やはり俺がダイビングサークルに入るのはまちがっている。   作:筆ノ介

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さてさて、今回やっとPaBのノリに入る話です。
ですがまだ八幡は酔いません、すみません、はい。
それと、あらすじの部分に注意書きを増やしました。
それではどうぞ!!


04.なぜか先輩達は飲み物を色でしか見分けれない。

「さて、それでは新入生諸君、ダイビングサークル『Peek a Boo』へようこそ!」

 

「早速だが席を決めるので、皆さっきテープを貼った腕を出して並んでくれ!」

 

「...はぁ」

 

 

 時田先輩に強制連行された俺は現在、右腕に渡されたシールを貼って待機していた。

 これはなんの意味があるんだろうかと一人で悩み続けていたところ、先輩たちが列を作れと促したのでその通りに列に並んだ。

 俺の前に並んでいる連中は先輩たちにシールを見せると、CだのBだのとアルファベットでテーブルを分けられていた。

 なぜBとCばっかりでAは一人もいないんだろうと疑問に思いつつも俺の番になる。

 俺の腕のシールを見るのは寿先輩だ。

 

 

「ほい、んじゃ次の人...って八幡か」

 

「はい、先程はどうも...!!」

 

 

 全く本意ではないサークル入会の恨みを晴らすべく、寿先輩に嫌味タラタラな表情でお礼をいう。もともと嫌味が滲み出たような顔で有名な俺がさらに嫌味を醸し出しているのでそりゃもう酷いことなっているだろう。

 

 

「はっはっは!!そんな嬉しそうな顔をするな、例には及ばんよ!!」

 

 

 いやこれのどこが嬉しそうに見えるんだよ...いや待て、マイナス×マイナスはプラスって言うし俺の今の顔は嫌味×嫌味で嬉し顔になっているんじゃないか!?んなわけあるかボケ。

 まあ何にせよ、入ってしまったから腕のシールを見せようと袖をまくろうとした時、寿先輩が口を開く。

 

 

「ああ、八幡はAテーブルで大丈夫だぞ」

 

「はい?」

 

「お前には色々と慣れて貰わなきゃいかんからな」

 

「え?何のこと...」

「何やってるんです?」

 

 

 何に慣れるのか聞こうとしたところで、先輩の後ろから服を着た北原が現れた。いや大事な質問だから邪魔すんなよ北原ぁぁ!!

 

 

「ああ伊織。お前は分かってるから大丈夫だ。安心してAテーブルに行け。八幡も一緒に」

 

「...?はあ、わかりました、うし、んじゃ行くか八幡」

 

「お、おう」

 

 

 何のことか分かっていない俺たち二人は、寿先輩に言われるがままAテーブルのある場所に向かった。

 

 

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

 

 他のテーブルとは少し離れたところにあったAテーブルについた俺たちはテーブルの上に置いてあった物をみて唖然としていた。

 

 

「...なあ、八幡」

 

「...なんだ?北原」

 

「俺、幻覚でもみてんのかな...さっきチラッとみたCテーブルにはコーラとかオレンジジュースとかあったのに、ここにはウォッカとかウィスキーしか見えないんだが」

 

「...安心しろ北原、俺にもその幻覚が見えている。ということは俺たち、気づかない間に新手の幽波紋(スタンド)使いの攻撃を受けていたようだ。さっさと離れよう」

 

 

 ここにいては絶対に危険だと判断した俺たちは、周りにいる屈強でむさ苦しい男たちにバレないようにコソッと逃げ出そうとした。

 しかし、後ろを向いた瞬間、そこには見慣れた屈強な男二人の顔が目の前にあった。

 

 

「「うぉっ!?」」

 

「よう、伊織、八幡。ほら、始めるから早く飲み物決めろ」

 

「い、いやちょっと待ってください時田先輩」

 

「なんだ?八幡」

 

 

 そうだ、俺はまだ大学一年なのだ。高校卒業してすぐに大学に進学したのだから、俺はお酒が飲めない。

 なぜならオレの年齢は...!

 

 

「俺はまだ1「言わせるものかぁぁ!!」ぐぼほっ!?」

 

 

 年齢を言おうとした瞬間、寿先輩が持っていた酒の瓶の飲み方を俺へ放り投げてきた。

 息を吸おうとするたびに瓶から大量の酒が流れてきて飲み込んでしまう。やばい、まじで息ができない!!

