METAL GEAR DOLLS   作:いぬもどき

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鉄の暴風

 前線に立つFN小隊のFALが見たのは、鉄血が陣地を構成する丘から姿を見せた無数の装甲人形の姿であった。

 表面を黒く塗装された装甲人形の群れが塹壕を越え、暗雲が立ち込めるかのように地表を黒く埋めていく…装甲人形の視覚センサーが妖しく揺らめき、無数の赤い眼光が光る軍勢の姿は、まるで地獄の底から這い出て来た魑魅魍魎のようだ。

 戦況の変化を瞬時に悟ったFALはいつの間にか正常になった通信回線に気付き、すぐさま仲間たちに警鐘を鳴らそうとしたが、百鬼夜行の登場を奏でるかのような猛烈な轟音に阻止される。

 

 砲撃が、全ての戦線に展開する部隊の頭上へと落とされる。

 まるでそれまで鉄血が見せていた砲撃が子どものお遊びであるかのような、圧倒的砲撃だ。

 砲弾の炸裂で巻き上げられる砂塵、炸裂と共にまき散らされる破片、砲弾の炸裂がもたらす純粋な衝撃…それらの砲撃が狭い密度で放たれるのだ、どこにも逃げ場はない。

 MSFの人形も、グリフィンの人形もいまだかつて経験したことのない衝撃…予期せぬ砲声により、完全に聴覚を失ったものもいた。

 凄まじい砲撃の中を、誰もまともに立っていられることもできず、FN小隊のリーダーをつとめるFALでさえも頭を抱えその場にうずくまること以外出来ずにいた。

 

 砲撃の轟音と衝撃が、絶えず前線で戦う人形たちを襲う。

 そんな砲撃の音がピタリとやみ、後方に撃ちこまれている以外の音は聞こえない……だが再び顔をあげた彼女たちが見たのは砲撃よりももっと恐ろしい、魑魅魍魎共の群れであった。

 砲撃で動きが抑制されている間に鉄血の装甲人形が前線の部隊へ接近していたのだ。

 敵兵の接近にすぐさま迎撃の構えを取ろうとするが、敵の先制の方が遥かに早かった……先頭を進む装甲人形から火炎が放たれると、運悪く目の前にいた戦術人形は一瞬で炎に包まれる。

 炎が生体パーツを焼き尽くす嫌な匂いが広がり、焼かれた人形たちの悲痛な叫び声が響き渡るが、すぐに撃ち殺されて悲鳴は止む。

 

「撤退……撤退よ!」

 

 FALは目の前の恐ろしい光景に萎縮しながらも、リーダーとして果たすべき使命を全うする。

 リーダーの指示を聞いたFN小隊の面々は即座にその場から退避するが、小隊のリーダーを最初に失った部隊はあまりにも悲惨だ。

 小隊を率いる隊長格を失った戦術人形たちは命令系統の乱れに動揺し、その少しの乱れが対応を遅くさせ、接近してきた装甲人形たちの無慈悲な暴力に晒される。

 

 火炎放射器で焼き殺され、至近距離から撃ち殺され、鈍器で撲殺される。

 機械の力で統制される装甲人形は、一切の情もなく無慈悲に目の前の戦術人形たちを破壊していく。

 一度後方に退いた部隊は反転し、攻撃を受ける仲間たちへ援護を行うが、堅牢な装甲を持つ装甲人形"Aegis"に対し貫通力のない弾丸はことごとく弾かれる。

 FN小隊所属のFN49が徹甲弾を装填し、今まさに目の前の人形を殺そうとする装甲人形Aegisの胸部を狙い引き金を撃つが…。

 

「えぇ!? 弾いた!?」

 

 対装甲兵器用の徹甲弾を受けたAegisであったが、射撃を胸部に受けて一瞬衝撃で動きを止めたのみで、すぐさま銃口を目の前の人形の身体に押し付け零距離射撃で射殺した。

 FN49のような現象は、あちらこちらで見受けられる。

 徹甲弾を装備した人形たちの攻撃をAegisは物ともせず、真正面から受けきった上で反撃する……通用するのは諦めずに装甲の耐久を超えて撃ち続けた場合や、大口径のライフル弾を受けた場合に限る。

 だがそれらで倒せるのは全体のほんの一部分であり、鉄血側からすればかすり傷にもならない損害だ。

 

「逃げるわよみんな! なんとか、なんとか川を…越えて…!」

 

