それいけポンコツ指揮官とM1895おばあちゃん!!   作:焔薙

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続いた


副官も偶にのんびりとinBAR

同日、休憩所にてBARに案内すると約束していたM16をコーヒーを飲みながら待つM1895、それから数分と経たずに彼女は現れた

 

「やぁ、待たせたか?」

 

「待っとらんよ、今からならば丁度よい時間じゃ」

 

よっこらしょと立ち上がり、コーヒーが入ってた紙コップをゴミ箱に捨てる。が何故かそれを不思議な顔で見るM16

 

「なんじゃ?」

 

「いや、てっきりコーヒーにはうるさいのかと思ってたからな」

 

「何がどうしてそうなったかは知らぬがそもそも執務室で飲むのがインスタントコーヒーじゃらかな、そういうのはスプリングフィールドに任せれば良い」

 

「思うんだがスプリングフィールドはどこまで凝り性なんだ……?」

 

「考えたこともなかったな、まぁ良いではないかそれでわしらは美味しい酒が飲めるのじゃぞ?」

 

確かになと軽快に笑うM16、深く知りすぎればどうなるかはわからないのが現実であり問題にならないのなら触れないという暗黙の了解もある

 

では行こうかと二人はBARに向けて歩を進める、途中この司令部を見て回ってみてどうだったと聞いてみれば

 

「どう、か。良い所だな、ここまで人形に自主性みたいなのを持たす司令部なんて珍しいんじゃないか?」

 

「そうさな、まぁ指揮官が少々特殊じゃ、それも手伝っておるのじゃろう」

 

「確か戦術人形(私達)が人間に見えるだっけ?こう言っちゃ悪いが難儀な体質?してるな」

 

「こればかりはな、治る事は無いじゃろう。っとここじゃ」

 

看板も何もない普通の扉、指揮官も偶々見つけたあのBARの入り口に到着した二人、M1895は近くの壁に掛かっている時計を見て問題ないと判断してから扉を開く

 

中はまだ開店したばかりかマスターのスプリングフィールド以外はおらず、丁度良かったなと頷く彼女の隣でM16は感嘆の声を上げる

 

「お~、こりゃ凄いな」

 

「いらっしゃいませ、珍しいですねナガンが誰と一緒になんて」

 

「朝にBARは何処だと聞かれた故にな、マスターいつもの、お主は?」

 

「お、おぉえっと【ジャック・ダニエル】あるかい?」

 

「ええ、ありますよ。ただすみません【ブラック】か【グリーン】それと【シングルバレル】の三種しか揃えて無くて……」

 

「いやいやいや、あるだけでも凄いじゃないか。じゃあシングルバレルをロックで」

 

畏まりましたと準備に入るスプリングフィールド。話には聞いてたが本当に凄い品揃えだなと感心しっぱなしのM16にM1895はふと気になり聞いてみる

 

「お主、そういえば誰からこのBARの存在を知ったのじゃ?」

 

「AR15だよ、酒を飲める場所があるって言って聞いたんだよ」

 

「ああ、なるほどな。スプリングフィールド、これからドンドン利用者増えるぞ?」

 

「ふふふ、ならドンドン種類と量を増やさないといけませんね。はい、お待ちしました【ジャック・ダニエル・シングルバレル】のロックと【コニャック】のロックです」

 

置かれたグラスを受け取りつつやっぱり疑問に思うのかM16がスプリングフィールドを見ながら

 

「だからどこから、いや、何でもない、酒が飲めるんだ文句なんてないさ」

 

「触らぬ神になんとやらじゃ、では、そうじゃな『こうして飲める日常に』かのう?」

 

「そりゃいいな、じゃあ」

 

笑いながら乾杯と一口飲めば、その疑問はすぐにどうでも良いものになりこんな美味しいお酒を飲めるこのBARの存在にありがたみを覚える

 

実際、このBARの存在はお酒を嗜む戦術人形たちには非常にありがたく、開店から数分、遅くても数十分もすれば店内にはそこそこの人形が集まり始め賑わいを見せる

 

二人も会話をしつつ呑んでいき程よく酔いが回り始めた所でM16から

 

「そういや、指揮官は知ってるのか?」

 

「知っとる、というかあやつは勝手に見つけたのじゃ。そして酔いつぶれて次の日も動けなくなったから以降は来てもソフトドリンクだけという決まりになっておる」

 

「弱いのか……強いなら是非とも飲み合いたかったな」

 

「でもあの指揮官も可愛かったですよ、おばあちゃん?」

 

「やめい、いつぞやFALにも言ったが手のかかる孫娘はあやつ一人で十分じゃ」

 

グイッと呑み切りお代わりを要求、そもそもあやつはわしをおばあちゃん呼びしてベッタリし過ぎなのじゃと言葉だけは苦言を漏らすも顔は酔いの所為か緩んでおり満更でもないのがよく分かる

 

実は指揮官だけではなく、一部の戦術人形からもおばあちゃんと呼ばれ始めてるのでそろそろ司令部のおばあちゃんという地位に付きそうな勢いなので本人以外の認識である

 

気付けば指揮官のことで会話が盛り上がる三人、するとまた扉が開き来客を告げるカランカランと言うベルが鳴りそっちを見ればAR小隊の一人である【M4 SOPMODⅡ】に手を引かれながら入ってくる指揮官の姿

 

「こんばん……あっ」

 

「指揮官?お主また来たのか」

 

「い、いやぁね?SOPちゃんが誘ってくれてね」

 

「そうそう、指揮官と一緒に呑もうって思ってね!あ、マスター【ウォッカ】のロック2つね!」

 

「ま、待つのじゃ、それは絶対に呑ませるのは駄目じゃぞ!?」

 

来て早々のトンデモナイ注文にM1895が慌てて立ち上がり止めに入る、確かに前回泥酔した【ブラッディマリー】より遥かに度が高いウォッカを呑んだ日にはこの指揮官は明日は置物にすらならないのは確約されるので彼女の必死さは当然だろう

 

「……所でマスター、指揮官が前回呑んだのは?」

 

「ブラッディマリーですね、なのでウォッカはちょっと厳しいかと」

 

「ええ~、じゃあ【テキーラ】で」

 

「変わらぬわ!!」

 

「お、オレンジジュースで」

 

さっきまでののんびりとした雰囲気はなくなりM1895が騒がしく止めに入る光景、だがM16の目にはM1895の顔はそれを楽しんでるのか笑っているように見えていた

 

(全く、楽しい司令部に来たもんだ)

 

呆れ気味な感じに内心思うが彼女の顔もまた楽しそうに微笑んでいるのであった




春田さんがどこからお酒を仕入れてるのかはこの司令部最大の謎

ポリンキーの三角形の秘密くらい探ると危ないと言われている

あとこれ誰が主役の章だっけ?

指揮官の設定、描いてる本人が忘れかけてるらしいっすよ?

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