東方project 《幻想書籍異変》   作:東方にわか作者

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《幽霊の灯火》

西行寺幽々子。彼女は、白玉楼の主人であり魂魄妖夢の師弟と主従関係を持っている。

彼女たちの存在があることで白玉楼の冥界が維持されている。

 

幽々子「よーむー。ご飯ー。」

 

妖夢「はーい。分かりました。」

 

妖夢は、いつもと変りなく返答をしてご飯を主人に届けに行く。

幽々子は、いつも通りに幽体を身体に宿して食事を果たす。

 

紫「はぁーい、紫ですよー。幽々子、居るかしら?」

 

幽々子「はーい、居ますよー。紫、何か用なの?」

 

妖夢「食事の時間、どうしますか?」

 

幽々子「うん、食べながら聞くー。」

 

紫「それでね。幽々子?今日、宴会をしたいから白玉楼の庭を貸してくれない?」

 

紫の背後には、八雲家の藍…式がお辞儀して挨拶を妖夢にしている。

律儀なところがある藍は、妖夢とお話をしているようです。

 

藍「今日は、白玉楼で宴会をするので料理を持ち込もうと思っているのですが、良いでしょうか?」

 

妖夢「あ、はい。良いですよ。私も、料理を用意しますね。」

 

藍「有難う御座います。本日は、私たちも参加させて貰います。」

 

妖夢「幽々子様とご一緒に色々と用意をしておきます。」

 

宴会と言うことで霊夢と魔理沙が来ると踏んだ妖夢は、八雲家に住んでいる藍の式に頼もうと藍に耳打ちをする。

藍もまた、同じことを考えていたらしく橙に紅魔館の当主へ連絡を届けに行った。

 

橙「はい、分かりました。藍しゃま。」

 

藍「では、宜しく頼みましたよ。」

 

橙「帰って来ましたら、ご褒美が欲しいです。」

 

藍「もちろん、ご褒美をあげますよ。」

 

橙は、笑顔で紫のスキマに入り頼まれたことをするために紅魔館へと向かった。

白玉楼もまた、宴会の準備によって妖夢と藍は、買い物へ人里の方に紫のスキマを使って出かけた。

 

紫「それにしても幽々子は、大変ね。」

 

幽々子「そうかしら?私は、冥界の仕事も兼ねて食事をとっているだけよ?」

 

紫「それもそうね。でも、幽々子。貴方、最近太ってない?」

 

幽々子「へ!?」

 

紫に言われるまで気づかなかった幽々子は、急いで体重計に乗りに浴場の脱衣所へ向かった。

体重計に乗ると…幽々子は、来ている洋服までもが脱色したように戻ってきた。

 

幽々子「…紫、あ、あの。」

 

紫「やっぱり、5キロ増、か。」

 

幽々子「わぁーわぁー!?!?い、言わないでよぉー!?」

 

紫「いや、スキマで覗いてたからね。」

 

幽々子「ふ、ふぇーん!!どうしよう、映姫ちゃんになんて説明すればいいの!?」

 

紫「自業自得じゃない。少しは、食事の回数を減らしたらどうなのよ?」

 

幽々子「えぇー、それは…うーん。」

 

紫「大体、一日5食すりゃぁー…当然、そうなるわよ。少しは、動いているの?」

 

紫の指摘によって打ちのめされた幽々子は、目の光が失いながらいつにも真剣に悩んだ。

確かに、幽々子の食事は冥界送りされた魂と共に食事をとることがしょっちゅうだった為太るのは至極当然だった。

ましてや、動くことをあまりしていない幽々子の生活に紫は、いい加減なことも言えず悩んでも居た。

 

幽々子「妖夢の料理がおいしいから、ついつい…食べちゃうのよね。」

 

紫「それと、妖夢が居ない時は間食をしているみたいだしね。」

 

幽々子「ちょ、なんで、知ってるの!?あ、妖夢に聞いたのね?」

 

紫「いや、だから、私。スキマ妖怪だからね?あなたの生活を見ているんだからね?」

 

幽々子「うぅー、だ、だってぇー。」

 

紫「それと、妖夢が取っといて置いた鈴仙のパンプケーキも食べてたようだしね。」

 

幽々子「だから、なんで、覗き魔みたいなことをしているの!?ストーカーなの!?」

 

紫「貴方のことを心配しているのだから、少しは、控えなさいよ。そして、運動しなさい。」

 