 鉄血を追い立てるために渡河した川が、今は障害となって撤退する部隊に立ちはだかるのだ。

 流れが早く場所によっては肩まで沈む深さのある川を渡るのは容易なことではない。

 川を渡ろうとする者のほとんどは鉄血に狙われるか、飛んできた砲弾によって身体を引きちぎられていく。

 ならば背水の陣を敷き迎え撃つか…だが丘から続々と現れてくる鉄血の最後尾は未だ見えず、今や地表を埋め尽くすほどの大軍が怒涛の津波のように押し寄せる。

 逃げる最中に死ぬか、戦って死ぬか。

 かつてない危機に混乱する彼女たちの前に、最初の砲撃を生き延びた戦車隊と月光が盾となって立ちはだかった。

 

「グリフィンのFAL、今のうちに川を渡って!」

 

「恩に着るよMSFのFAL!」

 

 MSFの戦車大隊を率いるFALが乗っていた戦車は履帯が破壊されて身動きが取れないようだが、まだ砲塔を動かし迫りくる敵部隊を、その火力で吹き飛ばす。

 戦車の滑腔砲から放たれる砲弾は、先頭を歩くAegisに直撃すると、その背後追従する個体までもを巻き込み粉砕する。

 

「次発装填! ファイヤッ!」

 

 訓練された戦車兵が素早く砲弾を装填、固まるAegisの集団を吹きとばした。

 それでも、仲間の残骸を踏み越えて鉄血の装甲人形は次から次へと殺到し、次第に履帯を切られたFALの戦車を追い詰めていく。

 

「堅いだけの能無しどもめ! 次発、キャニスター弾装填よ!」

 

「了解、キャニスター弾装填します!」

 

 対人用砲弾キャニスター弾、対装甲人形様に内部の散弾を少なくする代わりに一つ一つを大きくし威力をあげたもの。

 近距離まで接近してきていたAegisの集団へ向けて放たれたキャニスター弾は内部の散弾をまき散らし、正面のAegisらを撃破した。

 Aegisの強固な装甲はばら撒かれた散弾によって打ち砕かれ、仕留めずとも四肢が千切れ飛びその戦闘能力を大きく奪う。

 

「次発装填…!」

 

 だが、どれだけFALが目の前の敵を倒そうとも、一発の砲弾で数十人は倒せたとしても、それは全体に対し1%にも満たない損害……例え目の前の敵をなんとか迎撃できたとしても、両側から敵は包囲網を縮めてくるだろう。

 押し寄せる鉄血の軍勢を前にして、FALは悔しさに唇を噛み締めると、車内の戦車兵へと命じる…。

 

「みんな、ご苦労だったわね……もう、十分よ」

 

「大隊長…! しかし…!」

 

「戦車は惜しいけれど、何よりも生き抜くことが大事よ! 例え今日戦車が全て破壊されたとしても、私たちが生きてさえすればいくらでも大隊は甦るわ!」

 

「了解です…大隊長…!」

 

 惜しみながらも、戦車兵たちは敵がまだ来ないうちに戦車から脱出すると、月光の一機へとしがみつく。

 

「世話になったわ…今まで守ってくれて、ありがとうね…」

 

 FALは最後に一度、乗っていた戦車の砲身を撫でて自爆のための爆薬を車内へとセットした。

 大隊長就任以来付き合いの長い戦車へ別れを告げたFALもまた、月光の頭へと乗ると、その場を離脱する…。

 反撃を受けなくなった鉄血の部隊は悠々と前進するとともに戦車をのみ込んでいく…。

 対岸へ避難したFALは何度も振りかえりそうになる気持ちをこらえ、戦車に仕掛けた爆薬を起爆させるのであった……。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「報告します…! FAL大隊長率いる戦車大隊が交戦の末敗走しました……なお、大隊長含め多くが戦線からの離脱には成功しました」

 

「ああ分かった、ご苦労」

 

 鉄血が大攻勢を仕掛けて以来、司令部にもたらされるのは戦況の悪化を伝える報告ばかりである。

 唯一救いであるのが、たった今もたらされたFALたち戦車部隊の兵士の多くが撤退に成功できたことだろう。

 現時点ではなんとか川を防衛ラインとしてなんとか食い止めているが、いつまでも持つわけではない…数と火力で圧倒する鉄血が渡河して押し寄せてくるのも時間の問題だ。

 

「エグゼ、敵の攻勢は止まる気配がないぞ…! 我々は全ての戦線で苦境に立たされている!」

 

「MG5、どれくらい持ちこたえられそうなの?」

 

「敷かれた防衛線を最大限に活かしたとしても、もっていいとこ一日だろう……既に第三の防衛拠点までもが敵の砲撃に晒されている、各隊との連携もままならず、既に砲弾や弾薬の消費量も想定をはるかに超えている」

 

 鉄血の攻勢はMSFとグリフィンが展開させた部隊すべてに対して行われている。

 素人が見ればただの数のごり押しに見えるが、シンプルかつ有効な手段であるのだ。

 アルケミストは圧倒的火力をもって部隊を拘束し、作戦行動を阻み、装甲部隊を斬り込みとして歩兵部隊を浸透させてくる。

 

