ロックマンゼロ ~紅き英雄の帰還と再び動き出す因縁~   作:M・M

9 / 37
どうも。また時間設定を忘れて中途半端な時間に投稿しているM・Mです。ごめんなさい。

今までの話を見直してみればまぁ間違いだらけ。かなり大きな間違いもあったんで……ちゃんと読んでるつもりなんですけどねぇ、自分の視力のポンコツさを恨む。

今回は戦闘、アッシュ&エール編。
では、どうぞ。


-VSバイル軍 エール&アッシュ編-

ゼロ達の戦いのその一方でエールとアッシュも敵陣を駆け抜けていた。

 

sideエール

エール「さて、ダムの1番上に上がって来たけど……何も居ないな」

 

細い道がずっと丸型に続いている特に変哲も無いダムであるが、規模が大きく世界有数の大都市であるカンナの近くにある為に民間人の日常に大きな影響が出ている。

 

 

エール「ここに来たのは初めてだけど大きいなぁ……あのカンナの水はここから来てるんだ」

 

???「そうだ。そしてここを一瞬の内に凍らせてしまうとどうなる?」

エール「ッ、誰!?」

 

辺りを見渡すが、誰も居ない。

 

???「何処を見ている……水だ」

エール「水……?」

 

水面を見ると、確かに居た。水の上にピタリと止まっている何かが。

エール(水の上に浮いてる……)

 

ブリザード・ヴォルファング(以後ブリ)「ここにやって来たという事は、我々を止めに来たという事で間違いなさそうだな」

エール「貴方がここを占拠している奴かしら?」

ブリ「そうだ」

エール「……潔いのは良いわ。けれど、敵ならば私は貴方を討たなければならない」

ブリ「出来るものなら!かかって来い!」

 

エール(良く見たら水面は全部氷になってる……このまま全部凍らせる訳にはいかない!)

 

氷上での戦闘は、両者駆け出した事により始まった。フロートシューズを付けているので滑る事は無いが、相手の方が動きが速い。

 

エール(でも相手はまるで滑ってるみたいだ)

スケートをしているみたいな美しい走りを見せる。だがその速い動きに翻弄されない様に走る。

 

 

バスターは軽々避けられるのでセイバーで近接を仕掛けるが、相手の獰猛(どうもう)な牙と爪がそれを阻止する。速過ぎる動きに思わず目が回りそうになる。

 

エール(落ち着いて……落ち着くのよ私)

とりあえずモデルHX、機動性重視で行く。

 

相手は狼みたいな体をしており、壁を一瞬で昇り壁から壁をひょいひょいと飛び移る。

 

エール「巻き起これ旋風、エアブラスト!」

ブリ「そんな物……」

エール「避けるなら物量で勝負!!」

風を斬り無数に斬撃を作り出す。

 

ブリ「効かぬわ!」

高く吠えると、口から巨大な氷塊を出して叩き割る。分散した氷刃は自分の斬撃と相殺された。

 

エール「……面倒だな」

攻守共に中々の物。何とかして相手の行動を制限出来れば良いが……。

 

エール(……)

少し考えて、何か閃いた様にうんうんと頷いた。

 

ブリ「……?」

するとエールは再び氷上へと降り立ち、

エール「見ていなさい……」

 

モデルFXへとダブルロックオン。そして、

エール「てやぁッ!」

地面にナックルバスターを突き立て、

エール「フレアバースト!」

 

氷の中に炎の弾丸を撃ち込む。

ブリ「何をした?」

エール「今に分かるよ……それっ!」

 

エールが再び飛んだ瞬間、氷が全て崩れ去った。

ブリ「うぉぉッ!」

思わず水の中に落ちるヴォルファング。その隙を逃さずに追撃する。

 

エール「せやぁッ!」

水面から顔を出している所にチャージ斬りを叩き込む。見事に直撃し、ヴォルファングは更に奥深くへと沈んでいった。

 

エール「……ふぅ」

分かっていた。あれ位ではまだ死んでいない。

 

モデルLXにダブルロックオンし、水中に潜る。

すると……

 

エール「ッ!」

すぐに水中から上がり、モデルFXになりダムの上にまで避難する。

 

次の瞬間にヴォルファングが勢い良く飛び出して、そして飛び出すと同時に水面は凍ってしまった。先程よりも深く凍り付いているので簡単に破壊するのは難しそうだ。

 

ブリ「そろそろ本気を出すとしよう!」

何と背中から翼が生えた。

エール「嘘!?」

 

勢い良く飛びついて来る奴を避けて、セイバーを構える。ダムの道は狭く、戦いにくい。

 

エール(でもそれは相手も同じ筈!)

