東方project 《幻想書籍異変》   作:東方にわか作者

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これは、幻想書籍の異変時に起きたもう一つの異変。

何の前ぶりも無くこの幻想郷に姿を現した人物が、今後の異変に解決に挑む者。

その者の呼び名は、皆はこう言う。


闇夜に響く福音の帝王“ブラッド伯爵”


紅魔の館に居るスカーレットの恐怖そのものの封印が、今……解かれた。


《紅月に染まる三全世界異変 (狂乱編)》

注意書きを冒頭に書くのには、理由が三つほどある。

 

一つ目は、今回の作品はオリジナル要素の物語だということ。

これは、ストーリーを進めていくうえでとある人物が幻想郷入りをしたからだった。

 

二つ目は、作者が申し訳程度の東方の設定を施しているということ。

メタかろうが、カオスだろうが、作者の意図したキャラクターを取り入れたのだ。

 

三つ目は、二次創作なのにオリキャラが登場している世界観のこと。

当然、タイトルの名の通りである紅魔館の皆さまがメインとなっております。

キャラクターのこじつけ設定が曖昧になっている場合を踏まえておりますので了承します。

 

 

そして、皆さまは知っているでしょうか。

以前に紅霧異変を起こした歴史があった。

幻想郷に包まれていた紅き月がまるで、夢だったかのように。

 

ことの事態が起こったのは、レミリア・スカーレットのに姉が居たことだ。

もちろん、フランドール・スカーレットという妹が居るのは周知だろう。

だが、その姉妹にさらに上の姉が居た事実を知らされた時は、もう既に遅かった。

 

今回の異変が起こったことを記録に成功したのは、その彼女のおかげでもあった。

何せ、八雲紫や上白沢慧音、稗田阿求の三人でさえも知られてなかった歴史があった。

 

その異変の名もタイトルに書かれている通り、“三全世界異変”なのである。

 

「まぁ、なんと言いましょう。血の香りに誘われて降臨なさってしまったわけであります。」

 

今の今までの話は、彼女が話していたことを綴っているわけです。

ただし、この後の話は、ことが始まったストーリーを中心になっておりますのでご理解の程よろしくお願いします。

 

前置きにこのことを書いた理由は、“これからの展開を読んでみると分かる事”なのです。

どうか、スカーレット姉妹のご活躍と紅魔館の堅い絆を見守ってください。

 

 

時は、遡る事十日前。

紅魔館の地下にある大図書館からある爆発が起こった真夜中の時刻。

 

「な、何が起こったの!?」

 

「お、お姉様!!地下の大図書館からの音だったよ!?パチュリーは、大丈夫かな!?」

 

レミリアとフランドールは、同じ部屋に居たのでお互いの安否を確認し合っていた。

するとそこに十六夜咲夜が瞬間移動でなのか、腕にパチュリーと小悪魔を抱えて姿を現わした。

 

「お嬢様、妹様。お身体の方は大丈夫ですか!?美鈴は、門前からすぐにこちらに来るので合流が出来ます。」

 

「そう。助かったわ、咲夜。あと、パチュリーと小悪魔の容態はどう?」

 

パチュリーと小悪魔は、気絶をしていた。

どうやら、地下の大図書館にいたので爆発の近くに居たのでそれに巻き込まれたのだろう。

だが、傷が一つもないのを見るに怪我はしてないようだった。

 

「お嬢様ぁ、妹様ぁ。お怪我の方は無いですか?」

 

廊下の方から美鈴が門番から戻って来た声を聴いて皆は、少しばかり安心をしていた。

だが、その瞬間だった。

 

ぐぁっ!!

 

廊下に居た美鈴の悲痛な呻き声が聞こえて来た。

事は一瞬の出来事だった。

美鈴でさえも、目に捉えることが出来なかった速度で血しぶきが激しく廊下の床を鮮血にさせた。

 

「な、何よ!?ほ、ホラー要素が待ったなしじゃないですか!?やだぁー!?」

 

「お、お姉様ぁ…こ、怖いよ!?こ、こういうの…私、わ…わたし…。」

 

妹が酷く怯えているように肩を震わしている。

たとえ、吸血鬼と言えども此処まで恐怖に捉われる空気がひしひしと伝わってくる。

廊下に蠢く影がこちらの動きと声に察知したのか、近づいて来る。

 

「……。」

 