またしても、紫の言葉に幽々子の身体が透けてきているように、とどめを紫が放ってしまった。

 

紫「最近、幽々子…透け方がほんのりとぼやけてない?なんか、かすれているように見えるわ。」

 

幽々子「え、そ、そうかなぁ?でも、そうなのよね。身体の調子が、悪いのかしら?」

 

幽々子も気になっていたことに自覚はないまま、紫は少し満足している様だった。

紫は、幽々子とは違い美貌を保つために春先になってあることをしていた。

橙とたまに弾幕勝負の付き合いをしていることを幽々子は、聞いていたのだろう。

もしかしたら、幽々子の弾幕が少しずつ薄れているのでは?

そう思った紫は、幽々子に提案を持ちかけた。

 

紫「これから、私と弾幕勝負しない?」

 

幽々子「え?良いけど、どうしたの?」

 

紫「もしかしたらと、思ったのよ。」

 

紫の考えていることを幽々子は、分からないまま弾幕勝負の定位置に着いた。

紫は、容赦なく幽々子に弾幕勝負を始めた瞬間。

幽々子が扇子を落としたことに気づいた。

 

紫「幽々子、あぶない!!」

 

幽々子「あ、落とし…はみゃぁぁぁぁん!!」

 

弾幕を飛ばした紫の光弾に当たった幽々子は、なすすべもなくピチュった。

紫は、幽々子が復活するまでしばらく待ってみることに。

そっと覗き見る紫は、幽々子の寝室で泣いている幽々子を迎えに行った。

 

紫「これは、まずいわね。」

 

幽々子「うぅ、紫に負けるなんて…私、もうおばさんに。」

 

紫「おい、私がいつおばさんになったのかそこを詳しく聞こうか。」

 

幽々子「あ、ご、ごめん。でも、どうして…あんなミスをしちゃうのかしら。」

 

紫「多分だけど、幽々子。あなた、あまり身体を動かしてないでしょ?」

 

紫の意図した言葉にきょとんとする幽々子は、ふと思い返してみた。

今まで、動いたことがあったのかどうかを考えてみる幽々子…。

その結果、無かったことに気づいたのは5分もしなかった。

 

幽々子「そういえば、運動…してない。」

 

紫「あなた、妖夢と勝負をしてみなさい。

そうすれば、どれほどやばいことが分かると思うわ。」

 

幽々子「へ?あ、分かった?」

 

紫「そろそろ、帰って来ると思うわ。」

 

妖夢&藍「ただいま、戻りました。」

 

妖夢と藍が戻ってきたのを確認する紫。

幽々子は、妖夢をじっと見つめてしょんぼりとしている。

妖夢はともかく、藍は紫の表情を見て察したようだ。

これぞ、主従関係の差とも言えよう。

 

妖夢「あ、あの…どうしたのでしょうか?」

 

藍「紫様の様子からして…。

あなたと幽々子さんで弾幕勝負をさせようとしているのではありませんか?」

 

妖夢「え!?そ、そんな…幽々子様とですか!?私が、怪我をしてしまいますよ!?」

 

紫「大丈夫よ、幽々子は容赦しないようにと本気を出させるように言っておいたから。」

 

妖夢「え、私…ピチュっちゃいますよ!?」

 

幽々子「良いのよ…本気で妖夢も、来て。」

 

幽々子は、準備を整えて覚悟を決めたようだった。

妖夢は、主に対してあまり気が進まず渋々弾幕勝負を受けることにした。

紫が、特別ルールとして弾幕勝負の1回だけを使用することにした。

 

妖夢「妖夢、行きます!!」

 

幽々子「私も、行くわよ!!」

 

妖夢「てやぁぁぁぁぁ!!!」

 

幽々子「ちょやぁぁぁぁ!!!」

 

勝負は、すぐに決着がついた。

幽々子が妖夢に負けた瞬間でもあった。そして、紫は、呆れていた。

 

紫「負けた理由は、体力も精神力も低下しているせいよ。」

 

幽々子「ぬぐぐぐ、日ごろの怠惰が出ているって証拠ね。」

 

妖夢「幽々子様に…勝てた……こ、これなら…霊夢に勝て…ぎゃぅ!?」

 

霊夢「調子に乗らない事ね。

で、紫…来たけど、どうして幽々子の修業で私が付き合わないとダメなわけ?」

 