セイバーと爪が鍔迫り合い、その後もしばらくの間熾烈な近接戦闘が繰り広げられた。

 

 

だがエールは一向に攻撃が出来なかった。なぜなら相手の翼が高性能過ぎるからだ。

エール(あの翼で一気に機動力が増してる。ひょいひょい飛んで避けるし空中から氷塊をドンドン撃って来るし……どうしよう)

 

モデルHXで空中戦をしているが、相手の弾幕が濃くて中々近付けない。

エール(一撃粉砕するならやっぱりFXが1番なんだろうけど……飛んでるから当たらないし)

 

何か閃けば良いのだが閃かないし第1そんな事を考えている余裕は無い。

 

ブリ「アイスバースト!アイスフラグメント!」

エール「ソニックウェーブ!」

 

弾幕自体は簡単に斬れるのだが……

エール(ゼロさんのシールドブーメランみたいに、何かを盾にしながら突っ込めば良いのかも)

 

1度地面に降り立ち、敵の攻撃を待つ。

 

ブリ「アイシクルレイン!」

氷刃が束になって降り注ぐが、エールはこれを見てモデルFXになり、

エール「メテオレイン!」

モデルFXの奥義の1つ、メテオレインを放った。アイシクルレインを貫いて相手に向かっていく。

 

ブリ「足りぬか……!」

 

空中から1度地面に戻させて、今度はHXになり自分が勢い良く飛ぶ。

 

ブリ「貴様の風は効かん!」

エール「誰が風を撃つって言った!」

空中でまたモデルFXに戻る。

ブリ「戻っただと?」

 

エール「ブースト!」

背中のランチャーから炎を発射し、その勢いで空を飛んで一気に距離を詰める。

 

ブリ「何ッ!?」

エール「このランチャーには……こういう使い方もあるんだぁッ!」

 

急降下してヴォルファングにナックルバスターを叩き付ける。見事にクリーンヒットし、エールがヴォルファングに馬乗りするという状態に。

 

ブリ「クッ……まさかあの体型では飛べないと油断していたが、あんな突撃をしてくるとは」

エール「私の策略勝ちだね。貴方は見た所そんなに悪い感じはしないけど、どうしてバイル軍なんかに……?」

ブリ「例え主がどれだけ悪だとしても、私を蘇らせてくれたのが主なら、主に忠誠を誓うだけだ。殺せ……お前の勝ちだ」

エール「……ごめんなさい」

 

苦しまない様にと、1発で頭を吹き飛ばす。

 

エール「何だか、胸が痛いよ……」

イレギュラーや心を失い狂気に満ちた奴等なら躊躇無く破壊出来るがやはり心のあるレプリロイドを破壊するのは少し抵抗がある。

 

だがそんな事を言っている暇は無い。

エール「こちらエール。戦闘で少しだけ壊れちゃったけどダムの奪還に成功したよ」

プレリー「少し位ならすぐに修復出来るわ、だから気にせずに帰還して」

エール「分かった」

 

 

sideアッシュ

丁度エールと同時刻程で、アッシュも人工太陽が造られているとされる場所に着いた。

アッシュ「こちらアッシュ。現場に到着したわ」

プレリー「どう?何か造られている感じはある?」

アッシュ「確かにそれらしき物を建造しているわね……間違いないと思う」

プレリー「その辺りは凄く気温が高くなっているから長時間の日差しはアッシュの健康を害するわ」

アッシュ「影を通っていけば良いのね」

プレリー「えぇ。破壊はしなくて良いからそこに居るイレギュラー達を撃破して」

アッシュ「了解!」

 

 

sideガーディアンベース

 

アッシュをオペレートしているプレリーを見てゼロ達がやって来た。

ゼロ「人工太陽か……俺が昔に行った物とは別だが大体は同じ様だな」

プレ「用途は恐らく軍事目的で建造されているから、放っておけば必ず脅威になるわ」

 

すると、

アッシュ「プレリー!」

プレ「どうしたの?」

アッシュ「この先道が崩れてて飛んで行くしか無いんだけど、影が全く無いの!」

プレリー「うーん……」

ゼロ「アッシュ、天井を破壊は出来そうに無いか?遠回りでも良いからなるべく建物の中を通っていけ。じゃないと体力が持たんぞ」

アッシュ「なるほど、天井を破壊か……」

 