その容姿からするに、レミリアとフランの身長差から察するに意外と大きい姿が目に見えていた。

影は、あたかも嘲笑するかのように口をニヤけて片手の全ての爪が鋭利に伸びた動きをする。

ホラー映画でも見ているかのように、悲鳴を出すべきか、家族を守るべきか、レミリアは咄嗟に皆の前に出た。

 

「…く、来るなら…わ、私が…相手、す…すすす…するわよ!?こ、怖いけども!!」

 

揺らめく明かりを照らしてくれている蝋燭点ての火が一瞬にして消えたその瞬間だった。

ドアの近くまで歩いて来たその影の足元を見ると、美鈴の靴が見えたのだ。

皆は、美鈴が起き上がって倒してくれたのだと安心するかのような脱力を見せた。

だが、姿を現したのは…別人だった。

 

「……黄昏に暗き炎、永久に紅き焔…見えゆくは、彼方の亡者となりて…闇を誘え。」

 

何かの呪文なのか、その声に聞き覚えのあるレミリアとフラン。

何故だか、レミリアとフランは、恐怖に駆られた涙を浮かべていた。

だが、咲夜とパチュリー、小悪魔の二匹、美鈴の五人は知らない声だった。

 

「安らかに眠れ、愚かな羊たちよ…闇夜に踊れ、亡者たちよ…我こそは、福音の女王。」

 

ますます酷く怖がるレミリアとフラン。

それもそうだ、まだ、外に出ている月は、真紅になっていないのだ。

そして、地下の大図書館の爆発と良い…あの場所から出て来たのは、幻想郷に居ては最悪な魔物が爆誕してしまった。

だが、ドアを背にスキマが出現してその中からとある人物が姿を現した。

 

「はぁーい♪異様な妖気を辿ってみたら…此処に辿り着いた紫ちゃんどぅぇす!!」

 

「ちょっ!?ゆ、紫!!う、後ろ後ろ!!あ、危ない!!」

 

レミリアとフランは、その異様な妖気の正体を知っている。

まさしく、紫の背後に巨体化している最悪で最凶な魔物がスタンバっているのだから。

 

「え?」

 

紫は、スキマをしまってその背後に居る魔物に振り向いた。

其処に居たのは、真紅なギラついた瞳、三本角がおでこから生えている、星熊勇儀みたいな日本和服を着た、鬼が。

そして、何より先ほどまでの声が違っていることに気づいたのは、紫以外の皆だった。

 

「…其方は、妖怪の賢者か…境界を操る、ふむ…さぞかし、妖怪の血を…飲ませて頂こう。」

 

あの妖怪賢者である紫でさえも、異様な妖気を放出している根源を前にして酷く怯え始めた。

紫は、紅魔に潜む魔物の正体を見たと勘違いしたのか、口から泡を出して気絶する直前に一言。

 

「…幻想郷…何も、これが…私の、最後だなんて。」

 

紫が気絶してから、数分しか経ってなかった。

続々と紅魔館の外に幻想郷の異変解決者たち、異変を起こした者たちが集まって来た。

どうやら、紫に何かあったら集結をして事態を収拾するように伝えてあったのだろう。

 

「……レミリア、フラン…待ってなさい。」

 

「あ、ちょ…お、お姉様っ!?」

 

レミリアは、魔物の正体に“お姉様”と呼んだことに気絶から復活したパチュリーと咲夜と美鈴は、納得した。

そう、異様な妖気を放出して、紫が姿を見て気絶するほどの魔物。

その魔物は、外に居る客人に顔を出してくるつもりかその姿のままで出て行ってしまった。

 

「良いの?レミィ。あのまま行かせて。」

 

「お嬢様、私めがあの者に付き添いをしておきますのでどうか、お待ちください。」

 

咲夜が能力で時を止めて魔物の後ろについて行った。

どうやら、レミリアの手を煩わせたくないといった気持ちで咲夜は、言ってしまったのだろう。

それでも、レミリアは不安になってその魔物の後をついて行くことにした。もちろん隣にフランを連れて。

 

「あ、お姉様?な、なんで、私なの?お母様より怖いあのお姉ちゃんを追うの?」

 

「それでも、家族だからよ。フランも、怖がってないで行くのよ。私が、貴女を守ってあげるから。」

 

フランの前では、強がる姉のレミリア。

フランは、そんな姉を見て少しでも自分の事を心配してくれていることに嬉しさを隠せなかった。

だが、一番の心配事はレミリアの姉であるあの魔物だ。

 

