それいけポンコツ指揮官とM1895おばあちゃん!!   作:焔薙

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進行はお早めに


失温症(仮) Session2

場面進み、ハイエンドモデル達が味方信号ロストを確認した辺り、つまり彼女達は404小隊が居る地点まで何らアクシデントもなく、いやもっと言えば

 

「……ジュピターの発射を確認したやつ居るか?」

 

「いや、もしやここは射程外じゃったのか?」

 

M1895の呟きに更に謎が深まる面々、態々彼女達を自慢の兵器の射程外に追い込んだ理由とは、そこで404のUMP45が

 

「射程外だから、かもね。そうすれば少なくとも私達の救出だけでも此処に来るでしょ?」

 

「っ!?指揮官、ジュピターの反応は!?」

 

彼女の言葉に何かを勘付いたRO635が叫ぶ、それに驚きつつも言われたことを調べてみれば通信機の向こうで息を呑む声が聴こえ、そして

 

《数基のジュピターの起動を確認、そこはもう射程内です!》

 

「脱出用のヘリは、期待できそうにないわね……」

 

「元よりもう一つの任務もある、別段問題ではあるまいて、まぁ補給の問題は出てしまったがな」

 

《こちらFMG-9、となればやはり当初のプランで行きましょう、RO、壊してないよね?》

 

「私を何だと、ええ大丈夫ですよ」

 

FMG-9の言葉に呆れながら取り出したのは毎度おなじみ彼女特性のハッキング用通信機、だが今回のものは裏に猫耳を生やした黒い球体がニヤリと笑う感じに歯を見せている感じのマークが施されている、今回のそれは出来れば彼女は出したくなかったという品物である、その理由は性能が悪いとかではなく

 

「随分と可愛らしいマークね」

 

《若気の至りです、見ないで下さい……性能は今までのよりダンチですから》

 

《懐かしいわねそれ、まだ私と暴れまわってる頃の奴じゃない、ていうかよく残ってたわね》

 

彼女がアリババとしてヴァニラ、当時のメジェドとコンビを組んでたハッカー時代の名残であり、実を言えばこれが最後の一機である、最後とは言ったが作ろうと思えばまた作れるので正確にはこのマークが入っているのは最後ということである。

 

ヴァニラに茶化されたFMG-9はんっん!と唸ってから

 

《では再度プランの説明を、今回の作戦で一番の問題はハイエンドモデル三体もそうですが何よりジュピターです、近づいてもぶっ放される砲撃と足止め用の機銃、更にそれがそれなりの数配備されているとなり進軍もままならないというのが現状です》

 

「そうね、輸送ヘリ落とされた時も思ったけど精度もバカにならないわ、回避なんて考えないことね」

 

《ええ、我々にとってまさに脅威といった存在です……では逆は?と考えたのが今回の作戦になります、先ずその通信機をこのエリアのジュピターを統括している基地に繋げてください、そこからハッキングしジュピターをこちらの制御下に置きます》

 

サラッと言われるその言葉に404もそうだがM1895達も改めてFMG-9のことコンピューター関連の能力の高さを思い知らされる、更に言えばこの作戦は此処で終わらず

 

《続けてそこからメインに潜りS03地区全体のジュピターにハッキングを仕掛け、成功した物から随時暴れまわります、流石に全ては無理でしょうけどそれでも十二分の混乱は引き起こせるはずです》

 

「ホント、とんでもない作戦ね」

 

「でも成功できたなら一気に目的の施設へ攻め込めるよ!」

 

416の言葉にUMP9が楽しげに返す、時間をかければ再度吹雪が、夜になれば必然的に不利になる、ならば速攻を仕掛けるしかないとなり、出されたのが今回の作戦、そしてその肝心のこのエリアのジュピターを統括している基地への攻略は

 

「責任、重大ですね」

 

「そうですね、ですがやり遂げなければなりません」

 

「はっ、最近は敵も来やしない警戒任務ばっかだったんだこれくらいのほうが腕が鳴る」

 

「そうそう、久し振りに奴らを、くへへへ」

 

「あなた達……」

 

AR小隊の面々が行うことになった、これには404の416が突っ掛かったが流石に此処までで消耗しているということを理由に万全で来れた彼女達が行うと指揮官とUMP45に言われば引っ込む、まぁ彼女達は彼女達でこれからまた激戦が始まるのだが。

 

そんな訳で残る第0部隊、第一部隊、404小隊の面々はジュピターを避けつつ敵と適度に交戦、出来る限り引き付けAR小隊が作戦を遂行をしやすいように助けることに、とここで

 

「いや、第0部隊はここで消耗して良いのかよ」

 

「む?なぁに問題あるまい、のうVector、ウィンチェスター」

 

「ええ、奴の前に軽く動いておかないと」

 

「この程度でどうにかなるとでも?」

 

「な?」

 

M16、静かに思った、もしかしてこいつら揃って脳筋が入っちまってるんじゃないかと、だけど口にはしない、彼女だって作戦中にそんなふざけたことで負傷したくないから。

 

《それじゃあ、私はAR小隊のナビに入ります。ナガン、そっちの指揮は一時的に任せるよ》

 

「任された、と言っても404はあまり口を出さんほうが良いか?」

 

「いいえ、大局的な判断は任せるわ」

 

「ではAR小隊、これより行動を開始、行きましょう」

 

と各々が行動を開始、と言ってもM1895達が戦闘を繰り広げ、更に指揮官と言うナビが付いた彼女達はこれと言って大規模な戦闘を繰り広げる訳でもなく、件の基地の前まで順調に歩を進める事に成功していた。

 

「こちらM4、目的の基地の前まで到着」

 

《うん、こっちでも確認できてっ!ハイエンドモデル急速接近!!》

 

「ぬお!?」

 

指揮官の声、いやそれよりも早くM16はなにか嫌な予感を察知し身体を捻れば彼女の目に映ったのはレーザーのような光の固まりに前髪がジュッと焼かれる瞬間、、SFかよクソ!と転がりつつ銃を構えれば

 

「あれを避けるとはな、参ったな数を減らすつもりだったのだが」

 

手に持った巨大なボウガン、と言えば古い武器だと言えそうだが見てくれから機械であり、しかも銃口と思われる場所からは先程のレーザーが出されておりこの時点で技術力の高さが伺える。

 

「データ照合、ヒット、ハイエンドモデル【ゲーガー】特徴は……」

 

「あのボウガンでしょ、しかもさっきのを見るに機動力も高い、SOP、あれ見えた?」

 

「見えなくはなかったよ、でもあそこまで不意打ちされちゃうときっついね」

 

SOPMODⅡの言葉にM4は数瞬だけ思案して指揮官に通信を繋げる、此処で彼女の指揮下で戦えば彼女の侵食が進むと判断したのだ。

 

「指揮官、副官達の方への指揮へ、私達の方は敵が接近してるかくらいで構いません」

 

「だな、後伝えといてくれ、こっちはちょいと時間がかかりそうだと、な」

 

彼女からの返答は聞かない、いや、聞く余裕はない、AR小隊はその時にはフォーメーションを組んで攻撃を開始していたからだ、彼女達の最初の戦闘が幕を開けた




所でなんでゲーガーさんはボウガンが武器でレーザー出せるのにブレードにして突っ込んでくるん?

コンテンダー、K5、ヴィーフリ迎えましたことを此処に報告致します

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