少し考えて、

アッシュ「トランスオン!」

ディアバーンへとトランスオンすると、チャージして天井に向かって頭突き。

見事に天井を突き破り、そのまま勢いに乗り先に進んで行く。

 

プレリー「ありがとう、ゼロ」

ゼロ「気にするな。しかし……アッシュとグレイのトランスはいかなる状況にも対応出来そうだ」

グレイ「まぁ、僕等も完璧に使いこなせてはいないんですけどね」

 

 

場面はアッシュに戻り、

調子に乗って天井ばかり突き破らずモデルAに戻り着実に進んで行く。

 

アッシュ「随分進んだけど……そろそろ制御室にでも着かないかしら?」

 

そう言うと丁度それらしき大きな建物があった。

アッシュ「おっ、流石アタシ」

 

日差しの下をダッシュで駆け抜けて急いでその建物の中へ入る。

 

アッシュ「はふぅ……暑いったらありゃしない」

???「まさかこんな所に来客とは……殊勝な事であります」

アッシュ「誰!?」

ヒート・ゲンブレム(以後ゲン)「私の名はヒート・ゲンブレム!バイル様に仕える者の1人!」

アッシュ「あーはいはい、わざわざ自己紹介ありがとうね」

ゲン「ここにやって来た目的は分かっている。邪魔をするなら死んで貰うであります!」

アッシュ「悪いけどね、アタシ達は負けられないのよ!とっとと終わらせてやるわ!」

 

 

先行は相手。頭から激しい炎を噴出し、波打ちながらアッシュに向かう。

アッシュ「遅いわよ!」

 

サラリと避けて距離を詰めてバスターを撃つが、

ゲン「効かぬ!」

アッシュ(このカメみたいな装甲が思った通り硬いわね……簡単な攻撃じゃ通らないわ)

 

強力な攻撃をするか、それとも別の部分を攻撃するか。アッシュは後者を選択した。

アッシュ(一気に攻めても良いけど……後々の事を考えるとまだ止めた方が良いわね)

 

狙うなら、首元か攻撃中の隙か。

アッシュ「トランスオン!」

ゲン「!」

モデルP、ファントムにトランスオン。敵の至る所に向かってクナイを投げる。

 

ゲン「えぇい鬱陶しい……突貫!」

アッシュ「わっ!?」

丸まって体から炎を出しながら体当たり。

 

速い動きではあったが、モデルPの瞬発力が勝ち無事回避。モデルPは瞬発力ならロックマンの中で1番である。

 

アッシュ「てやっ!」

回転攻撃を避けてからのクナイ連打。だがやはり装甲に弾かれる。

 

アッシュ(あの状態だと装甲が流石が硬過ぎてどうしようもないわ……)

 

相手が丸まりから元に戻った瞬間、

アッシュ「今だッ、円月輪!」

首元にクナイを集めて輪となった物を投げる。

 

ゲン「むっ!」

だが火炎放射で相殺される。

アッシュ(狙うなら今!)「行って!」

顔面にリフレクトビームを当てた。初めからそれが目的であり、先程の円月輪はわざとである。

 

ゲン「ぐあっ!」

今度はちゃんとダメージを与えられた。

 

アッシュ「トランスオン!」

モデルLにトランスして距離を詰め、槍で斬る。

ゲン「調子に乗るでないぞ!チェストー!」

アッシュ「!!!」

 

突然の強烈な火炎放射。その衝撃はまるでパンチされた様な勢いだった。

 

アッシュ「くっ……」

吹き飛ばされるが、何とか着地。

アッシュ(あんな強烈な攻撃もあるのね)

休む暇も無くゲンブレムは火炎放射をドンドン撃ち込んでくる。

 

アッシュ「アイスエイジ!」

目の前に巨大な氷塊を出して叩き割り、それ等が刃となり火炎放射と相殺し合う。

 

アッシュ(弱点とか無いのかしら?)

