それいけポンコツ指揮官とM1895おばあちゃん!! 作:鮪薙
門に撃ち込んだ後、続けて工場にも数発撃ち込んで見れば流石にあのような反撃は想定してなかったのか、収まった攻撃の間に攻略部隊は門だった地点に展開、ダミーも全員起動させる。それから先程の攻撃を行ったノエルにUMP45が近寄り
「ミサイルが飛んできた時はどうなるかと思ったけど、ノエル貴女凄いわね」
「い、いえ、私は自分が出来ることを提示してナガンさんが判断しただけです」
「謙虚ねぇって、悠長に喋ってる場合じゃないわね。指揮官、敵はどう?」
《……おかしい、ハイエンドモデルの反応は確かにある、でも他の敵の反応がない?》
困惑する感じの声の指揮官にその場の全員が即座に周囲の警戒を始める、間違いないこれは罠だと感じ取ったのだ。だが何も来ない、それでとりあえずハイエンドモデルの居場所を聞いてみれば
《固まってる、ちょっと待ってて……これだ、工場内部じゃなくて外の運動場みたいな場所に陣取ってる、でも二体の反応しか無いから十分注意して》
「了解、罠よねこれ、行ったらもれなく……」
「うむ、全員一度集まれ、作戦会議じゃ」
M1895の号令で集まった彼女たちは明らかに罠を張っているこの状況で打てる手を模索し、そして決まり、行動を開始して、直ぐに自分たちの推測の間違い、そして指揮官の目に慣れすぎた弊害を実感させられた。何が起きたか、それは
《えっ!?4時の方向に鉄血反応!!》
「嘘でしょ!?って速い!」
「どこから出てきたのじゃ?!って、ちぃ!」
ナイフを二刀流で持ちかなりの速さで彼女たちに接近するのは鉄血の【Brute】遠距離攻撃は無いのだがそのナイフは装甲で固めたショットガン戦術人形をも切り伏せるほどの切れ味であり、今の彼女たちには十二分に驚異であるがそれを回避し、M1895が頭に一発撃てば機能を失う、この通り装甲自体は非常に脆いのだが如何せん素早いから当たりにくい
そしてM1895の言葉の通り、この鉄血は先程まで指揮官の目には反応がなく、突然現れた。そしてこれ一体だけ、なんて上手い話はなく。指揮官の目には続々と増える赤い靄、それを見て思わず叫んでしまう
《嘘……増えてる、どこに居たの!?さっきまで何も反応無かった筈なのに、ごめん、皆!!》
「あんたのせいじゃないわよ、これがあいつの罠って事!?」
彼女たちの現在地は一応の広さこそあるが、乱戦になれば確実に不利になる地形、それを見越しての罠だろうが指揮官の目を掻い潜ったカラクリが分からず現状できるのは迫りくる鉄血人形を臨機応変に処理しつつ目的地に進むこと
だがそれも増え続ける軍勢に進軍もままならない、ジリ貧でこのままでは、そんな空気が漂う中、別行動中だったはずのノエルが現れ、叫んだ
「皆さん、合図と同時に伏せてください、これちょっと制御できる自信ないですから!!」
「え、何、何するつもりですか?」
「行きます!フェンリル!!!」
ウェルロッドMk2の珍しく焦った声に返答はなく、彼女が思いっきり叫んだ後、その手に持っていたのは二挺の大型拳銃……ではなく、どこから現れたのかガトリングガン、それを見た瞬間、有無も言わずに伏せる、立ってたら間違いなくオシャカにされると嫌でも理解でき、確認したのか伏せると信じてたのかほぼ同時に引き金が引かれ銃弾の嵐が彼女たちの頭上を襲う
「うぉぉぉりゃぁぁぁぁ!!!!」