「…客人の方々…紅魔館の前当主、スカーレット…御相手、致しましょう。」

 

時は、既に遅かった。

幻想郷のトップクラスの五大老の四人が臨戦態勢を取っていた。

そして、博麗の巫女や霧雨魔法店の魔法使い、人形遣い、はたまたは…神やら、妖怪たちやら。

どの皆様も戦闘態勢を取っているので戸惑ってしまっているその魔物さん。

 

「あなたね。異様な妖気を出している上に、悍ましい憎悪を纏った魔物さん!!」

 

「霊夢。あいつ、隙が無い立ち振る舞いをしているぜ。なんか、勝てる気がしない強敵がするぜ。」

 

「何を言っているんですか。あの魔物さんから出ているのは、それだけじゃないですよ。」

 

「名誉しがたい雰囲気だ。歴史史上に見ないあの闇の力…深き者の魔王とも云えるだろうか。」

 

どうやら、酷い言われようをしている。

魔物に対してレミリアとフランは、咲夜が必死になって魔物の背後の服を引っ張っている様子を見ている。

どうやら、制止を振り切っているように見えない程の非力さを垣間見えている様だった。

 

「…ま、魔物様…ど、どうか…館の方に、お、お戻りくださいぃぃぃぃ。」

 

咲夜の声がまったくもって届いていない幻想郷のトップの方々。

玄関からこっそりと見ているレミリアとフランは、霊夢と魔理沙に簡単に気づかれてしまった。

 

「ん?なんだ、レミリアとフラン、元気そうじゃんか。あ、そうか…こいつに騙されて。」

 

「え?でも、なんかおかしくない?咲夜が居ないじゃない。もしかして、咲夜を…殺したのかしら!?」

 

酷い勘違いを見たものだ。

今必死になってその魔物の後ろを引っ張っている咲夜が居るって言うのに見えてないのだろうか?

霊夢たちは、それぞれに能力やスペルを発動する体制に入った。

そもそも、これ、収拾がつかなくなってない?

と、レミリアは思って止めようと思ったその時だった。

 

「仕方ないですね。魔物様、どうかご容赦を!!」

 

咲夜が能力を発動をさせた。

時間を操作している咲夜。

だが、魔物の背後に居るせいである条件がそろってしまったのか魔物の能力も発動させてしまった。

 

“全符・三全世界”

 

時止めの能力の発動、紅魔館の結界稼働、幻想郷トップクラスの能力とスペルの発動。

この三つの条件が整ってしまったのか、魔物の周囲に居る皆をいとも簡単に跳ね返してしまった。

 

ぐぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ

 

咲夜は、紅魔館のドアに叩きつけられた。

紅魔館の結界がガラスのように弾け飛んだ。

幻想郷のトップクラスや他の神たちや妖怪たちが重傷を負うほどの怪我を受けた。

 

「な、なんてやつ…あ、あんなのが…この幻想郷に、い、居たなんて。」

 

「…つ、つぇーぜ…れ、霊夢…今回ばかりは、厄介…すぎん…ぜ…。」

 

霊夢と魔理沙は、魔物の近くに居たからなのか魔物の弾幕らしきのを真面に受けてしまった。

腕からは、血を垂らしていたのと顔やら服やらが、爛れてしまうほどの障気が帯びていた。

更に言うと、魔理沙の方がかなり手傷を負ってしまった。

 

「なんか…状況がかなりひどくなってない?」

 

「お、お姉様…これ、非情にやばいよね?」

 

紅魔館の玄関の内側に隠れていたレミリアとフランは、焦っていた。

まさか、此処までスカーレットの血筋を持っている姉が強かったのを見て正直、伝えられない程ビビってる。

足が震えて、喉の奥を鳴らして、ただやれていく友人たちをただただ、見ている事しか出来なかった。

 

「くっそ…神でさえも…此処まで、なの…か。」

 

「…諏訪…子…すまな…い…あとは…たのん…d。」

 

神でさえも太刀打ちできない魔王様こと魔物さんもまた、焦っていた。

能力発動したのは、単なる偶然が重なって出来た弾幕だとは知らなかったのだ。

だが、此処でも何が起こったとしても動揺しないように平静を見せ続けていた。

 

「…その程度か、幻想郷の者たちよ…ご挨拶にしては、お粗末…出直してくるが良かろう。」

 

動ける幻想郷の者たちは、いったん博麗神社に引き返すことになった。

だが、そこにフランが居たことを誰も知らずに。

 