紫は、幽々子の修業相手として博麗霊夢を呼んでいたようだった。

霊夢は、妖夢の調子をくじかせるように次への行動を起こした。

顎下をお祓い棒で打ち上げてヘッドショットを食らわしたのだ。

そのおかげで、妖夢は伸びてしまった。

 

幽々子「あ、あら…霊夢じゃない♪ど、どうしたのかしらぁ?」

 

霊夢「あんたね、妖夢に任せっきりだからやられるのよ。」

 

幽々子「だ、だってだって。仕方ないじゃない。」

 

霊夢「はぁ、紫…私、天界の天子のところに行って修行させたいのだけど良いかしら?」

 

紫は、霊夢の話している意図を理解しないまま、天界へとつながるスキマを開いた。

だが、一人だけ霊夢の意図を感じ取っていたのは…藍だったという。

 

藍(そうか…天界には、あの人がいますね。さすがは、霊夢。)

 

紫「ねぇ、藍。霊夢は、何をしたいのかしら?」

 

藍「まぁ、霊夢に任せてみましょう。

そのうち、私達を負かすつもりで幽々子さんから勝負を挑んでくるときに教えます。」

 

紫「ちょっと、怖いのだけど…まぁ、良いわ。霊夢、頼んだわ。」

 

霊夢「……ふんっ。宴会を開く前に戻ってくるわ。それまで、待ってて。」

 

霊夢と幽々子は、紫の作り出したスキマの繋がった先、天界へと向かった。

天界のスキマの先には、天子が待っていた。

そして、そこの隣に佇んでいる少女もまた…幽々子にとっては刺激的だった。

 

天子「待っていたわ。霊夢…修行の件、私が相手してあげるのだから感謝してよね?」

 

霊夢「はいはい、分かったわよ。あんたも、宴会に参加したいんでしょ?」

 

天子「ふ、ふん!!///そ、そんなこと……あ、ある…けど…さっさと、するわよ!?///」

 

霊夢「まったく…疲れるわね。」

 

衣玖「まぁまぁ、良いじゃないですか。では、幽々子さんは私が御相手しましょう。」

 

幽々子「な、永江衣玖!?あ、あなた…どうして、此処に!?」

 

比那名居天子と永江衣玖…彼女たちはというと。

以前にかなめ石の異変を起こして霊夢にこてんぱんにのされたのが強い印象。

だが、あれからたまに天子の再教育のため霊夢に一時頼んだ。

そのため衣玖は、修業相手になるだろうと言いくるめられたことがあったのだ。

その時に、幽々子と会うことが一度もなかった。

衣玖が興味本位で冥界に足を踏み入れたと妖夢に聞かされていた。

 

衣玖「あの時は、妖夢さんにお世話になりました。ご挨拶に伺えず申し訳ありません。」

 

幽々子「い、良いのよ。あなたとやっと出会えて…よ、良かったわ。」

 

天子「さて、修業するわよ。霊夢!!」

 

霊夢「臨むところよ。また、こてんぱんにのしてやるわ。」

 

衣玖「では、私達もしましょうか♪」

 

幽々子「う、うん…あ、でも。」

 

衣玖「はい、何でしょう?」

 

幽々子「……何か、食べ物頂戴。」

 

幽々子以外の皆さまは、豪快なずっこけをかましました。

さすがは、幽々子直伝であり得意技。

『テンションブレイカー』これ、弾幕勝負の技名に追加したいと思った衣玖たちである。

 

霊夢&天子「さすが…亡霊。こんな時にでも、のんきなのね。」

 

衣玖「では、お食事をしてから始めましょうか♪」

 

幽々子「え、やった。あ、食材のままでお願いね。」

 

衣玖&霊夢&天子「え?」

 

天界の皆や霊夢たちは、幽々子の言葉に驚きを隠せないでいた。

まさかとか、もしやとか思ったそこの天界たちよ、刮目して見よ。

幽々子さんの凄いところを。

 

幽々子「幽々子自伝…調理『即興中華』!!」

 

天界の者たちは、どよめいた。

そう、今まであった食材すべてが中華料理へと一瞬にして姿を変えたのだ。

幽々子の得意分野を食事するだけかと思っただろうが、幽々子は続ける。

 

幽々子「私には、食べる専門とか思ってたでしょ?

