それいけポンコツ指揮官とM1895おばあちゃん!!   作:鮪薙

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開演

タイトル変えました


うさぎ狩り作戦(仮) Session1

事の始まりはヘリアンからのビデオ通信、彼女たちの基地からそう遠くない鉄血工場跡地から妙な反応があり、一度指揮官に視てもらうのだが鉄血の反応こそすれど一番の目的である妙な反応は彼女の目には映らず、ではそれが何なのかと、その地域に鉄血が集まればまた街などに被害が出ると考えたヘリアンは急遽、偵察を依頼し指揮官も受諾、【416】が部隊長として率いる第三部隊が出撃した

 

そして彼女たちは現在、偵察地点にて2つに分かれて任務を遂行していた、片方は416と【G11】と【Z-62】、もう片方は【Vector】と【スチェッキン】、だが中心部の工場跡には警備が厳重で近寄れずにいた

 

「……駄目ね、どう動いても戦闘になるわ」

 

「それは、指揮官からの任務じゃないね、天気も変だし……帰る?」

 

「いや、帰っちゃ駄目ですよ。でも確かに不思議な雲、ですね、渦巻いてますよあれ」

 

「天気はどうでもいいわ」

 

人選間違えたかと416は眠そうなG11を軽く小突いてから別地点のVector達に通信を入れる、が返ってきたのはノイズ音、思わず顔を顰め再度入れてみるが結果は変わらない

 

そこでまさかと今度は指揮官に繋げてみれば、こちらもノイズ音が鳴ってから

 

「こちら416、指揮官、Vector達と通信が取れない、そっちから……指揮官?」

 

《4……どうし……(ザー)!?気を(ザーザー)ハイエンド……》

 

殆ど聞き取れない通信の後、ブツンと途切れた通信に思わず苛立つ416はその苛立ちを隠す素振りも見せずに

 

「クソ!!どうなってるの、まさか鉄血からのジャミング?」

 

「急に怒鳴らないでよ~、指揮官にも繋がらないの?」

 

「しかもVector達とも繋がらないわ、ただ指揮官とは少しだけ繋がって……!?G11、直ぐに周囲を見て!」

 

416は先程の辛うじて繋がり指揮官から聞こえた単語を電脳で復唱した所ではっとなりG11を急かす、対して急かされたG11は眼をまんまるにして416を見つめながら

 

「え、ええ?何どうしたの」

 

「指揮官から途切れ途切れの通信の最後にハイエンドって言葉が出てきたの、もしかしたら奴がこっちに来てるのかもしれないわ!」

 

「そんな、だったらVectorさんたちも危ないんじゃ!?」

 

「だから確認して言ってるのよ」

 

待っててと銃に備え付けられているスコープで周囲を見渡すG11、その眼は先程までの眠たげなものではなく鋭い鷹のような眼、それから彼女の口から416とZ-62は聞きたくなかった言葉が発せられる

 

「マズイね、【イントゥルーダー】だ、しかもこっちかVectorの方に気付いてるかも」

 

イントゥルーダー、電子戦が得意なハイエンドモデル。これは彼女たちは知らないことだが過去に一度、作戦中でホログラムマップから指示していた指揮官の目に介入しようとしたこともあり恐らくだが彼女の秘密を知っている可能性があるとM1895とペルシカは考えている存在

 

416は即座に考える、相手の得物は取り回しが悪いガトリングガン、過去に数度相手取った時もそうだったのでまだ改善されてる様子はないと推測、そして相手はこちらを大体の位置は分かってるようだが詳細な位置はまだ出せてない、なら

 

(……仕掛ける?こっちが動けばVectorが意図を読み取って動いてくれる。彼女が近づけばこっちの勝ちよ)

 

音を立てずに振り向き、二人に自身の作戦を伝えるとG11はそれしか手がないならと頷き、Z-62は緊張した面持ちで分かりましたと小さく頷く、それから一応顔だけだしてVector達の方を見るが確認できない、だが居るのは確かであり、物陰から顔を出して見れば仕掛けるのはちょうどいい場所にいるイントゥルーダー、ならもう迷ってる暇はないわねと416は銃を握り直して

 

(行くわよ、イントゥルーダー……!?)

 

行動を起こそうとした瞬間、空から閃光と遅れてドンッ!と言う音と衝撃波が走り思わず物陰に隠れ直す416、見ればG11もZ-62も身を隠し衝撃から身を守っていた

 

一瞬だったが凄まじい衝撃のあと、また物陰から顔を出せば、そこにはまた衝撃的な光景が映っていた

 

「チッ、ブレたか。運がいいね、イントゥルーダー」

 

「……え、何があったのこれ」

 

あったのはイントゥルーダーの腕と思われるそれを握り締め工場跡を見つめるVectorと凄まじい表情でこっちを見るスチェッキン、因みにVectorの足元には夥しい人工血液が広がっている、無論、Vectorに傷一つはないので腕を引き千切られたイントゥルーダーのだろう

 

あの衝撃の最中、Vectorは物ともせずに躍り出てイントゥルーダーを強襲、その胸を貫こうとしたのだが衝撃で自分とイントゥルーダーの位置がズレて、更に相手もVectorに気付いたことによって回避行動をされた結果、腕一本というVectorとしては非常に不服な結果に終わった

 

「って呆けてる場合じゃないわね、G11、周囲を警戒!」

 

「もうしてるよ、さっきの衝撃で鉄血がざわついてしかも私達に気付いたのか向かってきてるよ!」

 

「私からも報告、気を失ってる民間人を保護、でもこの辺じゃ見ない服装だし、そもそもさっきまでそこには誰も居なかったはずだよ」

 

嘘でしょと思わず口にする416、この地域には民間人は存在しないのは指揮官もヘリアンから聞いて彼女たちにも話しているのでスチェッキンの言う通りどこから出てきたんだと。

 

とりあえず、全員合流して、民間人を守るように物陰に隠れ陣形を取る、が鉄血の数に対して偵察だったがためにダミーは持ってきてないこちらでは数の差は激しくこのまま戦闘に入れば間違いなく劣勢である、どうしたものかと思っていると416の通信機から救いの声が響く

 

《あ、繋がった!!第三部隊、状況報告!》

 

「指揮官!?助かった、細かい状況報告は後にしていいかしら、今は民間人を保護して物陰に隠れてる、だけど鉄血があの衝撃で行動を起こしてしかも私達の位置がバレて迫られてる!」

 

《民間人!?わ、分かった、直ぐこの座標まで撤退して、ルートはナビするから!》

 

本当に助かるわ!何回目かは分からないが指揮官の目に救われ、第三部隊は無事、撤退を完了、だが簡単な偵察任務で終わるかと思ったこの作戦、どうやらまだ続きそうだわと416は未だ気を失っている謎の民間人を見て溜息をついた




サラッとイントゥルーダーに重傷を負わせる星5サブマシンガンが居るらしい。そしてイントゥルーダーもサラッと指揮官の直接攻める事を過去とは言え行っているという事実、出来るのかって?完全同調なら出来ないけど今はそうじゃない、しかも鉄血製、まぁはい結構危ないです

という事で始まりましたコラボイベント編、そしてすでに難産です、何故かキャラが後半の場面だけ動かして前半の映像くれません。辛い、楽しい、辛い(混乱

それとコラボストーリーって図鑑の回想に乗らないんすね……
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