 俺は慌てて瓶を口から引っこ抜き、むせまくる。

 

 

「ごほっ...!ちょっと何するんですか!?お酒飲んじゃいましたよ!?」

 

「さて、八幡の既成事実もつくったところだしコンパを始めるとするか!!」

 

「なんてこと言うんですかあなたは!?」

 

 

 とんでもないことを言い出した寿先輩に抗議しようと叫びを上げた瞬間、ぽんっとだれかに肩を叩かれた。

 振り向くとそこには、悲しげな顔をする北原の姿があった。

 

 

「八幡、俺も同じことをされた。こうなってはもう無理だ、諦めよう...」

 

「なん...だと...!?」

 

「ほらお前ら、何飲みたいんだ?」

 

 

 突きつけられた辛い現実に絶望していると、時田先輩と寿先輩がテーブルの前で飲み物を聞いてきた。

 どれを選んでも酒が出てくるのでは?と返答に困っていると、北原が澄ました顔で答えた。

 

 

「じゃあウーロン茶でお願いします」

 

 

 なに...?この状況で平然とウーロン茶を要求できるのか!?いや、もしかしてウーロン茶だけは置いてあるのを知っていてその要求をしているのか?なら俺もウーロン茶を頼もう。

 

 

「あ、じゃあ俺もウーロン茶で」

 

「おう、わかったウーロン茶な」

 

 

 するとあっさりその要求を了承した寿先輩。まさか本当にウーロン茶があるとは...よかった、これで俺はこのコンパをウーロン茶だけ飲んでいるだけで切り抜けられる...!

 と、そう思っていたのも一瞬だけであった。

 俺たちの返答を聞いた寿先輩は、テーブルからウォッカとウィスキーを取り出して、9:1の割合で俺たちの目の前に置いたコップに入れた。

 トポトポと注がれて行くその液体を見ながら俺と北原は意識を失いかけた。

 

 

「ほい、ウーロン茶」

 

「「これは俺たちが知ってるウーロン茶じゃない!!」」

 

 

 なんで平然とこの人はこれをウーロン茶って言えるのか理解できないんだけど!?頭いってんのかな!?

 

 

「何言ってるんだ?きちんとウーロン茶の色がついてるだろ?」

 

「そうだぞお前ら。しかも色だけじゃなくて火までつけれるんだぞ?」

 

「火がつく時点でそれはもう大部分がアルコールだ!!」

 

「もうそれはお茶じゃありません!!」

 

「はっはっは!!冗談だ冗談!!」

 

「いや冗談て...」

 

「まじで笑えないですよ...」

 

「ほれ、水だ」

 

 

 さっきからケラケラと笑っている寿先輩の隣から、時田先輩が水の入ったコップを渡してくれた。

 はぁ、時田先輩は真面目で良かったよまじで...いや火つけてたけど...

 俺はほっと安堵しながら渡されたコップを手にしようとした。

 

「あ、ありがとうございます時田先ぱ」

「ちょっと待つんだ八幡」

 

「...どうした北原」

 

 

 受け取ろうとしたその手を、北原が止めた。

 北原は神妙な顔をしてそのコップを眺め、時田先輩の手から奪い机の上に置いた。

 そして、テーブルに置いてある先ほど時田先輩が火をつけていたライターを手に持って火をつけコップに近づけた。

 すると、ヒュボっと。水の見た目をした飲み物に火がついた。...へ?

 

 

「...どうしてこの水、火がつくんですかね?」

 

「可燃性なんだろ」

 

「色はきちんと水なんだ。気にするな」

 

「貴方がたは飲み物を色でしか識別できないんですか!?」

 

「危ねぇ...!?油断も隙もないなこの人たち!!」

 

「はっはっは!!そんなに褒めるな八幡。褒めても酒しか出ねぇぞ?」

 

「これ以上酒を出さないで下さい!!」

 

 

 おそるべし大学生ノリ...はぁ、もうお家帰りたい!!




なんだかこの作品、進んで行くうちに八幡が八幡で無くなってしまう気しかしないのだが...
ま、まあ、タグにキャラ崩壊タグつけてるので大丈夫でしょう!!
というか、なんだか進むのが遅い気がしてならない...
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