ざぁーんーねぇーんー。料理も出来て初めて食事をするのよ。」

 

衣玖「お、美味しい。

あ、あの…食材でこの量の料理をするとは。

あの、たまに天界に来て料理をしてはくれませんか?」

 

天子「んー、美味しい!!凄いじゃない。

そこの亡霊さん、とってもじゃないけど料理に関しては敵わないわ。」

 

霊夢「そういえば…幽々子って前に、料理屋をやっていたわね。

さすがだわ。

妖夢が教わったって言ってたのは、このことだったのね。」

 

幽々子の手料理でたらふく食べた後、5日間分の修業を滞りなく鍛え直した。

お蔭様で幽々子の料理スキルを天界の皆様と食事をする機会があったのでご馳走をした。

そして、幽々子は天界から降りる時に紫へ連絡を入れた。

そして現在、スキマを作らせて天子と衣玖を白玉楼の宴会時間までに戻ってきた。

 

幽々子「妖夢ー!!修行の成果を見せてやるわ!!」

 

妖夢「わわ、お、おかえりなさ…ぎゃぁぁぁぁ!?!?」

 

紫「50分程度で帰って来るなり、弾幕勝負をするとは。

そして、何気なく幽々子のやつ、妖夢を瞬殺するほどに強くなっているし。」

 

藍「紫様、永江衣玖さんの雷天荘ですよ。

彼女の能力を付与した状態で修行をさせれば…。

幽々子様の身体能力の基礎を上げることが可能となったのです。

後は、彼女自身で雷天を出すことが出来たら弾幕にも影響が出ますね。

ということなのでより幽々子様の弾幕に華やかさが戻ったというわけです。」

 

紫「…なるほどね。厄介な付与術を。」

 

衣玖「はははは、す、すいません。まさか、1日で取得するとは思わなかったのです。」

 

紫&藍「え!?一日で取得って…マジかよ!?」

 

霊夢「修行の成果が出たわね。」

 

妖夢「うぅ、し、シビレビレ……はぅ。」

 

妖夢を倒した幽々子は、調子を取り戻した。

そして、皆は宴会が開くまで知らなかった。

幽々子の体重が増えていたのではなく、胸が大きくなっていることに気づいたのは…。

幽々子、つまりは本人だけだったのだ。

本人は、凄く嬉しそうに宴会でお酒やら食事やらを堪能した。

 

衣玖「…わ、私も、幽々子さんみたいに…胸、大きくしたいです。」

 

霊夢&天子&紫「ちくせぅ。」

 

藍「あ、あはははは。私も、胸が大きくなったのは…言わないでおくとしましょう。」

 

橙「あ、そういえば、藍しゃま。

前に聞いたのですが胸、大きくなりましたよね?

昨日、胸囲を測った時に言って…むぐぐぐぅ!?」

 

藍は、橙の口に手で押さえて黙らせた。

そのあとで、紫様が美味しく頂いたことをある妖怪に言ってしまっていた。

 

後日談として。

幻想郷の新聞屋こと射命丸文の記事によって広まった事を、言うまでもない。

 




幽々子、妖夢

紫、藍、橙

霊夢

天子、衣玖


言うまでもありませんが、日曜に書き上げるべく進めていた短編小説をいち早く終わったので投稿をした次第でありますね。はい、何も言わないでくれると助かるわけでして。さらに、読んで下さった方々にお伝えすることになりますがね。8月いっぱいを持ちましてある報告をしておきますね。それは、学業のことである課題制作をすることになっている妖怪の歴史について現地調査の旅行を兼ねた取材旅行へと赴くことになりました!!これは、大きな起点になるだろうと踏んで前々からある場所へ行こうと思っていたことなのですよ!!その場所はというと…追って報告をすることにしまぁーすね♪いやぁ、こうも早く夢への第一歩をって感じで嬉しくて飛び跳ねて着地に失敗してスッ転んで頭から床にぶつけに行くほどのはしゃぎを後書きに書いている私ですよ♪はしゃぎすぎだと言いたいですかね?ですよね、ですよねぇ~♪だってぇ、自分のにやけ顔がキモいって思うほど歓喜に満ち満ちていたわけですよ!?まぁ、キモいのは生まれる前から分かっていたことですしおすし!!はてさて、こんな長々と後書きを綴る私は、引っ込めとおっしゃる天の声が聞こえてくるので引っ込むことにしますか。それでは、皆さま…アデイオス!!(またね!!)
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