートが表示された。

アッシュ「このルートだと私達の後ろにあるあの扉から入るのが良いね」

ヴァン「じゃあ、1つ潜入といきますか」

ゼロ「何があるか分からん。いつも通り警戒は怠らずに迅速に終わらせるぞ」

 

4人「了解!」

 

 

が、こういう時のお約束として……。

グレイ「開かない……」

エール「他の扉も全部閉まっちゃってる」

アッシュ「ま、お約束よねぇ」

ヴァン「破壊するしかないか」

ゼロ「予定通りこの扉から進む。この扉を破壊するのは俺に任せておけ」

 

 

そうして、

ゼロ「雷神撃!」

 

高速の雷を纏った突き。エレメントチップは1番最初に修復して貰った為に剣技は皆との訓練の中で思い出し使う事が出来る。

 

扉を制御する機械に何かしたのであろうか、少しして扉が開いた。

 

 

ゼロ「行くぞ」

ゼロに続き、4人も中に入っていく。

 

気を取り直して任務開始である。

 

 

 

静かに侵入するのがベストだったが甲板の方で既に戦闘を行ってしまった為に艦内でも中を駆け抜けながら激しい戦闘が繰り広げられていた。

 

ヴァン「エール!」

エール「任せて!」

2人同時にモデルFXとなり、

ヴァン&エール「ギガフレアボム!」

 

ヴァンとエールが各自放った炎球が合体し敵陣のド真ん中で大爆発した。

 

ゼロ(凄い火力だな……)

 

負けじと、

グレイ「アッシュ、僕等も!」

アッシュ「言われなくても!」

 

グレイ&アッシュ「トランスオン!」

 

グレイは巨大な恐竜の様な姿へと、アッシュは逆に小さな恐竜の様な姿とトランスした。

 

そしてグレイが凍え付く様な吹雪を吐き、即座にアッシュが電流を流す。体が凍えて動かないのに加え氷の上からという事で雷が良く通った為に喰らった者はひとたまりもない。

 

 

ゼロにはそんな1発で大量撃破が出来る手段はまだ無いのでイレギュラーの軍団に対してはヴァン達に任せている。

 

その代わり、

ゼロ「龍炎刃!円水斬!」

巨大なゴーレム達メカニロイドを次々と斬り裂いていく。体は大きいがセイバーで軽々と斬れるので、ゼロはメカニロイドを主に相手としていた。

 

 

5人で敵を蹴散らしながらも着実に艦長室へ近付いている。途中部屋に隠れて敵をやり過ごしたり、戦闘は最低限に抑えて進んでいった。

 

 

そして、

エール「そろそろ艦長室が見えてもおかしくはないけど……あっ」

ヴァン「言ってるそばから見つかったな」

グレイ「この先が艦長室か」

アッシュ「いざ、突っ込みますか!」

ゼロ「まぁ待て……こちらゼロ。ただ今より艦長室へ突入する」

プレリー「えぇ、気を付けて」

 

遂に突入の時は来て、ゼロが4人にアイコンタクトを取りまずはゼロが入る。

 

片手にセイバー、片手にバスターの状態で勢い良く中に入る。

 

が、

 

ゼロ「……」

思わずポカーンとしてしまった。

ヴァン「ゼロさん、中は大丈夫ですか?」

ゼロ「あぁ、大丈夫だ」

 

4人とも中に入るとゼロと同じ様な表情になった。

グレイ「と言うより敵が居ない……?」

エール「どうやら操縦はオートになってるみたい。だからガーディアンベースと遭遇したんだと思う」

アッシュ「繁殖したイレギュラー達が大量に乗ってる艦か……でも普通この大きさの艦を持つ事なんてあると思えないけど」

ゼロ「詮索は後だ。とりあえず止めないと……ヴァン、どうだ?」

ヴァン「問題無いです、オートを解除すれば……っと。まだ制動距離がありますが艦自体は止まったと思います」

ゼロ「そうか。プレリー、聞こえるか」

プレリー「えぇ、聞こえてるわ。皆ご苦労様」

 

 

少し経ってこの艦は止まり、プレリー達が一旦移って来た。ヴァン達が艦内の監視カメラやレーダーを見て残党が居ないか確認する。

 

ゼロは甲板へと上がっていた。

 

 

プレリー「ガーディアン以外にこれ程までの大きさの艦を所有している所があるとは……」

ゼロ「イレギュラー達はもう誰の手で動いているという訳では無いのだろう?」

プレリー「でも、群れを作りこれ程の艦を所有しているというイレギュラーは聞いた事が無いわ」

ゼロ「となると、また裏に誰か居る可能性が?」

プレ「えぇ。あるわね」

 

