それいけポンコツ指揮官とM1895おばあちゃん!!   作:焔薙
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勝利条件


失温症(仮) Session3

基地前で始まったAR小隊とゲーガーとの戦闘、響く銃声、飛び交う銃弾、少女たちの声、そして

 

ブォン!

 

「っぶね!そのボウガンはあれか、弾切れか、さっきから射ってないぞ!?」

 

「距離があるなら射ってもいいがな、この距離ならば一撃が狙えるこっちのほうが早いだろう」

 

エネルギー出力はどうなっているのかとM16が思いながらブレードを避けて吠えればゲーガーが余裕そうな声でそう返し更に追撃を狙うもSOPMODⅡからの一発の榴弾と続け様に放たれる銃弾の回避を余儀なくされる

 

「知ってるよそれ、一〇〇式理論でしょ!」

 

「それ本人の前で言っちゃダメよ、それよりもこのままじゃ時間かかりすぎるわ!」

 

AR-15の言葉にM4が思考を巡らす、いくら副官達が抑え気味に戦っているとしても此処で長々と時間を取られていいというわけではない、しかし基地に入ろうにもと思った所でふと気付いた。

 

何もゲーガーを絶対に撃破しなければいけないという訳ではないはずだと、確かにここで倒しておけば後が楽になるかもしれない、だがそれで本来の作戦がコケてしまっては元も子もない、落ち着いて、自分たちの勝利条件は何だと言い聞かせ、そして

 

「姉さん、AR-15、SOP、RO!これから作戦を話します聞いて下さい」

 

レーザーの出し過ぎか、それとも他の要因なのかゲーガーが距離を離し射撃に転じた隙に提案された作戦、今までの彼女からならば早々出てこない内容

 

「ははは!随分と大胆な作戦出してきたなM4!」

 

「大胆って、現状これが一番の作戦だと思っただけです」

 

「それをM4の口から出されたことが驚きって話よ、でもそうね、確かに私達の勝利条件を考えるならそれが一番か」

 

「何でも良いよ、私は奴らにぶっ放せればね!!」

 

「問題は基地内の敵ですけど、M4と私なら恐らくは問題ないはずです……」

 

それを聞いた時M16はニヤッと笑いAR-15は驚いたように、SOPMODⅡは相変わらず、RO635はその作戦の問題点を見つけるが問題ないとし頷く、全員から賛同を得たM4は

 

「では……行きます!!」

 

バッと物陰から全員が飛び出し前衛にM16、AR-15、SOPMODⅡがその後ろをM4とRO635が追従する形のフォーメーションでゲーガーに突撃を敢行

 

先程までの戸は違う陣形にゲーガーは警戒しつつもやることは変わらないとボウガンを変形させレーザーブレードを展開、距離を測り間合いに入った時、M4が叫んだ

 

「SOP、今です!!」

 

「ぶっ飛べよ、鉄くず!!」

 

構えと同時に放たれる榴弾はゲーガーの微かに前方に着弾、爆発し雪を巻き上げる、続けてM16がその雪に重ねるように閃光手榴弾を投擲、炸裂するがハイエンドモデルの大多数には対閃光が施されているので

 

「無意味な!」

 

「いいえ、ほんの一瞬でも貴女は目を奪われたわ、そして……」

 

AR-15の冷静な声と狂いなく叩き込まれる銃弾、それを舞い上がる雪と共にレーザーブレードでなぎ払い視界が戻れば、彼女達と自分の立ち位置が逆転していた、更に言えば

 

「(二人居ない……!?)やられた、最初っからそのつもりだったと」

 

「悪いな、何もお前を倒すのが目的じゃねぇんだわ」

 

M16が答え、AR-15とSOPMODⅡがそれぞれ構える、彼女達の作戦、それはM4とRO635が基地に侵入し件の機械に通信機を繋げる、その間のゲーガーの足止めを彼女達が行うというシンプルなもの。

 

つまりこれからが彼女達の本当の戦いである、M16達はM4とRO635が作戦を終えるまで耐え、逆に二人は彼女達が撃破される前に目的のコンピュータまで辿り着かなければならない。

