それいけポンコツ指揮官とM1895おばあちゃん!!   作:鮪薙

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D08地区から支援来るんですかヤッター!!!


ラボ改修開始、ナデシコ運用再開

P基地、ラボ跡地。漸くナデシコのシステム改修が済んだアーキテクトを出迎えたのはD地区よりすっ飛んできたというDドリーマー、しかも車にはこれでもかという資材の量に思わず

 

「な、何が目的だドリーマー」

 

「震えた声で失礼なこと言わないでくれるかしら?ラボの修復とかを手伝いに来てあげたのよ、泣いて感謝なさい?」

 

「凄い、え、でもこんなに資材を用意してそっちに負担は……」

 

「ちゃんと許可取ってるわよ~、にしても随分と綺麗に吹っ飛ばされたわねこれは」

 

最初にも言ったがここはラボ【跡地】あれだけの爆発に関わらず被害は彼女のラボだけであり周りの施設等には被害が及ばなかったのは幸いというべきだろう、と言いたいが彼女のラボが吹き飛んだということはアーキテクト製品の殆どが現状生産力が落ちていることであり、更に言えば特殊ラボに安置してあるもう一つのほぼオリジナルスペックの素体以外の生産もできないということであり、次有事が起きれば間違いなくマズイことになる状況にはなっている。

 

なので本日から修復を始めようかという所で、今日はドリーマーが来たのだ。しかも大量の資材と機材と共に、彼女の言う通り向こうの許可はきちんと取っているということなのでユノもなら大丈夫かなとそれ以上は言わないが、アーキテクトは

 

「嬉しいけどさ、本当にどうしたの?」

 

「いつかの通信でも言ったと思うけど、競争相手がこうじゃ張り合いがないのよ、だから修復に手を貸してあげる、それにアンタの改良型の素体やゲーガーの修理もしてあげるわよ」

 

正に至れり尽くせり、ここまで言われればアーキテクトもそれ以上、怪しむというのもコイツに悪いよなと考えを改めてから彼女が提示するラボ修復及び改造プランの話を聞くことになる。

 

がその前にゲーガーの修理も行わなければならない、ラボが消失してからゲーガーの修理はヴァニラがIOP人形の設備で行っており、それでも十分だったのだが、やはり鉄血専用のそれに比べるとどうしても劣りが出てしまうとのこと、これは鉄血で科学者をしていたヴァニラも感じてたので、今回ドリーマーの協力でラボの修復が大幅に早まるというのならば大助かりということである。

 

場面移り、ドリーマーをここまで送りに来ていた【エージェント】と【アルケミスト】が一度帰るということで正門に見送りに来ていたナガンとゲーガー

 

「では我々は一度戻ります、またドリーマーを迎えに来る時に来ますね」

 

「あぁ、向こうには感謝の言葉を伝えておいてくれ、それと……」

 

「今朝採れた卵だ、量は十分とはまだ言えないがそれでもよければ是非使ってくれ、それとこれが最近スリーピースがミツバチを探し出して初めた養蜂で得た蜂蜜だ、出来は私が保証しよう」

 

「感謝するが、どこに向かうつもりなんだお前たちは」

 

さぁな、と笑いながら二人に手渡し、彼女等が帰っていくのを見送る。と言うことで今日から急ピッチでアーキテクトのラボの修復が始まった、当初は一月、なんて言っていたがドリーマーが持ち込んだ資材と機材、そしてこの基地で用意してあった資材に機材が合わさったことで劇的な速度上昇を見せ、推定では3日ないし2日もあれば終わるのではという話になっているらしい。

 

更に今回はアーキテクトの新たな、しかも改造が施されているボディも作るらしく、ユノが少し聞いた話だと耐久を底上げ基本性能の上昇等などetc、簡単に言えばエリート化と呼ばれる改造が施されるらしい、もっともドリーマーがそれだけで済ませるとは思っていないアーキテクトは

 

「……む、胸は程々で」

 

「考えておいてあげるわ」

 

ともかく、此処に自分が居ても仕方がないなとユノは二人に言葉を掛けてから今度は特殊戦術室へと足を運ぶ、そこには新たに生まれ変わったナデシコ、【ナデシコYカスタム】というのが本来の呼び名らしい、因みにYはユノと言う意味である。見た目はそこまでの変化はないが内部には大幅な改修が施されており、前身のナデシコとは比べならないものになっているとアーキテクトが語っていた。

 

「さて、今日が初運転だからね、何かしらの異変を感じたら直ぐに教えてよ」

 

「今回ばかりは指揮官さまの安全を第一にさせて頂きますわね」

 

カリーナとヴァニラ、二人の心配そうな声に小さく頷いてからユノはナデシコと接続、電脳空間へとダイブを開始、特にこの段階では異常はなく成功し彼女を迎えたのは、前とは比べ物にならないほどに様変わりしたナデシコ内部、そして彼女に気付いて出迎えたオモイカネは両手を広げて

 

「おかえり指揮官、そしてようこそ新生ナデシコに!」

 

「久しぶりオモイカネ、ここが新しいナデシコ、どう調子は?」

 

「そらもう最高ってやつだよ。あたい自身の性能も格段に上がって、アバターの数、性能、そして何よりも……ナデシコそのモノのシステムの改修、コレが一番の見所だね!」

 

彼女が言わんとしてることは分かるのでユノも笑顔でオモイカネに頷いてからいつもの定位置に着きナデシコのシステムを完全に起動させれば、内部は見慣れたオペレーションルームに変貌するのだが、それでも見ただけで分かるほどの変化が起きていた。

 

まず挙げるとすればオペレーションアバター【オペ子】の大幅な増員、コレに伴い一体一体の性能の急上昇が合わさり一度の処理と通達できる情報が大幅に増え、作戦行動に更に幅が広がった模様。

 

続けて、今回の戦いの反省からナデシコ自体の性能も強化され、キャロル達が使用してきたステルスを看破できる程の監視システムの強化、トゥーマーンのジャミングで通信等が妨害されたことを踏まえて、ナデシコ独自の通信回線の設立、と此処まではアーキテクト達が想定した改修だったのだが、改修の日数が延びた原因は他にある。

 

「でも、良かったのかい?確かに完全同調になればナデシコとのブーストのお陰で戦場の情報は詳細は事細かに見れるようになるし、ルーラーとしての能力を使った指揮下での人形達皆の能力のブーストも出来るようになるけど……」

 

「もう9割は同調してたなら10も変わらないし、そこからのブーストが掛れば今までの問題は殆ど解決できるなら、もう躊躇はしないよ」

 

決意を決めた瞳でそう告げればオモイカネとしてもあまり強くは言えず、更に言えばナガン達も聞かされた上で納得しているので自分がとやかく言うのは間違いかという感情もある。

 

さて、じゃあ久しぶりのナデシコでのお仕事始めようか、と言うタイミングで

 

《こちらカリーナ、指揮官さま、ヘリアンさんから通信が来ました》

 

「ヘリアンさんから?分かった、繋げて」

 

「珍しいかな?なんだろうね」

 

彼女の言葉にそうだねと思いながら映像が繋がるのであった。




という訳で今回のお話次回に続きます、ナデシコのことでもう少し語りたいからね、仕方ないね。

……これ、文字数稼げるの明日の私?
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