それいけポンコツ指揮官とM1895おばあちゃん!!   作:鮪薙

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そこは図書室とも資料室とも呼ばれてる


司書さんは今日ものんびり

この司令部には資料室とも図書室とも呼ばれている部屋が存在する、元々はただ書類を一箇所に固めておくだけの部屋であり、それを【FF FN49】や【FMG-9】などの整理が好きだったり書物が好きだったりする戦術人形が暇を見つけて整理をしてたりはしたのだがそれでは当然ながら追いつかずに乱雑になっていたのをそれは良くないと奮起したのが最近配属された【G36C】

 

まず指揮官に書類置き場になっている部屋を資料室としそこの司書を立候補した所、指揮官と副官もそれは非常に助かるので二つ返事で承認、その後は彼女を筆頭に何人かの役員を決めて管理を始めたのが資料室の始まりだった

 

では何故、図書室とも呼ばれるようになったのかと言うと整理をした所スペースがかなり空くことがわかった彼女達は折角だからとカリーナや自身で街に出たり、もしくは任務で訪れた廃墟になった街などから本や書物をサルベージないし購入し区分ごとに分けたのが最初、その後、それを知った戦術人形や指揮官が読みに来たり貸出の管理を始め直ぐに図書室とも呼ばれるようになった

 

そんな資料室が開放されるのは決まって9時から、司書であるG36Cが扉の鍵を開け部屋に入ってからすることは貸し出されている本の日数確認、期限が迫ってるものがあれば自分で声を掛けたり誰かに頼んだりして返却を忘れないようにしてもらう、それが一段落すれば次は今日届く予定の本の確認、そのくらいの時間になると他の戦術人形もやって来る、今日は【FF FN49】と【スターZ-62】が当番らしい

 

「お、おはようございますG36Cさん」

 

「おはようございます!」

 

「おはようございますFN49さん、Z-62さん、今日もよろしくおねがいしますね」

 

揃えば次に行うのは昨日、本部やデータベース、執務室から届けられた書類の整理、その中には機密性の高いものもあるのでそれは司書が責任を持って資料室にある厳重に管理された一角に収められる、大体これで朝の仕事は終わりになり各自自由な時間となっている

 

自由、と言ってもそこは読書好きが集まった空間、全員がそれぞれお気に入りの場所にて本を読み始め誰も何一つ言葉を発しない静かな空間が出来上がる。それが破られるとすれば外部からの介入しか無いだろう、例えば注文していた本が届けばそれの整理やカリーナがデータベースで仕上げた作戦報告書を持ってきたりした時だ

 

「失礼しまーす、作戦報告書届けに上がりました」

 

「あ、カリーナさん、はい確かに受け取りました、最近は多くなってきましたね」

 

「そうですね~、でもそれはちゃんと指揮官が施設を整備してくれてるので苦ではないんですけどね」

 

「指揮官がバッテリーって何に使ってるんだろうって呟いてたのはそれだったのですね」

 

言われるとそうですけど多分あのペーシャちゃんが動かす機械に使ってるんだと思いますよ等の軽い雑談をしてからまたカリーナはデータベースへと帰っていった。それを確認してからG36Cは受け取った作戦報告書をそれ専用の棚へと収める、最近では消耗も若干増えてきて一時期は溢れんばかりあったのだが今では少し隙間が視え始めるくらいにまで減っているのを見て指揮官に報告を上げておきましょうと思ってからまた読書を再開する

 

少し時間が経ってからまた扉が開かれる、今度入ってきたのは【G11】だが彼女は本を借りにきたと言うよりは

 

「おはよう~、おやすみ~」

 

「はい、おやす……え?あ、いや、ああ、いつの間にここも寝床になってたのでしょうか、仕方ないですね、えっと毛布がこの辺りに」

 

流れるように備え付けてあるソファにダイブして気持ちよさそうに寝息を立て始めるG11にG36Cは文句でも言うかと思えばそうではなく毛布を掛けてあげまた読書に戻る、起こしても起きないからと言うのもあるがここまで気持ちよさそうにされると起こせないというのが彼女の本音だ

 

無論、カリーナのように仕事できたり、G11みたいに寝るために来るだけではない、先程も言ったがここでは数は多くないがそれなりのジャンルの本が揃っており、その場で読んだり貸出も行っているのでそれを利用しに来る戦術人形だっている、その利用者の一人がM4A1、彼女は部屋に入ってきてから

 

「これ借りてた本を返却します、それと今大丈夫ですか?」

 

「はい、確かに受けとりました。ええ、大丈夫ですよ、あ、新しい童話ですか?」

 

「いえ、今日はその、占いの本があればと」

 

「占い、ですか?ございますよ、数はあまり多くはありませんがそこの棚に纏めてあります」

 

ありがとうございますとお礼を一つ言ってから彼女はG36Cに教えてもらった棚を物色を始める。それを見た彼女は珍しい注文をされたなと思い彼女を眺めてみれば手に取ったのは【夢占い】

 

(……夢?指揮官を占うためでしょうかね?)

 

真剣な眼差しで読んでるM4を見てそう思い、彼女もまた読書を再開、だがM4は指揮官を占うという訳ではなくこの間見た謎極まわる夢を占いに当てたらどうなるかを確認したかっただけ、因みに当てはまらなかった様子でふぅとため息をついてから本を閉じて童話のスペースに足を運び物色してから一冊を手に取ってから

 

「今日は、これを」

 

「ではこちらにサインを。はい、では期限はまた一週間ですのでご注意くださいね」

 

お礼を言ってから部屋を出ていくM4、結局夢占いがどうしたのだろうと思いながらその後も疎らに来る利用者の相手をしながら一日が過ぎていくのであった。因みにG11は珍しく3時間も睡眠をとってから部屋から退出した




名前が出た他二人殆どセリフ発してねぇな?

何となく司書とか似合いそうな気がするG36Cさん、でもな居ないはずのお姉さんの手伝い始めるのだけは止めて?怖いからね、今頑張って呼んでるから待ってて?
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