 

「つまり、貴様らをさっさと殺せばいいということだ」

 

「はん、やってみろよ、気合入れろよ二人共、こっからが正念場ってやつだからな!」

 

「ええ、どっちにしろ気が抜ける相手じゃないけど」

 

「へっへっへ~、んじゃ楽しもうか!!」

 

M16達とゲーガーが衝突、その頃、その戦闘音を背中で聞きつつ基地内部まで侵入した二人は周囲にて気鋭がないことを確認してから直ぐに通信を繋げば

 

《こちらヴァニラ、指揮官もFMG-9も手が離せないから私がナビする》

 

「手が離せないってまさか副官達に何か?」

 

《いや、そこまでじゃないらしいわ、でも時間は惜しいからさっさと終わらしちゃいましょ》

 

「了解、急ぎましょうM4」

 

急かされ気味にそう言われM4は頷いて警戒をしつつ目的地への進行を開始、だが恐らくは指揮官の眼でバレるのを恐れコアを使用していないノーマル機械型のみの防衛戦力であり奇襲などはされるが苦戦を強いられそうな感じではなかった、それでも二人で相手するには中々の数なのだが

 

そうして迫り来る敵を排除しつつ、ヴァニラのナビで進んでいき最深部近い部屋、ここが目的のコンピュータがある部屋らしい

 

《そこだ、何かそれらしいコンピュータはない?》

 

「……M4、これそうです!幸い【傘】の反応もないですしこのまま繋げましょう」

 

「こちらM4、これより通信機を接続します」

 

《はいはいこちらFMG-9、りょうかーい、ヴァニラも私も準備は万全、いつでも良いよ》

 

FMG-9の返答を聞いてRO635が彼女特性の通信機をそのコンピュータに接続、その瞬間、モニターに通信機と同じマークが映され、その場の空気が少しだけ固まる。

 

が空気が固まったことなんて知らないFMG-9とヴァニラは互いに最速のタイピングでシステムに侵入していく

 

「硬い、けどそれだけ……ジュピターって一応奴らの重要兵器じゃないの?」

 

「さてね、こうやって侵入されることを想定してなかったか、はたまた相当低く想定されていたか、どちらにせよ今なら一気に掌握できますね」

 

数分掛かったかくらいの時間でシステムの最深部まで入り込み、そして

 

「いただきますっと!」

 

「アリババ、メインのルート見つけたからそのまま潜るわよ」

 

「さっすが~、腕が落ちて無いようで何よりですよメジェド」

 

二人共、呼び方が昔に戻ってない?と指揮官がM1895達の指示を飛ばしながら思っている最中、まず最初にジュピターの異変に気づいたのは彼女達が現在目指している施設で戦況を見つつ『何かのデータを吸い出していた』アーキテクト

 

「……あれ?あ、あれれ!?ちょ、え、ジュピターが勝手に動いてないこれ!?」

 

はっきり言おう、既に手遅れである、更に言えばそのジュピターは攻撃を開始しており既にそのエリアの鉄血兵に甚大な被害を出していた。

 

「嘘、まさかハッキングってうわわわわ!!??他のエリアも!?」

 

既にここからどうにか出来る状態ではないと考えたアーキテクトは通信をゲーガーに繋げ

 

「ゲーちゃん、ジュピターが乗っ取られて何か他のエリアのもあああああ!!!撃ち合っちゃってる!?」

 

《チッ!直ぐに残りのジュピターをお前の指揮下に入れろ!》

 

「わ、わかってらぁ!あとそのエリアのジュピターは全部もう相手に取られてるから撤退よろ!」

 

現場は大混乱、作戦の第一段階成功とM16たちが知るのも時間の問題だった。




Q 展開早くない?それと戦闘描写は?

A グダグダな日常早く書きたいねん、それとあまり長々書いても何かもうもっとグダグダになる未来しか見えんかった。戦闘描写?知らんな

アーキテクトちゃんをあたふたさせるのすっげー楽しい


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