それいけポンコツ指揮官とM1895おばあちゃん!!   作:焔薙

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RF部隊の本気(書けるとは言っていない


CUBE作戦(仮)Session3-1

《現在、404小隊はこのエリアで潜伏しつつ敵ボスクラスへの攻撃を敢行しているようです、なので我々もそれの援護に入ります》

 

慌ただしく次の作戦が決められそのエリアへと向かう輸送ヘリの中で第五部隊は指揮官からの説明を聞いていた

 

404小隊はどうやら合流は出来たようだが別件の任務で奪取を目的にしてるジャミング装置の情報を握っているボスクラスがこの哨戒所に居るらしく攻撃を実行、だが情報よりも強く苦戦を強いられているため急遽、援護に向かうことになったらしい

 

「うーむ、404って独自に動けるほど強い小隊って聞いてるにゃ、それが苦戦強いられるって結構やばいんじゃないにゃ?」

 

「そうですね、指揮官、何かその辺りの情報ありませんか?」

 

《404小隊からの通信によると、敵ボスクラスは【ハンター】……らしいんです》

 

《ハンターですって?あれは私が頭撃ち抜いてぶっ壊した筈ですよ?》

 

《ええっと、実際に目撃した404小隊からの情報なので間違いはないかと》

 

どうやら指揮官の側にいるらしいAR15の怪訝な声が通信機から聞こえる、それに対して指揮官はちょっと気圧されながらもそう答えれば彼女もむぅと黙るしか無い

 

「でも只のハンターなら404小隊の方々が苦戦することは無い筈ですよね」

 

「絶対とは言えませんが能力の高さから考えればそうですわね」

 

ふと指揮官の通信を聞いていたRFの【SV-98】が疑問を口にすれば【PPK】も確かにと言う顔でそう告げ指揮官に問いてみればすぐに答えは返ってきた

 

《それはヘリアンさんから情報が来てて『エリート化改造』っていうのをされてるみたい、それで耐久の上昇に加え装甲が付いて彼女達の装備だと……》

 

「貫けないってことね、思ったより厄介な強化らしいわね」

 

「ま、なんであろうと私達は撃ち抜き倒すだけでしょ?」

 

【It BM59】が勝ち気な笑顔を浮かべつつそう告げる、言葉だけを聞けば油断しているようにも思えるが彼女の顔に油断は一切なく、あるのは今までの経験からの自信

 

部隊員がそんな顔しているのに自分が少しでも不安を抱いてどうするとスプリングフィールドも負けじといつもの余裕のあるほほ笑みを浮かべ

 

「ええ、そうでしたね。我々はそれに特化している部隊、どんな装甲だろうと撃ち貫けばいいだけでしたね」

 

「お任せを、どんな装甲でも撃ち抜いちゃいますから」

 

「急に士気が跳ね上がったにゃ、これ私相当頑張って前線張らなきゃいけない流れにゃ?」

 

「ええ、頑張ってくださいませ、貴女が抜かれるとあたくしもひとたまりもございませんので」

 

前々から思ってたがこの部隊どんだけ短期決戦仕様にゃ!!とIDWが叫ぶもこの編成でずっと戦ってるのでいつものじゃれ合いだと皆が分かっているし実際、IDWの顔は笑っている

 

《みんな、そろそろ作戦区域です。今回の目標は『エリートハンター』それさえ撃破できれば残りの敵は404でも処理できるはずですのでとにかくボスの撃破を最優先でお願いします》

 

《なぁに、お主らはボスに集中すれば良い周りの敵は第一部隊とその404小隊が抑えるのじゃ》

 

《は?何勝手に決めてるのよ》

 

《どちらにせよお主らの装備では貫けまい?》

 

《ぐっ、ちっ》

 

M1895と416のやり取りに思わず全員が笑みをこぼす、が直ぐに思考を切り替えてヘリが着地と同時に

 

「指揮官、ハンターの大凡の位置下さいます?」

 

《待ってて、一番大きな靄は……これか。座標送ります!》

 

送られてきた座標は彼女が思ってたよりも奥地、幾ら指揮官の高性能アイがあろうと途中で敵に絡まれる可能性が高いとスプリングフィールドが苦い顔になっていると通信が開かれ誰かと思えば404小隊のブレイン【UMP45】

 

《随分敵が奥だけどその部隊単騎で行ける?》

 

「正直厳しいかと、数で押されればこちらは不利の編成ですし」

 

《ふぅん、なら私達が壁になってあげる。さっきのお礼もあるからね》

 

《ならばわしらは遊撃に入ろう、それでよいなら行動を起こすぞ》

 

「宜しくおねがいします」

 

じゃ、次の飛行場で落ち合いましょう?と通信が切れる。自身の司令部に居るのとは似てるが違う彼女の性格に戸惑いを覚えるもそもそも人形とはそういうものだったと思い出し

 

「では行きましょう、PPK、IDW、前は任せましたよ」

 

「任せて頂戴、目には自信あるのよ」

 

「寧ろHGで目に自信がなかったらそれはそれで問題にゃ!?いきなりにこやかな笑顔のまま銃口を向けるなにゃ!?」

 

「何やってるのよ……」

 

コントをやりだした二人を宥めて行動を開始する第四部隊、指示された飛行場に着けばそこには404小隊の面々がすでに揃っており彼女達を見た瞬間

 

「遅いわよ、随分とのんびりな部隊ね」

 

「ご挨拶ですね、戦闘回避しながらなら仕方ないことでは?」

 

「それでももう少し早く動けるわよ」

 

「はいはいは~い、言い合いはそこまで、ボスの位置また教えてもらえる?」

 

スプリングフィールドと416が不毛な言い合いを始めようとするのをUMP45が止め指揮官に通信を繋げる

 

直ぐに新たな座標を送られればその位置は先ほどとそこまで変わらず、向こうからはまだ気付かれては居ない様子だった

 

「ふぅん、話には聞いてたけど便利な目ね。まぁいいわ、おかげで奇襲は行けそうね」

 

話には聞いてた、その一言が妙に頭に引っかかるもスプリングフィールドは小さく頷き部隊に命令を飛ばす、これより始まるのは戦闘にあらず、狩猟である




RF部隊の本気(そもそもこのページとは言ってない

すみません長くなりすぎそうだったんで切っちゃいました許してください、えっと……M14が何でもしますから!!

これ次のページどうやって字数稼ぐんでしょうね、なんとかするんだよ(半ギレ)それはそれとしてBM59ちゃん好きなんですけどなんか話題に上がりにくい気がするんですよね……可愛いのに

リアルCUBE作戦はハンターは倒しました、処刑人?はは(乾いた笑い

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