『良い?フラン。こっそり帰って行く皆の中にしれっと入って。それで、通信玉を渡しておくから後の事を宜しく。』

 

フランは、レミリアの言葉を信じていた。

もしかしたら、解決する方法があるかもしれないと。

紅魔組の中でもまともな判断が出来るフランをあっちに行かせたのは、正解だったのかもしれないとレミリアは思った。

何故なら。

 

「…何、あの子たち…勘違いされたまま、私…敵役な立ち位置になっただけなんですけど?」

 

困ったものだなとレミリアは、自身の姉がこうも無駄な争いごとが起こるなんて微塵も思ってなかったのだ。

当の本人でさえも、まだ気づけていないことがあるのだ。

身内の咲夜を気絶させてしまったのだから。

 

「それで、お姉様。ことの始末をどうするおつもりで?」

 

「……。」

 

紅魔館の前当主でもある魔物様は、パチュリーと小悪魔に図書館で安静にするように待機しておくことを伝えた。

美鈴は、引き続きの門番をさせたかったのだが…しばらくの間は、咲夜の給仕の引継ぎをさせることにした。

レミリアには、直接に話すことがあるからとその場に居させた。

 

「それで、レミリア…あの者たちは、友人なの?」

 

「は、はい。一応、フランに通信玉を持たせてあちらに行かせてあります。」

 

レミリアは、隠し事をせずにそのお姉様に通信玉を見せて幻想郷の各地に居る妖怪や神たちの居場所を話した。

理解に苦しんだ話となると、あの場に居た四季映姫が気がかりだった。

レミリアなりに四季映姫のことを警戒をしてはいたのだが、あの場に居なかった妖怪が気になっていた。

それは。

 

「地霊殿の古明地さとりとこいしが居なかったのが気になります。もしや、この紅魔館内に潜んでいる場合があります。」

 

「……ふん、構わん…好きにさせておくと良い…私のことを、探っているのだろう。」

 

じっと本棚の方を眺めるその魔物。

まさしくその通りである。

 

(あ、あの魔物さん…もしかして、み、見えてる系ですか?ずっと、こっちを見ているように見えるんですが!?)

 

(こいし、静かに。静観して調べればもしかしたら、友好的な話の出来る情報が得られるはずです。)

 

こいしとさとりは、紅魔館内のまさにレミリアと魔物さんの居る部屋に居るわけなのですが。

バレているのか、バレてないのか…不思議と静かな空気が張り詰めさせていた。

 

魔物の直感って怖いですよね。

何せ、そこにもう一人一緒に隠れている妖怪が居るんですから。

 

(ちょっと。情報の分野は、私が最適だって言ったのさとりさんなんですからね!?)

 

(はたてさんに任せますよ。もちろん、友好的にって意味で潜入が出来たんですから。)

 

(お姉ちゃんたち、れ、レミリアさんがこっちに来たよ!?静かにしてよ!?)

 

レミリアは、魔物さんの見ている方向に足を運んでその三人に近づく。

何かが居るのかと思ってレミリアは、こいしの顔を触ろうと手を伸ばす。

 

(や、やばい…バレ…----)

 

すると。

 

「レミリア…そこの、青い本を取ってくれる?…私も、調べることがあるから。あと、取ってくれたらご飯になさい。」

 

間一髪だった。

こいしの姿がバレてしまう寸前で、レミリアがこいしの隣にあった青い本を取って魔物さんに渡しに行った。

そして、レミリアがその部屋から出て行ってからとこいしとさとりは、安心したのか少しほっとした。

 

「……出てきて、良いわよ…こいしさん、さとりさん、鴉天狗さん。」

 

やっぱりバレてましたわ。

魔物さんの視線を感じてから気づかれていたんじゃないかとこいしは、無意識を解いた。

姿を現した三人は、静香に足音を立てずに魔物さんに近づいた。

 

「やはり、気づかれてたんですね。もしかして、私達の幽かな妖気を感じたのでしょうか?」

 

「…違うわ。」

 

きっぱりと魔物さんは、否定した。

魔物さんには、どうやら潜入していたことをいともあっさりと教えてくれることを条件にある話を持ち掛けた。

 

「簡単な話…争いごとは、嫌いじゃないのよ…でも、幻想郷のルール…それだけを、教えてくれたら…教えるわ。」

 