ゼロ「ヴァン、艦には何も残っていないか」

ヴァン「大丈夫です。どうやら動いていないゴーレムがカタパルトに大量に配備されてますが言った通り動いていないので問題無いです」

ゼロ「だそうだ。プレリー、ヴァン達と合流しにカタパルトに行くぞ」

プレリー「分かったわ」

 

 

カタパルトにて、

ゼロ「かなりの数だな……俺もこの型のゴーレムをかなり斬ったがまだまだ居たとはな」

ヴァン「何の目的でガーディアンベースを襲って来たのか不明だな」

グレイ「……目的なんて無かったのかな」

エール「ただ襲いたかったから襲ったのかも」

プレリー「イレギュラー達にそんな思考は無いと思うのだけど……」

アッシュ「それよりこの艦は結局何なのさ?」

 

プレリー「ヴァンから見せて貰ったデータによると……名前はガレオン。かつてイレギュラー戦争の時に製造された戦艦みたいね」

ゼロ「俺の時代か……そんな物が造られていたとはな。知らなかった」

プレ「無理もないわ。これは貴方の生きていた時代に造られたのは確かだけどすぐに行方不明になっちゃったみたいだから」

ゼロ「ふむ……」

 

ヴァン「問題はどうしてその行方不明の艦が今出てきてその中はイレギュラーだらけだったのかって所か。動いているのも不思議だし」

プレ「壊れてはいないの?」

ヴァン「今の所はまだ。出力も安定してるし昔に一体何があったのやら」

 

とりあえず他のガーディアンの隊員が一通り中を探索している間、

 

エール「これ、どうするの?」

ゼロ「この艦の事か?」

エール「はい」

プレリー「中を捜索が終わったらとりあえずガーディアンの名義で回収するわ。調べないといけない事も沢山あるし」

 

ヴァン「じゃあ、1度帰るか」

プレリー「えぇ。皆任務完了よ」

 

 

グレイ「……」

アッシュ「どうしたのよグレイ」

グレイ「何か、嫌な予感がする」

アッシュ「嫌な予感って?」

グレイ「まだ分からない。ただ、あのイレギュラー達は何かおかしかった」

アッシュ「まぁ言われてみれば」

グレイ「また何か大きな事が起きる。やっぱりゼロさんと僕達が出会ったのはきっと何かの運命なのかも知れない」

アッシュ「アタシは、アタシの物語を運命なんて物に縛られたくないね」

グレイ「それは僕も同じだ。けど今回は前の戦いと比べ物にならない大きな戦いになると思う」

アッシュ「だとしても、このアッシュ様に掛かればちょちょいのちょいだって!」

グレイ「……うん、分かってる」

アッシュ(そこ突っ込まないのか……グレイがこうだと何か調子狂うなぁ)「大丈夫だよ、強い先輩が2人居て更に滅茶苦茶強い先輩が私達には付いてるんだから」

 

グレイ「……そうだな。ごめんアッシュ」

アッシュ「良いって良いって」

 

 

 

 

 

その後、ゼロ達はプレリーに呼び出された。

プレリー「さて、今回皆が潜入したこの艦だけど。中にはかつてのイレギュラー戦争時の貴重な資料が沢山あったわ。昔に使われていた道具とかも状態が非常に良くて普通に使える位の物だったのよ」

 

ヴァン「艦のメモリーからこの艦が進んだルートを出す事が出来るんじゃないか?」

プレリー「もうやったわ。それでこれを見て欲しいのだけど……モニターを見て」

 

モニターにはとある都市が表示され、

ゼロ「……ここは、見た事がある」

プレリー「中の記録によるとここはレプリフォースっていう都市みたい。そしてこの艦はここで造られて、とある任務に赴いた」

 

 

そしてプレリーがモニターを操作して、

プレ「そして艦はレプリフォースを出発して、その任務に向かったのだけれど……その途中で行方が分からなくなってしまった」

ゼロ「……その任務とは?」

プレリー「ウェブ・スパイダスとやらの討伐。だけど行方不明になってその後にエックス、英雄エックスが討伐したとされているけど」

ゼロ「確か……あの場所はジャングルだったな。それで迷った挙句行方不明って所か」

ヴァン「その可能性が高いですね」

エール「乗っていた人は脱出したのかな?」

ゼロ「今となっては分からないな」

プレリー「そうね。遭難場所とされる所は今もジャングルのままだから詳細は不明、って所かしら」

 

 

グレイ「その当時は何かしらのトラブルで動かなくて艦員は脱出したけど、今となって誰かがそれを見つけて直し、イレギュラー達を乗せた」

プレリー「ず、随分直感的な推理ね……」

エール「けど、実際その線は濃厚だと思うよ」

ヴァン「イレギュラー達にそんな頭脳があるとは到底思えないからな」

アッシュ「となるとやっぱり裏に誰かいると見るのが当然ね」

ゼロ「不穏だな……」

 

