それいけポンコツ指揮官とM1895おばあちゃん!!   作:鮪薙

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本日は中華


司令部の今日の夕食

夕方の司令部の食堂、今日そこでは【グリズリー】が【64式消音短機関銃】から料理を習っていた、特に何かがあるということではなくただ暇を持て余して居たのでと言うのがグリズリーの言葉

 

教わっているのは炒飯、これ教わるものなのかと言う料理だがパラパラにしたりすると考えると難易度は上がる、そこで出身が中国である64式に教授を受けることにした

 

「では、まずは材料を切っていきましょうか」

 

「微塵切りだろ?」

 

「はい、ご飯粒と同じくらいのサイズに切り揃えて下さい、そうすることで食感も楽しめ、また炒める際に短時間で均一に火が通るようになりますから」

 

なるほどと慣れた手付きで包丁を扱い材料を言われたサイズに切っていく、因みに二人共エプロン姿である、64式はシンプルな黒の無地、グリズリーは白に熊の柄が描かれたものを着用している、尚、デフォルメされてるやつではない

 

グリズリーが材料を切っっている間に64式は卵を割り溶きほぐしながらチラッと食堂のテーブルを見れば、夕飯時だよねとふらっと現れ二人の調理に興味津々に見てきた指揮官の姿、向こうも64式が見てると気付くと緩い笑顔で手を降ってくるので彼女も振り返す

 

「あ、へへへ」

 

(今日のお客様が指揮官となれば、私も張り切りっちゃいますか)

 

さて、とグリズリーに視点を戻せば丁度材料を切り終えた所、では次ですねとグリズリーに説明を始める

 

「続いて、調味料、切った材料を手に届く範囲に置いて折角ですし中華鍋でやりましょうか、誰が買ったのかは知りませんが……」

 

「64式じゃないのかい?」

 

「えぇ、私には記憶が。92式、63式、もしくは漢陽?それにコンロもそれ用がありますし誰かが作ろうと思ってたのかも知れませんね」

 

今回はそれを有りがたく使わせてもらいましょうとそこでその話は終わったが答えはその三人ではなくそこのニコニコ笑顔で調理を見ている指揮官である

 

過去に一度中華料理に挑戦してみたく買ってはみたが想像より重くて断念、普通にフライパンで作ればいいやとなって今日まで放置されていた、まさか日の目を見るとはなぁと指揮官は呑気に思っている

 

「さて、先ずは油を鍋に敷いて熱し、それから材料を炒め軽く塩コショウで味付けしたら別の皿に移します」

 

鍋を振りながら話、続けて鍋を一旦綺麗にしてから再度温め、十分に熱したら多めの油を引き、中火から強火に間に火を調節したら解いておいた卵を鍋に投入し細かな粒を作るのをイメージしながら卵を炒めていく

 

「ここからはスピード勝負です、のんびりやればパラパラは遠ざかりますからね」

 

「はい!」

 

返事の良いグリズリーに細かな説明をしながらも手は一切止めない、卵が固まりきらない半熟になったら暖かい状態のご飯を入れて木べらで刻むように再度炒める

 

適度に炒め終えたら移した材料と長ネギを鍋に投入、混ぜながら塩、コショウ、酒で味を整えていく、そこでふと指揮官の方を見れば何かを期待する目、それに気付いた64式はフフッと笑ってから鍋を持ってる手に力を入れ

 

「えいっ!」

 

「おおおおお!!!鍋返しだ、すっごい初めて見た!」

 

「間近で見るの初めてだけど迫力すごいねこれ」

 

「見てくれは良いですし混ざりやすいのですがこの火力のコンロじゃない、一般のコンロでやると火力が足りなくて鍋の温度が下がりご飯がくっついちゃいますから注意が必要ですね」

 

一般であればフライパンを使うと思いますから軽く前後に揺する位で十分に混ざりますよと言いながらもう一度鍋返しを成功させる、その度に感動の声を上げる指揮官

 

十分に混ぜ合わせたら、最後に鍋縁から香り付けの醤油を回し入れれば食欲をそそる香りを醸し出す本日の夕食の完成である

 

「はい、五目炒飯の出来上がりです。といった感じに調理方法自体には難しい手順はありません、あとは経験っと言った感じで締めさせてもらいますが大丈夫でしょうかグリズリーさん」

 

「十分十分、勉強になったよ、ありがとうね64式」

 

「いえいえ、またなにかあれば聞いて下さい、私で教えられることでしたら何でも教えますから。さて、じゃあ冷めない内に盛り付けて食べましょうか」

 

「手伝うよ!」

 

意気揚々と席を立ち手伝いを申し出る指揮官、尚、座らされる。テーブルに場面を移し料理も並び、早速レンゲで炒飯を掬う、その時点でお店で出てくるようなパラパラ感にそれだけで指揮官が感動しながら一口

 

塩コショウだけの味付けゆえのシンプルな素材の味、しかしそのシンプルな美味しさがとても良くグリズリーと指揮官は舌鼓を打つ

 

64式も中々に上手く言ったと自負しつつ食べ進め、それなりの量があった一人前を全員はペロッと平らげる

 

「ごちそうさま、美味しかった~」

 

「うん、慣れてないとこう自然な美味しさは出ないよ」

 

「ふふ、お粗末様です。あ、お二人とも杏仁豆腐食べますか?作ってるんですよ」

 

「え、食べる!」

 

「食いつき早いなぁ指揮官。あ、私も頂くよ」

 

では少々お待ちを。杏仁豆腐もこれまた美味しかったと書いて、こうして今日の司令部も平和な夕食は楽しげに終わるのであった




この指揮官、いっつも誰かの作った飯食ってるか闇さらけ出すか受難にあってんな(ワンパターン)

グリズリーの姉御的なキャラも好き、64式の近所のお姉さんみたいな雰囲気も好き……好き……(語彙力蒸発

そろそろ真面目にネタが辛い、あるにはあるけど時期がまだ微妙に先とかストック用とかだから辛い……スチェッキンがなんか商売してるみたいだしコミュ障指揮官に働かすかそれともヘリアンさんの合コンに引っ張り出すか?(外道

今日の炒飯の資料は某衛宮さんたちが料理を作る漫画からです、あれ良いよね試したくなる

風邪で死んでてキャラが脳内で動いてくれないの辛い
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