西都某所にある研究所では難波重工とは別に人体実験を行っていた。
その研究所では難波重工に何人かスパイを送っていてやっと手にいれたライダーシステムのひとつ、スクラッシュを手にする。そのために西都で何人も人体実験を行い、ネビュラガスに耐えられる人間を探していた。


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西都某所、とある研究所では毎日の如く人体実験が行われていた。その犠牲者の数では既に百人を超え、スマッシュとなった被験体は自我を失い西都の国民を襲っては鷲尾兄弟ら難波重工の面々がそのスマッシュを倒していた。

そんなある日、難波重工に潜入させていたスパイからその研究所に一通のデータ付きの連絡があった。その中身がなんとライダーシステムだということが分かった瞬間研究員は早急なる適合者を求めた。その思いが叶ったのか、とある人間がネビュラガスに耐えられる人間が出現した。「やっと見つけた!」「これで我々は安泰だ!」など、各々が称賛と感謝をかけあっていた。

その適合者の名前が三納代渉(みなしろわたる)と彼は名乗っていた。そしてここからが本題で彼にライダーシステムが順応するかどうか、だ。一同は場所を移しある程度の戦闘ができるくらいの広くて頑丈な部屋に移った。一人の研究員が渉にドライバーとジェットスクラッシュゼリーを渡し、変身を促した。

すると彼の体に青い電流が流れ、体が硬直しながら苦しみ悶えていた。やがて彼は倒れ込み、数秒経ったらまた立ち上がった。二度目も同様で、三度、四度も試したが変身はできなかった。予め暴走を防ぐためにがガーディアンを四体ほど用意していたのでそれらに渉を「殺せ。」と指示する。するとそれらは一気に渉を蹴っては踏みつけを繰り返し苦しみを与え続けていた。

すると彼が雄叫びをあげながら彼自身にオーラが出て、立ち上がり衝撃波を出し周りにいたガーディアンを吹き飛ばした、そして彼が死にたくないと本能的に考え、目の前の障害を排除するべく表情、目つき、風格で「変身。」そしてレバーを押す。すると彼の周りにビーカーのようなものが現れ、その中に入っていた渉を埋めるように濃い青色の液体が首元まで上がってきて、まるで炭酸の飲み物があふれ出すかのように弾け、その液体が頭上に上がった瞬間彼の体には既に紺色ベースの鎧で覆われ、頭上の液体が更に彼の肩、頭、胴、背中等に纏わりつき、頭には黒いガラスのようなものが固形化し、肩にはウィングのようなものとスラスターが固形化し、背中には巨大なスラスターが固形化し、その顔には赤く、目のようなものが光り、変身が完了した。

彼はものすごい力を手に入れた、と実感しつつ今ならば何でも壊せそうな気がした。そして素直にそれに従おうとして、彼はその研究所の壁をぶち壊し、研究所の外へと出ていった。研究員がすかさず渉にデータ解析用のデバイスを彼に取り付け、彼の様子を見るということで彼を放った。

渉が変身した状態でうろついているとかつての被験者がそこにいて、渉に襲ってきた。すかさず防御の姿勢をとった渉だがそれが裏目にでて、腕を掴まれそのまま投げ飛ばされた。渉はこのままではまずいと思ったのか”どうにかしたい”と思ったら肩の翼が展開、さらには肩、背中のスラスターが噴射され、空中に滞空した。

「俺、飛んでる?」

初めての感覚に驚きを隠せないのもつかの間、彼はすぐに切り替え、目の前の敵を排除するべく自分の状況をうまく活用して飛びながら攻撃を繰り返した。

すると大分弱ったのか被験者がついに膝をつけた。

「一気に決める。」

彼は今一度レバーを押すと(スクラップフィニッシュ!)とベルトがコールし、エネルギーが放出し始めた。それに合わせて突撃すると被験者が緑の炎をあげて爆発した。すると姿が人間戻ったが既に消滅しかかっていた。かれは知らなかったのだ、さっきまで戦っていたのは人間だったのだ、と。被験者はそのまま消滅し、何も残らなかった。渉は今までに発したこのことのない声で絶叫した。

 


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