それいけポンコツ指揮官とM1895おばあちゃん!! 作:鮪薙
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『報酬全額前払い』様の作品『No Answer』とコラボです!まさかペルシカさんの養子縁組話から向こうの基地と繋がりを作れるチャンスが来るとはこのリハクの(ry
S03地区という名前に覚えがあるだろうか、ユノ達はそれをペルシカから聞いた時直ぐに思い出せた。
いや、忘れろという方が無理だろよねというのがユノの本音である、それくらいにあの一度だけとは言え出会った彼女たちは、そしてS03地区の魔境っぷりは忘れられないほどに印象付けられている。
しかしどうして突然その話をと思われそうだが、それは今回の話の前日、ナデシコ内で何時も通り業務をしている時だった。
「S03の指揮官さんがこちらに?」
《あぁ、今後のために私が少し依頼してね。その依頼内容と報酬の確認でそっちに向かうはずだ》
「えっと、S03……うわ、何だこの魔境!?しかも出てくる噂どれも碌なもんじゃないけど!?」
「アハハ、まぁでもあの基地の人達は悪い人たちじゃないから」
え、何を基準にその判定!?とオモイカネが聞き返してしまうがユノからの判定は覆らない、更に言えば前回来てもらった時に何時になるかわからないが指揮官がお礼に来るとか何とかと聞いたような気がするしと言うことも思い出してから、ペルシカの言葉に了解の旨を伝えてから
「ありがとう、ペルシカお母さん。でも無理しないでね、目の下の隈、ちょっとだけ濃くなってるよ」
《む?そうかな、まぁ倒れはしない程度には抑えるよ、じゃあこの事を向こうにも伝えるから恐らくは明日、遅くとも明後日にはそっちに来ると思うからよろしく頼むよ、じゃあね》
それだけを伝えて向こうからの通信は切れるのだがその瞬間もペルシカから妙に慌ただしい空気を感じ取ったユノはむぅと唸ってから、どうにか彼女の負担を減らせないかと考えてしまう。
が、だからといって浮かぶわけでもないのでとりあえずナガンと前回色々と物資を選定、用意したスチェッキン、それと先ほど報酬の話が出たのだがその時はペルシカ自身が出すから気にしないでれとは言っていたがそうはいかないのがこの基地なので、こちらから出せそうな手札を見せるためにも色々と通信を入れてから、最後に前回危うく殺されかけていたアーキテクトに通信を入れて、今回の話を伝えてみれば
「ってことなんだけど」
《ぜっっったいにラボから出ないし近づけないでくれよ!?》
「あ、うん、分かった、向こうの人達にも伝えておくから……まぁ、トラウマになるよね」
絶対に引きこもり宣言にユノは苦笑を浮かべつつ納得して、また忙しくなるなぁとS地区とD08地区の警戒監視の業務をその日は終え、夜にはペルシカから詳しい日程が、そして準備を挟んで……
当日、もはやP基地では誰も疑問に思わない指揮官と副官自ら正門前待機をしていると、一台の車が到着し中からS03地区から『レン』と名乗った指揮官、その副官である『ネゲブ』前回来た時にあのワザとらしい甘さの飴をくれたその時の代表だった『ナガンM1895』最後に同じくその時に居た一人であり、ユノからの光にダメージを負い、更にはスチェッキンと腹の探り合いの末、彼女に完敗と言わしめた『Five-seven』の四人が降りてくる。
とりあえずお決まりの挨拶を交わし、名前程度の自己紹介、それから寒空の下で長々と話すのは忍びないと早々に執務室に案内してから
「では改めて、ここP基地の指揮官を務めてます『ユノ・ヴァルター』です」
「副官の『ナガンM1895』じゃ、そっちのわしと混同するといかんから副官で良い」
「S03地区で指揮官をしてる『レン』だ」
「副官の『ネゲブ』よ」
こうして落ち着いて挨拶を改めて行いレン指揮官とその副官のネゲブを見て分かるのは手練とか言うレベルではないということ、S03という地区でやっていけるので勿論だが彼女たちを下に見るつもりなんて失礼な思考は毛頭なく、かなり上に見ていたつもりだったのだが実際に見て評価は更に上げた、
それと同時にコレは絶対に物にしないといけないチャンスだというのも理解したナガン、だが隣のユノが上手くやれるかと視線を動かせば、彼女は何と怯んでなかった、これには少々驚いたように目を見開きかける。
(コヤツ、相手の指揮官を見ても笑っておるぞ)
「本日は遠路遥々お越しいただき、ありがとうございます。話はペルシカおか……ペルシカさんから通信で聞いています」
「なら話は早いな、とりあえずこっちでペルシカから聞いてることを話していって大丈夫化?」
「はい、それから報酬や期間等の話で大丈夫だと思います」
ユノの表情に怯んだという感じは含まれてなかった、平時とは少し違うが笑みを浮かべながら向こうの指揮官と会話をこなしていく彼女に今度は驚く表情を隠し通せなかった、恐らくは向こうのネゲブにはバレただろう、幸い向こうのFive-sevenと彼女が何かしでかさないようにと付いて行ったナガンM1895はこの場には居ないということくらいだが何の慰めにもならない。
と、此処まで書くとユノがあれから目まぐるしい成長を~っと思えなくはないのだが彼女の心の中は割と一杯一杯だった、だがそれでも交渉という席に今後も自分が座るということが多くなるはずと実はナガンには秘密で様々な人形から交渉術という物を会得していたのだ、が
(ま、全く上手く行く感じしないんですけど!?)
本音を言えばナガンの方が絶対に上手くやってけると思うんですよ私!と声を上げたいくらいにガッチガチに緊張しており、向こうの指揮官と上手く会話しているように見えるコレも実は何とか脳内でそれらしい練習場面を思い出して即座に組み替えて答えているだけという現実。
そして、言ってしまうとレン指揮官にはその緊張は普通に見抜かれている、そもそもにして対人とこういった席でのやり取りの経験値が違いすぎるのもあるので隠し通せるはずがないのだが。ついでに言えばP基地のナガンも流石に気付いた、結構一杯一杯だということを、なので丁度会話が途切れたタイミングで先ほどのやり取りから疑問に思った所を代わりに突くことにした。
「しかし、具体的な長さか……」
「ペルシカからは最低でも二人のの出産までは、とは聞いているが」
「そうですね、あ、でもその後もこの関係は欲しいかもしれません」
「あら、関わる期間が長いと外聞に響くわよ?」
ネゲブの言葉もご尤もなのだがその点に関してはユノもナガンも問題ないと思っている、何故ならば
「この基地も似たような感じですから大丈夫ですよ」
「そっちには負けるが此処も言われたい放題じゃよ、だからこそお主らと繋がりを持ちたいと言っておるのじゃ」
どうやら、執務室のやり取りはまだまだ続きそうだ、そして時同じくしてこの基地のとある一角、そこで
「……」
「……」
「なぁオイ聞け、俺を抱き抱えたまま見つめ合うな!」
「まぁまぁ、ほれ、飴食べるか?」
これはキャロル一人を生贄に捧げた、二匹のうさぎの話である。
一話で書ききれなかったし、向こうの指揮官とネゲブさん喋ってないしで酷いっすねコレ(白目)明日も頑張るぞい
あ、なにか指摘あれば速攻直しますはい、すみませんはい(土下座