それいけポンコツ指揮官とM1895おばあちゃん!! 作:鮪薙
大コラボ回、結構、場面を飛ばし飛ばしで書いたりしますのでコラボ先の作者さん、好きに書いて?(白旗宣言
この基地始まって以来の大規模な会場の用意、道具、ドレス、各自の礼装をスチェッキンやカリーナ達がフル稼働して揃え、他の人形たちが得意な所を補い会場の準備を整え、そしていよいよその日が来た。
全ての始まりの会議室、そこにはあの時の面々が集められ最終確認が行われていた、モニターにはアーキテクトも映されている、強いて言うならばエルフェルトが居ないくらいか
「いよいよじゃのう、スチェッキン、現状分かってることを」
「来客数は19人、遠方近隣関係なくこちらで出せる護衛部隊を向かわせて、道中には警戒の部隊も展開済みだよ、一応彼女達も来客が全員来た時点で戻すから式に間に合わないなんてことはない」
「上出来じゃ、よいか、式の成功は当たり前でありその中には来客が無事に来て、そして帰るまでも含まれておるからな……初めての事じゃ勝手が分からないが何かがあればこの式がアヤツにとって苦い記憶になってしまうことを肝に銘じよ」
繰り返すが、これは本日の指揮官とPPKの結婚式の最終確認である、物々しい雰囲気が場を包んでいるが今日はめでたい祝い事の日であるはずである。
が、如何せん基地総出でのイベントごとは初めてな彼女達、とりあえず考えられたのは来客の安全であり、それが結果的に指揮官の良い思い出に残せることの第一歩だと考えたのだ、と続けてM1895
「次じゃ、アーキテクト、基地内の警備ロボはどうじゃ」
《問題なーし、全機は正常に可動してるよ、テストも重ねに重ねて誤作動は起きないと断言できるまで調整したからね》
「うむ、それであの『読み取るちゃん』の配備はどうなっておる小っ恥ずかしいのじゃ」
《受付の所に四台、一人に読み取り時間は1秒ちょいだから詰まるってことは避けられるはずだよ~、あと恥ずかしがらずに名前呼んであげてよ~」
彼女の言葉は無情に黙殺されればアーキテクトのわざとらしいシクシク声が聞こえる、がそんなことに時間を割いてる余裕はないとばかりにミーティングは続く。
「G36、式の後の事はどうなっておる」
「はい、こちらではパーティーと言う形にすることになっております、なので料理等の準備は現在、ネゲブを筆頭に進められ滞りなく終わるかと」
「あ、それについて私から補足、どうやらD地区の人達が余興として出し物を考えてるみたい、それだけの広さあったっけ?」
「問題ないかと、あそこは使わない倉庫を大改修した一つの会場ですので、なんでしたらステージもありますよ」
因みにその会場はP38が自身のライブ経験を元にステージを作ったので少し弄れば基地内ライブも可能になっている代物、今回は二次会会場として使うのでその一部は縮小されてはいるが彼女が余裕で歌って踊れる広さは確保されている。
と言うより挙式で使う教会も二次会の会場もP38とスペクトラ、アーキテクトが機械まで使って改修したものである、彼女達がこの基地の建設も兼業しだすのも時間の問題かもしれない。
「あとは……エルフェルトか、何か聞いておる者は居ないか?」
「私が伝言貰ってるわ、彼女が言うにはドレスは完成、時間までに二人の着付けと化粧は任せてくれだって、それと副官、貴女も後で来てくれって」
「わしを?ふむ、分かったこの後向かおう」
はて、と呼ばれる理由が皆目検討も付かないが彼女が呼ぶのならばいかねばなとそこで考えを切り、他に確認する事柄を整理していく。
現状で懸念材料なのは鉄血組、F小隊のところは社内でも噂は頻繁に聞かれはするがやはり空気が緊迫しないかなどの心配が浮上している、更に今回警備に鉄血の機械も使っているので更にその不安に拍車がかかっている。
一応、警備ロボにはグリフィンのマークを分かりやすい所に付けてはいるしアーキテクトに関しては
「いっそ開き直ってみるか?」
「そうね、下手に隠すより受付にでも座らせたほうが行けそうな気がするわね」
《え、働くの私!?》
「じゃな、G36、手綱は頼んだぞ」
「お任せあれ」
どうせ、F小隊の所のハイエンドモデルが来るのでその時に彼女達の相手も出来るだろうからとその案が通る、アーキテクトの言葉は聞いた上で流されている。
他にあるのは細かであり、更に言えば実際に動いてみないとということなのでミィーティングはそこで終わり、解散となる、M1895は出迎えに向かう前にとエルフェルトの自室に入れば
「あ、おばあちゃん、どったの?」
「エルフェルトに呼ばれてな、ほれ、動くとマズイじゃろうて」
「その通りですから動かないで下さいね~、いらっしゃいませ副官、待ってましたよ」
準備中の指揮官とエルフェルト、彼女は入ってきたM1895に反応した指揮官を落ち着かせてから少し待ってて下さいと何かを取りにクローゼットに消える。
その間、軽く雑談をしておこうとなりM1895から
「どうじゃ、このようなのはお主も初めてじゃろう?」
「どうって、まだよく分からないかな、でもなんだろう、嬉しいのかな」
どこか戸惑い気味に答えた指揮官を見て優しく微笑み頭を撫でる、そこでふとPPKはどうしたのかと聞いてみれば
「別室に居るよ?向こうはStG44とキャリコが手伝ってるって」
「こっちの用事が終わったら顔を出してやるか……む、来たようじゃ、何じゃそれ」
戻ってきたエルフェルトを見れば手に持っているのは一着のドレス、誰の、と聞くまでもないのだがM1895はとりあえず聞いてみれば
「何って、そりゃあ副官さんのドレスですよ~、嫌ですね、貴女も主役の一人、ならば着飾っていただかないと!」
「い、いや、ほれ、わしはこれから来客の出迎えが」
「ご安心を、数分もあれば完璧に終わります、そのためのダミーです!!」
勢いに思わずM1895がジリッと下がればザッとダミーと本体に囲まれる、そんなつかの間の抵抗も虚しく宣言どおりに数分後には
「うわああ、おばあちゃん可愛い!!」
「うんうん、私が睨んだ通りですね、完璧の仕上がりです!」
「むぅ、まぁ、このような日じゃ、甘んじて今日はこれで居るのじゃ、いや、しかし慣れんのう」
黒のハイヒールブーツに白の肩掛けの丈の短いマントのようなに青を主体にしたドレス姿のM1895の姿、勿論だが化粧までしっかりされている。
こうなっては仕方がないかと思いつつ慣れないその格好に少々気恥ずかしさを感じながら
「……しまったな、PPKに顔を出す時間がない、すまぬがアヤツには式前に顔を出すと伝えておいてくれ、わしはこれから来客の出迎えに向かう」
「うん、伝えておく」
「二人は任せて下さい、動きまで完璧に仕込みますからね!」
頼んだ、短く伝えてから彼女は部屋を後にして受付へと急いだ、忙しくなるな、彼女は静かにそう思いつつ自然と笑顔になっていた。
始まったなぁ(既に構想で頭がパンク寸前)まぁその前書きにも書きましたが細かく書いちゃうと死んじゃうんですよねこの作者、文才ないの辛い……
ナガンおばあちゃんのドレスは未実装のスコーピオンのあれを改造した感じ、案外似合うんじゃないかなって思った
次回予告?そんな未来のこと分かるわけ無いだろ!