それいけポンコツ指揮官とM1895おばあちゃん!!   作:鮪薙

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指揮官とPPKの場合


ハッピーバレンタイン!

バレンタイン、街でも、そして他のグリフィンの基地でも、本部でも恐らくは盛り上がる今日、それはこの基地でも例外ではない

 

「……まぁ元よりこの基地は何というかその辺りは大人しいからのう」

 

「明確にバレンタインってのは指揮官とPPK位だしな、お、少し苦いのは酒似合いそうだ取っておこ」

 

食堂にてM1895とM16の二人がテーブルに置かれた様々なチョコやお菓子を摘みつつ最早唯の少々規模が大きなお茶会になってるバレンタインを眺めつつ呟く、無論、二人もチョコを労いを込めて作ってたりする。

 

この基地では大体が親しい者に上げるくらいのものであり、M16の言う通りに恋人にあげる、好きな人にあげるのはその二人くらいである……と思っているがカフェに一人未だそのチョコをどうしようかとか悩んでいるマスターが居たりするがそれは後日。

 

「んで、二人は何処にいるんだ?」

 

「さてな……じゃがまぁ指揮官が全身全霊で作ったパンケーキを持って何処かに出たのは見たから二人でゆっくりできる場所にでも居るのではないのかのう」

 

無論彼女は何処に居るのかは知っているがそれを言うわけもなくただ嬉しそうに笑みをこぼし気付けば膝に乗ってきたP7とステアーにお菓子を与え、M16はその二人に驚きつつもそうかいと返して酒のつまみになりそうなお菓子を漁るのであった。

 

中庭近くの休憩室、そんな指揮官とPPKは現在そこに居た、ここは主に二人がお茶会に使う場所である意味二人には思い出が多い場所でPPKは指揮官が作った何時もより豪華なパンケーキを食べていた。

 

「どう、どうかなPPK」

 

「はい、大変美味しいですわよ、指揮官」

 

考えに考えた結果できあがったパンケーキはバレンタイン仕様ということで生クリームにチョコレートソース、ハート型の小さなチョコを添えられたものであり、どれも指揮官が腕によりをかけ作ったものである。

 

なのでPPKが笑顔で感想を告げればやったと両手をぐっと握り喜ぶのも当然だろう、そしてそれを見てPPKがまた嬉しそうに微笑み、彼女の前にある既に空になった皿を見てから

 

「あの、あたくしのチョコレートケーキは如何だったでしょうか?」

 

「すっごく美味しかったよ!!」

 

嘘偽りなんて一ミリもない笑顔で言われればほっと息を吐く、最近は料理にも挑戦して経験を重ねているとは言えまだまだ自分の腕に心配があるのでこうして言ってもらえるのは素直に嬉しいのだ。

 

会話を挟みつつ、PPKもパンケーキを食べ終えた辺りで指揮官がソワソワしだす、まだPPKに渡す物があるのだがいざその時になった今、急に緊張しだしてきたのだ、自分が思ってたよりもこれを『指輪』を渡すという行為はすんなり出ないのかと驚いてしまう。

 

(あ、あれ、ほら、頑張れ私、考えたとおりに言って渡すんだよ)

 

あわあわと顔が赤くなりだし、焦りが生まれてくる、早くしないとと思うのだが体がうまく動かない、しかし、そこは指揮官、一度コーヒーを飲んでブンブンと頭を振るってからゴソゴソと一緒の持ってきた小さな鞄を漁って、小さく息を吸い

 

「ね、ねぇ、PPK。今日は実はまだ渡すものがあるんだ」

 

珍しく緊張している声と顔、だがPPKはそれすらも愛しく思いつつ促すように小さく頷き優しく微笑む、慌てなくともあたくしは待っていると言うように。

 

指揮官はPPKのそれを受け取ったのか幾分か緊張が解れた感じになり、鞄から取り出した二つの内、先ずはミニチュアサイズの植木鉢の造花の向日葵をテーブルの上に出す。

 

「えっとね、こっちが向日葵、造花だけど……PPKの部屋に飾って欲しいかなって、それでえっと……その、もしかしたらまだ早いかなって気もあるんだけどね……ええっと」

 

これ、渡そうと思うんだと出されたのは小さな箱、PPKは彼女の態度に何なのだろうと少し楽しみにしつつ箱を受け取り、開けそこに収められていた銀の綺麗な指輪を見て、固まった。

 

流石にこれは彼女も予測をしていなかった、無論、嫌なわけではない寧ろ今すぐにでも抱きしめ返事をしてしまいたいくらいに嬉しい、ではどうして固まっているのか、それは

 

「まさか、指揮官から先にこれを渡されるとは思いませんでしたわ」

 

「え?」

 

「いえ、あたくしもその、気が少々早いとは思っていたのですが」

 

頬を染めながら取り出したのは指揮官が渡したのと同じような小さな箱、今度は指揮官が固まる番になる、とりあえず受け取り開けてみればそこに収められていたのは先程PPKに渡したのとそこまで大差がない指輪、そう、指輪である。

 

がこっちは誓約のとは違うからもしかしてファッションかなともほんの一瞬考えてしまうがPPKの雰囲気が明らかにそれではない、つまるところと考えた所で顔がトマトのようになり、言葉が上手く出てこないがそれでも

 

「え、あ、えええ、も、もしかして」

 

「はい、まだこういう関係になってから全然時間は経っておりません、ですがはっきりと伝えようと思いましたわ……どうか、あたくしの側で、ずっと笑っていただけないでしょうか」

 

「~~~~~!!!???は、ひゃい!」

 

見据えられ、誰よりも何よりも大好きなPPKにそんな事を言われてしまえば指揮官はもうろれつすら回れない口で返事をする他無かった。

 

今まで見てきた何よりも今日の、そしてその時のPPKの顔はカッコ良かったと指揮官は後にお酒を誤飲して酔っ払った時に語る、がそれもまた後日の話だろう。

 

(というかズルいよPPK、今まではこんな事するときでも慌ててたのに、今じゃ逆転してるし、でもかっこいいし……)

 

「指揮官?どうかなさいましたか?」

 

「ひゃい?!う、ううん、なんでもあ、いや私返事言っていない、私もその、PPKに側にいてほ、欲しいよ、勿論おばあちゃん達ともだけど、あいや、そうじゃなくて」

 

考える指揮官、今までのPPKならばこういった場面じゃ絶対に顔を真っ赤にしてたのに今じゃ逆転しているという事実にどうにか自分もこの振り切れて格好良くなっている彼女をなんとか一泡吹かせられないかと、そこで思いついたいつかのG36とのお風呂で言われたアレだ、あれならばとうんと決意して

 

「PPK、その、あの、も、もし良かったらあ、あいいい、あ、相部屋になるなんてどうかなぁって

 

「え、宜しいのですか?勿論、あたくしは喜んで」

 

輝かしい笑顔とともにPPK手を取り答えられた指揮官、そこで悟ることになる、もう自分はPPKにとことん弱くなってるんだなぁと、こうしてその日の内に彼女たちは相部屋になった。

 

だがバレンタインはまだ終わらない……




すげーな、立場が逆転したぞ(書いた本人が一番驚く

速報 指揮官とPPK、名実ともに夫婦に、結婚式の予定は未定。

次回は春田さんだよ、頑張る(既に半分が浄化された魂)

コンテンダーさん来るじゃん!!!ハンドガンレシピぶん回さなきゃ
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