それいけポンコツ指揮官とM1895おばあちゃん!!   作:焔薙

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Big Versa様のところのF小隊が再登場だよ!!本家も読もう!あ、でも精神はしっかり保ってね?


自由の牧場

このご時世に置いて珍しいと言うか存在したのかというレベルにのどかな地区、のとある基地でスチェッキンはそこの指揮官と会話をしていた。

 

彼女が此処に来たのは基地間交流と題して嗜好品等を半月に一度配送していて今日がその日、だが今日は少々違いがあったりする。

 

「じゃあ、これが今日の物資のリストね。注文があった物からこっちで見繕った物、最後に金額もあるから確認お願いね」

 

「おう、何時も悪いな、此処に持ってくるのも決して楽じゃないだろ」

 

「いやいや、まだ楽な方だよ~、それに此処はうちの指揮官のお得意様、これくらい苦じゃないって」

 

リストを受け取った男性、彼がこの基地の、そして過去に一時的に預かった『F小隊』の指揮官である。

 

彼はリストを確認し、最後の金額も見てからササッとサインをし返し、それから

 

「にしても、そっちの指揮官と副官が来るとは思わなかったな」

 

「あはは、急だったからね、そこは謝るよ。ただ最近彼女にも副官にも一気にストレスが掛かる出来事ばかりでね、ちょっとした慰安旅行みたいなもんさ」

 

ぼかすようなスチェッキンの言い方にそれ以上突っ込むのも野暮だと判断した彼はそうかと一言言ってから、トラックに積まれた荷物を見て

 

「とりあえず、搬入しちまうか」

 

「ういうい、トンプソン、第四部隊、仕事だよ!」

 

それから彼女達はこの大量の荷物を基地に搬入する作業が始まる、では指揮官と副官は何処に居るのか、それはこの基地から車で数分の所にある牧場

 

「モ~」

 

「……おぉ」

 

「ほう、こいつが牛と言うのか、いやはや実物は初めてじゃ」

 

の牛の前で指揮官は目を丸くして驚き、M1895は感心するように牛の顔を眺めていた、そして側には当然だがF小隊の面々が全員揃っており、その中にはグリフィンの人形だけではなく

 

「ははは、指揮官の反応がまんまデストロイヤーだな」

 

「は~?私あそこまで驚いてないけど!?」

 

「What is strengthening?」

 

鉄血のハイエンドモデル『ハンター』と『デストロイヤー』の姿があり、デストロイヤーがハンターの言葉に反論していると更に後ろからF416がそう告げる。

 

それを聞き更に噛み付くデストロイヤーをどうしようとオロオロしているのがF小隊、隊長のはずのF45

 

「あ、あの、喧嘩は、その」

 

「二人共、45が困ってるから止める」

 

「それにしても指揮官さんはともかく副官さんも見たことないのは驚き、てっきりあると思ってたよ」

 

F11が二人を止めている間にF9が二人にそう言えば、M1895はそうか?と寧ろそう言われることを不思議そうな顔をしつつ

 

「このご時世じゃ、猫や犬ならともかく、牧場にいる動物を見たことあるという方が珍しいじゃろうて」

 

「あ、これは羊だっけ?」

 

「ヤギです……」

 

あれ~?と知識が若干ずれている指揮官に笑みが溢れるF45、そこで言い合っていたデストロイヤーとF416も合流、ヤギに興味津々と言うより動物全般にキラキラ目を輝かす指揮官にデストロイヤーが

 

「そんなに気になるなら触ってみれば?言えば触らせてもらえるわよ」

 

「え、でも危なくない?」

 

「平気よ、乱暴に触らなきゃね、じゃあちょっと待っててなさい」

 

妙に張り切っているデストロイヤーが牧場の人と会話する、少しすれば一匹のヤギをデストロイヤーが連れてくる、が

 

「髪食われてるぞ」

 

「え?ちょっ!?何し、あ、止め、離せ~!?」

 

もしゃもしゃと別に本当に食べてるわけではないが咀嚼はされる髪を即座に避難させ、自身もヤギから離れる、このヤギと睨みつけるデストロイヤー、それを腹を抱えて笑うハンター、一方ヤギは今度は指揮官と副官の前までやって来る。

 

近寄られた指揮官はどうすれば良いのか分からず隣のM1895に視線を向ければ彼女は何をビビっておると一言言ってから、徐にヤギの頭をそっと撫でる。

 

「ふむ、あんな悪戯をしたとは思えんほど大人しいやつじゃな、ほれ指揮官も触ってみよ」

 

「あ、う、うん……し、失礼します」

 

ヤギ相手に何を緊張しておるのじゃと思いつつも恐る恐るヤギに触れた瞬間、指揮官の目が今まで以上に輝きを放った、それは近くで見ていた他のF小隊の面々にもはっきりと分かるほどの変化だったと言えばその瞬間、指揮官のテンションの振り切れ方がどれほど凄まじかったか分かると言えるだろう。

 

お、おぉと言葉に出来ない感動な声を出しつつできるだけ優しく撫でる、猫とも犬とも違う感触のそれを楽しむ

 

「どう、指揮官さん?」

 

「なんて言葉にしていいかわからないほど凄い」

 

「It's kind of like vocabulary disappears」

 

「分かるよ、私も初めて触った時はそんな感じだったから、あれ、デスちゃんもだよね」

 

「何でそこで私に振ったわけ!?あ、いや、ええ、まぁ感動したけどさ」

 

「お前、この牧場で感動しなかったことないだろうに」

 

がああああ!!とハンターに吠えるデストロイヤー、だが吠えられた当の本人はどこ吹く風なので効果はあまりない模様。

 

そんなやり取りを笑いながら指揮官は見ていると後頭部に違和感を感じ振り向こうとすれば

 

「んあ?」

 

「ああ、待て無理に振り向くな、ほれ離さぬか」

 

「なるほど、デストロイヤーと指揮官は身長的に髪が口に行きやすから噛まれやすいのか」

 

「冷静に分析してる場合じゃないと思うよF11……」

 

その後も再度ヤギに髪を食べられたり、馬の鳴き声に圧倒されたり、何故か鶏にデストロイヤーと共に追い回されたりと一日牧場をF小隊と共に周り夕方、スチェッキンの方の用事も済みそろそろ帰ることになりトラックに乗ったのだがそこで指揮官、寝落ち

 

「く~」

 

「……すまぬな、こちらの指揮官は既に夢の中じゃ、ったく挨拶くらいはしてから寝るのじゃ」

 

「いや、いいさ。起きたら宜しく伝えておいてくれ」

 

「ほいさ、じゃあ出るよ~」

 

「ではな、F小隊、機会があればまた会おう!」

 

各々別れの言葉を口にするF小隊にM1895はそう告げ、トラックは護衛の装甲車と共に基地へと帰投する、因みに帰宅途中で指揮官は目覚め、挨拶し忘れた!と開口一番に告げて笑われたらしい。




F小隊と指揮官と副官との牧場でほのぼのドッタンバッタンが書きたくて やってみたらこのザマである……Big Versa様、本当にすみません

複数人の書き方が更に下手になってるとかどうなってんのお前……ちょっと今回はガチで自分の駄目さにガチで凹んでます、はい

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