ところで最近ペニーワイズが優しいパターンが多い。
やっぱみんな優しい人が好きなんやね!
私も!(緊急同調)
「僕達の
悲痛の叫びもむなしく、船はクソゲーに落ちぶれてしまった。
ジョージは穴(過去の栄光)を除くが、その未来である今はとても暗く狭い。
(他のネトゲーやろうかな…)
ジョージがPSO2完全復活を諦めてゲームを閉じようとしたとき。
「はい、調子良い?」
背後から
ジョージは驚いて体がビクつく。見られるのはなぜか恥ずかしいのでいったんPCを閉じて振り返ろうとすると、ペニーワイズがニタリと笑った笑顔で、横から顔を覗かせた。ペニーワイズは持っていたお盆から二人分のお茶を机の横に置く。
二人は現在、下水道に建てられたペニーワイズの住む家にいる。
1LDKの一軒家だ。
ペニーワイズとジョージは割と仲良しなヤツらだ。
いつもこうやって変な場所に住んでいたり変な場所から現れるこのピエロと、なんだかんだジョージは付き合いが長い。
ただしジョージは毎回ペニーワイズがオススメするモノに釣られてしまい、毎回精神が死んでしまうのだ。
そしてそれをゲラゲラと笑うペニーワイズ。
どう考えてもジョージにとってペニーワイズはクソピエロだと思うのだが、何故話すのを止めないのか。
それは誰にも分らない。
ジョージはこれまでASMR音声・元ネタ動画・バーチャルユーチューバーの3つをオススメされ、三度(みたび)(精神が)死んだ。
仕返しにクソゲーの名を持つと言われるシャドウバースをオススメするが返り討ちにあい、再び死亡。
そろそろジョージが勝ってもいいんじゃないのか。
今日もまた、ペニーワイズとジョージの謎のレビューバトルが始まろうとしていた……
ジョージの横から顔を出してPCの画面を覗くペニーワイズは、いつものようにジョージに気さくに話しかける。
「PSO2やってるのかい?」
ジョージは首を横に振って答え、無言でマウスカーソルをアンインストールの表示へと移動させる。
それを見たペニーワイズは『まあ、それはしょうがない』とでも言いたげな顔をした。
「ふーん、アンストするんだ。じゃあオススメのネトゲでもどうかな?」
そうやって開いたWebサイトは
ジョージはPSO2を辞めたら趣味の時間は暇になるし、新しいネトゲに手を出すつもりだったので嬉々としてダウンロードしようとする。
しかし、そこでジョージは踏みとどまった。
表示されているのはアカウント登録画面だ。
(まてや自分。
……黒い砂漠がどんなゲームか分からん以上、先にコイツにプレイさせて様子を見るのが一番や!)
そしてジョージは思い出す。
(学校で習ったでぇペニーワイズ。中国の兵法書の『孫子』ッ!勝利というのは戦う前に既に決定されているッ!)
お茶の入った湯飲みを手で掴んで一気に飲みほす。
渋い。子供にはあまりの渋さにジョージはしかめっ面になってペニーワイズに聞き返す。
「そう言って実は黒い砂漠もクソゲーかもしれんやろ。ここでやってみてよ」
「いやどう考えてもクソゲーなんかじゃないよ。PSO2とはキャラクリの自由度はそりゃ違うけど顔はリアルよりでそもそも方向性が違うし。何よりこの壮大な世界と超美麗なグラフィック!1年かけても遊び尽くすのは難しいんじゃないかな?
