それいけポンコツ指揮官とM1895おばあちゃん!!   作:鮪薙

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エルフェルトさんの珍しい見せ場


会議は踊らせない(鋼の意志

時間は戻り会議室、まだ泥沼、もとい血みどろな議論大会が行われるより前、副官が今回の会議室に集めた理由を話した辺り。

 

指揮官とPPKの挙式について意見をもらいたい、本人の口から聞いたはずなのに未だその衝撃が飲み込めない面々、だがいつまでも呆けている場合ではないと代表してFALが

 

「驚いたわ、まさか副官からこの事を議題に出されるなんて」

 

「むぅ、いや、柄ではないというのは何となしに分かってはいるのじゃ」

 

彼女自身もこれを書類に書き上げた時は自分でも何を一体と思う、が今回は本気である、それは副官としてはではなく、指揮官の祖母として

 

「わしはアヤツに残してやりたいのじゃ、いつまでも色褪せぬような幸せな思い出をな」

 

ポツリと語り出す、理由なんてそこまで大層ではないとう感じに、その顔は穏やかなおばあちゃんと言った感じの表情で。

 

「無論、今日までの生活もアヤツにとっては色褪せぬような幸せな思い出じゃろう、それは否定せぬがな」

 

「だけど、今回のはもっと特別なってことね」

 

「うむ、いやな、思えばこの基地で指揮官になってから、更に言えばなる前とアヤツは祝われるという体験をしたことがないのではと思ったのじゃ」

 

副官の言う通り、指揮官は保護される前は当たり前だが保護され指揮官になってからも形式上のおめでとうはあったかもしれないが誕生日のような祝い事を受けたことがない、故に彼女は考えたのだ。

 

誰かと生涯をともにする事を誓う、それも祝い事であり、ならば彼女の初めての祝い事を挙式という形で祝ってやろうと、故に

 

「アヤツは恥ずかしがり屋じゃからもしかしたら余計なお世話になるかもしれぬ、これはわしに祖母としてしてやりたいという我が儘じゃ、だがどうか、お主らの力を貸してはくれぬか、この通りじゃ」

 

立ち上がり頭を下げる副官、その行動に本日何度目か分からない衝撃と同時に慌てつつ

 

「あ、頭を上げなさい副官、何もそこまでしなくたって私達は力を貸すわよ」

 

「そうそう、それに副官が計画しなくたって勝手にやってたまであるわ」

 

WA2000が頭を上げさせつつ普段のつっけんどんはどこに言ったかという声でそう告げ、Mk23が続けてそう伝える、因みにこれは冗談ではなく本当に計画はそこまで進んでいたりする。

 

二人を言葉を聞き顔を上げればその場の全員が小さく、だが力強く頷く、その光景を見てM1895は思わず涙ぐみそうになるのを堪え

 

「ありがたい、では早速始めていこうかのう、時間はありそうでないからな」

 

こうして会議を始めたのがほんの一時間と少々前、そして今、M1895の前で行われているのはPPKの衣装をどうするかで少し間違えれば殴り合いに発展するのではないかという議論を繰り広げる面々、かれこれ数十分は経っている、そろそろ纏めて欲しいのじゃがと思ってしまうのも無理はない。

 

もう少し掛かるかこれと思った矢先、ダァァァン!!と机を叩く音で場が静まる、お、遂に始まったかと発生源を見ればプルプル赤い顔で震えるエルフェルトの姿、暫しの沈黙の後、ゆっくりと口を開く

 

「良いですか、ウェディングドレスと言うのは一生に一度に袖を通す、大事な衣装なんですよ?結婚式という神聖な場所で袖を通せる大事な、衣装なんですよ!?それを男装でなんて失礼です!!!思い出に残すというのならば二人共ドレスで、やるべきなんです!!!!」

 

力説だった、言葉に力が乗りすぎてて誰も反論できないほどだった、そしてそれは副官の胸を何故か心地よく打った

 

「他の者、エルフェルトの案を通す、異論があるのならば手をあげよ……無いな?ではエルフェルト、お主の二人のドレスを任す、出来るな?」

 

「あ、はい!エルフェルト=ヴァレンタイン、二人にピッタリなのを考えに考え抜いて選んでみせます!!あ、あとそれと別に男装は嫌いというわけじゃないのでその、二次会とかでさせるとかどうでしょうか」