「幻想郷のルール、ですか…では、こちらが要求することは…“八雲紫さんを返してくれること”にします。」

 

さとりには、交渉術を心得ていた。

そう、八雲紫が紅魔館にいとも簡単に入り込んだことを興味があった魔物さん。

そんなさとりの話にある事を伝えた。

 

「元より、返すつもりよ…それと、自己紹介をしておくわ。私は、ブラッド・S・スカーレット…伯爵の地位を持ってるわ。」

 

「……私は、古明地さとりです。こちらは、妹のこいし。その右に居るのは、姫海棠はたてさんです。」

 

お互いの自己紹介を済ませたところでさとりの交渉術を受けることにしたブラッド伯爵。

条件付きの話し合いの前に、隣の部屋に居る八雲紫をベッドの上で寝かせて保護までして介護をしているのを見せることにした。

身体の方は、傷も無い上に少しばかり疲れていたせいか安らかに眠っているように見えてちょっとは安心をする三人。

 

「さて。先ほどの話ね。簡単なことよ。無意識は消せても、匂いまで消せてなかったのよ。その、羽の子のね。」

 

「あ、なるほど…だから、気づいてたんですね。獣の匂いと魔物の匂いは、別…でしたね。私が迂闊でした。」

 

さとりは、普段から地霊殿に居る際に動物たちとの関わりを持っているためその匂いに慣れてしまっていたのだ。

あの視線は、はたてへの匂いを辿っていたのだ。

 

「お姉ちゃん…今度、匂いの無意識まで消せるように頑張ってみるね。」

 

「こいしちゃんだったわよね…良かったら、私のところで…その修業、やってみる?手伝ってあげるわ。」

 

どうやら、こいし相手でも話が通じる魔物だと理解してくれたさとりだった。

もちろん、はたてにも声をかける魔物さん。

 

「今度…取材を受けてあげるわ。貴女の記事、棺の中で読んでたから…意外と、面白くて助かってるわ。」

 

「え、あ…そ、そうですか?で、でも…外の世界の記事を模写して書いている記事なので、面白くなんか。」

 

「そんなことないわ…私は、楽しめているもの…今後、取材を受ける時は…貴女を指名したいぐらいだから。」

 

レミリアみたいなカリスマ性が高いほどの実力者。

そして、先ほどの戦闘状態でも神でさえも匹敵する力を有している実力者。

さらには、この人格者である。

レミリアさんのお姉さんと言うほどであるとさとりは、心を読まずして理解した。

大きな情報収集であったと思ってさとりとこいしとはたては、紅魔館を後にした。

 

「お姉ちゃん、あのまま帰って良かったの?紫さんを返してもらわなくて大丈夫かな?」

 

「大丈夫よ。あの人…話していた分かったはずです。レミリアさんみたいに紅魔館の人たちは優しいですね♪」

 

「まぁ、私としては…このことを博麗神社の皆にいち早く報告しないとだから、先に行ってるわね?」

 

はたては、鴉天狗の特徴とも言う“韋駄天の団扇”を使って博麗神社へと一目散に走るように飛んで行った。

さすがの鴉天狗だなと思うこいしとさとり。

さとりは、今回の異変はもしかしたらいち早く解決して終わるのではないかと想像していた。

だが、事態は急展開へと陥っていくのだと知ったのは、紫が起きて5日ほど経った時だった。




オリキャラの登場がありましたね。さぁーて、エピソードのゼロも準備が出来ましたのでこれからのストーリーがどうなるかが楽しみですよね。ということで、キャラ設定のご紹介は次回の後書きにて出しますが、本編の方でも書いてあるんで読み飛ばすことはできないかと思うかと。でも、読み応えが無いなぁと感じたその御方にご報告があるよ。あるんだよ!!なぁんと、エピソードのゼロでその経緯となるストーリーが今回の異変とは異なる出来事なのだと今回の後書きで教えておくよ!!言ってしまえば、短編でも長く書いていくうえで必要な伏線が今回の作品に出て来るんでますます目が離せない無いようになっているから安心して頂戴な♪あ、でもでも…難しいことを考えないでも良いよ。複雑な話をするつもりはないんだよね。むしろ、今回の異変者というか主役は後に出て来るキーパーソンというか…まぁ、今後の作品を読めば意外と東方のオリジナル要素が見えて来るかもしんないぞ?そんじゃまぁ、楽しみにしてくれたまえ♪それは、諸君…アディオス!!(またね!!)
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