それいけポンコツ指揮官とM1895おばあちゃん!!   作:鮪薙

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大体、掃除とかしてる


メイドさんの休日

早朝四時、それは休日だろうと業務がある日だろうとこの時間には決まって彼女【G36】が目覚める時間になっている、これは民間時代からであり、彼女に言わせるならば癖のようなものだとのこと

 

起床後は手早く身だしなみを整え、いつものメイド服に着替えそれから本日の業務内容を頭の中で再確認した時に気付く

 

(本日は休日でございましたね)

 

別段、彼女からしてみれば仕事が趣味なので休日でも仕事をしたいのだがそれを行うと指揮官から真剣に促されるのでその案は破棄される

 

まぁ此処でウダウダ考えても仕方がないですねと切り替えて宿舎を後にし大浴場、別に入りに来たわけではなくその両手には掃除道具一式、つまり掃除をしに来たのだ

 

これは大丈夫なのかと言われそうだが休日というタイミングでやらなければ大掛かりに出来る時間がないということで許しは貰っている、なので心置きなく民間時代から培った技術をフル動員して大浴場を清掃していく

 

(と言っても皆様、私が来る前からキチンと使っているのでさほど汚れが酷いというわけではないのが嬉しいのですが少々物足りないですね)

 

もともと、清掃要員すら人間を用意してない基地、ならばやるのは結局人形たちなわけで更に言えば【StG44】と言う綺麗好きが居る以上、汚れを許容するわけもなく大浴場は当然なのだが基地内部の殆どの箇所は清掃が行き届いている、これにはG36も配属されたばかりの時は驚かされた

 

なので清掃もさほど時間がかからずに終わらせ、だが先程の言葉とおり物足りない彼女が次に向かったのは救護室、扉を開ければ出迎えるのは保護された犬猫、そしてこの基地所属の【パグ助】【大福】【ガトーショコラ】【ラムレーズン】そしてそれらに囲まれ幸せそうに顔を緩めせていた【WA2000】

 

本来の彼女であればこの時点で固まるなりものすごくキョドったりと兎に角恥ずかしい場面を見られたという反応を起こすはずなのだが、そういった反応はせずに

 

「おはようG36、お世話なら終わってるわよ」

 

「そのようですね、それよりもWA、人が変わり過ぎではありませんか?」

 

「……いや、ほら、あんたって別に言いふらすような奴じゃないし、それにあの指揮官にキツイ態度とかそんなに取れないし、あ、これは黙っておきなさいよ!」

 

思い出したかのようにキャラを出すWA2000の言葉に内心手遅れではと思いつつも此処に来た本来の目的を果たす、彼女は動物に癒やされに来たというわけではない

 

「畏まりました、何か救護室で備品が足りないとかはございますでしょうか」

 

「そうね、フード関連がそろそろ足りないわね」

 

「分かりました、後ほど92式に確認を取っておきます」

 

お願いするわねとWA2000の言葉を背に救護室を後にする、さて次はと電脳に思考を走らせ、その後も掃除、各施設の備品の不足の確認、洗濯物、とこなしていき基地が賑やかになりだしてくる時間、そろそろ指揮官が起きそうだなと思った彼女は食堂へと向かう

 

向かって、顔が引き攣る、そこには予想に反してすでに起きていた指揮官がエンゲル係数係二人と朝食を楽しむ姿、そこは良い、仲良く食べる姿は非常に微笑ましいものがあるが問題はテーブルに並ぶその量である、人形である二人はまだしも人間である指揮官が朝からその量を食べるのはいかがなものかと

 

「お嬢様」

 

「おはようG36!あっ食べる?」

 

「まだまだあるから一人増えた所で大丈夫だよ~」

 

「あ、おかわり」

 

笑顔で挨拶をする指揮官、おかわりを要求する【FF FNC】、サムズアップをしてまだあるよと笑顔で告げる【アストラ】、それを見てG36は今更ですかねと思う

 