何とも逞しい叫びとともに繰り出される銃弾の嵐、一体どれだけあのガトリンガンの弾倉に詰まっているのかとか考えてはいけないのだろうが一分近く吹いた嵐が収まり、各々が顔を上げればそこにあった光景は鉄血は当たり前なのだがその先の壁も周囲の壁もオブジェクトも全てが無残に変わり果てた姿、しかも貫通してる所からあの弾丸は徹甲弾とかの類かと思わず顔が引き攣る
「だ、大丈夫ですか皆さん!」
「い、いや、助かったのじゃがお主どうして此処に」
「いえ、指揮官さんが皆さんが危険だと通信で伝えられて来てみたらなんかもう凄いことになってたので」
《間に合った!?みんな状況!!》
「無事よ、どっちかと言うとノエルのガトリングガンの方が命の危険を感じれたわ」
軽口を叩く416、だがその顔は若干疲れておりもしノエルが来なかったら誰かしらは犠牲になっててもおかしくなかった状況ではあった、だが無事とは彼女は言ったがそれはあくまで本体である自分たちはと言う話であり
「ダミーが手痛くやられたわ、残ってる人」
上がったのはRF組とHG組だけ、ARとSMGは壁として彼女たちを守ったがために殆ど消耗してしまっている、そしてこれがイントゥルーダーの狙いだったのだろうとその時M1895が勘付き、やられたなという顔になる、流石に指揮官もそれに気付けたようで酷く落ち込んだ声で
《ごめん……》
「反省会は生きて帰ってからじゃ、作戦はまだ終わっとらんし何も負けたわけでもない、ダミーは痛いがわしらはほぼ無傷であり消耗も指揮官がノエルを呼び戻したお陰でそこまででもない、寧ろ礼を言いたいくらいじゃよ」
「だね、さぁてこの鬱憤あいつらにぶつけてやりましょうか」
「ふふ、ふふふ」
「やだ、Vectorが怖いよ、帰りたいよ……」
色々やばい雰囲気を纏ったVector、その空気にG11は本気で怯え、ノエルも若干距離を置く、見れば他の仲間達も似たり寄ったりの反応である。が直ぐに進軍を再開今度は最大限に警戒しながら進み、そして
「まさか、脱落者無しとは思わなかったわ」
「この距離でバレるか、遮蔽物は割とあるが……」
舞台の役者のような振る舞いと声で驚くイントゥルーダー、その背後には作戦室にて一度見た例のウサギ耳のハイエンドモデル、その無機質な瞳が彼女たち戦術人形を、否、ノエルを捉え
「……エルフェルト=ヴァレンタイン、不適格の人形共を殲滅します!」
セリフと同時だった、距離はあったはずのウサギ耳、改めエルフェルトは気付けばノエルの目の前に存在し既に手に持った銃が振り被られていた、予想してなかった速度に反応が遅れたノエルだが咄嗟に飛び退き回避しながらながら彼女の足元に銃弾を撃ち込めば小さな火柱が立ちエルフェルトを襲う
が関係ないとばかりにそれを突っ切り、ノエルに肉薄する。M1895達も見てばかりではなく援護に入ろうとするが
「ごめんなさい、貴女達はこちらの舞台ですわ」
《また突然、って工場の方からも!?》
「エルフェルトは私がなんとかします、そっちはお願いしました!!グッ!?」
「……第二部隊、工場の敵を押さえに行くわ、副官、416、イントゥルーダーは任せたわよ!」
「頼んだのじゃ、さて、劇は今日限りじゃぞ」
「時間が惜しいの、さっさと死んでもらうわよ」
「ふふ、そう言わずに楽しみましょ?」
最終戦が始まる
因みに冒頭の作戦は既に瓦解してます、相手のほうが一枚も二枚も上手だったからね、仕方ないね
ノエル エルフェルトと格ゲー
第二部隊 工場方面からの敵を押さえに耐久ゲー
第一、第三部隊 イントゥルーダー撃破タイムアタック
まぁ第二部隊の活躍は書かれないんですけどねUMP45姉さぁん
Session嵩張りすぎてんよ~(白目)話の纏め方が下手だってそれ昔から言われてるから(吐血