「敵が川を渡るのも時間の問題だ…川を渡りきられたら我々はもうお終いだ、鉄の暴風を止める術はない…! エグゼ、敗北することで奴らに殺されるのは我々だけではないのだ……我々の後方には、今だ町に残る数万の住民がいるんだぞ?」

 

「分かっているさMG5……」

 

 その時、今までの砲撃とは違う衝撃が司令部にいた彼女たちの足元を揺らす。

 何事かと外に飛び出したスコーピオンが見たのは、上空を飛んでいく鈍く光る銀色の大きな鳥……それが数機編隊を組み、空を切る音を響かせながら飛行していた。

 

「無人攻撃機…! あんなの、正規軍が使うような奴じゃないか…!」

 

 先ほどの衝撃は、無人機による爆撃だった。

 ジュピターは強力だが砲の限界として、丘や山の向こう側などの目標を狙うのが苦手だ。

 それを補う無人機による精密な爆撃と、上空からの偵察によってジュピターの着弾地点をコントロールするのが目的だろう。

 いよいよ追い込まれた立場のMSF、たとえどんな選択をするにしてももう迷っている時間などなかった。

 その場にいた全員の視線がエグゼとスコーピオンに集まる……404小隊も、AR小隊もそれは同じであった…。

 

 

「みんな聞いてくれ」

 

 

 少しの間を置いたあと、エグゼは再度全員の視線を集める。

 

 

「このままここに踏みとどまり抗戦することはもはや限界であり、自殺行為だ……オレたちは町まで撤退する。だが町に逃げたとしても奴らは停まることなくオレたちをのみ込もうとするだろう……そしてそこには、この戦争には何の関係もない人々がいる。彼らをできるだけ退避させないといけない……それは、オレたちが果たさなきゃならない責務だ」

 

「そのためには敵の攻勢を足止めする部隊が必要だな……引き受けよう」

 

 

 敵の足止めを名乗り出たMG5に周囲は目を見開き驚くが、足止めを行うことに対し疑問を浮かべる者はいなかった…全員が、誰かの犠牲なくして撤退できると思っていなかったのだ。

 

 

「MG5、頼む」

 

「引き受けた…」

 

「勘違いするなよ……死ぬことは許されない。オレたちが生きてここを脱出した後、連隊の再建にお前の力が必要なんだ…なによりMSFの未来にお前が必要なんだ。それを忘れるな」

 

「分かっているさ……」

 

「敵の無人攻撃機が現れた以上、対空戦力のないSAAの砲兵大隊も撤退せざるを得ない…稼働する月光は全てお前に預ける、他に志願する者もいれば使っていい。だから、何がなんでも生きて戻ってこい、いいな!」

 

「私の誇りにかけて誓おう…必ず生きて帰る」

 

 エグゼが志願者を残そうとした時、MG5の傍に真っ先に駆けつけたのはキャリコだ。

 それからVector、戦場から生還したFAL、そしてネゲヴが名乗り出る……みんな、ジャンクヤードから仲間になった者たちだ。

 

「キッド兄さん、もちろんあなたも足止め組よね?」

 

「うん? オレもか?」

 

「当たり前でしょう!? それともなに、このわたしを置いてアンタはさっさと後方に撤退するって言うの!?」

 

「あー分かった分かった……いいだろう、やってやるさ」

 

 ネゲヴに道連れにされた感がぬぐえないキッドであるが、どこか嬉しそうだ。

 この状況で妙にノリノリなキッドに呆れたようにネゲヴはため息をこぼすと、彼の胸倉を掴んで引き寄せる。

 

「あんた、あたしがあんたを引き止める理由…全然分かってないでしょ」

 

「オレ様の戦力を当てにする以外、なにか理由でも?」

 

「朴念仁……まあいいわ……帰ったらあんたに言いたいことがあるの、ちゃんと生きて帰って聞いてもらうわ……だからあたしを……あたしがアンタを守ってやるからその…」

 

「おう、お前の背中はオレが守ってやる。オレの背中はネゲヴ、お前に任せたぜ」

 

「あっ…もう……ここまでやってなんで気付いてくれないのよ…!」

 

 頬を膨らませて睨むネゲヴに、キッドは何が何だか分からず笑うのみ。

 緊迫した場面において二人のそんなやり取りが、いくらかみんなの緊張感を和らげる。

 

 そんな時、どこからか現われた装甲人形に対し咄嗟に銃を構える人形たちであったが、その見覚えのある姿にUMP45が手を挙げて制する。

 

 