 

『それだ!!』

 

PPK、被害者になることが確定した瞬間である、そんな未来を感じてしまったのか街でお茶会中のPPKが背中に悪寒が走ったと後に語る。

 

とにかく衣装問題も解決した、では次と言うタイミングで扉が開き入ってきたのはスチェッキン、挨拶をしながら椅子に座りふぃと息を吐く

 

「副官、招待状書き上げて出してきたよ~」

 

「ご苦労さまじゃ、と言いたい所じゃがすまぬ、式当日の説明を頼めるか」

 

「お任せあれ、という事で簡単にだけど説明をするよ、日時諸々はまぁそこに書いてある通り来客数は今のところ不明、だけどまぁ付き合いがある基地だけだからそんなに多くはないと思うよ」

 

「招待状ですか、大丈夫だとは思いますがこの話が他に漏れて偽装とかされる可能性は?」

 

ウェルロッドの言葉に心配性だねぇと笑いつつもその質問は予測してた彼女は会議室のモニターのスイッチを入れれば映し出されたのは見覚えのない部屋、そしてドアップのアーキテクトの顔

 

「あ、映った、やっほーアーキテクトちゃんだよ~」

 

「今回、彼女に協力してもらいほぼ、いや、鉄血と繋がりでもなけりゃ偽装できない物を用意したから平気だよ」

 

「うい、じゃあ一応説明するね」

 

と説明されたのは今回招待状の『文字』を書く際に使ったボールペン『すぺしゃるくーげるちゃん』とその文字と来客の顔、網膜等を読み取るための機械『読み取りちゃん』、これは彼女特性のインクに反応しそれがこちらが出した招待状かどうかを判断して、本物だった場合は更にそこから顔、網膜等をスキャンする為の機械であり、早い話それを使って本物かどうかを調べるだけという話である。

 

「……ネーミング」

 

「え、可愛くない?」

 

「ま、そんな感じで受付で読み取ってもらうって感じだね、だから招待状にも紛失には気を付けてねって赤文字で書いたから、大丈夫でしょ」

 

他にも当日の基地の警護はアーキテクトが手掛けた警護型テーザー銃搭載のダイナゲート、プラウダ-、スカウトを巡回させることになっている、これは先程の機械で読み取ったデータを参照にし来客には反応しないようになっている、ダイナゲートに至っては構えとじゃれてくる。

 

どっちにしろP7のイタズラもあるため好き勝手出来るやつはそう居ないだろうという話もある、その後もアレやコレと分かり易く説明がされ

 

「なるほどね、教会代わりはあの倉庫ね、G3が凄い楽しげに改装してたのはそれか」

 

「だね~、さて当日の流れもこんな物だね、何か質問あるかい?」

 

特に無い、となり本日の会議はこれで終わりとなる、また後日集まるようにとなり解散、今日から急ピッチで挙式の準備が始まり指揮官とPPKには

 

「という訳で、挙式を開く」

 

「え?」

 

「まぁ」

 

余程重要でもない案件では事後報告が何故か基本なのが恐ろしい基地である。




招待状の本文入らんかったからあとがきで、日時などの詳細は省略
『いやぁ、突然の手紙申し訳ないね、スチェッキンさんだよ。
今度、我が基地で指揮官の結婚式を開くから良かったら来てくれると嬉しいね。
ああ祝儀とかは大丈夫だから安心してほしいし、本部には基地間交流で押し通してあるから心配要らないよ~。
もし来る際は私に連絡を、それとこの招待状は一枚で何人でも大丈夫な物だけど無くさないでね、それがないとちょっと凄く面倒なことになるから絶対に、無くさないでくれよ?
じゃ長々と書くのも悪いし、是非とも検討の方よろしくお願いするよ、ではでは~』
みたいなノリの文面です、ぶっちゃけ省略されても問題ないな!

尚、この招待状はコラボしたことある基地に送られました、そして結果、現状だけで結婚式話しが大コラボ回と言うアカンこのままじゃ作者の頭が死ぬぅ!案件ですガンバリマス

しかし警備ロボが何も知らないやつが見たら鉄血に乗っ取られたのではとなるんだよな~
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