それいけポンコツ指揮官とM1895おばあちゃん!!   作:鮪薙

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ブレーキレッドラインメイド


メイドさん、ちょっとテンション上がる。

G36、この基地においてのユノとノアのメイド。ノアもそうなのかと過去に聞かれたのだがその時に彼女は素晴らしく真顔で

 

「当然でございます、お嬢様の妹様ならば私にとってはお嬢様には代わりありませんから」

 

はっきりと言おう、彼女はお嬢様が増えて若干テンションが上っている、その証拠に妹のG36C曰く、何かちょっとだけ部屋が汚れてても文句言われなくなったらしい。

 

彼女とユノの出会いは言うまでもない、あのクソッタレな(彼女に言わせれば認めたくはないが一応買われたので)主の家の離れの小屋、偶々何があるのだろうかと覗きに行った時に出会い、今だから言えるのだが一目惚れ、気付けば主からの命令は必要最低限だけ行い、後は彼女のために影でコソコソと働くメイドになっていた。

 

いや、言うなればユノと出会ったあの瞬間から自分は彼女のメイドだったのだろうと断言できるらしい、だが結局は連れ出すことも出来ずに家から追い出されたのだがユノがグリフィンに保護された数日後、その家は燃えたらしい、一家は逃げることも出来ずに炭となったという話だ。

 

コレについてはFMG-9が過去に色々調べてみた結果、何とも難しい顔をしてから

 

「複数の組織が絡んでるっぽいんですよね、一番小さいのだと借金取り、一番大きいのだとグリフィンの特殊部隊が絡んでるとか何とか、え?ネクロノミコンで探れですって?嫌ですよ死にたくないですから」

 

この時点で一番大きいのが明らかにもっとヤバいのが絡んでいると語っているようなものである、ではとG36が何か知ってるかもとMDRが聞きに行った際は、それはもういい笑顔で

 

「どうでも宜しいことですわ、あのような人の形をした畜生共の最後が炎に包まれ最後まで苦しんだと言う事ならば、少々愉快に思うくらいですよ」

 

ガチで腰抜かすかと思った、のちのMDRはそう語った。その話題の最後だが見つかったその家の家族の遺体には動けないように何重にも『鎖』で縛られていたという報告が上がっているとか何とか。

 

さて、そんな彼女たちのメイドG36の一日は戦術人形として任務に出る時もあれば基地の中で家事をこなす日もある、もしくは今日のように休みの日となれば何をするわけもなく適当に歩き回っているのもよく目撃され、今回はその日のお話、今日は如何ようにして過ごしていようかなどと考えながら歩いて医務室が見えてきた所で扉が開かれ出てきたのはユノとクフェア、向こうもG36に気付いて挨拶をしてきたので返してからどうしたのかと聞いてみれば

 

「うーん、覚悟を聞かれた、かな?」

 

「覚悟、ですか?それは何の?」

 

「D08のカフェがデリバリーで来た時に私もお義姉さんも相手の子供が欲しい、と言う会話をしたのを覚えてますか?」

 

それはとても覚えている、彼女としては驚きもなにもない、出来ると分かればいずれは言うだろうとは思っていたからだ。そして同時に医務室から出てきた理由も察しが付いた、この基地の医務長たる彼女がそれを聞いて何も言わないわけがないということだ

 

「それで、お二人は?」

 

「変わらないよ……確かにリスクは普通の人よりも高いし何が起きるかわからないし、何もなく育てられるか分からないってものすごく真剣にペーシャには言われた、でも、それでも私はクリミナとの子が欲しいって思ったから」

 

「私もです、本当に困難かもしれないけど、どんな子に生まれてきても育てる、覚悟を決めてますから」

 

二人の目は真剣だった、本気で決意を固めて現実と戦うつもりだと言うのが深く探るまでもなくG36には理解できたし、だからこそ彼女はカーテシーを行ってから

 

「ならば、私も全力でサポートをさせていただきます、と言っても旦那様方がまだその覚悟がまだのようですが」

 

「クリミナは、どっちかと言うとこの前のような体にどうやってなるのかって壁があるってだけだけどね、でもペルシカさんが任せてって言ってたかな」

 

「ノアは、まだ迷ってました、多分、自分の体があまりに特殊だから子供に悪影響が出ないかが不安なんだと思います……あとドリーマーさんももう少し待っててくれって」

 

相方も同性のため子を作るとなれば相手に生やすなり何かしらをしなければならないのでその準備がまだらしい、だがドリーマーもペルシカももうすぐの所まで進んでいるらしいので後は相方の決意だけ。

 

だがそこでG36は一つ待ったをかける、二人の覚悟は確かに見たが当然ながら二人には赤子を見たことも抱いたこともない、つまりは経験値が全く無い、知識としても恐らくはまだまだ不十分であり、妊娠中の心境も当然ながら分からない。

 

「うーん、でもヴァニラさんには聞けないしなぁ」

 

「確か凄く重い過去を持ってましたよね……でも、他に誰が」

 

分からないのであれば聞いてみる、と言うところまでは浮かんだのだがじゃあ誰に?となるとG36の予想とは違い躓く二人、どうやら基地内で完結しようとしてしまい行き詰まってるようだ。

 

なので彼女は何も基地内だけではなくてですねと助け船を出す事に

 

「居るではありませんか、しかも少し前に自分たちで名前を出してますよ」

 

「……あ、D08!」

 

「そうです、今や彼女たちはお母様、無論まだまだ世間から見れば新米とも言える彼女たちですがお嬢様たちから見れば大先輩、様々なことが聞けると思いますよ」

 

「それにカフェにも一度行きたいってノアもお義姉さんも言ってましたし、私もドリーマーさんに会いたいので向こうの予定が合えば」

 

トントンと話を進めていく二人によしよしと頷くメイド、この調子ならば今日中にでも向こうに予定云々の連絡を入れ行動を起こすだろうと思えばアドバイスをしてよかったと思える。

 

(そう言えば、417さんが孤児院を一時的に請け負っているという話も情報部から聞いた気が……ともすれば実際にレクチャーを受けれる?)

 

そうとなるといよいよ彼女たちには頭が上がらない存在になりますねと一人、D08地区の面々に電脳内でお礼を告げる。G36にとって彼女らは命の大恩人であるが故に出来ることならば協力は惜しまないと言う所まで来ており、その孤児院についても自分たちがなにか出来ればと今考えていたりする。

 

だがまぁそれは彼女だけで決めれることではないのでと一旦保留にしてから

 

「では、私はコレにて、何かありましたらお呼びくださいませ」

 

「あ、うん、ありがとうねG36!」

 

「とても助かりました」

 

二人の言葉を背にG36はまた基地を歩き回る、その顔は心なしかとても嬉しそうに見えるものだった。




思えば此処でユノっち達が妊娠すると向こうとママ友みたいな感じになるな!因みにこれぶん投げです、拾ってくれると嬉しいな!
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