「おぉ! やはり、やはり我らの麗しき45姉はここに降臨なされていた!」

「USA!USA!USA!」

「犬も歩けばUMP姉妹に当たる…45姉、我らは貴女の犬です、忠実なる犬です! その美しくしなやかな足で踏んでください!」

「おのれ紛い物の鉄くず集団どもめ! 45姉にあだなす不届き者は、我らUMP姉妹の使徒の会が神罰を下す!」

「星条旗よ永遠に、45姉の貧乳こそが至上! 巨乳死すべし!」

 

 

「あんたらどっから湧いてきたのよ…あと最後の奴、後で殺す」

 

 

「おー! 45姉の生声きたーーーっ!」

「何か月も待った甲斐があったというもの…我が生涯に一片の悔いなし」

「神に感謝…あ、45姉が神だった」

 

 

 登場して早々、好き放題騒ぎ散らす米国製装甲人形たち…いわゆるUSA分隊、またはUMP親衛隊の愉快な仲間たち。

 この状況で関わりたくないと言わんばかりにUMP45は立ち去ろうとするが、装甲人形の一機が彼女の前に跪く。

 

 

「45神よ、古き誓いに応じてこの力、貴女様のために振るいましょう…我ら星条旗に一度は忠誠を誓った身ではありますが、真に忠を尽くすのは貴女様のみ…ご命令を45姉…敵は何処でありましょうか?」

 

「まったく…いいわ、そんなに使われたいのならぼろ雑巾のように使ってやるわ。命令よあなたたち、私の仲間を守って!」

 

「了解……! 総員、45姉に敬礼ッ!」

 

 その声に、装甲人形たちは一糸乱れぬ動きでUMP45へ敬礼を向けた。

 いつも見るようなおちゃらけた姿ではなく、アメリカ軍人の誇りを見せつけるかのような威風堂々とした姿にUMP45はおもわず圧倒された。

 

「我ら第一機甲師団装甲人形、今より敵と交戦する! アメリカ陸軍史上最も歴史ある師団として、その名に恥じぬ戦をしようではないか!」

「応ッ!」

「副官よ、星条旗を掲げよ! 高々と、誇り高く! 正義は我らにあり! 征くぞ、進撃開始ッ!」

 

 掲げられる旗は相変わらず勘違いが治らないのか星条旗ではなく、南軍旗だが、誇り高く行進する彼らの雄姿は劣勢で落ち込んだ人形たちを勇気づけてくれる。

 愛国賛歌を口ずさみながら戦場へと向かっていくUSA分隊に、UMP45は疲れたようにため息をこぼす…ふと目に入ったM4がくすくすと笑っているのを見ると、UMP45はひどく気分を悪くする。

 

 

「なによ…どうせ笑うならもっと豪快に笑いなさいよ」

 

「面白い装甲人形ですね」

 

「面倒なだけよ……ま、これがMSFよ。単なる戦闘集団じゃないの、少しは見直したんじゃない?」

 

「そんなこと…ありません」

 

 咄嗟に笑みを消したM4であるが、少しづつ彼女の心境も変化している。

 町の住人の安否を気にかけるエグゼの姿も、きっと彼女がMSFに抱く感情になにかしらの影響を与えたことだろう…AR小隊を助けたことは無駄じゃない、それが分かれば気持ちも軽くなるというものだ。

 

 

 

「頼んだぜみんな…できるだけ多くの住人を逃がすために、時間を稼いでくれ」

 

「ああ分かった。エグゼ、アルケミストはまだ何か手を残しているはずだ…気をつけるんだぞ」

 

 

 エグゼとMG5は再び生きて逢うことを約束するかのように、握手を交わす。

 

 撤退、それは連隊編成以来初めて経験する敗北であったが退却する彼女たちに悲壮感はない。

 

 だが彼女たちは後に知る…。

 地獄はまだ顔を覗かせたばかり、悲劇はまだ続く…。




いよいよ末期になってきました…。


※作中で登場した鉄血の兵器の捕捉

・Aegis MkⅡ
元々鉄血が運用していた装甲人形Aegisを、アルケミストとデストロイヤーがアメリカから持ち帰った技術を元に改良したもの。
特殊合金による防御力の向上を図りつつ重量と生産性を維持、機動性を損なわずに戦闘力をあげることに成功している。
アルケミストの意思で黒のペイントで統一されている。
武装は近接武器だけでなく、銃器を用いるようになり、アタッチメントによって迫撃砲や小型ミサイルを搭載可能。

・無人攻撃機 プレデターⅡ
アルケミストとデストロイヤーがアメリカから持ち帰った技術を元に造り上げた、対地攻撃・偵察可能な無人航空機。
精密誘導爆弾やミサイルを搭載可能なほか、対地攻撃能力を除去した戦闘機にも応用可能。

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