弱点が分かれば楽なのだが、分からないので結局いつものモデルZXにトランス。

 

アッシュ「私のセイバーを受けてみなさいッ!」

セイバー片手に突っ込む。

 

ゲン「掃射!」

負けじと炎を放つゲンブレム。だが無数の炎の中に自分から入り、華麗に避けていく。

 

ゲン「避けただと!?」

アッシュ「甘い甘い!この程度!」

 

いつもの3連撃、ジャンプしてチャージ斬り。

 

ゲン「むぐぐッ……!」

アッシュ「ほら、掛かって来なさいよ!」

ゲン「ならば私が授かった新武器を試すまで!」

アッシュ「新武器!?」

ゲン「ミサイル一斉射撃!」

 

背中から、頭から、足や手からもミサイルが大量に出てアッシュに襲い掛かる。

だがアッシュは冷静にモデルAのホーミングショットでこれを全て破壊。

 

ゲン「まだまだ!」

無尽蔵に出てくるミサイルを見て、

アッシュ(面倒ね……こうなったら!)

モデルHにトランスして、

アッシュ「プラズマサイクロン!!!」

 

剣から巨大な竜巻を発し、ゲンブレムまるごと飲み込んだ。

 

ゲン「どわっ!?」

アッシュ「……?」

今やけに反応が大きかった様な。

 

ゲン「ま、まだまだ!アトミックファイアー!」

広範囲に爆発する炎弾を複数出す。

アッシュ「当たらないわよ!」

ホバーで避けて、更に敵の上空へとやって来た。

ゲン「チェストー!」

 

先程自分が吹き飛ばされた技だ。だが距離があったのでギリギリで避けて、

アッシュ「こっちこそ、チェストォーッ!」

顔面に一太刀。

 

ゲン「むわッ……おのれ、私は負けんぞ!」

すると相手はアッシュの上空で丸まり、

ゲン「奥の手だ!撃ち方……始めぇ!」

アッシュ「ちょ、それは無しでしょ!?」

 

巨大なレーザーを放つ。しかも相手は回っているので360°逃げ場が無い。

 

アッシュ(でも……良く見たらこれって隙だらけ。あの発射口とか脆そうね)

ビームをギリギリまで誘導して、当たる寸前に壁を蹴ってゲンブレムの裏側へと大ジャンプ。

 

アッシュ(それと、もう1つ……コイツの弱点ってもしかして)「トランスオン!」

 

テスラット・ザ・ヘッジロイド。前にもトランスしたが小さい恐竜の様なレプリロイドの名前である。※ついでにネズミ型のレプリロイドです

内部で超高圧電流を作り出す事が出来て、それを駆使して様々な事が出来る。

 

アッシュ「スパークボール!」

ゲン「むあぁぁッ!」

 

動きが止まり、発射口が剥き出しになったまま痺れている。勿論、ここを逃す手は無い。

 

アッシュ「手間掛けさせるわね……終わりよ!」

モデルAに戻り、

 

アッシュ「はぁぁぁッ!!!」

発射口に向けてギガクラッシュ。

ゲン「この私がーッ!?」

 

蜂の巣状態となったヒート・ゲンブレムは為す術も無く破壊された。

 

アッシュ「よし!何とか撃破したわね」

倒したとなると長居は無用。

アッシュ「こちらアッシュ、人工太陽の占拠に成功したわ」

プレリー「お疲れ様、帰還して」

アッシュ「了解!早く帰りたいわよ」

 

こんな暑い場所とっととおさらばしたい。

 

 

~ガーディアンベース~

アッシュとエールが帰って来ると、ゼロとグレイが艦長室でヴァンを見守っていた。

エール「まだヴァンは戦ってるんだ」

プレリー「この島自体が厄介な作りをしていて、奥に辿り着くまでに随分時間が掛かったみたい」

アッシュ「この戦ってる奴は……?」

ゼロ「ボルト・クラーケンだ」

アッシュ「クラーケン……確かにイカだ」

エール「アッシュ、そこは関係無いでしょ」

ゼロ「戦い始めたのはついさっきだ。さて、ヴァンがどう戦うかだな……」

エール「ヴァン、頑張って……」

 

 




ヴァンとグレイ、エールとアッシュのモデル達(P、L、H、F)は同じですが出来る事が違い使う技も勿論違います。じゃないとグレイとアッシュがヴァンとエールの上位互換になっちゃうからね!(それを含めても2人のトランスは凄い能力だと思いますが)
それぞれ出来る事が違うので戦い方も勿論違ってきます。皆バイル軍との戦いを頭脳と自分の能力を駆使して戦っていく事となります。

次回はヴァン編と、1周目を終えてのゼロ達のお話。ただバイル軍との戦いだらけじゃつまらないので、戦いは勿論起きますが形は変えて。
では、次の話で(^A^)ノシ
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。