プレリー「まぁ、色々あるとは思うけれど。今は深く考えてもしょうがないわ」

 

 

 

 

ひとまず任務は終了し皆各自部屋に戻ったが、ゼロだけはプレリーにそのまま呼び出された。

ゼロ「どうしたんだ?」

プレリー「唐突な敵の襲来で話が逸れてしまったけど、お姉ちゃんの遺したデータの話でゼロにはもう1つ言っておきたい事があって」

ゼロ「……?」

 

プレリー「ゼロの装備データは置いといて、もう1つお姉ちゃんが貴方に遺した物があったの」

ゼロ「また戦闘用のか」

プレ「いえ、違うわ」

ゼロ「じゃあ何だ?」

 

プレリー「もし貴方がちゃんと帰って来てくれた時の為に、貴方が普通の生活を送れる様のバッチを作っていたのよ」

ゼロ「バッチだと?」

 

プレリーはとあるディスクを取り出した。

 

プレリー「そのまんまだけど、ゼロバッチ」

ゼロ「……それは一体何なんだ?」

プレリー「感覚かしら。簡単に言えば」

ゼロ「感覚?」

プレリー「凄いのよ、五感が生まれるんだって」

ゼロ「五感……物を食べたりする時のアレか?」

プレリー「そう。そして私達が考えなくともお姉ちゃんは先に普通の食事をエネルゲンに変えるパーツを既に作っていたのよ」

ゼロ「……アイツが天才だとはずっと聞かされてきたし聴いてきたが」

プレリー「他にも色々あるけど、結局の所どうなるかはゼロ次第って記してあったわ」

ゼロ「……」

プレリー「お姉ちゃんはね、やっぱりゼロに普通の生活を送って欲しかったのだと思うの。自分の我儘でずっと戦わせて続けてたって後悔してたから」

ゼロ「俺はシエルの為に戦う事が自分の為でもあると思っていた。俺のこの力は決して破壊の為に生まれた物じゃないと教えてくれたアイツを……守りたかっただけだ」

プレリー(ゼロ、そんな事を思ってたのね)

 

ゼロ「……これからこの世界を生きていくのなら、ヴァン達と同じ様でありたい。そのバッチを入れさせてくれ」

プレリー「えぇ、勿論よ」

 

少しして、

プレリー「終わったわよ」

ゼロ「……もう終わったのか」

プレリー「どう?何か変わった感じはある?」

ゼロ「いや、特に無いな」

プレリー「そう。流石お姉ちゃん」

ゼロ「そう言えば俺の武器はどうなってる?」

プレリー「そうね……1度技術科の方に行ってみたらどうかしら?」

ゼロ「分かった」

 

そう言って彼は出ていった。

プレリー「さて、これがゼロにどんな影響を与えるのか……楽しみね。お姉ちゃん」

 

 

 

そして次の日。

ヴァン「おぉ……これ等がゼロさんが使っていた武器なんですか」

ゼロ「妖精戦争の時に使った武器だ。イレギュラー戦争時の方はまだ解析中らしい」

エール「それぞれ何て言うんですか?」

ゼロ「この棒がトリプルロッド。そこの鎖がチェーンロッド。そしてグレイとアッシュの前にあるのがリコイルロッドにシールドブーメラン。最後に今俺が付けているこれがゼロナックルだ」

 

グレイ「凄いなぁ……でもどうやって使うのか全然分からないや」

エール「ゼロさんこんなに武器使えるんですね……こんなにあったら混乱しそう」

ゼロ「慣れだな。そればかりは」

プレリー「アーマーとヘルメットの機能も大丈夫?」

ゼロ「あぁ。完全に直ってる」

プレリー「まだもっと昔のもあるし製作中の武器もあるからまだまだ強くなるわよ、ゼロは」

 

ゼロ「武器だけでは変わらん。使い続けて勘を取り戻さないとな」

アッシュ「じゃあまたアタシ達と特訓ね、先輩」

ゼロ「……だな」

 

 

ゼロ達の物語が動くと同時にまた世界も動き出していた。そしてゼロ達の前に現れる謎の存在。

 

ゼロ達をこれから何が待ち受けているのか、それは誰も知る事はない。

 

 




少々短めでしたがどうでしたか。

ゼロの使う技はあくまでロックマンX・ゼロに出て来る物ですが、使う技はオリジナルな物があります。ヴァン達の技もオリジナル、そして稀に他作品から出てくる事があるかも、原作だけだとヴァン達はいつも同じ技になっちゃうからね。

皆様のUAとコメントが励みです。お手数ですが何かあれば是非宜しくお願いします。

ではまた次のお話で(^_^)/~~
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