それいけポンコツ指揮官とM1895おばあちゃん!!   作:鮪薙

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キャロルちゃんはずっと抱えられていた模様。


彼女の目から見ればいい人達な基地との交流 Session2

何故P基地のFive-sevenとS03のFive-sevenが見つめ合っているのか、それは少し前、執務室でユノ達が依頼内容の確認等を始めた頃、客人が来るとは聞いていたが別に何時も通りで良いだろうとジャージに白衣姿で過ごしていた、ユノからの話で彼らはラボには来ないと聞いていたので、では一日篭もっているか、そんな風に平穏に一日を過ごす……筈だった

 

始まりはラボの呼び鈴、誰か来たのは確かなのでと作業の手を一旦止めてから扉を開ければニコニコ笑顔のFive-seven、キャロルは即座に閉めようとして失敗し、ハァとため息を吐きながらラボに戻ろうとするもスルリと彼女はキャロルの前に現れてから、その普段着の姿を見て

 

「やっぱりジャージなのね……駄目よ、お客様が来てるのにそんな姿してたら」

 

「別に構わんだろ、俺がそいつらに会いに行くわけでもないのだからな」

 

「そうかしら、指揮官とキャロルちゃんとノアちゃんはこの基地の特異点、恐らくは顔合わせくらいは呼ばれると思うわよ?」

 

「ふむ、それはあり得るかもしれ……おい、何度言わせれば分かる、勝手に上がって服を漁るな」

 

Five-sevenの確かな言葉にキャロルが納得している隙きに彼女はラボに上がり込み、慣れた様子でクローゼットを開いてジャージ少女に合う今日の服を探していく、因みにキャロルの言葉通り、何もこれが初めてではない、ジャージが基本だと分かってから何度もこうして上がりこんでは彼女を着せ替えさせている。

 

そして当然ながらキャロルの今の言葉を聞いてFive-sevenが手を止めるわけもなく、クローゼットから白の長袖のシャツに紺のロングスカートというシンプルでありながらお嬢様という雰囲気を醸し出させる物に結局は着せ替えられ、コレで満足するかと思えば、さも当たり前のように背後から抱き抱えられて基地を散策させられることに、そして

 

「あら?」

 

「あら、あらあら」

 

ウサギとウサギが出会ってしまった……そして前回のラストに繋がる、つまりはキャロルは見事に巻き込まれただけである、なのでやるなら二人で勝手にやっててくれと思うのだがP基地のウサギは腕の力を緩めるわけもなく彼女を抱き抱えたままでS03のFive-sevenの事を観察するように見つめている。

 

対して向こうも同じ様な視線をP基地のウサギに送っており、この睨み合いは暫く続きそうじゃなと思ったS03のナガンが抱き抱えられ、ついさっき飴を与えたキャロルを見つめるのだが

 

(まるで少し前の此処の指揮官を見ている様じゃな、双子か?いや、さっきもう一人同じ顔を見たな、つまり三つ子か?)

 

「……コレは丁度いい甘さだな、ただ俺で丁度良いということは、他の者が食べたら甘すぎるというやつか」

 

「む?何じゃ気に入ったのか、呵々味の好みはここの指揮官と同じなのじゃな」

 

つまりあの妹はこの甘さを好むということにキャロルは何とも微妙な表情を晒している間に二人のウサギはあの無言の観察と見つめ合いに何を感じ取ったのか合わせるわけでもなくニコリと同時に笑みを浮かべて

 

「貴女とはいいお話ができそうね」

 

「えぇ、ちょっと互いにもう少し語らないかしら、時間はまだあるでしょ?」

 

勿論とS03のFive-sevenが答えてから二人は近くのベンチに座るのだが勿論その間もキャロルはP基地のウサギに抱き抱えられたままであり、彼女はジタバタと暴れながら

 

「おい、待てオイ、なんで俺を抱えたままベンチに座って語ろうとしてる、開放しろ、今すぐにだ」

 

「嫌よ、話したらラボに戻っちゃうじゃない、それにほら、他の基地のお話は貴重よ?」

 

何ともらしいことを言っているがつまりは離したくないだけである、これにはS03のナガンもご愁傷さまと言わんばかりの目をしてから連れが暴走しないかの監視のために彼女も座り、語り合いが始まった。

 

と言っても本当になんてことのない雑談、気の合う友人同士のそれであり、しかし忘れてはいけないこの二人は色々とヤバいウサギ、もといエロウサギなのであり

 

(聞いてるこっちはどう反応すれば良いんだコレ)

 

(全くじゃ……)

 

そんな内容の雑談だったらしい、因みに内6割にユノのことについてもP基地のウサギは語っていたとか何とか、そんな噂の彼女は先ほどと変わらずに執務室にて最後の確認を行っていた。

 

依頼内容については、この基地からは何かということはなく、主にペルシカからの依頼になりそうだということ、恐らくはユノとクフェア両名の妊娠が周囲に悟られ、不穏な動きが会った場合のカウンターと言う役割だということ。

 

依頼期間については設けなかった、正確にはペルシカからのは二人の出産から少しするくらいまで、P基地とは半ば同盟のような繋がりを維持し続けるという内容に収めたのである。これにはS03のネゲブがユノ達が用意した書類を改めて読みながら

 

「改めて確認だけど、本当に良いのね?」

 

「はい、書類の内容が全てです、そちらという大きな存在との繋がりに対して私達からは定期的な物資の援助、そちらが人手が必要という場合の派遣、ナデシコと情報部による情報支援、あ、こっちは定期的の方が良いのかな」

 

「呵々、遠慮するなよ?わしらはそれほどお主らを買っているのじゃ」

 

「俺達をそこまで買っていいものなのだろうかね?」

 

レン指揮官が書類を読みながら苦笑しつつ言えば、呵々とまた笑いコーヒーを一口飲んでから、スゥっと目を細めて

 

「必要なのじゃよ、S03との確実な繋がりと言う物が。お主らは言ったな、自分たちは関わるだけで外聞が悪くなるほどの存在であると、寧ろその影響力の高さが好都合なのじゃよ」

 

そう、好都合なのだ。ペルシカの依頼で彼らが動き、そして次いでこの基地が繋がりを持ち動くようになった、その事実が。そうすれば不穏な動きを見せようとしていた存在は、ペルシカがあのS03に依頼を飛ばした、それはつまり他にも、それこそもっと他の強大な存在にも飛ばしていると考えるだろう。

 

「そうとなれば動きが鈍る、リターンに対してリスクが跳ね上がるからな。指揮官達に手を出しペルシカの技術を好きに出来ても返ってくるリスクは自分たちが擦り殺されるかもしれない、とな」

 

「利用しようって訳ね、高く付くわよ?」

 

「分かってます、だけどペルシカお母さん……コホン、ペルシカさんを守るためには惜しくない出費ですから」

 

真剣な眼差しでそう告げてから、残りの確認と軽く雑談を交わし、それから少しすれば扉が開き、S03のFive-seven、ナガン、そしてP基地のウサギと抱えられているキャロルと空中哨戒から戻ったノアの姿

 

「んだよ話って……誰?」

 

「はぁい、キャロルちゃん連れてきたわよ~」

 

「降ろせ、いい加減降ろしてくれ」

 

三つ子だったとはなぁ、レン指揮官のそんな呟きが執務室に響くのであった




これにてコラボ回は終了なのですが、何か本当に申し訳ない、上手く書けなかったです……うぅむ、実力不足がこうも目立つと辛いのである。

でもきっと向こう様がうまく書いてくれるって!(焼き土下座)

因みに本日のキャロルちゃんの服装は棒騎士王の私服です、はい
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