───────やりたくなった?」
「へぇ!興味深いね!」
ジョージのクソゲーかもしれないと言う発言にあり得ないとペニーワイズは言う。
ペニーワイズが自分のアカウントからログインしてゲームを始めると、タイトル画面からも伝わる通りこの黒い砂漠の売りの一つである超美麗なグラフィックが映し出される。
ジョージは快適に動いているゲームを見て、こいつのPCスペック高いなと思いながらも、このゲームから目が離せない。
そう、どんなゲームにも魅力はある。
ジョージは黒い砂漠から込み上がってくる言葉にはできないワクワクに早くも取り憑かれていたのだ。
だが、まだジョージが流されるには遠い。
「グラフィックが凄くても操作が初心者お断りだったら終わりやろ。そこ、どうなんや」
「操作が?聞き捨てならないね。簡単操作に決まってるだろ?それにelonaとかやってたのに操作が難しいなんてよく言うじゃないかジョージ」
「あれは覚えるまでがチュートリアルでしょ。それに覚えるのが大変なのは対応キーの意味と仕様と思う。あと神ゲーだから苦痛やない」
「分かるぞジョージィ…あれはハマる。最初やったときは理解するまでPCの画面割ろうとしたりしたけど良い思い出だよ。初めて遊んだときは最初のキャラ選択で面白そうだと思ってかたつむりを選んだんだけど───────」
それからペニーワイズはジョージに過去オススメされていた『elona』と言うゲームの魅力を長々と語り始めた。
ゲーム操作をしながら詳細を語れる辺り相当なハナシジョーズだろう。
ジョージはそれを聞きながら、何かパズルのピースがハマるのを感じていた。
「(ん?……
思い返してみると確かにそうだ……ジョージの考えは圧倒的に正しく感じる。
ASMR、元ネタ、VTuber…どう考えてもそうに違いない。
「elonaの開発が終了したのが本当に悔やまれるよ…バージョンが色々出て盛り上がってたしね。まあ今じゃ昔のゲームって言われてるからオススメするにしてもどうすればいいのか、これでも悩んでるんだぜ?」
「ああ!これは使えるかもしれへんで…!」
「おーぅ…急にどうしたジョージィ?。使えるっていったい何がだい」
「いやぁっ?!こっちの話だよ!」
ジョージは今後のペニーワイズへの対抗策として、一度遊んだら満足するタイプのハマらないゲームを用意しておこうかなと思った。
「まぁまぁ、そういうことなら操作感はいいや。で、一番の見所はこれで終わりなの?」
「えっ、あ、うん……グラフィックは最高画質だとゲーミングでも重たいけどね」
「
「
そしてジョージを引き留めようと焦って声を
これ以上はマズイと感じたペニーワイズは、ついにペニーワイズのPCの画面に表示されてある、禁断の切り札を使うことにした。
「そう言わずに……これを…」
それを見たジョージは驚いた。
「僕の
(まさかお茶を持ってきた時か…?パスワードを盗み見たんやコイツっ…!)
そう。取り出したのはジョージが先ほどアンインストールしようとしていたPSO2。
ログインの為に入力していたパスワードを見られていたようで、それを開いたままペニーワイズは『ネカフェではこんなことが無いようにしようね?』とでも言いたげなニヤニヤした笑顔で語りかけてくる。
「今日はもう帰るって…?ペニーワイズは恐怖の象徴……
ペニーワイズはジョージをこのまま返すまいと、お茶を持ってきた時に偶然見えたパスワードを使って脅す。
身体差による暴力で解決してこない辺り、ジョージにはただの子供好きなおじさんにしか見えなかった。
「………(溜息)」
「えーっ、なんか呆れているなジョージ?割とキツく言ったんだけどなぁ」
そんな事を考えていたジョージは、もう少し話に付き合ってやるかと腰に両手をついた。
ペニーワイズの加齢臭が伝わってくるのだ。
「うわっ、マジでムカつく感じの呆れ顔だね。……全く怖がられてないから泣きたくなってきたよ…」
「それに最近のジョージの態度……やけにデカくない?」
ペニーワイズはジョージがガキ大将に見えた。
「それはすまんかった!」
「いや分かってくれたらいいんだよジョージ。それで何で急に帰ろうとしたのかな?突然すぎてびっくりしたよ」
「兄が病気で暇してるから遊ばせよう思って…」
ジョージは病気でベッドに倒れ続けている自分の兄ちゃんが寝てるだけじゃ暇だろうと思って、ペニーワイズがオススメしてくれたゲームをやらせてあげるために、帰ろうとしていた。
ジョージはそれを一言で説明して、ペニーワイズに土下座で頼み込む。
「
「えっ、うん」
ペニーワイズは突然の土下座でぎこちない生返事をしてしまった。
そしてジョージはペニーワイズの子供と対等に接する大人立ち振る舞いを見て、少しワガママだったと反省した。
(黒い砂漠はクソには見えんかった…つまり大丈夫!もしクソでも最悪兄を身代わりにすればいいんや!)
反省してないくらい最低なことを考えていた。
「そこまでいうなら仕方がないなジョージ………兄によろしく頼むよ……」
そうやって、ゆっくりとPCを閉じるペニーワイズ。
そしてゆっくりと…振り向く。
「でも一応お約束ってことで……………───────」
「!?」
「───────お前の兄もろとも黒い砂漠にハマるんだよ!!!」
「KYAAAAAAAAA!!!!!」
ジョージと兄のPCは死んだ。
学校に行くときも放置金策の為に起動し続けていた黒い砂漠のせいでPCが高熱に耐え切れず爆発四散したのだ。
兄は病気で自宅に籠りっぱなしだったので爆発に巻き込まれて死んだ。
そのせいでこの葬式の続きで出てくるはずのジョージの兄がいなくなったからカットしなくちゃならないんだ。
書いて欲しいペニーワイズがオススメするシリーズがあったなら、動画を作ってみよう!
再生数が伸びるだけで嬉しくなる…ならない?
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ペニーワイズはジョージと黒川温泉に行くようです
もうジョージの相手をしたくないペニーワイズ
ペニーワイズがいつもコンビニ弁当を食べている人に自炊をオススメするようです
ペニーワイズがペニーワイズがオススメするシリーズリメイク版をオススメするようです【ペニスメイク】
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これ超オススメです。
これくらいのクオリティが私も欲しい…