それいけポンコツ指揮官とM1895おばあちゃん!!   作:鮪薙

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ウェルカム・トゥ・ほのぼの最前線へ


五人目のAR小隊

ドタバタと様々なことが起きていた彼女の基地、あれから更に数日経ちやっとこせ落ち着きを取り戻しいつもの雰囲気になった基地の正門前に大きめのトランクケースを持った少女が一人ぽつんと立っていた

 

(ここに、M16達が……)

 

黄色いフード付きのジャケットのような服、黒が基本なのだが右側の前髪部分だけが白い少女。彼女はペルシカのラボから新たに配属された戦術人形なのだが何時もは来ると知っていればいの一番に出迎えるはずの指揮官も誰も居ない

 

おかしいと彼女は前情報とは違うこの状況に疑問に思う、それからまさかなにか起きたのではと言う推測に至り急ぎトランクケースを開き愛銃を取り出しセーフティを解除、慎重に慎重を重ねて正門を潜った時

 

「あちゃ~、やっぱり今回は陸路だったのかって……どうしたんだ、銃を構えて」

 

そこに現れたのは【M16A1】どうやらいつものヘリポートで待っていたが来ない彼女にまさかと思ってこちらに来てみたらしい、だが来てみれば何故か銃を構え臨戦態勢の彼女を見て若干戸惑いながら聞いてみれば、向こうも向こうで何事もなく現れたM16を見てキョトンした顔になってから

 

「M16?いえ、前情報ではここの指揮官は出迎えてくるという話だったのですが誰も居なかったので何かあったのかと」

 

「あ~、指揮官は今ちょいと席を外せなくてな、それと此処って何時もヘリで来るもんだからヘリポートに居たんだよ、悪いな心配掛けて」

 

「ふむ、仕事中でしたか?ですが、だとしても来るはずでは、ペルシカの話では仕事より人形を大事にする人と聞いたのですが」

 

「いや、リハビリだよ、まぁ話は案内しながらでいいか、じゃあ付いてきてくれRO」

 

リハビリ?その言葉に新たな疑問が生まれたとりあえず黙ってついていくことにする。彼女の名は【RO635】五人目のAR小隊であり、ペルシカからとある任務のために彼女のもとに配属された戦術人形である

 

基地内を歩き指揮官が居る場所へと向かう二人、その間に簡単な説明や雑談を交えながらRO635はふと思った、何だからこの基地は慌ただしくないなと、そう思い聞いてみれば

 

「ん?ペルシカから聞いてないかい、ここは週に一度休日って言って最低限の業務以外は皆休みにして自由に過ごす日なんだよ」

 

「う、噂程度かと思ってました……」

 

「まぁ、何も知らない外部が聞けばそういう反応だわな、私も初めは驚いたもんだよっと、此処だ、入るぞ」

 

医務室と書かれた部屋の扉を開ければ、そこにはM189とハンドグリップを何度も握ったり離したりを繰り返している指揮官の姿、入ってきた二人に先に気づいたのはM1895

 

「おお、遅かったな、何かトラブルでもあったか?」

 

「トラブルっつか、今日に限って陸路だったんだよ」

 

「なんと、それはすまなかったな。してそっちが新入りか。よくぞ来てくれた、わしはこの基地の副官を務めておるナガンM1895じゃ、ナガンか副官でよい」

 

それからとぐぬぬと唸りながらハンドグリップと格闘する指揮官の肩を叩けば、よほど集中していたのかヒャァ!!??と肩を跳ねさせて驚いてから何事かと向けばあっと、声を漏らしてから

 

「わわ、ごめん気づかなくって、いらっしゃい、えっと……」

 

「初めまして、本日よりこの基地に配属となりましたコルト9ミリサブマシンガンです、それより大丈夫なのですか?」

 

「大丈夫だよ~、元々軽い麻痺だしね。でももう少しリハビリの時間だから……どうしよっか」

 

「でしたら、私達が案内してきましょうか?」

 

声に今度は後ろを振り向けば指揮官の様子を見てきたのかM4A1を始めとした残りのAR小隊の面々、彼女達はRO635の姿を見れば各々彼女に声を掛けていく

 

M4からの提案に少し悩んでからじゃあお願いと申し訳なさそうに伝え、それから

 

「リハビリが終わったら直ぐに通信入れるから、そうしたらカフェで待っててよ」

 

「分かりました、指揮官もリハビリ頑張ってくださいね。行きましょうかRO、それとAR-15、貴女も来るんですよ?」

 

「いや、ほら、M4が案内するなら分かったから、分かったから襟を掴まないであぁぁぁぁ」

 

「えぇ……」

 

何故か医務室に残ろうとしていたAR-15を雑に引き摺り歩き出すM4、それをなにか間違ってるものを見てるんじゃないかという顔になるRO635にポンとM16が悟ったような目で叩いてから

 

「慣れるさ、ああ、慣れてくれ。M4は強くなったんだよ」

 

「一体、何があったというのですか……!!」

 

「何やってるの行くよ、二人共~」

 

「あ、はい今行きます」

 

SOPⅡに急かされればRO635が答えすぐに向かい、M16も指揮官とM1895に行ってくると言ってから歩き出す

 

流石に歩き出せばAR-15も案内に徹する、何だかんだ言ってもスイッチの切替が早いのが彼女の長所だ、スイッチの落差が激しすぎるのが短所なのだが。そして休日の基地と言えばそこかしこで自由に過ごす人形たち、趣味に興じる者、他の誰かと遊ぶ者、惰眠を貪る者、千差万別だ

 

「話には聞いてましたが、確かに良い所ですね」

 

「まぁ今日は休日だからっていうのもあるけど、平時でも業務時間がすぎればこんな感じよ」

 

「……あの、AR-15はさっきは何故医務室に残ろうと?」

 

「心配だからよ、あの娘、直ぐに無理する癖があるから」

 

そう答えたAR-15だったが何故かRO635以外の他の面々の視線は少し冷たい、と言うのも彼女があの場に居たのは此処数日はずっと側に【G36】が控え近づけず今日やって側にいれることが出来るからが理由の5割を締めているからだ、残り5割は言葉通りなので嘘ではないが

 

食堂、休憩室、レクリエーションルーム、作戦室にブリーフィングルーム等を案内し終えたそのタイミングでM4の通信機が鳴る

 

《おまたせ~、終わったからカフェに向かってるね》

 

「分かりました、じゃあRO、この基地の一番の場所、カフェに案内しますよ」

 

「カフェ、ですか」

 

「そうそう、パンケーキがすっごく美味しいんだよ!!」

 

「コーヒーも絶品だな。だが夜のBARも捨てがたいぞ」

 

基地とはとROは思ったがその日、カフェのパンケーキで見事陥落しその疑問は霧散した。因みにだがRO635はお酒を飲んでも酷い酔い方もしないということも判明してM16が救世主を見るような目で彼女を見て困惑した様子が見られたらしい




久しぶりにほのぼの書いてて感覚を忘れてる作者が居るらしい、私もリハビリせねば……

実を言うとまだ第七戦役クリアしてないけどクリアするつもりだからお迎えできるので縛りには違反してないです(というか縛り破棄したい……)

え、AR-15の扱い?作戦中は最高に優秀だから許して……(土下座
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