それに思えば指揮官と共に食事というのはしたことなかったなとも思い同席することに、当たり前のように指揮官の隣に座れば嬉しそうにニコニコ笑う指揮官、それからふと疑問に思ったのか

 

「G36っていつから起きてたの?」

 

「早朝4時でございます」

 

「4時!?」

 

驚く指揮官だが彼女が知らないだけで休日でも早朝に起きてる人形は多数いる、単純にその時間に指揮官が起きることがないので知らないだけである。それから共に食事を楽しむのだが指揮官とFNC、アストラで朝食とは思えない量を食べる光景にさっきは納得したのだが思わずG36は頭痛を感じた

 

と言うよりこの量を今までも食べていたのかと思うと寧ろ指揮官は一度病院で精密検査を受けたほうが良いのではと本気で心配になるG36、もしかしたら自覚症状がないだけで何かしらの異常があるのではと、なので食事が終わり胃を休ませている間に

 

「お嬢様、一つお聞きしてもよろしいでしょうか」

 

「良いよ、何か気になることでもあった?」

 

「この量を食べないと満足できないとか、ございますでしょうか?」

 

「ううん、『どんな量でも』私がごちそうさまって思ったら『満足』だよ」

 

どんな量、指揮官はそれが例え少量でもごちそうさまと考えれば満腹になれ、逆にどんなに大量でもごちそうさまと思わなければ楽しく食事ができる、と言うことである。そしてそんな体質になった大凡の理由に心当たりがあるG36は再度思った、やはり身体になにか悪い影響が出ているのではと

 

「大丈夫G36?暗いというか辛そうな顔してるけど」

 

「え、あ、いいえ大丈夫でございます。そうですか、しかしですよお嬢様、あまり食べ過ぎはよろしく無いですからね?」

 

「それは大丈夫、ここに来て沢山食べてるけどお腹痛くなったりしたこと無いからね!」

 

えっへんと胸を張るが逆にそれが不安なのですと口には出さないが思うG36、とりあえずその場ではそれ以上の追求はせずに彼女たちと雑談を楽しむことにした

 

だがやはり不安は不安なので次に足を運んだのは医務室、この基地でも精密検査はやっているので過去の検査結果を聞いてみようと思ったので担当である【PPSh-41】に聞いてみれば返ってきたのは

 

「私もそれに関しては一度不審に思い、また副官からも要請があったので検査を掛けました。ですが結果はこちらです、一切の異常は見られませんでした」

 

「……本当ですね。どういうことでしょうか、普通に考えてもあれで異常が出ないなんて」

 

「ええ、はっきり言えば異常が出ないのが異常と言ってもいいかもしれません、私の方でも気をつけますが出来ればG36さんや副官達の方でも気にかけてもらえると助かります。何かあってからでは遅いかもしれませんからね」

 

「分かりました、何か違和感を感じたらまた頼ることにします」

 

頭を下げ医務室から出た彼女の顔は若干の不安が混ざっていた、何も起きなければいいけど、そう思わずにはいられなかった。因みにその日の昼食、夕食はG36が手作りし量を抑え暫くは食事量をコントロールすることになった




指揮官関連でまた出したけどこれが生かされるかは分からないのだ、この基地での精密検査でも異常無いし、更に言えばかなり序盤の話数でペルシカのラボでの精密検査でも異常が出てない、でもこれはこれで不安になるよねこの娘……

【ガトーショコラ】黒猫
特に特筆することはない猫、だいたい救護室にいる、大福のお腹がお気に入り

【ラムレーズン】柴犬(黒)
普通に柴犬、名前は来る前に指揮官が食べてたのがそれだったから

兎狩りの時間だ!って事でコラボイベ始まりましたね、ノエルちゃんドロ限なんですかやだー!!あ、この小説では彼女たち出すかどうかはまだ検討中です

追記
よく見たらドロ限じゃなかったねノエルちゃん・・・
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