それいけポンコツ指揮官とM1895おばあちゃん!! 作:鮪薙
マカロフはマイペースで、そして遊ぶのが好きな戦術人形、相手に合わせるより自分に合わすほうが好きなのでこの基地の指揮官とは非常に相性がよく、彼女も気に入っている
最近は基地の戦術人形も増えて、賑わいを見せるこの基地のことも気に入っておりマカロフは仕事をして、誰かと遊び、一日を終える
マカロフは座った状態で誰かを膝の上に乗っけて後ろから抱きしめるのが好きだ、暑い日にされるとちょっとキツイが寒い日には非常に重宝される、まぁそれをされるのが基本体格が小さい者に限るのでターゲットは自ずと絞られるのだが
そして今日も対象にされた人形が一人、最近この基地に配属されたその小さな見た目にそぐわない長身のアンチマテリアルライフルで敵を問答無用で粉砕する彼女は【M99】指揮官をしてちっさいと言われる
「あの、私は何故こうされてるのですか?」
「う~ん、何となく?」
彼女は業務が終わったので基地の立地を覚えようと地図を片手に探索をしていた所、休憩所に居たマカロフに呼ばれ近づけばヒョイッと抱え上げられ抗議の声を出す間もなくこうして膝に座らされ抱かれている
なのでそう聞いてみるも本人も何故かはよくわからないのでそう返されれば、M99は困惑した顔をする。だが抜け出そうにも意外にも力強いため成功せず、仕方ないのでマカロフが飽きるまでこうしてますかと諦めることにした
だが問題とすれば、この状態のマカロフは自分から会話を振ってこない、基本的に相手から会話をしないとずっと静かにしているので慣れてないとこれどうすればいいのだとなってしまう、というより現状M99がなっている
「……えっと、マカロフさん?」
「何かしら?」
「重くないですか私?」
「そんなに重くない、寧ろ軽いわ」
そうですかとまた会話が途切れる、うーむとM99は唸りながらどうしたものかと再度考える、来たばかりの彼女はまだこの基地の人形たちの事をよく知らないのでどんな会話を振れば良いのか決められない、だがこのまま沈黙の時間を耐えるのも辛いので話題はないかと自分の中を探してみる
「マカロフさんはこの基地のことはどう思ってるのですか?」
「この基地?そうね、好きだわ。指揮官も厳しい人じゃなくて私に合わせてくれたりもするからね」
「確かに指揮官は優しい人ですね」
とりあえずで振ってみた基地と指揮官の事で会話が弾み始める、M99はそのことに良かったと内心思いつつマカロフとの会話を途切らせなように気をつける
が気付けば、M99が会話に乗せられる形で弾ませていた、いつ主導が変わったかのすら分からずM99が気付いた時には自分からあれこれと話題を出しマカロフを楽しませていた
「同じアンチマテリアルライフルのNTW-20さんは大人な体型なのに何故私は小さいのでしょうか、いえ、この体でも普通に銃は扱えますし、戦場で身を潜めたりと便利ではあるのですが」
「何故かしらね、製作者の趣味とか?」
「えぇ、趣味だとしたらそれはどうかと思いますが……」
「でもその御蔭でこうして抱っこできるのだから私は良かったと思うわ」
「それはそれで私は複雑な気分になるのですが」
うぅむと自身の謎に悩むM99とそれを見て微笑むマカロフ、そこでふとM99の頭のうさぎのぬいぐるみに興味が惹かれチョイチョイ突く、すると不思議な事にうさぎの表情が変わった
流石に突かれれば気づくのでM99は頭を抑えながら
「い、いきなりは止めてくださいよ」
「あら、ごめんなさいね。所で、このうさぎって表情が変わるのね」
「え、変わる訳ないじゃないですか、ぬいぐるみですよこれ?」
マカロフ、少し固まる。だがすぐに復帰して今度は許可をとってから再度突く、が今後は表情に変化は現れなかった、ではさっきのは何だったのだろうかと不思議に思うがきっと見間違えだったのだろうと思うことにした
それからまた暫く、今回は静かな時間が流れ、この状態になり30分、そろそろ開放されないかとM99は思い
「あの、ところで何時までこうされていれば」
「もう少しだけ、駄目かしら?」
「……まぁ、もう少しなら」
と言ったものの、M99は別にここから更に時間が伸びようが別にいいかなと思いだしている、だがこの時の選択を彼女は少し後悔することになる、先程までの会話でマカロフは意外としっかりしてることが分かったので彼女がもう少しと言ったのならば長くても20分くらいだろうと思ったM99はまた会話をしてみようと声を掛けるが返事が返ってこない、不審に思って顔を動かせば
「すー……すー……」
(ね、寝てる、この数分で!?)
しかもご丁寧にガッチリ固定されM99は抜け出せない、そして何度か声を掛けるが起きない、身体を全力で動かしてみるがそれでも反応一つしないマカロフ、打つ手が思い浮かばないM99は誰か通らないかと休憩所の外を見ればなんと丁度良く通りかかる人影
「あの!ちょっといいですか!!」
「ふえ?あ、M99ちゃん……あ~」
来たのは指揮官、彼女はM99の状況を見てなんとも困った顔で納得する、と言うのも彼女も一度この状況に陥ったことがある、そしてその時の解決方法は至ってシンプルで
「わああ……指揮官、こんなときってどうすればいいですか……」
「起きてくれるまで待つしかないねぇ、マカロフって眠りがかなり深いみたいで何しても起きないんだよ」
慈悲もなにもない答え、指揮官だって出来ればどうにかしてあげたいがどうにもならないのだから仕方ない、一方でそんな答えを聞いたM99はせめて希望を見出そうともう一つの質問をする
「因みに、どのくらいで起きると思いますか?」
「私の時はえっと、二時間だって言ってたかな、私も寝ちゃて記憶が無いんだけどね」
「わ、分かりました……はぁ」
「でもまぁマカロフはもふもふで気持ちいいから、結構寝れるよ?まぁ、何だったら起きるまで話し相手になろうか?」
「い、いえ、指揮官は指揮官の用事を済ませてもらって大丈夫ですよ」
「そう?なら行くね、ごめんね力になれなくて」
申し訳なさそうにそう告げて指揮官は姿を消す。それを見送ってからM99は静かに決心した、寝ようと。数分後、抱かれた状態で気持ちよさそうに居眠りをするM99とマカロフの姿があったとさ、因みに開放されたのは二時間後だった模様
なんか新キャラ化してないこのマカロフ……?やはり頭の中でマカロフさんと呼ぶ続けたのがいけなかったのか……?
世界平和のためにロリになったM99ちゃんは今日来ました、嬉しいけどちゃうねん、Karちゃん欲しいねん
ふぅ、明日のネタどうしよ(ぐるぐる目